オウンドメディアでメルマガを活用するメリットとは?ポイントや成功事例を紹介

オウンドメディアとメールマガジン

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この記事でわかること
  • オウンドメディアでメルマガを活用するメリット
  • オウンドメディアでメルマガを活用するポイント
  • 成功事例
伊藤寛規

この記事の著者伊藤 寛規

月間5,000万PV越えのWebメディア「mybest」でコンテンツ制作責任者を経験。「転職サイト」「マッチングアプリ」「退職代行」「動画配信 おすすめ」「クレジットカード」など、日本最難関クラスのキーワードで検索上位獲得した実績多数あり。

オウンドメディアと絡めたマーケティング手法のうち、特に多くの企業が取り組んでいるメールマガジン。

オウンドメディアとメルマガを組み合わせることで、これまで取り逃がしていた顧客にもアプローチできるため、上手に活用すればさらに事業を成長させることができるかもしれません。

しかし、これまでオウンドメディア運用をしつつも、メルマガ配信を行ってこなかったメディア担当者のなかには、以下のように悩んでいる方も多いでしょう。

「オウンドメディアとメルマガってそもそもどのように組み合わせるの?」
「オウンドメディアでメルマガを活用する理由って何?どんな効果があるの?」
「メルマガで成果を出すためのポイントは?」

そこで本記事では、オウンドメディアにおいてメルマガを活用するメリットやポイント、配信時の注意点や成功事例まで詳しく解説します。

オウンドメディアでのメルマガの活用にお悩みの方は、ぜひ最後までチェックしてください。

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目次

オウンドメディアとメールマガジンの関係性

そもそもオウンドメディアとメールマガジンは、以下のようにそれぞれ独立したマーケティング手法としても用いられています。

オウンドメディアとは企業が自社で持っているメディアのこと。コーポレートサイトや情報メディア、ブログなどの種類があり、集客・ブランディング・認知拡大・採用まで、さまざまな目的で運用される。
メールマガジンとは会員登録やメルマガ登録をしている顧客に対してメールで送信するマガジンのこと。自社の最新情報や限定コンテンツなどを配信することで、顧客との関係構築やナーチャリングにつながる。

オウンドメディアは、ブランディングや認知拡大、SEOによる集客などを目的として運用されることが多く、どちらかというと「大勢のユーザーに自社の商品・サービスを知ってもらうための入り口」としての役割があります。

一方、メールマガジンは既存顧客や見込み顧客に限定してアプローチするため、購買意欲の低い顧客を育成して顧客化したり、顧客をファン化したりするのに有効です。

オウンドメディアとメールマガジンは、組み合わせて活用することでより効果的に集客やナーチャリングを行うことができます。そのため、現在ではオウンドメディアを運用する多くの企業が、積極的にメールマガジンの配信に取り組んでいるのです。

オウンドメディアでメルマガを活用する6つのメリット

ここからは、オウンドメディアでメルマガを活用するメリットとして、以下6つを紹介します。

  • オウンドメディアからメルマガ登録へつなげられる
  • メルマガからコンテンツへの流入に期待できる
  • 顧客をファン化しやすい
  • 顧客のナーチャリングができる
  • 「メルマガリスト=顧客リスト」として活用できる
  • 少ない予算で始めやすい

それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう。

オウンドメディアからメルマガ登録へつなげられる

オウンドメディアでメルマガを活用する1つ目のメリットは、オウンドメディアで集客したユーザーをメルマガ登録に誘導できる点です。

そもそもメルマガは、ユーザーに会員登録やメルマガ登録をしてもらわないと配信をしても意味がありません。
そのため「メルマガ機能を作ったのに配信対象が全然いない…」という状況に悩む方も多いでしょう。

その点、オウンドメディアである程度の集客ができている場合は、メルマガ登録への導線を設置するだけで登録者数が増え、メルマガ配信による効果を得やすくなります。

メルマガ単体で集客するのではなく、オウンドメディアの集客力を利用することで、効率的に運用が可能です。

メルマガからコンテンツへの流入に期待できる

オウンドメディアにメルマガ機能を実装することで、メルマガ経由でのオウンドメディアへの流入増加も期待できます。

オウンドメディアの流入は自然検索経由(Google検索など)がメインのため、最新情報やキャンペーン情報など、そもそもの検索ボリューム(検索回数)が少ないキーワードでコンテンツを作っても、多くの流入は期待できません。

そのため、本来は顧客にとって有益なはずの最新情報やお得情報が閲覧されることなく放置されてしまうこともあるのです。

その点、メルマガで最新情報やお得情報などを配信すれば、SEOでは流入を得づらいコンテンツにも流入を見込めるでしょう。

このように、オウンドメディアとメルマガを組み合わせることで、オウンドメディアだけでは集客が難しいコンテンツも有効活用できるのです。

顧客をファン化しやすい

顧客をファン化しやすいのも、オウンドメディアでメルマガを活用するメリットです。

メルマガでは、登録者限定のお得情報やお役立ちコンテンツなどを配信することで「登録しないとわからない特別感」を演出できるため、顧客との長期的な関係を築き、ファン化することができます。

また、ユーザー参加型のコンテンツをメルマガで配信することで、顧客との距離を縮めることも可能です。

顧客のナーチャリングができる

メルマガに登録してもらうことで、顧客のナーチャリングができるのもオウンドメディア×メルマガ活用の大きなメリットです。

ナーチャリングとは、見込み顧客を育成するマーケティング手法のことを指します。

メルマガに登録した当初は購入意欲が低くても、メルマガによって長期的にアプローチすることで徐々に購買意欲が上がり、最終的にコンバージョンへつなげることが可能です。

新規顧客にアプローチするよりも、既存の見込み顧客へアプローチするほうがかかるコストが低いため、メルマガをうまく活用することで効率的にコンバージョンを増やせる可能性があります。

「メルマガリスト=顧客リスト」として活用できる

オウンドメディアで集めたメルマガ登録者リストは、そのまま顧客リストとして活用することができます。

例えば、登録者リストを営業部へ共有することで、新商品・新サービスの売り込みにも使用可能です。

すでに自社の商品やサービスに興味がある顧客なら、全くの新規顧客よりも効率的に営業活動ができるでしょう。

そのほか、新商品や新サービスを開発する際に、メルマガ登録者に向けてアンケートや先行レビューを依頼することもできます。

このように、メルマガ登録者のリストはマーケティングはもちろん、営業や商品開発などのさまざまなシーンで役立つでしょう。

少ない予算で始めやすい

メルマガは、SEOや広告運用などと比べると少ない予算で始められるのもメリットです。

メルマガ配信にかかる主な費用には、具体的に以下のようなものがあります。

項目費用
メルマガ配信システム数千円~1万円程度/月
メルマガ用コンテンツ作成数千円~数万円

メルマガ配信システムは月額で費用がかかるものの、そこまで高額ではなく、新規営業や広告出稿などと比べるとかなり費用は低めです。

また、コンテンツ作成についても、すでにオウンドメディア内にあるコンテンツを利用すれば、新たに費用がかかることはありません。

ホワイトペーパーなどの限定コンテンツを作成する場合は別途費用がかかりますが、それでもSEO対策などに比べると、手軽に始めやすいといえるでしょう。

オウンドメディアにおけるメルマガ活用例4選

ここでは、オウンドメディアでメルマガを活用する際にどんな内容のメールを配信すればよいのか、具体的な活用例を紹介します。

メルマガの具体的な活用例4選
  • ホワイトペーパーや限定コンテンツの提供
  • ステップメールの配信
  • 最新情報やお役立ち情報の配信
  • セミナーやイベントの案内

それぞれの活用例について、詳しく見ていきましょう。

ホワイトペーパーや限定コンテンツの提供

ホワイトペーパーや限定コンテンツは、代表的なメルマガの配信例です。

自社ならではのノウハウなどをまとめたコンテンツを配信することで、「登録しないとわからない」という付加価値を生み出し、より多くのユーザーの登録・集客につなげることができます。

また、定期的にノウハウを発信することで、自社の信頼性や権威性の向上にも効果を期待できるでしょう。

配信したコンテンツで見込み顧客の信頼を獲得できれば、結果としてコンバージョンにもつながる可能性があります。

ステップメールの配信

メルマガでは、顧客のナーチャリングのために「ステップメール」というメールマーケティング手法もよく用いられます。

ステップメールとは、顧客のニーズや状況に応じて段階的にメールを送信し、徐々に商品購入へとつなげるマーケティング手法のことです。

例えば、自社のメルマガに登録した顧客に対して、以下のような順番でメールを送信します。

  1. メルマガ登録に対するお礼のメール
  2. 自社の導入事例や成功事例、他社との比較などの資料をまとめたメール
  3. ほかの顧客から好評の資料をまとめたメール
  4. 無料プランやトライアルに関する案内メール
  5. 無料相談やセミナーに関する案内メール

このように、最初は成功事例や他社との資料などで自社のメリットを訴求し、その後徐々に無料トライアルやセミナーなどへ誘導することでナーチャリングが可能です。

ただし、ステップメールでナーチャリングを行うには、シナリオ設計や専用のコンテンツが必要です。また、顧客を分析して送信対象を限定するなど、通常のメルマガ配信よりも多くの手間がかかる点に注意しましょう。

最新情報やお役立ち情報の配信

自社や業界に関する最新情報やお役立ち情報も、メルマガと相性が良いコンテンツの一つです。

特に、流行の移り変わりが激しい業界や、季節ごとにニーズがあるビジネスの場合、最新情報を適切なタイミングで配信することで、コンバージョンの獲得につなげることができます。

また、定期的に業界に関するお役立ち情報を配信することで、顧客がメルマガを見ることが習慣化され、長期的な目線でのナーチャリングにも効果的です。

セミナーやイベントの案内

自社でセミナーやイベントを開催している場合は、メルマガで開催案内を配信するのがおすすめです。

セミナーやイベントは、顧客と接することができる貴重な機会ですが、開催していること自体が知られないと、参加者は集まりません。

また、新規顧客がセミナーに参加するよりも、すでに自社のことをしっている顧客が参加するほうがハードルは低いので、参加者を効率的に集めるのにも有効です。

なお、セミナーに参加してくれた顧客に対して後追いのメールを送信することも忘れないようにしましょう。セミナー参加後に無料相談やトライアルの案内を送ることで、コンバージョンへとつながる可能性が高くなります。

オウンドメディアのメルマガ配信で成果を出すためのポイント

オウンドメディアのメルマガ配信には、さまざまな活用方法がありますが、メルマガを配信していればなんでもよいというわけではありません。

成果を出すために、以下の5つのポイントを意識しましょう。

  • 質の高いコンテンツを配信する
  • 迷惑メール判定の対策をする
  • 多すぎず、少なすぎない配信頻度を意識する
  • 過度な売り込みは避ける
  • メルマガの作成ポイントを抑える

ここからは、それぞれのポイントについて詳しく解説します。

質の高いコンテンツを配信する

メルマガでは、質の高いコンテンツを配信することが非常に大切です。

質の高いコンテンツというと当たり前のように感じるかもしれませんが、意外とこれができていない企業は多いです。

特に、他の企業でもわかるような当たり障りのないコンテンツを配信したり、そもそも情報が間違っていたりする場合、メルマガで集客・ナーチャリングをするどころか、自社の信頼性を損なうリスクもあります。

配信するコンテンツの質にこだわり、自社でしか提供できない情報を提供することを心がけましょう。

迷惑メール判定の対策をする

メルマガ配信においては、迷惑メールと判定されないための対策も必要です。

Gmailなどのメールツールでは、迷惑メールを自動で判定しているため、自社のメルマガが迷惑メールとして判定されてしまうと、せっかく作成したコンテンツも無題になってしまいます。

メルマガが迷惑メールとして判定されないためには、件名や内容について以下のような点に注意しましょう。

  • 件名が空欄の状態で送信しない
  • 不適切なワードを使用しない
  • アフィリエイトリンクやセキュリティレベルの低いサイトへのリンクは貼らない
  • 短縮リンクを使用しない
  • 過度な煽り文句や表現を使用しない

また、メールの送信元について、SPG(Sender Policy Framework)やDKIM(DomainKeys Identified Mail)といったドメイン認証を受けることも大切です。

送信元がなりすましではなく、正当な送信者であることを証明することで、迷惑メールとして判定されるリスクを回避できます。

多すぎず、少なすぎない配信頻度を意識する

メルマガを配信する際は、配信頻度にも注意しましょう。

日ごろからメールを使用していて、毎日のようにメルマガが届いてうんざりした経験はありませんか?過度なメルマガ配信は、せっかくメルマガ登録をしてくれたユーザーが離れてしまう原因になるため、特に注意が必要です。

また、配信頻度が少なすぎるとユーザーの興味が途切れてしまい、メルマガの効果が半減してしまう可能性もあります。

SmartMailの調査によると、メルマガの平均配信頻度は月に1通~4通程度と答えた企業が最も多く、メールの開封率が最も高かったのは月に5通~8通のメルマガを配信している企業でした。

コンテンツやメールの内容によっても開封率は上下しますが、メルマガの効果を最大化するためには週に1通~2通程度を目安に配信頻度を調整するとよいでしょう。

過度な売り込みは避ける

メルマガで成果を出すためには、過度な売り込みを避けることも大切です。

メルマガは、顧客との長期的な関係性を築くのが目的であり、短期的なコンバージョンを獲得するのには向いていません。過度に売り込みをしたり、過剰な煽り文句や表現を使用したりすると、顧客は「しつこい」と感じて離れていってしまいます。

メルマガ施策を行う際は、顧客にとって本当に役に立つコンテンツや情報は何かをよく考え、長期的な視点を持って取り組みましょう。

メルマガの作成ポイントを抑える

メルマガで成果を上げるには、メルマガ作成のポイントを押さえることも重要です。

具体的には、以下のポイントを意識してメールの内容を作成しましょう。

  • メルマガのターゲットを決める
  • メルマガによって顧客にどうなってほしいのか(目的)を決める
  • わかりやすい件名と本文を作成する
  • 説得力がある内容を心がける

また、本文を作成する際は、以下のPREP法やSUCCESsの法則のような文章作成手法を用いるとよいでしょう。

PREP法以下の4点を押さえた文章作成方法。
わかりやすい文章を作成したいときにおすすめ。
【PREP法の4つのポイント】
①Point(結論):文章の最初で結論を述べる」
②Reason(理由):結論に至った理由を説明する
③Example(具体例):わかりやすい具体例を挙げる
④Point(結論):最後にもう一度結論を説明する
SUCCESsの法則以下の6点を押さえた文章作成方法。
顧客を惹きつける文章を作成したいときにおすすめ。
【SUCCESsの法則の6つのポイント】
①Simple(単純性):誰でも理解できる内容であること
②Unexpected(意外性):驚きを与える内容であること
③Concrete(具体性):具体的なデータで説明すること
④Credible(信頼性):情報に根拠を持たせること
⑤Emotional(感情性):感情に訴えかける表現を使うこと
⑥Story(物語性):情報にストーリー性があること

オウンドメディアでメルマガを活用する際の注意点

オウンドメディアにおけるメルマガ活用には、さまざまなメリットがありますが、実際に取り組む際にはいくつか注意しなければならないポイントがあります。

  • メルマガ配信が向いていない企業もある
  • セキュリティ対策や個人情報の管理を徹底する

それぞれの注意点について、以下で詳しく見ていきましょう。

メルマガ配信が向いていない企業もある

オウンドメディアでメルマガを活用する前に、自社のビジネスとメルマガ配信の相性を確認しましょう。

なぜなら、事業内容によってはメルマガとの相性が悪く、あまり効果が得られない可能性があるからです。

例えば、以下のような法律に関するBtoCオウンドメディアを運営している場合を例に見てみましょう。

メディアで発信する内容・法律コラム
・法律相談窓口の紹介
コンバージョンポイント・法律相談の予約
メルマガで配信する内容・法律コラム
・法律改正情報など

上記オウンドメディアの場合、ユーザーが法律に関して悩んだり、相談したいと感じたりするタイミング(=コンバージョンにつながるタイミング)は「実際に法律トラブルに巻き込まれたとき」です。

そんなユーザー向けに、日ごろからメルマガを配信しても、実際に法律トラブルが発生するまではコンバージョンにはつながらず、メルマガ自体の効果はあまり感じられないでしょう。

また、一度コンバージョンしたユーザーに向けてメルマガを配信し続けても、再び法律トラブルが発生するまではコンバージョンにはつながりません。

オウンドメディアのメルマガが効果を発揮するのは、興味を持ってから購買や申し込みまでの検討時間があるビジネスです。具体的には、コンサルやMAツールなどのBtoBサービスなどが挙げられます。

メルマガ配信を開始する前には、自社のビジネスとメルマガの相性を見極め、本当に取り組むべきかどうか、よく検討してください。

セキュリティ対策や個人情報の管理を徹底する

オウンドメディアでメルマガを配信する際は、セキュリティ対策や個人情報の管理にも注意しなければなりません。

社内で個人情報の扱いを徹底し、情報漏洩や不正利用につながらないようにしましょう。また、収集した個人情報をマーケティング以外の目的(営業リスト販売など)で利用することも当然NGです。

ユーザーに対してメルマガ登録を促す際は、個人情報の利用目的を明確にし、それ以外の用途で使わないことを明記しましょう。

オウンドメディア×メルマガ活用の成功事例

最後に、オウンドメディアでのメルマガ活用の成功事例を3つ紹介します。

それぞれ、実際に届いたメルマガを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

北欧、暮らしの道具店|株式会社クラシコム

北欧、暮らしの道具店は、株式会社クラシコムが運営するECサイト・オウンドメディアです。「フィットする暮らし、作ろう」をコンセプトに、さまざまな商品を販売しています。

北欧、暮らしの道具店では、メルマガに登録すると以下のようなメールが定期的に届きます。

北欧、暮らしの道具店のメルマガ例
北欧、暮らしの道具店のメルマガ例

社内で撮影した写真を使用し、商品の魅力を伝える内容が特徴です。また、メール内には商品購入ページへのリンクが設置されており、興味を持ったユーザーがコンバージョンしやすい工夫がされています。

オウンドメディアURLhttps://curama.jp/magazine/
運営企業株式会社クラシコム
メルマガ配信コンテンツ商品レビュー・スタッフコラム・季節や利用シーンの特集・ラジオ・動画コンテンツなど

くらしのマーケット|みんなのマーケット株式会社

くらしのマーケットは、ハウスクリーニングや家事代行、引っ越しなどのさまざまなサービスを予約できるポータルサイトです。業者から個人までさまざまなサービス提供者が登録しており、金額やサービス内容を比較しながら、好きな業者・個人へ依頼することができます。

くらしのマーケットでは、メルマガに登録すると以下のようなメールが定期的に届きます。

くらしのマーケットのメルマガ例
くらしのマーケットのメルマガ例

季節や特定のトピックをテーマに、おすすめのサービスが紹介されており「ちょうどそれに困ってた!」と感じさせるような内容が特徴です。

そのほか、引っ越しガイドブックなど、引っ越しサービスを提供しているからこそのノウハウなどの情報も見られます。

オウンドメディアURLhttps://curama.jp/
運営企業みんなのマーケット株式会社
メルマガ配信コンテンツ季節の特集、お役立ちコンテンツなど

弥生株式会社

弥生株式会社は「やよいの青色申告オンライン」や「弥生会計オンライン」などの、クラウド会計ソフトを提供するBtoB企業です。

無料プランを含め、サービス利用者には以下のようなメルマガが定期的に届きます。

弥生株式会社のメルマガ例
弥生株式会社のメルマガ例

確定申告などの忘れがちな手続きについて、リマインドをしてくれたり、具体的な進め方を説明した動画を添付してくれたりと、顧客にとって役立つ情報がたくさん盛り込まれています。

「弥生を使えばそんなに簡単なら有料プランにしてみようかな…」と思わせるようなコンテンツで、顧客のナーチャリングやコンバージョン獲得に貢献していることがうかがえます。

オウンドメディアURLhttps://www.yayoi-kk.co.jp/
運営企業弥生株式会社
メルマガ配信コンテンツ会計関連のお役立ち情報、動画コンテンツなど

まとめ

本記事では、オウンドメディアにおけるメールマガジンの活用メリットやポイント、注意点や成功事例などを詳しく紹介しました。

オウンドメディアとメールマガジンは非常に相性が良く、組み合わせて活用することでさらなるコンバージョン獲得につながる可能性があります。また、質の高いコンテンツを配信すれば、企業自体のブランディングや信用性、権威性の向上にもつながるでしょう。

ただし、メルマガを配信する際は自社のビジネスとの相性を確認するほか、個人情報の取り扱いなど、一部注意すべき点もあります。必要に応じてプロにアドバイスを求めながら、適切に運用することを心がけましょう。

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この記事を書いた人

1997年生まれ。SEOマーケター。
月間5,000万PV越えのWebサービス「mybest」でコンテンツ制作責任者を経験後、弁護士ポータルサイト「ベンナビ」のSEO担当として、コンテンツSEOやテクニカルSEO、新規メディア立ち上げ、CVR/CTR改善などに携わる。ユーザーファーストとSEO最適化を両立したコンテンツ制作が得意。