- 共起語の意味
- 共起語のSEOにおける効果や重要性
- SEO対策における共起語の活用例
- 共起語の調べ方

この記事の著者:伊藤 寛規
月間5,000万PV越えのWebメディア「mybest」でコンテンツ制作責任者を経験。「転職サイト」「マッチングアプリ」「退職代行」「動画配信 おすすめ」「クレジットカード」など、日本最難関クラスのキーワードで検索上位獲得した実績多数あり。
SEOやコンテンツマーケティングに取り組むなかで「共起語」という言葉を聞いたことはありませんか?
「共起語はSEOで重要」「共起語を意識したコンテンツを作るべき」といった情報も多いですが、実際のところどうなのかがわからず悩んでいる方もいるはずです。
そこで本記事では、共起語とは一体何なのか、SEOにおける効果や活用例、共起語の調べ方まで詳しく解説します。
また、共起語よりも重要なSEO対策についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- 狙ったキーワードで検索上位がとれていない
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共起語とは?
共起語(きょうきご)とは、ある特定のキーワードをもとにコンテンツを作成した際に、一緒に使われることが多い語句のことを指します。
例えば「コンテンツSEO」というキーワードの共起語は、以下の通りです。
コンテンツSEOの共起語(一部抜粋)
順位、作成、選定、キーワード、自社、競合、無料、資料、ツール、Google、Web、評価、上位、集客、ユーザー、マーケティング、分析、手順、SEO
共起語は、検索エンジンが「その記事が何について書かれたものなのか」を判断するために使われているとされています。なぜなら、検索エンジンは人間のように文章の意味を理解するのではなく、一緒に使われる単語の意味を分析して、記事の内容を把握しているからです。
上記の例でいえば「コンテンツSEO」についての記事では、「順位」「作成」「選定」「キーワード」といった語句を含んだ記事のほうが、より「コンテンツSEO」というテーマ性が強いと判断されます。
しかし、共起語はあくまでも「上位表示されている記事はキーワードと一緒にこの語句を含んでいることが多い」という傾向でしかありません。「共起語を多く含んでいる=検索上位に表示される」というわけではないので注意しましょう。
共起語とサジェストワードの違い
共起語と似た用語として、サジェストワード(サジェストキーワード)があります。
サジェストワードとは、Googleの検索窓に検索語句を入力した際に表示される「入力した検索語句と一緒に検索されやすい語句」のことです。

例えば、検索窓に「コンテンツSEO」と入力すると「コンテンツSEOとは」「コンテンツSEO テクニカルSEO」などのサジェストワードが表示されます。
これは「コンテンツSEO」と検索したユーザーが、その後「とは」や「テクニカルSEO」といった語句を足して検索するケースが多いため、Googleが先回りして「検索したいのはこっちではないですか?」と提案してくれているのです。
ユーザー目線でいえば、サジェストワードがあることで自分の求める情報にいち早くアクセスすることができます。
反対に、コンテンツ作成者の目線からいえば、、サジェストワードを意識してコンテンツを作成することで、ユーザーのニーズに先回りすることが可能です。そのため、サジェストワードはSEO対策においても重要な要素とされています。

サジェストワードと共起語はそれぞれ違う意味を持ちますが、サジェストワードは「メインのキーワードと一緒に検索されやすい語句」という特性上、共起語と一致しやすいことも覚えておきましょう。
共起語と関連キーワードの違い
共起語と似たもう一つの用語として、関連キーワードがあります。
関連キーワードとは、その名の通り「検索語句に関連するキーワード」のことです。
Googleは、ユーザーの検索語句や検索結果に表示されるコンテンツの内容を分析し、関連キーワードに反映しているとされています。

ユーザーからすると、一度検索したものの答えが見つからなかった際、関連キーワードから自分の知りたいことに近いキーワードを選んで再検索できるので、知りたい情報へアクセスしやすくなります。
反対に、コンテンツ作成の目線でいえば「関連キーワード=ユーザーの再検索キーワード」ともいえるため、ユーザーに再検索をさせないためには、関連キーワードに関する内容を含んだコンテンツを作成することが重要です。
また、関連キーワードをよく分析することで、ユーザーニーズの深堀りもできるでしょう。

Googleでは「ユーザーが知りたい情報にすぐにアクセスできること」を大切にしています。そのため、関連キーワードでユーザーニーズを把握してコンテンツに反映し、ユーザーに再検索をさせないことが重要です。
共起語はSEOで重要って本当?どこまで気にするべき?
結論からお伝えすると、共起語に直接的なSEO効果はありません。
なぜなら、共起語はあくまでも「上位表示されている記事はキーワードと一緒にこの語句を含んでいることが多い」という傾向であり、「共起語を多く含んでいるから検索上位に表示されている」という因果関係ではないからです。
そのため、共起語をたくさん盛り込んだコンテンツを作ったり、特定の単語を共起語に置き換えたりといったSEO対策にはあまり意味がありません。
共起語は、あくまでも検索上位のコンテンツの傾向を把握したり、どんな内容に触れているかのヒントにしたりと、補助的な活用をするにとどめましょう。
SEO担当者の共起語に対するリアルなイメージ
ここでは、弊社のトップSEOコンサルタント2名の共起語に対するリアルなイメージを紹介します。
現場では共起語に対してどんなイメージがあるのでしょうか。ぜひ参考にしてください。

SEO対策をしているとよく聞く共起語ですが、実は弊社のコンテンツ作成では共起語についてはあまり重視していません。なぜなら、共起語をそこまで意識していなくてもよいコンテンツを作れれば、検索上位は獲得できるからです。
なかには「共起語を網羅しているか」といったSEO施策を提案するコンサルタントもいますが、正直そこまでクリティカルな施策ではないかなと思います。それよりも、ユーザーのニーズをしっかり把握して、質の高いコンテンツを作ることが大切ですね。

共起語は、正直SEOのなかでも優先度を下げてよい要素だと思っています。コンテンツを作る際、ユーザーのニーズをしっかり分析して構成・文章を作成すれば、自然と共起語は含まれるので、あまり気にする必要はないかな、という温度感です。あくまでユーザーの検索意図を分析するヒントの一つとしている程度です。
ただ「しっかりコンテンツを作り込んで、競合よりも良いものができた」という状態で、SEO的にも十分勝てる状況なのに、なぜか上位を獲得できないというときは、共起語をチェックしたりもしますね。とはいえ、共起語を中心にコンテンツを作ることはないので、あくまでも補助的な利用にとどまるかなと思います。
SEOに強い記事の、正しい書き方について詳しくは下記の記事をご覧ください。

SEO対策における共起語の活用例
共起語には直接的なSEO効果はないものの、まったく活用できないわけではありません。
そこでここからは、SEO対策における共起語の活用例を2つ紹介します。
- コンテンツの構成を作成する際のヒントとして使う
- 競合にあって自社にない共起語をチェックする
それぞれについて、以下で詳しく見ていきましょう。
コンテンツの構成を作成する際のヒントとして使う
共起語は、コンテンツを作成する際のヒントとして活用できます。
特に、コンテンツの構成を作成する際は、共起語を参考にしながらユーザーニーズを確認したり、必要な情報を網羅できているかチェックしたりするとよいでしょう。
構成を作成したあとに共起語を調べることで、見逃していたニーズや情報が見つかるかもしれません。
競合にあって自社にない共起語をチェックする
コンテンツを作成した後に、競合記事にあって自社記事にない共起語をチェックするのもおすすめです。
特に、頻出度が高い共起語については、記事内に含まれていないと記事の内容がGoogleに伝わらないおそれがあるので、網羅できているか確認しましょう。
ただし、競合記事に含まれる共起語をすべて網羅する必要はありません。重要な語句のみ網羅するようにしてください。
無料で使えるおすすめ共起語検索ツール3選
ここからは、無料で使える共起語検索ツールを3つ紹介します。どれも簡単に使用できるので、ぜひ活用してください。
共起語抽出ツール|ラッコキーワード

引用元:ラッコキーワード
SEO業界ではおなじみの「ラッコキーワード」が提供する共起語検索ツールです。
共起語を調べたい語句を検索窓に入れて検索するだけで、検索上位記事の共起語を簡単に抽出することができます。

引用元:ラッコキーワード
特徴的なのは、共起語の出現数をタイトルや見出し、ページ全体などに分けて一覧化してくれる点です。
特に、見出しに出現している共起語については、自社コンテンツの構成・見出し作成に役立つでしょう。
また、ラッコキーワードには関連キーワードなどを簡単に調べられる機能も豊富に備わっています。基本的には無料で利用できるので、ぜひ一度使ってみるとよいでしょう。
共起語検索ツール

引用元:共起語検索ツール
「共起語検索ツール」は、SEO会社としても有名なサクラサクマーケティングのCTOが開発・提供している共起語検索ツールです。こちらも検索窓にキーワードを入力して検索するだけで、共起語を簡単に調べられます。

引用元:共起語検索ツール
抽出できる共起語の数はあまり多くありませんが、重要なワードのみ調べたいときは利用してみるとよいでしょう。
共起語調査ツール|サクラサクラボ

引用元:サクラサクラボ
こちらもSEO業界では有名な「サクラサクラボ」が提供する共起語検索ツールです。利用には会員登録が必要ですが、基本的に無料で利用することができます。
最大の特徴は、複数のキーワードについて一括で共起語を検索できる点です。調査に30分~数日ほどかかるため、すぐに共起語を調べたいときには向きませんが、大量の共起語を調べたいときには利用してみるとよいでしょう。
サクラサクラボではSEOに関するさまざまな機能を提供しているので、SEOツールとして一度使ってみるのがおすすめです。
共起語よりも重要なSEO対策のポイント3つ
共起語はユーザーニーズを把握したり、競合記事と自社記事の差を確認したりするのに役立ちますが、SEO対策においては共起語よりも優先すべきポイントがいくつもあります。
共起語よりも重要なSEO対策のポイントは、主に以下の3つです。
- ユーザーニーズに合った構成になっているか
- オリジナルのコンテンツになっているか
- E-E-A-Tを意識したコンテンツになっているか
特に、SEOではユーザーにとって質の高い記事であるかどうかが重視されます。共起語を中心に記事を作るのではなく、ユーザーニーズを分析し、ユーザーの悩みを解決できるようなコンテンツを作成しましょう。
また、近年では生成AIによる記事作成が普及しつつあるため、コンテンツのオリジナリティも非常に大切です。AIでも書けるような当たり障りのないコンテンツでは、SEOで勝つことはできないので、独自性の高いコンテンツの作成を心がけましょう。
そのほか、専門性が求められる分野ではE-E-A-Tを意識したコンテンツ作成も大切です。
E-E-A-Tとは、Experience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の頭文字をとった言葉で、Googleがコンテンツを評価する際に重視する要素を指します。
必要に応じて専門家に記事を監修してもらうなど、E-E-A-T対策を行いましょう。
なお、これらのSEO対策については「【2025年最新版】SEO対策とは?基礎から具体的な施策まで完全解説」でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
本記事では、共起語の基本知識やSEOにおける効果、活用例や共起語検索ツールについて詳しく紹介しました。
共起語は、過去にはSEOにおいて重要な要素とされていましたが、最近のSEOにおいては、そこまで重要な要素ではありません。そのため、共起語を活用する際は、ユーザーニーズの把握や競合記事の分析など、補助的な使い方をするのがよいでしょう。
SEO対策においては、質の高いコンテンツを作ることが第一です。共起語にとらわれすぎず、ユーザーにとって役に立つコンテンツを作ることを心がけましょう。
なお、SEO対策にお悩みの場合は、プロに頼ることも検討してください。
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