- SEO内部対策の意味や外部対策、コンテンツSEOとの違い
- SEO内部対策の具体的な方法
- 内部対策チェックリスト一覧表
この記事の著者:伊藤 寛規
月間5,000万PV越えのWebメディア「mybest」でコンテンツ制作責任者を経験後、弁護士ポータルサイト「ベンナビ」のSEO担当として、コンテンツSEOやテクニカルSEO、新規メディア立ち上げ、CVR/CTR改善などに携わる。
この記事の著者:渡邉 志明(シュワット株式会社 代表取締役)
SEOコンサルティング会社の経営者。
これまで複数のオウンドメディアの立ち上げ~黒字化にPM・SEO責任者として携わる。コンテンツSEOによるメディアのグロースやインハウス化支援が得意。
SEO対策のなかでも、専門的な知識が必要なSEO内部対策。
SEO担当者のなかには「コンテンツSEOはこれまでやってきたけど、内部対策はイマイチ理解できていない…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
内部対策を行うことで、コンテンツSEOなどのこれまで行ってきた施策がより大きな効果を発揮することが期待できるので、一度は対策しておいて損はありません。
そこで本記事では、SEO内部対策について徹底解説。
概要やメリット、具体的な施策まであますことなく紹介します。
SEO担当者の方は必見の内容となっていますので、ぜひ最後までご一読ください!
- 狙ったキーワードで検索上位がとれていない
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SEO内部対策とは?外部施策と何が違う?
SEO内部対策(内部施策)とは、Webサイト内のコンテンツやサイト構造、タグなどを最適化し、検索エンジンに正しくページをクロール・インデックスしてもらうための施策のことです。オンページSEOと呼ばれる場合もあります。
SEO内部対策には、主に以下の4つの種類があり、それぞれ改善指標や効果範囲が異なります。
各内部対策の名称は、SEO業者によっても変わりますが、実施する施策に大きな違いはありません。
- クロール最適化のための内部対策
- インデックス最適化のための内部対策
- ページ内容を適切に伝えるための内部対策
- ページエクスペリエンス対策の内部対策 など
SEOには、コンテンツSEO、テクニカルSEO、SEO外部対策の3種類があります。
広義のSEO内部対策は、コンテンツSEOとテクニカルSEOの両方を指しますが、実務上はコンテンツSEOと内部対策は分けて考えられることが多く、どちらかというと「SEO内部対策=テクニカルSEO」という意味で扱われるケースがほとんどです。
他の種類のSEO対策との違いについて、詳しく見ていきましょう。
SEO内部対策とSEO外部対策の違い
SEO内部対策と対になるものとして、SEO外部施策があります。
SEO外部施策は、被リンクの獲得など外部サイトを対象として施策を実施するのに対して、SEO内部対策では自分のWebサイトを対象に施策を実施するものだと覚えておきましょう。
SEO外部施策については「SEO外部対策とは?今すぐできる施策8つと注意点をプロが解説」でも紹介しているので、あわせてチェックしてください。
SEO内部対策とコンテンツSEOの違い
コンテンツSEOとは、自社サイトにコンテンツを投稿したり、自社コンテンツの内容を改善したりしてSEOで検索上位を狙うことを指します。
SEO内部対策が自社サイトを対象にした施策であることを考えると、コンテンツSEOもSEO内部対策の一部といえるでしょう。
どこまでをSEO内部対策と呼ぶかの厳密な線引きはないので、施策を行う際は社内で認識を統一しておくとよいでしょう。
なお、コンテンツSEOについては「コンテンツSEOとは?やり方やメリット、事例をわかりやすく解説」でも解説しているので、あわせてチェックしてください。
SEO内部対策とテクニカルSEOは違う?
テクニカルSEOは同じ意味でつかわれることも多いですが、狭義ではSEO内部対策の中でもより技術的な面にフォーカスして対策を行い、検索上位を狙うことを指します。
コンテンツSEOでは、記事を作ったりリライトしたりして改善を行いますが、テクニカルSEOでは、HTMLタグや構造化データのマークアップなどを行うため、必要となるスキルや知識も異なります。
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SEO内部対策が重要な理由|効果は本当にある?
そもそもGoogleの検索結果にページが表示されるには、以下3つのプロセスを踏む必要があります。
Google 検索の 3 つのステージの流れ
Google 検索には 3 つのステージがあります(すべてのページが各ステージを通るわけではありません)。
クロール: Google は、クローラーと呼ばれる自動プログラムを使用して、ウェブ上で見つけたページからテキスト、画像、動画をダウンロードします。
インデックス登録: Google は、見つけたページ上のテキスト、画像、動画ファイルを解析し、その情報を Google インデックス(大規模なデータベース)に保存します。
検索結果の表示: ユーザーが Google で検索すると、Google はユーザーの検索語句に関連する情報を返します。
引用元:「Google の検索エンジンの仕組み、検索結果と掲載順位について」|Google検索セントラル
つまり、記事やLPなどのページを作成したとしてもGoogleにクロールされなかったり、インデックス登録されなかったりすると、自社ページが検索結果に表示されることはありません。
SEO内部対策は、Googleがページをクロールし、インデックスに登録してもらうために非常に重要な役割を持つのです。
実際にGoogleでも、Webサイトを認識しやすくしたり、クロールやインデックスを制御することを推奨しており、SEOでも重要だとされています。
- Googleによるサイトのクロールとインデックス登録を制御する
- Googleがサイトを認識しやすくする
- ガイドラインを遵守する
- ユーザー エクスペリエンスの管理
どれだけ良いコンテンツを発信していても、Googleにページの存在を認知してもらい、インデックスしてもらえなければ意味がありません。
そのため、サイトの内部構造をGoogle向けに最適化するSEO内部対策はSEOにおいて非常に重要だといえるでしょう。
SEOを営業に例えると、コンテンツSEOが商品自体の価値、外部対策が口コミ、内部対策が営業マンのトークにあたります。どんなに商品が良くて口コミの良い商品でもトークが悪いと売れません。
検索エンジンにサイトの良さを伝えきるために、SEO内部対策でサイトの内部構造を最適化することは重要なのです。
なお、SEO内部対策はGoogleで検索上位を獲得するために行う施策ですが、BingやYahoo!など、その他の検索エンジンにも有効です。
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クロール最適化のための内部対策
ここからは、具体的なSEO内部対策について解説します。
まずは、Googleのクロールを最適化するために以下のような内部対策が行えているかチェックしましょう。
- XMLサイトマップを送信する
- リンク構造を最適化する
- パンくずリストを設定する
- ページ間の内部リンクを設置する
- robots.txtを設定する
- 構造化データをマークアップする
- リンク切れチェック・修正する
- Googleサーチコンソールからリクエストを送信する
それぞれの施策内容や手順について、以下で詳しく説明します。
XMLサイトマップを送信する
XMLサイトマップとは、サイト内にどんなページが存在しているのかをGoogleに伝えやすくするためのファイルのことを指し、以下のような形式で記述・作成されます。
【XMLサイトマップの記述例】
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<urlset xmlns="http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9">
<url>
<loc>https://seo-writing-professionals.com//</loc>
<lastmod>2024-09-25T12:00:55+08:00</lastmod>
</url>
<url>
<loc>https://seo-writing-professionals.com//</loc>
<lastmod>2024-09-25T15:20:23+09:00</lastmod>
</url>
</urlset>
ただし、サイトマップを一から記述するケースは少なく、サイトマップ作成ツールやWordPressのプラグイン・テーマなどで自動作成されることが多いでしょう。
なお、XMLはGoogleサーチコンソールを用いて以下の手順で送信可能です。
- Googleサーチコンソールにログインする
- メニューから「サイトマップ」をクリック
- 新しいサイトマップの追加欄に「サイトURLsitemap/xml」と入力して送信をクリック
サイトマップの送信後は、Googleサーチコンソールのサイトマップページからサイトマップが正しく送信されているか確認しましょう。
ステータスが「成功しました」となっていれば問題なく送信されています。エラーが出ている場合は、エラー部分を確認して再度サイトマップを送信してください。
リンク構造(サイト構造)を最適化する
サイトの規模が大きい場合は、リンク構造(サイト構造)を整理することも重要です。
Googleでも大規模なサイトではリンク構造を論理的に整理することを推奨しています。
サイトを整理する
サイトの構築時や改装時には、論理的に整理することをおすすめします。検索エンジンやユーザーがページ間の関係を把握しやすくなるからです。ただし、今すぐ整理し直す必要はありません。長期的にはよいことですが(特に大規模なサイトの場合)、サイトが整理されていなくても、おそらく、そのままの状態で検索エンジンが把握してくれます。
引用元:「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」|Google検索セントラル
ディレクトリ構造を整理することで、クローラーがページを回遊しやすくなるほか、ディレクトリごとのページ更新頻度をGoogleが学習し、クロールの頻度が最適化される可能性があります。
なお、各ディレクトリにはそのページが何を指すのかがわかりやすいURL(パーマリンク)を設定しましょう。
例えば、自社商品についての使い方を説明するページを作成する場合、以下のようなURLを設定してもURLだけではどんなページなのかがわかりにくくなってしまいます。
悪いURLの例 | https://www.example.com/12345678/ |
GoogleがURLを読むだけでどんなページかを理解できるようにするために、以下のようなわかりやすいURLを設定しましょう。
良いURLの例 | https://www.example.com/how-to-use/ |
ディレクトリやページが頻繁に増える場合は、URLやパーマリンク設定のルールを決めておくのがおすすめです。ルールがあれば、ページが増えてもサイト内の構造やディレクトリが混在せずに済むでしょう。
また、リンク構造やコンテンツを整理する際には、リーズナブルサーファーモデルに即したトピッククラスターを意識するのも効果的です。詳しく知りたい方は、「トピッククラスターモデルとは?SEO効果や作り方、事例まで」を参考にしてください。
パンくずリストを設定する
サイト構造を整理すると同時に、パンくずリストの設定も忘れずに行いましょう。
パンくずリストとは、サイトを訪問したユーザーの現在地を示すリンクのことで、一般的にページ上部や下部に以下のように表示されます。
パンくずリストには、ユーザーのサイト内での現在地をわかりやすくするほか、クローラーの回遊を手助けする役割があります。
パンくずリストは、一般的にWordPressのテーマやプラグインを使って設定可能です。Google対策としてはもちろん、ユーザーもよく利用する部分なので、早めに設定するとよいでしょう。
なお、パンくずリストには自然な形でSEOキーワードを盛り込むとよいといわれています。
パンくずリストの最下層(現在表示しているページ)部分には、そのページで狙っているキーワードを可能な範囲で盛り込んでみるとよいでしょう。
ページ間の内部リンクを設置する
Googleのクローラーの回遊性を上げるために、ページ間に適切なリンクを設定することも重要です。
記事内のテキストに関連するページへのリンクを設置するほか、ページの下部や上部に関連ページへのリンクをまとめて設置するのもよいでしょう。
コンテンツのテキスト内に内部リンクを設置する例
ただし、内部リンクはユーザーが必要とする位置に必要な数だけ設置するのが理想です。
クローラーを意識しすぎて、内部リンクを大量に設置したり、関連性がまったくないページに対して内部リンクを貼ったりすると、逆に悪影響が出るおそれもあるので注意しましょう。
robots.txtを設定する
数十万ページを有する大規模サイトの場合は、robots.txtによるクロール制御も検討しましょう。
robots.txtとは、クローラーに対して読み込まなくてよいページを指示するためのもので、以下のような形式で記述・設定します。robots.txtでクロールをブロックしたページは、そもそもクローラーが回ってこなくなります。
User-agent: GooglebotDisallow: /nogooglebot/
引用元:「robots.txt の書き方、設定と送信」Google検索セントラル
User-agent: *Allow: /
Sitemap: https://www.example.com/sitemap.xml
大規模なサイトの場合、すべてのページにクローラーが回りきるまでに時間かかります。
また、Googleでは各サイトごとにクロールのリソース(クロールバジェット)を割り振っており、すべてのWebサイトのすべてのページが必ずクロールされるわけではありません。
そのため、クロールが不要なページにまでクローラーが回ってしまうと、優先的にインデックスしたいページまでクローラーが回らないといったことが起きかねないのです。
ページ数が多いサイトでは、robots.txtを設定することでクロールの優先度をつけることができ、結果的にインデックス登録が早くなる可能性があるでしょう。
伊藤コメント:robots.txtによる指示はかなり強制力の強い指示になるため、頻繁に設定したり、設定を解除したりすることはおすすめしません。robots.txtをnoindexの代わりに使っているサイトもありますが、robots.txtはあくまでもクロール管理の目的で使用すべきなので注意しましょう。
構造化データをマークアップする
会社情報や監修記事など、特定の内容を含むページがある場合は構造化データのマークアップを行いましょう。
構造化データとは、Googleにページの内容を伝えやすくするために記述するデータのこと。構造化データを設定しておくことで、検索結果に以下のようなリッチスニペットとして情報が表示されることもあり、SEO効果が高い施策とされています。
また、リッチスニペット表示ではありませんが、記事の著者情報(誰が書いたか)などを構造化データとしてマークアップすることで、間接的なE-E-A-T対策にもなります。
構造化データの記述方法は、Googleに示す情報によって異なりますが、先ほどのパンくずリストを構造化データとして記述すると、以下のような内容になります。
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org/",
"@type": "BreadcrumbList",
"itemListElement": [
{
"@type": "ListItem",
"position": 1,
"name": "ホーム",
"item": "https://★★★.com/"
},
{
"@type": "ListItem",
"position": 2,
"name": "コラムトップ",
"item": "https://★★★.com/columns/"
},
{
"@type": "ListItem",
"position": 3,
"name": "コラムカテゴリー",
"item": "https://★★★.com/columns/column-category/"
},
{
"@type": "ListItem",
"position": 4,
"name": "コラムページ",
"item": "https://example.com/columns/column-category/page.html"
}
]
}
</script>
なお、構造化データマークアップを行ったパンくずリストは、検索結果に以下のようにリッチスニペットとして表示されます。
そのほか、構造化データとしてマークアップできる項目には、以下のようなものがあるので、自社コンテンツ内にあてはまるものがあるかチェックしましょう。
- 商品価格・レビューなどの商品情報
- イベントの開催日時や場所などの情報
- 料理レシピの情報
- 映画・音楽などの作品情報
- 監修者や著者などの人物情報
- 求人情報
- よくある質問などのFAQ
FAQなど、過去には構造化データマークアップを行うことで必ず検索面に表示される項目もありました。
しかし、検索結果に表示される項目は日々変動しています。すべての項目を構造化データ化するには手間もかかるので、現在の検索結果を確認し、競合が構造化データを設定している項目のみ対策するなどして工夫しましょう。
リンク切れをチェック・修正する
Googleのクローラーは、リンクをたどって回遊します。
サイト内にリンク切れを起こしているリンク(デッドリンク)があると、クローラビリティが低下し、サイトが適切にクロールされないおそれがあるでしょう。
リンク切れは修正してすぐに検索順位が上昇するケースもあるので、定期的にチェックするのがおすすめです。
リンク切れはさまざまな要因で起こりますが、最も多いのがリンク先のページが削除されたことによるものです。
数万ページにも及ぶサイトを運営している場合、すべての内部リンクや発リンクを管理するのは難しいでしょう。
そのため、定期的にリンク切れが起きていないかチェックし、適切なリンクを再設定する必要があるのです。
リンク切れを確認する方法は、主に以下2つです。
- Googleサーチコンソールで確認する
- リンク切れチェックツールで確認する
簡単なのは、Googleサーチコンソールでチェックする方法です。メニューの「カバレッジ」からエラーリンクを確認できるので、リンク切れを起こしているページをひとつずつ修正しましょう。
Googleサーチコンソールからリクエストを送信する
クローラーがなかなか回ってこない、ページを公開・修正してもインデックス登録がされないという場合は、Googleへ直接インデックス登録リクエストを送信するのも有効です。
Googleサーチコンソールでは、以下の手順でインデックス登録をリクエストできます。
- Googleサーチコンソールにログイン
- 左側のメニューから「URL検査」をクリック
- 上部の検索窓にリクエストを送信したいURLを入力してEnter
- 「インデックス登録をリクエスト」をクリック
1日のインデックス登録リクエスト回数には上限があるため、リクエストをしたいページが大量にある場合は、数日に分けて実施しましょう。
過去には数ヵ月経ってクロールされなかったページが、インデックス登録リクエストをしただけで、すぐにインデックスされたこともあります。単純作業ではありますが、毎日少しずつリクエストを送信するとよいでしょう。
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インデックス最適化のための内部対策
ここからは、インデックスを最適化するための内部対策を紹介します。特に最近では、クロールはされているもののインデックス登録がされない「クロール済 – インデックス未登録」に悩まされている方も多いはずです。
クロールされた後に何らかの問題がある場合は、以下に紹介する4つの施策の実施を検討してみましょう。
- 検索結果に出さなくていいページにはnoindexを設定する
- 不要な重複ページや低品質ページに対処する
- やむを得ない重複ページはcanonicalを設定する
- ページネーションごとにページ数を表示する
それぞれの施策について、具体的に解説します。
検索結果に出さなくていいページにはnoindexを設定する
インデックスを最適化するためには、検索結果に出さなくてよいページにnoidexを設定するのがおすすめです。
noindexとは、インデックスしないことをGoogleのクローラーに指示する設定のこと。
クロール自体は回ってくるものの、noindexが施されたページはインデックス登録されることは基本ありません。
noindex設定を行うことで、必要なページだけをインデックス登録できるほか、低品質なページがインデックスされてサイト評価が下がるのを防ぐことができます。
noidexを設定する方法には、WordPressのプラグインなどでページごとに設定するほか、HTMLに直接書き込む方法もあります。HTMLに直接記述する際は、head要素の中に以下のように記述しましょう。
<meta name=”robots” content=”noindex”>
なお、noindex設定を行うページの例には、以下のようなものがあります。
- 文字数が極端に少ない口コミページ
- 内容が同じでURLが違うランディングページ
- サイト内には必要だが、コンテンツが少なく評価してほしくないページ
ただし、一度noidex設定を行うと、noindexを解除して再度インデックスされるまでに時間がかかる傾向があります。noindex設定を行う際は、本当に設定しても問題ないかをチェックし、慎重に作業してください。
不要な重複ページや低品質ページに対処する
内容が重複しているページや低品質なページなど、インデックスされることでサイトに悪い影響が出るページもは、削除など適切な対処を行いましょう。
同じサイト内に内容が似ているページが複数存在すると、重複コンテンツとしてサイトやページの評価が下がってしまうおそれも。ページごとに評価が分散してしまい、検索順位が下がるリスクもあります。
重複コンテンツに対しては、削除や301リダイレクト、canonicalで対処しましょう。(それぞれ後で説明します。)
また、低品質なページが存在することで、サイト全体の評価が低下する可能性もあるので、削除もしくはnoindex処理を行うようにしてください。リソースに余裕がある場合は、リライトしてページ内容を改善するのも選択肢です。
リダイレクトとは
リダイレクトとは、特定のページにアクセスした際に自動的に別のページへ遷移させる設定のことで、301リダイレクトと302リダイレクトの2種類が存在します。
それぞれの違いは以下のとおりです。
- 301リダイレクト:恒久的なリダイレクト
- 302リダイレクト:一時的なリダイレクト
今後リダイレクトを解除する予定がある場合は302を、永久にリダイレクトをする場合は301を設定しましょう。
実務上は302リダイレクトを用いる機会が多いです。301リダイレクトはサイト自体を引っ越してURLが変わる際などに使いましょう。
具体的なシチュエーションとしては、重複コンテンツへの対策としてサイト構造を変更した場合は、301リダイレクトの使用。また、低品質ページを削除した後は、302リダイレクトを使用するケースなどが挙げられます。
なお、リダイレクト設定はWordPressの場合、プラグインを用いて行うのがおすすめです。
やむを得ない重複ページはcanonicalを設定する
ECサイトなど、データベース型のサイトを運営している場合は、ページごとの商品のラインナップが似通ってしまうケースがあります。
このように、やむを得ないかつnoindexやリダイレクトはしたくない場合には、canonical設定を行いましょう。
canonical設定とは、内容が全く同じ、もしくはほとんど同じページに対して、代表となるURLを示す指示のこと。canonical設定を行うことを「URlの正規化」と呼ぶこともあります。
canonicalを設定することで、重複しているページの中でどれが代表となるページなのかを示せるので、ページ評価を適切に集約可能です。canonical設定を施す場合は、ページ内のタグに以下のように記載しましょう。
<link rel="canonical" href="正規ページ(代表となるページ)のURL">
ただし、canonical設定には強制力がない点に注意してください。
Googleは、あくまでもcanonical設定をヒントするだけで、どのページをインデックスするかはGoogle次第です。
ページネーションごとにページ数を表示する
ページネーションとは、ページ割のことを指します。
ブログやアフィリエイトサイトを運営している場合、記事数が多くなると「記事一覧ページ」が、複数ページにわたることがあります。また、検索型のデータベースサイトを運営している場合も検索結果が1ページ目、2ページ目と複数にまたがることもあるでしょう。
ページネーションは、「○○の記事一覧」「○○の検索結果」のようにタイトルやhタグ、メタディスクリプションが同じになりがちです。そのため、重複ページとして判定を受けやすいページでもあります。
ページネーションが発生する場合は、ページごとに以下のようにタイトルやhタグ設定を変え、違うページであることをわかりやすくしましょう。
良い例 | <title>○○の記事一覧</title> |
悪い例 | <title>●ページ目|○○の記事一覧</title> |
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ページ内容を適切に伝えるための内部対策
次に、ページの内容をより正確にクローラーに伝えるための内部対策を3つ紹介します。
- titleタグ・hタグを整理し、キーワードを盛り込む
- 画像にalt属性を設定する
- 適切な発リンクを設定する
良いコンテンツを発信していても、内容がGoogleに伝わりづらければ正しく評価してもらえないおそれも。ポイントを押さえて、クローラーにコンテンツの内容を読み取ってもらえるようにしましょう。
それぞれのポイントについて、以下で詳しく解説します。
titleタグ・hタグを整理し、キーワードを盛り込む
Googleにコンテンツを正しく読み取ってもらうには、タイトルタグや見出しタグを整理してキーワードを自然に盛り込むことが重要です。
また、タイトルタグはユーザーが記事を読みたいと思うかどうかを決定付ける非常に重要な役割を持ちます。キーワードや賑やかしの単語を盛り込むことで、クリック率の改善にもつながるでしょう。
ただし、Googleではコンテンツ内でのキーワードの乱用について、以下のように注意喚起をしています。
キーワードの乱用同じ言葉を何度も繰り返すことは(多少変化を持たせても)ユーザーをうんざりさせてしまうほか、キーワードの乱用は Google のスパムに関するポリシーに違反することにもなります。
引用元:「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」|Google検索セントラル
キーワードだけを盛り込んだり、不自然な形でキーワードを見出しに含めたりすることは避け、あくまでも自然な形で見出しを調整しましょう。
なお、キーワードの盛り込み方については「SEOキーワードの正しい入れ方|実例や対策キーワードの選び方まで」でも解説しています。hタグの使い方と合わせて、ぜひチェックしてください。
画像にalt属性を設定する
コンテンツ内に画像を使用している場合は、alt属性の設定を忘れずに行いましょう。
alt属性とは、画像の代わりになる代替テキストのこと。
Googleのクローラーは画像を文字として識別できないため、その画像が何を指すのかをalt属性を用いて伝える必要があるのです。
Googleでも画像の内容を検索エンジンに伝えるために、alt属性を設定することを推奨しています。
わかりやすい代替テキストを画像に追加する代替テキストとは、画像とコンテンツの関係を簡潔に説明するものです。何に関する画像なのかや、画像とページとの関係の背景を検索エンジンが理解するのに役立つため、適切な代替テキストを書くことは極めて重要です。
引用元:「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」|Google検索セントラル
alt属性は、画像のimgタグに対して以下のように設定しましょう。
<img src=”画像のURL” alt=”画像の代替テキスト”>
なお、WordPressの場合は、画像をアップロードする際に画像詳細の設定欄にある「代替テキスト」からalt属性を設定可能です。
オリジナル画像やインフォグラフィックを作成している場合は、内容が伝わるように必ず設定してください。
ただし、フリー画像などの特に意味を持たない画像を使用している場合は無理にalt属性を設定する必要はありません。その場合は、alt属性を空欄の状態で記載しておきましょう。
伊藤コメント:alt属性を設定する際は、見出しなどからコピペするのは避けてください。オリジナルの内容で短く簡潔に画像の内容を説明してみましょう。
適切な発リンクを設定する
コンテンツの内容が専門的な場合には、参考にしたサイトのURLなどを設定するのも効果的です。
出典元のリンクを正しく掲載することで、コンテンツの信頼性を担保でき、E-E-A-TのTrustworthiness(信頼性)にもポジティブな効果をもたらすことが期待できます。
実際、Google検索品質評価ガイドラインにも以下のように記載されています。
十分な量の正確な情報と信頼できる外部参照を含む [記事] は、通常、高レベルに評価されます。
引用:Google検索品質評価ガイドライン
なお、引用方法や出典リンクの記載方法については「ネット記事の正しい引用方法|出典の書き方や著作権侵害のリスク」でも紹介しているので、あわせてチェックしてください。
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ページエクスペリエンス対策の内部対策
次に、ページエクスペリエンスを改善するための内部対策を紹介します。
ページエクスペリエンスとは、ユーザーがサイトを訪問した際の利便性が良いか悪いかを測るための指標のこと。
ページエクスペリエンスを改善することで、ユーザー体験が良くなり、結果的にSEOにもポジティブな影響が出る可能性があるのです。
ここでは、ページエクスペリエンスを改善するための内部対策として、以下3つを紹介します。
- ページスピードを改善する
- コアウェブバイタルズ(Core Web Vitals)を改善する
- モバイルフレンドリーになっているか確認する
- 自社サイトをSSL化(https化)する
それぞれ解説していきます。
ページスピードを改善する
ページの表示速度は、ページエクスペリエンスにダイレクトに影響するため、必ず対策が必要です。
自社サイトのページスピードとスコアは、PageSpeed Insightsというツールで確認できます。PageSpeed Insightsにアクセスして、以下の手順で自社サイトのページ表示速度が適切かどうかチェックしましょう。
- PageSpeed Insightsにアクセスする
- 上部の検索窓にチェックしたいページのURLを記載し「分析」をクリック
- スコアが表示されたら「パフォーマンスの問題を診断する」部分で問題を確認
なお、ページスピードが遅い場合は、原因も一緒に確認できるので、改善ポイントがどこなのかもあわせてチェックしましょう。
コアウェブバイタルズ(Core Web Vitals)を改善する
ページスピードと一部重複しますがコアウェブバイタルズ(Core Web Vitals)の改善も重要です。
コアウェブバイタルズとは、ページスピードや視覚的な安定性、インタラクティブ性(サイト内でクリックをしたときなどの反応の速さ)など、ユーザーのページエクスペリエンスを測定する指標のことです。
Googleでは検索ランキングにコアウェブバイタルズが影響することを以下のように明言しています。
Google のコア ランキング システムは、優れたページ エクスペリエンスを提供するコンテンツを高く評価するように設計されています。
引用:「ページ エクスペリエンスの Google 検索結果への影響について」|Google検索セントラル
コアウェブバイタルズの指標は以下の3つです。
- Largest Contentful Paint(LCP):ページ内で最も大きなコンテンツ要素(通常は画像やテキストブロック)が表示されるまでの時間。2.5秒以内にとどめるようにしろとGoogleが明言。
- Interaction to Next Paint(INP):ユーザーがウェブサイト上で行った操作(クリック、タップ、キー入力など)に対して、ブラウザが視覚的な変化(画面の更新)を表示するまでにどれくらいの時間がかかるかを測定する指標。以前のFIDが2024年3月からINPになった。
- Cumulative Layout Shift(CLS):ページの表示中に発生する予期せぬレイアウトシフトの総量。ユーザーがページを操作しようとしているときに、要素が突然動いてしまう現象です。
以上のような指標が良好だと、検索ランキングで高評価を得られます。
それぞれ、先ほど紹介したPageSpeed Insightsで調査できるので、必要に応じて改善を進めていきましょう。
モバイルフレンドリーになっているか確認する
現代のWebサイトにおいては、モバイル対応は必須です。
ほとんどのユーザーは、スマホからサイトを閲覧するため、必ずモバイルフレンドリー対応になっているかチェックしましょう。
以下の通り、モバイルフレンドリーであるかどうかは、直接的にSEOへの影響をもたらす可能性が高いです。
以前は Core Web Vitals、モバイル対応であること、HTTPS を利用していること、煩わしいインタースティシャルがないことがページ エクスペリエンス シグナルとしてリストアップされていました。これらのシグナルは引き続き検索ランキングで使用されていますか?
これらのシグナルのすべてがランキングに直接使用されるとは限りませんが、検索ランキングの順位が高いページはページ エクスペリエンスに関するこれらの要素も優れているため、注目に値すると考えています。
引用:「ページ エクスペリエンスと Google 検索結果への影響 」| Google 検索セントラル
また、そもそもスマホユーザーが多い現代において、ユーザーエクスペリエンスを高めるためにモバイルフレンドリーであることは非常に重要な要素だと言えるでしょう。
なお、WordPressなどのCMSを用いている場合、ほとんどのケースで最初からモバイルフレンドリーに対応しています。
心配な場合は、スマホで自社サイトにアクセスしてデザインが崩れていたり、パソコンと同じ表示になったりしていないか確認しましょう。
自社サイトをSSL化(https化)する
ユーザーが安心してサイトを閲覧・利用できるためには、自社のサイトをSSL化しておくことも大切です。
SSL化とは、サイト内の情報を暗号化し、情報漏洩を防ぐための仕様のこと。SSL化されたサイトは、URLの冒頭が「https~」となるため、https化とも呼ばれます。
SSL化されたサイト | https://seo-writing-professionals.com/ |
SSL化されていないサイト | https://seo-writing-professionals.com/ |
GoogleではSSL化を推奨しており、SSL化の有無を検索ランキングの評価要因の一つにすると明言しています。
Google は過去数か月にわたり、暗号化された安全な接続をサイトで使用していることを検索のランキング アルゴリズムのシグナルとして考慮するテストを実施してきました。このテストで十分な結果が得られたため、Google はランキング シグナルとして HTTPS を使用することにしました。
引用:「ランキング シグナルとしての HTTPS」|Google検索セントラル
また、最近では、「httpよりhttpsのほうが安全」という認識が広まっており、ウィルスバスターなどを入れているパソコンでSSL化されていないサイトはページを開くと「保護されていない通信」と表示されたりすることも。
ネットに詳しくない一般ユーザーにも、SSL化されていないサイトは嫌われる傾向があるので、未対応の場合は対応しておきましょう。
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その他の内部SEO施策
ここからは、上記で紹介した以外のSEO内部対策を紹介します。
- FAQページの作成
- ユーザー投稿型のページを作成する
- トップページのコンテンツ・導線の改善
- 適切なキーワード選定を行う
以下でそれぞれについて、詳しく見ていきましょう。
FAQページの作成
SEO内部対策として、FAQページを作成することを検討しましょう。
FAQページとは、自社のサービスや商品に関するよくある質問やその回答をまとめたページのこと。
FAQページではユーザーが疑問をまとめて解消できるため、サイトでのユーザー体験が向上する可能性があります。
また、自社の商品やサービスについてのキーワードで検索結果に表示されやすく、直接的な流入を見込める点もメリットです。
SEOコンテンツとしても評価されやすいので、まだFAQページがない場合は作成を検討してみましょう。
ユーザー投稿型のページを作成する
近年では、口コミやレビューなどのユーザー投稿型のコンテンツを有するサイトが、SEOで高評価を得る傾向にあります。
ユーザー投稿は、独自コンテンツとして高い評価を得ている可能性があるのです。口コミのほか、ユーザーが質問を投稿できたり、サービス開発者と交流できたりする掲示板など、ユーザー参加型のコンテンツを作成できないか検討してみましょう。
ただし、ユーザー投稿型のコンテンツは、反対に低品質コンテンツが量産されるリスクもはらんでいます。文字数がほとんどないページなどは自動的にnoindexするなど、一定のルールを設ける必要があるでしょう。
トップページのコンテンツ・導線の改善
SEO対策を行っていると、それぞれのSEO記事の対策に注力しがちですが、トップページの改善も怠らないようにしましょう。
また、トップページは、いわばサイトの顔です。多くのユーザーが利用するページなので、導線は適切か、コンテンツは十分かなど、SEO記事と同じように改善を繰り返しましょう。
トップページはクローラーの訪問頻度が高い傾向にあり、サイト内の重要なページへの内部リンクを設けることが大切です。また、被リンクが集まりやすいトップページから内部リンクを貼ることで重要ページへのPageRank受け渡しが行われるメリットもあります。
デザインやユーザーエクスペリエンスも重要ですが、同時に内部リンクを適切に盛り込めているかも非常に重要です。
重要ページにトップページから直接クローラーたどり着けない、という場合は改善するようにしましょう。
また、トップページの離脱率が減り、回遊性がアップすればサイト全体のSEO評価にもポジティブな効果をもたらす可能性があるでしょう。
適切なキーワード選定を行う
SEO内部対策では、インデックスの最適化がよく課題としてあがります。
特に、サイトの規模が大きい場合は、似たようなコンテンツが複数存在していることで、重複ページの判定を受けてしまうなどで悩むケースも多いでしょう。
インデックス関連の問題で悩まないためには、初めから適切なキーワード選定を行うことが大切です。キーワードを正しく選定し、重複ページの発生を防げれば、あとあとのトラブルも発生しません。
これからサイトを立ち上げる予定の方や、これからSEO記事の作成に取り組む場合は「SEOキーワード選定完全ガイド|実行手順や注意点・活用ツールまで」を参考に、正しくキーワード選定を行ってください。
伊藤コメント:同じキーワードで複数の記事を作成してしまうと、自社記事で評価を奪い合ってしまう「カニバリ」という状態になってしまいます。カニバリが発生すると、本来1位をとれるはずのコンテンツでも、順位が下がってしまうので注意しましょう。
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SEO内部対策チェックリスト一覧
以下では、ここまで紹介してきたSEO内部対策をチェックリスト化しました。自社サイトがすべての項目を満たしているか確認するのに役立ててください。
項目 | ✓ |
---|---|
XMLサイトマップは送信されていますか? | ☐ |
リンク構造はわかりやすく構成されていますか? | ☐ |
パンくずリストは設定されていますか? | ☐ |
ページ間の内部リンクは適切に設定されていますか? | ☐ |
必要に応じてrobots.txtは設定されていますか? | ☐ |
必要な構造化データはマークアップされていますか? | ☐ |
リンク切れはありませんか? | ☐ |
検索結果に出さなくていいページはnoindexしていますか? | ☐ |
低品質なページや不要な重複ページは削除・リダイレクト済みですか? | ☐ |
やむを得ない重複ページにはcanonicalを設定していますか? | ☐ |
ページネーションにはページごとのhタグやtitleタグに数字が盛り込まれていますか? | ☐ |
ページごとのtitleタグ・hタグは適切に設定されていますか? | ☐ |
ページごとのmeta descriptionタグは適切に設定されていますか? | ☐ |
画像にはalt属性が設定されていますか? | ☐ |
参考文献やデータには、適切な発リンクを設定していますか? | ☐ |
ページスピードが早く、表示に時間がかからない状態ですか? | ☐ |
Webサイトはモバイルフレンドリーになっていますか? | ☐ |
WebサイトはSSL化されていますか? | ☐ |
ペナルティのリスクあり!やってはいけないNG内部対策
SEO内部対策には、以下のように手を出してはいけないNG施策が存在します。
- クローキング
- 隠しリンク・隠しテキスト
NGな施策を行うと、最悪の場合、Googleからペナルティを受けてしまうおそれも。
やってはいけない施策について、ここで押さえておきましょう。
クローキング
クローキングとは、検索エンジンのクローラーとユーザーに対してそれぞれ別のページを見せるブラックハットSEOの手法です。
過去には、検索エンジンにはキーワードを盛り込んだテキストを読ませ、ユーザーには画像や動的なサイトを表示するなどで検索上位を獲得しているサイトが多数ありました。
しかし現在では、クローキングはGoogleのガイドラインに違反する行為として定められています。
クローキングクローキングとは、検索ランキングを操作したりユーザーに誤解を与えたりすることを目的に、ユーザーと検索エンジンに異なるコンテンツを表示することです。
引用元:「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー」|Google検索セントラル
会員登録やログインをしないと閲覧できないページがある場合、意図せずクローキングをしてしまっているケースもあるので注意しましょう。
なお、クローキングの事例や意図的でないクローキングの回避方法について詳しく知りたい方は、「クローキングとは?具体的な手法やSEOでやってはいけない理由」を参考にしてください。
隠しリンク・隠しテキスト
クローキングに似たものとして、隠しリンクや隠しテキストにも注意しましょう。
隠しテキスト・隠しリンクとは、ユーザーに見えない部分にHTMLでテキストやリンクを設置し、あたかもその部分にコンテンツがあるかのように見せる手法のことです。
こちらも、キーワードの含有率やリンク数がSEOの評価基準であった自体に流行ったブラックハットSEOの手法で、現在はペナルティの対象となっています。
SEO内部対策はあくまでも土台作り!重要なのはコンテンツの質
SEOの内部対策を行う際に知っておくべきなのは「内部対策はあくまでも土台作り」であることです。
ページスピードやタグの設定をいくら改善したところで、SEOの評価が劇的に改善することはまずありません。内部対策は、あくまでも自社サイトでSEO的にマイナスな部分をゼロに戻すための施策であり、プラスに働くことはまれです。
SEOにおいて最も重要なのは、ユーザーのためになる良質なコンテンツを発信することです。内部対策だけで何とかしようとするのではなく、コンテンツSEOも並走しながら対策しましょう。
SEO内部対策で悩んでいるなら外注も検討を
SEO内部対策は、毎日継続的に取り組むというよりは、定期的にサイト内部に問題がないかをチェックして改善する流れが一般的です。
そのため、自社内にノウハウがない場合は内部対策を実施したいタイミングでSEO会社に調査や改善提案を依頼することも検討しましょう。
もちろん、なかには悪質なSEO会社も存在するため、外注する場合は慎重に会社を選ぶ必要があるでしょう。
SEO会社の選び方については「同業が選ぶ!東京のおすすめSEO対策会社9選|選び方や費用相場」でも詳しく解説しているので、気になる方はぜひチェックしてください。
なお、ULTRAでは月額300,000円からSEOコンサルティングを受け付けております。
内部対策の提案にも対応しておりますので、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
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まとめ
本記事では、SEO内部対策の概要やメリット、具体的な施策などについて解説しました。
適切な内部対策を行うことで、SEOにおけるいわば土台作りが可能です。土台がしっかりしていると、コンテンツSEOなどのその他の施策も効果的に働く可能性があります。
これまで内部対策には手を付けていなかったというサイト運営者の方は、ぜひ一度内部調査を行い、改善できる部分がないか確認してみましょう。
ノウハウがない場合は、外注も可能です。最近では、さまざまなSEO業者が存在しているので、ぜひ自社にあった企業に相談・依頼してみてください。
ULTRAでは、内部対策を含めたご提案も行っています。SEO全般に関する相談も可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
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