ロングテールキーワードとは?メリットや選び方、SEO戦略を解説

ロングテールキーワードとは

この記事は、当ブログのコンテンツ制作・編集ポリシーに沿って制作されています。

この記事でわかること
  • ロングテールキーワードの意味や特徴
  • ロングテールキーワードをSEO戦略に取り入れるメリットとデメリット
  • ロングテールキーワードの選び方・探し方|活用できるツール
  • ロングテールキーワードを起点とした成長戦略
  • ロングテールキーワードでSEO効果を上げるコツ
オウンドメディア運用コンサルタント紹介①渡邉志明

この記事の著者渡邉 志明(シュワット株式会社 代表取締役)

SEO会社の経営者。
これまで複数のwebメディアの立ち上げ~黒字化にPM・SEO責任者として携わる。コンテンツSEOによるメディアのグロースやインハウス化支援が得意。

SEO対策を行う人なら一度は聞いたことのある”ロングテールキーワード”。ロングテールキーワードとは検索ボリュームが小さく、検索ニーズがより具体的な、複数の単語を組み合わせたキーワードです。

検索ボリュームが小さく軽視されがちですが、「検索上位を獲りやすい」「コンバージョンにつながりやすい」などメリットが多く、SEO戦略やキーワード選定において非常に重要です。

ロングテールキーワードとビッグ・ミドルとの違い

そこで本記事では、ロングテールキーワードについて概要からメリット・デメリット、戦略への取り入れ方まで徹底解説。また、ロングテールキーワードの具体的な選び方や選定時に役立つキーワードツールも紹介していきます。

最後まで読むとロングテールキーワードの基本をおさえたうえで、効率的な探し方・選び方がわかり、なおかつ、どのキーワードツールを使えばいいのか、どうやって検索ボリュームを調べるのか、そして成果につながるキーワードをどう選べばいいのかなどの具体的な手順がわかるので、ぜひお役立てください。

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目次

ロングテールキーワードとは?特徴・定義をわかりやすく解説

ロングテールキーワードとは、検索ボリュームが小さいものの、特定のニーズを持つユーザーに向けた長いフレーズや複数のキーワードの組み合わせを指します。

例えば、「ダイエット」ではなく「40代 女性 ダイエット 方法」のような具体的な検索クエリです。

これらのキーワードは、広範な検索ワードよりも競合が少なく検索上位を狙いやすいため、ニッチな市場で効果的にトラフィックを集めることができます。また、検索者のニーズがより具体的で顕在化していることから、コンバージョンにつながりやすい点も魅力です。

ロングテールキーワードの特徴と定義は以下の通りです。

  • 検索ボリュームが少ない(一般的に1,000未満のもの)
  • 複数のキーワードが組み合わさっている(一般的に3語以上が組み合わさったもの)

ロングテールキーワードは、特に中小規模のWebサイトのSEO戦略において重要な位置を占めています。

ロングテールキーワードの具体例

より具体的なイメージを持つために、いくつかのジャンルにおけるロングテールキーワードの例を見てみましょう。

例えば、ダイエット関連のキーワードでビックキーワードとロングテールキーワードの想定されるアクセス数の違いは以下のようになります。

ジャンルロングテールキーワードの例
フィットネス「ランニングシューズ 選び方 初心者 レディース 幅広」
「自宅 筋トレ メニュー 短時間 器具なし」
「ダイエット 食事 レシピ 一週間 献立 簡単」
「プロテイン 飲むタイミング 効果 最大化」
「ストレッチ 開脚 前屈 やり方 硬い人」
ガジェット「ワイヤレスイヤホン ノイズキャンセリング おすすめ 2025 通勤」
「ノートPC 軽量 薄型 持ち運び バッテリー長持ち」
「ゲーミングキーボード 青軸 赤軸 違い タイピング音」
「スマートウォッチ 血圧測定 精度 比較」
「アクションカメラ GoPro 代替 安い 防水」
旅行「東京駅 お土産 人気 スイーツ 会社用」
「京都 紅葉 ライトアップ おすすめ 穴場」
「子連れ 海外旅行 持ち物 リスト 便利グッズ」
「温泉旅館 貸切風呂 食事 美味しい 関東」
「LCC 予約 方法 安く抑える コツ」

上記の例のように具体的な状況やニーズ、条件(初心者、女性、特定の場所、特定の機能、年式など)を含むキーワードがロングテールキーワードとなりやすいです。これらのキーワードで検索するユーザーは、ミドルキーワード・ビッグキーワードで調べる人と比べ、具体的な解決策や情報を求めている傾向があるため、それに応じた詳細な記事を作ることが重要です。

なおビッグキーワードやミドルキーワードはロングテールキーワードより、構成される語句が少ないキーワードを指します。「ミドルキーワード・ビッグキーワードって何?」という方のため、次はロングテールキーワードとの違いなどを見ていきましょう。

ロングテールキーワードとビッグキーワード・ミドルキーワードの違い

ビッグキーワードやミドルキーワードとロングテールキーワードの違いは、「検索ボリューム」「競合性」などです。

キーワードの分類

ロングテールキーワードはビッグキーワード・ミドルキーワードより、検索される回数が少ない一方、競合性が低く上位表示を狙いやすいというメリットがあります。

他にもロングテールキーワードとビッグキーワード・ミドルキーワードには、コンバージョン率などの違いがあります。詳しくは以下の比較表をご覧ください。

ビッグキーワード・ミドルキーワード・ロングテールキーワードの違い

特徴 / キーワードの種類ビッグキーワードミドルキーワードロングテールキーワード
構成単語数1語2~3語3語以上
検索ボリューム多い中程度少ない
競合性激しい中程度少ない
上位表示の難易度難しいやや難しい比較的容易
コンバージョン率低い傾向(検索意図が広範で曖昧な場合が多い)中程度(ビッグよりは具体的、ロングテールよりは広範)高い傾向(検索意図が具体的でニーズが明確な場合が多い)
具体例SEO、ブログ、旅行、ダイエットSEO対策、ブログ 始め方、国内旅行 おすすめ、ダイエット 食事SEO 初心者 対策 方法、ブログ 始め方 初心者 無料、東京 イタリアン ランチ 個室 子連れ

ロングテールキーワードとの違いをしっかりと把握して適切なSEO対策ができるよう、次の項目から、ビッグキーワード・ミドルキーワードの基礎知識を見ていきましょう。

ビックキーワードとは1語で構成されるキーワードのこと

ビックキーワードとは一般的に1語で構成され、検索ボリュームが10,000を超えるようなキーワードのことです。ビッグキーワードの大きな特徴は、検索回数が非常に多く、競合も激しいところです。

例えば「ダイエット」や「旅行」といった単語は、競合が多いために検索結果で上位表示されるまでに、大規模なSEO対策が必要となります。予算やリソースが不足しているWebサイトが上位表示を狙うのは非常に難しいです。

反対にロングテールキーワードは競合が少なく、小規模なWebサイトでも検索上位を狙えます。

ビッグキーワードをターゲットにすることには巨大なトラフィックを見込めるというメリットがある一方、ロングテールキーワードには競合の少ない市場で効率的にユーザーを獲得できるというメリットがあります。

ミドルキーワードとは2~3語で構成されるキーワードのこと

ミドルキーワードとは、一般的に2~3語のフレーズで構成され、検索ボリュームは1,000~10,000程度のキーワードのことです。

例えば、「SEO テクニック」というミドルキーワードは一定の検索ボリュームがありますが、「SEO テクニック 中小企業向け」というキーワードは検索ボリュームが少なくロングテールキーワードにあたります。

ミドルキーワードは、ビックキーワードとロングテールキーワードのちょうど中間のような性質を持っており、検索上位表示難易度や競合性は中程度です。

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ロングテールキーワードのメリット

ロングテールキーワードの主なメリットは下記の通りです。

それぞれ見ていきましょう。

ニーズが顕在的でコンバージョン率が高い傾向にある

ロングテールキーワードのコンバージョン率が高い傾向にあると言われる理由は、検索ユーザーのニーズが具体的で顕在的だからです。

ビッグキーワードでは広範なテーマが扱われる一方、ロングテールキーワードは特定の問題や質問に焦点を当てたフレーズになります。

例えば、「ダイエット」ではなく、「30代 女性向け ダイエット食」というロングテールキーワードだと、より検索ユーザーのニーズが具体的であり、「30代の女性におすすめのダイエット食」というテーマに絞って情報を発信できるので、コンバージョンにつながりやすいです。具体的には、30代の女性向けにダイエット食を販売しているWebサイトが検索上位を獲得できれば、購入や会員登録などのコンバージョンに直結させられます。

一方、「ダイエット」というキーワードで記事を制作する場合、「年齢」が曖昧なうえ、食事以外のダイエット法についても解説する可能性などがあり、ターゲットの検索ニーズに応えづらく、コンバージョン率を上げづらいです。

このように、ロングテールキーワードにはコンバージョンにつながりやすいというメリットがあります。

検索順位が上がりやすい

ロングテールキーワードは、検索順位が上がりやすいというのも大きなメリットです。

検索順位が上がりやすいとする主な理由は、以下をご覧ください。

上記2点を確認しておくと、どのようにSEO対策をすればよいかが見えてくるので、次の項目から詳細を見ていきましょう。

理由①競合が少ない

まず、ロングテールキーワードは競合が比較的少ないため、特定の検索クエリに対して上位表示されやすいです。実際に検索してみるとわかりますが、多くの大企業がビッグキーワードに集中しています。

一方で、ロングテールキーワードを対策している大企業はまだまだ少ないため、競争が少なく、小規模なサイトや新しいウェブサイトでも上位表示を狙いやすいのです。

渡邉

最近は、SEOの進化により一部の競争の激しいジャンルでは、大企業や大規模Webサイトもロングテールキーワードを対策することが増えてきました。(ニッチなジャンルではまだまだ競合性は低いです)
ただし、大企業はコンテンツの質が低い(薄い)場合が多いので、中小企業であればコンテンツの内容で全然勝負できます。ただ、個人ブロガーには正直、やや厳しい環境です。。。

理由②質の高いコンテンツを制作しやすい

ロングテールキーワードは、具体的で詳細な検索クエリに対応していることから、ユーザーの検索意図を正確に捉えることができます。

例えば「冬のデート おすすめ レストラン 東京」といった具体的なフレーズに対しては、ユーザーが探している情報に対して的確なコンテンツを制作しやすいです。

的確で質の高いコンテンツの提供を続けることで、検索エンジンもユーザーに価値を提供するサイトと判断し、結果としてサイト全体での検索順位向上にもつながっていきます。

音声検索と相性がいい

ロングテールキーワードは、利用が加速している音声検索と非常に相性がいいという点もメリットです。

近年普及が進んでいる音声アシスタント(Siri, Googleアシスタント, Alexaなど)を使った音声検索は、タイピングによる検索とは異なり、より自然な話し言葉や会話文で検索される傾向があります。そのため、短いビッグキーワードではなく、より具体的で長いフレーズになることが多いです。

例えば、「近くの美味しいイタリアンレストランを教えて」というクエリは非常に具体的であり、ロングテールキーワードの典型的な例となります。これに対し、単に「イタリアンレストラン」といったビッグキーワードでは、音声検索の文脈には適していないと言えるでしょう。

また、GoogleのBERTアルゴリズムが導入されて以来、検索エンジンはユーザーの意図をより正確に理解するようになりました。このことも、具体的なロングテールキーワードを活用する理由の一つです。音声検索を活用するユーザーは、特定のニーズや質問を持って検索するため、こうしたキーワードを狙うことでターゲット層にリーチしやすくなります。

さらに、音声検索の普及が進む中で、スマートスピーカーやモバイルアシスタントを使った検索が増加しているため、ロングテールキーワードの重要性は今後もますます高まると考えられます。こうした背景から、音声検索にも対応したロングテールキーワード戦略は、今後のSEO対策において非常に重要です。

トピッククラスター戦略の一環になる

ロングテールキーワードを活用するメリットとして、最近のSEO対策のトレンドであるトピッククラスター戦略の一環になるという点もあげられます。

トピッククラスター戦略(モデル)とは、Webサイト内のコンテンツを特定のテーマ(トピック)ごとにグループ化し、それらのコンテンツ同士を内部リンクで結びつけることで、検索エンジンからの評価を高めるためのSEO戦略です。

トピッククラスター戦略では、下図のように中心となる「ピラーコンテンツ」と、それを補完する「クラスターコンテンツ」を作成し、それぞれを内部リンクで結びつけます。

トピッククラスターモデル

こうすることで、検索エンジンに対してサイトの専門性やトピックとの関連性を強調でき、リンクで結びついたコンテンツ郡全体の検索順位上昇が期待できます。

具体例を挙げると、皮膚科クリニックのホームページにおいては、「粉瘤」というビッグキーワードをピラーコンテンツとして、「粉瘤 ニキビ 違い」などのロングテールキーワードはクラスターコンテンツとして作成し、それぞれを内部リンクとして結び付けます。

トピッククラスターの例

こうすることで、粉瘤に関するWebサイトとして専門性評価が高まり、コンテンツ郡全体で検索順位向上が期待できます。また、クラスターコンテンツの検索順位が上昇することで、サイト全体の評価も高まるため、ビッグキーワードを狙っているピラーコンテンツでも検索上位獲得が狙える戦略です。

トピッククラスター戦略は、現在のSEO対策として非常に重要です。詳しく知りたい方は、「トピッククラスターモデルとは?SEO効果や作り方、事例まで」を参考にしてください。

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ロングテールキーワードのデメリット

ロングテールキーワードには多くのメリットがありますが、以下のようにいくつかのデメリットも存在します。

それぞれ見ていきましょう。

大量のアクセスは期待できない

ロングテールキーワードのデメリットの一つとして、大量のアクセスを期待できないという点が挙げられます。これは、ロングテールキーワードの検索ボリューム(検索回数)が少ないためです。

例えば、ダイエット関連のキーワードでビックキーワードとロングテールキーワードの想定されるアクセス数の違いは以下のようになります。

分類ビックキーワードロングテールキーワード
キーワードダイエットダイエット プロテイン おすすめ
検索ボリューム201,0004,400
1位ページの想定月間アクセス数40,200880
※検索ボリューム:Googleキーワードプランナーを使用して測定
※1位のページの月間アクセス数:検索ボリューム×20%の値

上記の通り、ビックキーワードとロングテールキーワードでは、アクセス数の面で大きな違いがあり、コンバージョンより認知拡大やブランディングを目的とする場合などは、ロングテールキーワード戦略が適していないケースもあるでしょう。

またビックキーワードでも、そこまで労せずして上位表示ができる大企業や大規模Webサイトでは、コンバージョンにつながらないロングテールキーワードを対策する必要性も低いと考えられます。このような場合には、コンバージョンしやすい検索ニーズのロングテールキーワードに絞ってコンテンツを作ると良いでしょう。

なお大量のアクセスが期待できないのは、個々のロングテールキーワードについてなので、ご注意ください。多くのロングテールキーワードで記事を作成し、それぞれでアクセスを集めることができれば、サイト全体の総アクセス数は着実に増加します。

大きな成果が出るまでに時間がかかる

ロングテールキーワードを活用したSEO戦略では、大きな成果がすぐに期待できないというデメリットがあります。

コンバージョン率が高いロングテールキーワードですが、母数となるアクセス数自体は少ないので、ひとつのキーワードで得られるコンバージョン数は少なくなりがちです。

大きな成果を得るためには、ロングテールキーワードの記事を多く作成する必要があるため、時間がかかりやすいです。

上位獲得しやすい大規模なWebサイトであれば、コンバージョンにつながりやすくて検索ボリュームも多い、ミドル以上のキーワードから対策し、ロングテールキーワードは後回しにする戦略の方が良いでしょう。

カニバリゼーションを起こすリスクがある

ロングテールキーワードを使用する際には、カニバリゼーションのリスクについても考慮する必要があります。

カニバリゼーションとは、同じサイト内で複数のページが同じキーワードや類似のキーワードで競合し、検索エンジンの結果にどちらのページを優先して表示すべきか迷わせてしまう現象のことです。

具体例を挙げると同じテーマについて別々の記事を書いた場合、それぞれの記事が検索エンジン上で競合してしまい、結果的にどちらのページもランキングが低くなる可能性があります。これにより、貴重なトラフィックを分散させ、SEO効果を損なうリスクが生まれるのです。

ロングテールキーワード戦略では、多数のキーワードに対策することになるため、カニバリゼーションが起きやすい傾向にあります。この問題を回避するためには、内部リンクの戦略を見直し、各ページが異なるキーワードでターゲティングされるようコンテンツを整理することが重要です。

カニバリゼーションを防ぐという観点も含めて、ロングテールキーワードの選び方について次の章で解説していきます。

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ロングテールキーワードの選び方

ロングテールキーワードの選び方は、SEOやマーケティング戦略において非常に重要です。

以下のようなステップに沿ってロングテールキーワードの選定を行いましょう。

各ステップについて解説していきます。

①メインテーマ(メインキーワード)を決める

ロングテールキーワードで効率良く成果をあげるためには、まずメインテーマ(メインキーワード)をしっかりと定めることが重要です。

メインテーマとは、あなたのウェブサイトやブログで中心的に取り扱う話題やトピックのことを指します。ビジネスの主力商品やサービス、専門分野などがその対象となるでしょう。

例えば、弊社のサイトのメインテーマは、「SEO」や「記事制作」になります。なお、メインテーマは、単語単位で決めると次の工程で使用しやすいです。

またメインテーマは、複数になってもOKです。例えば家具のECサイトなら、「本棚」や「カーテン」など、複数のメインテーマを設定する必要があります。

②キーワードツールを使ってロングテールキーワードを洗い出す

メインテーマが決まったら以下のようなキーワードツールで探し、関連するロングテールキーワードをできるだけ多く見つけましょう。

ツール名活用方法
ラッコキーワード(無料)サジェストキーワードを一括で抽出
Googleキーワードプランナー(無料)キーワードの検索ボリュームを調査
Ahrefs(有料)競合サイトの獲得キーワードを一括で抽出
Googleサーチコンソール(無料)自社サイトが表示されているキーワードを調査
Keywordmap(有料)競合サイトの獲得キーワードを一括で抽出

上記のツールで見つけたロングテールキーワードは今後、制作管理などに必要となる可能性が高いため検索ボリュームとともにスプレッドシートやEXCELにまとめておきましょう。

なお、上記のツールを使ったロングテールキーワードの探し方は、本記事の「【探し方】ロングテールキーワードを調べる際はツールの活用がおすすめ」で解説します。

③検索意図に基づき分類する

洗い出したキーワードのうち、検索意図が近いものなど、同じコンテンツで対策できるキーワードをまとめましょう。

例えば、「勤怠館システム おすすめ」「勤怠管理システム 比較」「勤怠管理システム どれがいい」は、キーワードは違えどユーザーの検索意図はほぼ同じなので、各キーワードに対して別の記事を作るとカニバリゼーションを起こすリスクが高まります。

このように効率良くSEO対策をするため、調べたロングテールキーワードは、検索意図に基づいて分類しましょう。

④トピッククラスターを意識する

検索意図ごとにロングテールキーワードを分類した後は、先述のトピッククラスターを意識して、各記事の役割を決めましょう。

ピラーコンテンツ用・クラスターコンテンツ用のキーワードを決めれば、適切に内部リンクを設置し、効率良くSEO対策を進められます。

なおピラーコンテンツ用のキーワードは基本的に、ビックキーワードかミドルキーワードになるので、手順①で決めたメインキーワードを検討するなどの選び方がよいでしょう。

⑤コンバージョンにつながりやすいキーワードを優先する

ロングテールキーワードを選ぶ際は、コンバージョンにつながりやすいキーワードを優先し、最初に公開しましょう。時間の制約などから、コンテンツ毎の質に差が出ると想定される場合、コンバージョンにつながりやすいコンテンツは、圧倒的に時間をかけて作り込むことをおすすめします。

またコンバージョンにつながりやすいキーワードは、確実に上位表示ができるよう、定期的に見直し、必要に応じてリライトして日本一の記事を目指して作り込みましょう。検索1位に表示されることは日本一になることだからです。

なお、キーワードの選定方法について詳しく知りたい方は、「SEOキーワード選定完全ガイド|実行手順や注意点・活用ツールまで」を参考にしてください。

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【探し方】ロングテールキーワードを調べる際はツールの活用がおすすめ

「ロングテールキーワードの探し方は?」と思った場合、以下のようなツールを使って調べることをおすすめします。

▼ロングテールキーワード調査に便利なツール一覧表

ツール名活用方法
ラッコキーワード(無料)サジェストキーワードを一括で抽出
Googleキーワードプランナー(無料)キーワードの検索ボリュームを調査
Ahrefs(有料)競合サイトの獲得キーワードを一括で抽出
Googleサーチコンソール(無料)自社サイトが表示されているキーワードを調査
Keywordmap(有料)競合サイトの獲得キーワードを一括で抽出

次の項目からは、各ツールを使ったロングテールキーワードの調べ方を解説します。

ラッコキーワード:サジェストキーワードを一括で抽出

ラッコキーワードでは、無料でサジェストキーワードを一括抽出できるため、ロングテールキーワードを探したいときに役立ちます。

ラッコキーワード
出典:ラッコキーワード

ラッコキーワードで活用する機能は、サジェストキーワード(関連キーワード)の提案です。検索窓に任意のキーワードを入力すると、関連する複数のキーワードが一覧で表示されます。

ロングテールキーワードの調べ方

手順詳細
1.公式サイトにアクセスラッコキーワードのサイトを開きます。
2.メインキーワードを入力検索窓に、手順①で決めたメインテーマとなるキーワード(例:「コーヒー 淹れ方」)を入力し、検索ボタンをクリックします。
3.サジェストキーワード一覧を取得入力したキーワードに関連するサジェストキーワード(例:「コーヒー 淹れ方 ペーパードリップ」「コーヒー 淹れ方 初心者」「コーヒー 淹れ方 美味しい」など)が一覧で表示されます。
4.関連性の高いキーワードを抽出表示されたキーワードの中から、自身のサイトテーマや記事の方向性に合致するキーワードを選び出します。CSV形式でエクスポートすることも可能です。

例えば、「腰痛」と入力すると、以下のように「腰痛 原因」「腰痛 ストレッチ 即効」など、サジェストキーワードを一気に探せます。

ラッコキーワードの使用例
出典:ラッコキーワード

この方法で対策するロングテールキーワードの候補が一気に洗い出せるので、非常に便利です。サジェストキーワードは、実際にユーザーが検索窓に入力しているキーワードの候補であり、ユーザーの検索意図の宝庫と言えます。

なおラッコキーワードは、競合が獲得しているキーワードの調査も可能ですが、特定のトピックで絞り込むことはできないので、後述の「Ahrefs」を活用するとよいでしょう。

Googleキーワードプランナー:キーワードの検索ボリュームを調査

Googleキーワードプランナーは、ロングテールキーワードの検索ボリュームを調べられるツールです。

Googleキーワードプランナー

ユーザーは特定のキーワードやフレーズを入力し、その検索ボリューム、競合性、関連する他のキーワードの提案などを見ることができます。

例えば、ラッコキーワードで抽出したキーワードの検索ボリュームを一括で調べたい場合、「検索のボリュームと予測のデータを確認する」にすべてコピー&ペーストすることで簡単に調査可能です。

ロングテールキーワードの調べ方

手順詳細
「新しいキーワードを見つける」を選ぶGoogle広告アカウントを作成し、ログイン後に表示されます (広告出稿の必要はありません)
サイト情報を入力する「関連性の高いキーワードを見つける」の入力欄に、あなたのサイトや記事のメインテーマとなるキーワードを入力します。
例:「コーヒー 淹れ方 種類」「筋トレ 自宅 器具」など。
表示されたキーワード候補リストを確認する「結果を表示」をクリックした後にキーワード候補リストが表示されます。
このリストには、入力したキーワードに関連する様々なキーワードが含まれています。
キーワード候補を抽出するロングテールキーワードを探す際は、検索ボリュームが少ないキーワードに注目します。
「月間平均検索ボリューム」を確認し、フィルタリングを活用すると効率的です。
例:月間10〜100といった範囲で絞り込むなど。
キーワードを選ぶキーワード候補リストから、3語以上の複合キーワードを中心に、自身のサイトテーマや記事内容に合致するか、検索意図はどうかなどをふまえてキーワードを選定する。
Googleキーワードプランナーの使用例

またGoogleキーワードプランナーは無料で利用できるため、限られた予算の中でも使用可能です。実際に使用する際には、まずGoogle広告アカウントを作成し、ツールにアクセスしてみましょう。

なお注意点としてGoogle広告で一定以上の金額分の配信を行っていないと、「100~1000」なお、大まかな数値で検索ボリュームが算出されます。Google広告配信予定がない場合は、別ツールの利用も検討しましょう。

Ahrefs:競合サイトの獲得キーワードを一括で抽出

Ahrefsは、ロングテールキーワードの調査において非常に強力なツールです。

ahrefs
出典:Ahrefs

Ahrefsでは調べたい競合WebサイトのURLを入力することで、獲得しているキーワードを一括で抽出できます。加えて、各キーワードの詳細な検索ボリューム、競合性、およびトレンドデータを確認できます。

Ahrefsの使用例

ロングテールキーワードの調べ方

手順詳細
「サイトエクスプローラー」を開くAhrefsにログインし、画面上部にある「サイトエクスプローラー」を押します。
競合サイトのURLを入力する あなたのサイトと同じジャンルやテーマで成功している競合サイトを選びましょう。
「オーガニックキーワード」を選ぶ左側のメニュー内の「オーガニック検索」内にあります。
これにより、その競合サイトがGoogle検索で上位表示しているキーワードの一覧が表示されます。
キーワードを選ぶ表示されたキーワードリストを確認し、フィルタ機能を使って検索ボリュームやキーワード難易度などで絞り込むと選びやすいです。

またAhrefsは自サイトと競合サイトのロングテールキーワード獲得数の比較など、SEO戦略を検討するのに役立ちます。

キーワードの他、被リンクデータやドメインパワー、PageRankなども自社・競合それぞれ測定可能な非常に便利なツールです。SEO会社は導入していることが多いです。

ただし有料ツールである点や海外ツールである点など、中~上級者向けであることは事前に理解しておきましょう。

Googleサーチコンソール:自社サイトが表示されているキーワードを調査

Googleサーチコンソールでは、自社サイトの検索結果に表示されているキーワードを調査することができます。

Googleサーチコンソール
出典:Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソールを活用することで、自分のサイトにおいてどのキーワードで検索表示やアクセスが増えているかを確認できます。

ロングテールキーワードの調べ方

手順詳細
「検索パフォーマンス」レポートを開くGoogleサーチコンソールの管理画面にアクセスします。左側のメニューから「検索結果」または「検索パフォーマンス」を選択します。
クエリを確認「クエリ」タブを開くと、自社サイトがGoogle検索で表示された、またはクリックされた検索キーワードの一覧が表示されます。
ロングテールキーワードを見つけるこのリストの中から、3語以上の複合キーワードを探します。表示回数が多いのにクリック率(CTR)が低いキーワードは、そのキーワードで検索したユーザーの意図と記事の内容が少しずれている可能性があり、リライトのヒントになります。また、思わぬロングテールキーワードで流入があることに気づくこともあります。

Googleサーチコンソールで表示されるキーワードの中には、意図的に対策しているキーワードの他、意図していないが検索結果への表示ができているキーワードも含まれます。このような意図的ではないが検索に表示されているキーワードは、対策すべきロングテールキーワードの候補となるでしょう。

キーワードの検索順位やクリック数なども調査可能なので、Googleサーチコンソールはロングテールキーワード探しのヒントを与えてくれる便利なツールだと言えます。

Keywordmap(キーワードマップ):競合サイトの獲得キーワードを一括で抽出

Keywordmap(キーワードマップ)は、高度な機能を備えた有料のキーワード調査ツールで、ロングテールキーワードを選ぶ際は、競合キーワード調査機能が活用できます。先述のAhrefs同様、「競合サイトが獲得しているキーワードの一括抽出」や「各キーワードの検索順位・アクセス数などの調査」も可能です。

Keywordmap(キーワードマップ)
出典:Keywordmap(キーワードマップ)

また自社サイトと競合サイトのキーワードを同時に抽出し、獲得率のギャップを調べることもできるので、ロングテールキーワード戦略を立てるのに役立ちます。

ロングテールキーワードの調べ方

手順詳細
1.「競合サイト分析」を選ぶKeywordmapにログイン後、ダッシュボードもしくは画面左のナビゲーションメニュー内にある「競合サイト分析」 を開き、調査したい競合サイトのURLを入力すれば、そのサイトが獲得しているキーワードや順位を確認できます。
※その他「キーワードマップ」などでもロングテールキーワードの調査が可能。
2.キーワードを選ぶキーワードに含まれる単語数(3語以上で絞り込み)、検索ボリューム、競合性、キーワード難易度などの条件でフィルタリングをし、ロングテールキーワードを効率的に絞り込みましょう。

Ahrefsとの違いは、日本のツールなのでサポートが手厚い点です。ただしその分コストも高くなります。まだ、社内に十分なSEOノウハウがない場合は「Keywordmap」、ノウハウが蓄積されている場合は「Ahrefs」がおすすめです。

なお、おすすめのキーワードツールについて詳しく知りたい方は、「無料のキーワードツール5選!有料ツールやプロの活用法も紹介」を参考にしてください。

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ロングテールキーワードを起点としたサイト・ブログの成長戦略

ロングテールキーワードで着実に成果を積み重ねた後は、以下のようなより大きなキーワードでの上位表示を目指す段階的な成長戦略を立てましょう。

ロングテールキーワードを起点としたサイト・ブログの成長戦略

手順詳細
1.ロングテールキーワードで基盤を作るまずは競合の少ないロングテールキーワードで記事を量産し、着実にアクセスとサイトの信頼性を獲得します。個々の記事で上位表示されることで、サイト全体のドメインパワーも少しずつ向上していきます。
2.ミドルキーワードを狙うロングテールキーワードで獲得したアクセスやサイトの評価を活かして、次にミドルキーワードでの上位表示を狙います。関連する複数のロングテール記事を統合・加筆修正して網羅性の高い記事を作成したり、ミドルキーワードをテーマにした新たな記事を作成したりします。
3.ビッグキーワードへの挑戦する十分にサイトの権威性が高まり、関連するミドルキーワードやロングテールキーワードで安定した順位を獲得できるようになったら、最終的にビッグキーワードでの上位表示を目指します。

上記のようにロングテールキーワードから始め、少しずつドメインパワーを強化すれば、ミドルキーワードやビッグキーワードでも上位表示できる可能性が高まります。ビッグキーワードで上位表示ができるとアクセス数・コンバージョン数が大きく伸びると期待できるため、将来的に上位表示させたいビッグキーワードを意識しながら、ロングテールキーワード・ミドルキーワードの記事を作ることをおすすめします。

例えば、「コーヒー 淹れ方 初心者」というロングテールキーワードの記事を作成する際に、記事の後半で「コーヒー 淹れ方 全般」というビッグキーワードで作成予定の総合記事への内部リンクを設置するような構成にするなどです。これにより、関連性の高い情報がサイト内で整理され、検索エンジンがビッグキーワードの記事の重要性を認識しやすくなります。

長期的な視点を持ち、ロングテールキーワードをサイト全体のSEO戦略の一部として位置づけることが、継続的な成長につながります。

ロングテールキーワードで成果を出すコツ

以下がロングテールキーワードでのSEO対策で成果を出すコツです。

ロングテールキーワードを選定したら、次にそれをどのように記事に落とし込み、SEO効果を最大限に引き出すかが重要です。ここでは、ロングテールキーワードで実際に成果を出すための実践的なコツを解説します。

検索ボリューム10以上100以下のキーワードを選ぶ

ロングテールキーワードは検索ボリュームが少ないのが特徴ですが、少なすぎるとどれだけ上位表示してもアクセスの増加を期待できず、ボリュームが多すぎると競合が激しくなり上位表示が難しくなります。そのため、月間検索ボリュームの目安として、「10〜100程度」のキーワードを選びましょう。

このボリューム帯であれば、全く検索されないわけではなく、かつ大手サイトがあまり積極的に対策していないケースが多いため、中小サイトや個人ブログやでも上位表示を狙いやすいです。

ただし「検索ボリューム10以上100以下」という数値は目安ですので、特定のニッチな専門分野や、コンバージョンに非常に繋がりやすいキーワードであれば、月間数回の検索ボリュームでも制作を検討するとよいでしょう。検索ボリュームだけでなく、そのキーワードでどのようなユーザーが検索し、どれだけコンバージョンに近いかを考慮して判断することが大切です。

選定したロングテールキーワードを記事に入れる

選定したロングテールキーワードは、記事の中で適切に、そして自然な形で書くことがSEO効果を高める上で重要です。キーワードを盛り込むべき主な箇所は以下の通りです。

手順詳細
記事タイトル最も重要な要素の一つです。選定したロングテールキーワードを必ず含めましょう。ただし、キーワードを羅列するのではなく、ユーザーがクリックしたくなるような、記事内容を端的に表す魅力的なタイトルにすることが大切です。
見出し(h2, h3など)記事の構成を示す見出しにも、選定キーワードやその関連語を自然に含めると効果的です。これにより、記事の構造が検索エンジンに伝わりやすくなります。
本文記事の本文中に、選定キーワードを自然な文章の流れで複数回登場させます。ただし、キーワードを不自然に詰め込む「キーワードスタッフィング」は避けましょう。これはGoogleのガイドライン違反となり、検索順位を下げる原因となります。

最も重要なのはキーワードを意識しつつも、ユーザーにとって価値のある情報を提供することです。キーワードはユーザーの検索意図を捉えるための手段であり、記事そのものがユーザーの疑問や悩みを解決できる、質の高い内容であることが大前提です。キーワードを盛り込む際は、あくまで文章の流れをスムーズにし、ユーザーの理解を助ける形で自然に含めるようにしましょう。

カニバリゼーションの回避戦略を取り入れる

カニバリゼーションが発生すると、結果的に複数のページで検索順位が上がりづらくなるため、以下の戦略を取り入れましょう。

手順詳細
キーワードのグルーピングを徹底するキーワード選定の段階で、検索意図が似ている、あるいは関連性の高いロングテールキーワードを一つのグループとしてまとめ、一つの記事で網羅的に解説できないかを検討します。
公開前に重複チェックを行う新しい記事を公開する前に、既にサイト内に似たようなキーワードで書かれた記事がないか確認します。Google検索で「site:あなたのサイトURL 対策キーワード」と検索して確認するのも有効です。
カニバリゼーションを発見し、修正するGoogleサーチコンソールの「検索パフォーマンス」レポートで、同じクエリに対して複数のページが表示されている場合、カニバリゼーションが疑われます。その場合は、最も適切なページ以外からの内部リンクを外したり、内容が重複している場合は記事を統合したり、それぞれの記事のターゲットキーワードや検索意図を明確に分けてリライトしたりするなどの対策が必要です。
適切な内部リンクを構築する関連性の高い記事同士を積極的に内部リンクで繋ぐことで、サイト内の情報構造を検索エンジンに分かりやすく伝え、カニバリゼーションを防ぐと共に、サイト全体の評価向上につなげることができます。

もしカニバリゼーションが発生した場合は、各記事の検索意図やアクセス数などをふまえ、記事の統合やリライトなどを検討するとよいでしょう。

「賢くリライトをするコツは?」と思った方は、以下の記事をご覧ください。

共起語を散りばめる

共起語を意識して記事を作成すると、SEOの評価が高まる可能性があります。「共起語」とは、特定のキーワードと一緒に検索エンジン上位のページで頻繁に出現する関連語のことです。例えば「筋トレ」というキーワードの共起語としては、「効果」「方法」「メニュー」「自宅」「器具」などがあげられます。

共起語を自然に散りばめると記事のテーマ性が明確になり、検索クエリでの表示回数が増えるなどのメリットが期待できます。ただし共起語を意識した記事作成は、SEO対策の中でも重要度がそれほど高くないので、ロングテールキーワードの記事を作り込んでも上位表示できない場合などに検討するとよいでしょう。

共起語について詳しく知りたい場合は、以下の記事をご覧ください。

ロングテールキーワードが気になる方によくある質問

ここでは、ロングテールキーワード戦略を実践する上で多くの人が抱きやすい疑問に回答します。

うまくSEO対策をするため、上記のよくある質問をチェックしていきましょう。

ツールなしで手軽にロングテールキーワードを調べる方法は?

特別なツールを使わなくても、Googleの検索機能自体からロングテールキーワードのヒントを得ることができます。

ツールなしの調べ方詳細
GoogleサジェストGoogle検索窓にキーワードを入力すると、予測変換のように表示されるキーワード候補がGoogleサジェストです。これも多くのユーザーが実際に検索しているキーワードの組み合わせであり、ロングテールキーワードのアイデアになります。
関連する検索キーワードGoogleの検索結果ページを一番下までスクロールすると、「関連する検索キーワード」として、検索したキーワードと関連性の高いキーワードが10個程度表示されます。これもユーザーの検索意図や興味関心を知る上で非常に役立ちます。

これらの方法は手軽に行える反面、表示されるキーワードの数には限りがあります。多くのキーワードを効率的に洗い出すには、ラッコキーワードのようなツールと併用するのがおすすめです。

ロングテールキーワードで記事を書いてもアクセスが増えない時はどうすればいい?

ロングテールキーワードの記事でアクセスが増えない場合、以下の要因・対処法を参考に改善していきましょう。

要因詳細・対処法
検索ボリュームが極端に少ない月間検索ボリュームが0に近い、あるいは全く検索されないキーワードを選んでしまった可能性があります。キーワードプランナーなどでボリュームを再確認し、ある程度のボリュームがあるキーワードを狙いましょう。
記事の質が不十分「ユーザーのニーズを満たしていない」「読みづらい」などの場合、アクセスが増えないことがあります。上位記事を参考にしたり、構成を見直したりして質を高めましょう。
競合が強いロングテールキーワードでも、意外と大手サイトや専門性の高いサイトが上位表示している場合があります。その場合は、さらにニッチなキーワードを狙うか、競合サイトよりも圧倒的に質の高い記事を作成する必要があります。
インデックスされていない作成した記事がGoogleに認識(インデックス)されていないと、検索結果に表示されません。Googleサーチコンソールで該当ページのURLを検査し、インデックス状況を確認しましょう。インデックスされていない場合は、サイトマップの送信やFetch as Google(現在はURL検査ツールのインデックス登録リクエスト)を試みます。
内部リンクが不適切関連性の高い他の記事からの内部リンクがないと、検索エンジンが記事の存在や重要性を認識しにくい場合があります。サイト内の関連記事から、該当記事へ積極的に内部リンクを設置しましょう。

上記を一つずつ確認し、課題を解消すればロングテールキーワードの記事でアクセスを増やせます。必要に応じて記事のリライトやキーワードの再選定をすることも大切です。

まとめ:ロングテールキーワード戦略をSEOに取り入れよう

この記事では、ロングテールキーワードの定義から選び方、メリットとデメリット、さらには具体的なツールの活用方法について解説しました。

ロングテールキーワードは、競合が少なく非常に特定の検索意図を持つユーザーをターゲットにできるため、SEO対策には欠かせません。

小規模な事業者や個人ブロガーが限られたリソースで効率的に集客するためには、ロングテールキーワードを活用することがより大切です。また、大企業や大規模Webサイトにおいても、コンバージョンにつながりやすいロングテールキーワードを意識的に対策していくことは効果が高いでしょう。

コンバージョン率の向上が期待できることの他、音声検索との相性が良いこともまた、これからのSEO戦略には欠かせない要素となるでしょう。「他にも自分でできるSEO対策を把握して、より高い成果をあげたい」という方は、以下の記事をご覧ください。

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この記事を書いた人

渡邉 志明(SEOニキ)のアバター 渡邉 志明(SEOニキ) シュワット株式会社|代表取締役

これまで複数のwebメディアの立ち上げ~黒字化にPM・SEO責任者として携わる。コンテンツSEOによるメディアのグロースやインハウス化支援が得意。SEOディレクターとして600以上のコンテンツで検索1位を獲得した実績を持つ。POSレジなどのITツール導入支援もしている。