【2025年】オウンドメディア向きCMSおすすめ16選を比較|無料CMSや選び方解説も

おすすめのオウンドメディア向きCMSを厳選!!

この記事は、当ブログのコンテンツ制作・編集ポリシーに沿って制作されています。

この記事でわかること
  • オウンドメディア向きCMSおすすめ16選
  • 最適なCMSの選び方
オウンドメディア運用コンサルタント紹介①渡邉志明

この記事の著者渡邉 志明(シュワット株式会社 代表取締役)

オウンドメディア運用支援会社の社長
これまで複数のWebメディアの立ち上げ~黒字化にPM・SEO責任者として携わる。コンテンツSEOによるメディアのグロースやインハウス化支援が得意。

オウンドメディアの制作・構築にあたり、欠かせないものである「CMS」。

しかし、CMSの種類は非常に多く以下のような疑問やニーズをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

「適切なCMSの選び方がわからない」
「自社に合ったCMSを知りたい」

そこで本記事では、2025年現在おすすめのCMSや選び方を基礎知識からわかりやすく紹介していきます。
CMSごとにどんなオウンドメディアに合っているか、メリット・デメリットなど詳しく解説しています。

ぜひ参考にしてみてください。

オウンドメディアの立ち上げ・運用をご検討中ですか?
  • オウンドメディアを立ち上げたいがノウハウがない
  • 戦略的にオウンドメディア運用をしたい
  • オウンドメディアで高い成果を創出したい

現在、上記のようなお困りごとがありましたら、オウンドメディアの立ち上げ・運用で圧倒的な成果を創出してきた我々『シュワット株式会社』へご相談ください。徹底的に定量的な成果を追求し、オウンドメディアの制作から戦略設計、施策の実行、コンテンツ制作、インハウス化支援まで、ニーズに合わせた最適なプランで強力にサポートいたします。

\オウンドメディアで圧倒的な成果を創出する/
お問い合わせはこちら

\オウンドメディアの制作ならシュワット株式会社へ/

目次

CMSとは?

CMSは コンテンツ管理システム(Content Management System) の略で、オウンドメディアのコンテンツを構成するテキストや画像、動画などを統合・体系的に管理し、配信など必要な処理を行うシステムのことです。

より簡単に言うと、「オウンドメディアを簡単に作ったり更新したりするためのツール」です。

CMSを利用することで専門知識がなくても、オウンドメディアの作成、更新、運営などが容易に行えます。

基本的にオウンドメディアを運用するうえで、CMSは絶対必要です。

オウンドメディア運用におけるCMSの役割や重要性

オウンドメディアにおいて、CMSは以下のような重要な役割を持ちます。

ノーコードでの効率的な
コンテンツ記事)の作成・更新

記事、画像、動画など、
各種コンテンツの一元管理

CMSのコンテンツの一元管理機能

メインは上記の2つの役割ですが、その他にもCMSによっては以下のような役割を担う場合もあります。

  • SEOに関連した設定:CMSによってはSEO的に優れたオウンドメディアを作成する各種機能が備わっています。
  • アクセス解析:アクセス解析機能搭載のCMSやアクセス解析ツールと連携できるCMSがあります。
  • マーケティングツール連携:MAツールやCRMなど、マーケティングツールと連携できるCMSがあります。

続いて、CMSを利用するメリットも紹介します。

オウンドメディア運用においてCMSを利用するメリット

オウンドメディア運用でCMSを利用するメリットは以下の通りです。

  • 運用の効率化:プログラミングの専門知識を持たない社員でもコンテンツの作成・更新が可能になる
  • コストの削減:コンテンツの作成・更新を外部の制作会社に依頼する必要がなくなりコスト削減につながる
  • コンテンツ品質の向上:専門知識が不足していてもデザイン性やSEOの品質が高まるように設計されている

特にメリットとしてが大きいのがひとつめの運用効率化の部分です。

従来はコンテンツの作成・更新にHTMLやCSSといった専門知識が求められていましたが、CMSを利用することでレゴブロックを組み立てるようなイメージで誰でも作成・更新ができるようになります。

以上のようなメリットから、オウンドメディア運用においてCMSは必要不可欠です。

\オウンドメディアの制作ならシュワット株式会社へ/

最適なオウンドメディア向きCMSの選び方

オウンドメディア向きCMSは数多くあるため、まずは最適なものを選ぶ方法を知っておきましょう。

CMSは以下のようなポイントに注目して選ぶのがおすすめです。

  • CMSの種類
  • 機能
  • 料金
  • その他の注目すべきポイント
    • サポートの有無
    • カスタマイズ性
    • セキュリティ面

それぞれ解説していきます。

CMSの種類

一口にCMSといっても以下のような種類があり、自分に合ったタイプを選ぶことが大切です。

  • WordPress系(オープンソース型)
  • 独自ツール系(ベンダー独自開発型)
  • ブログサービス系

それぞれの特徴や違いを知ることは、CMS選びに欠かせません。
詳しく見ていきましょう。

WordPress系(オープンソース型)

WordPress系のCMSには、世界で最も利用されているオープンソースCMSである「WordPress」をはじめとする無料でカスタマイズ性の高いサービスが分類されます。

▼特徴まとめ

メリット無料で利用できる

高い拡張性と柔軟性で自由度高く制作できる

SEOに強いCMSが多い

情報が豊富で学習しやすい

ユーザーコミュニティが世界中にあり解決策が見つかりやすい
デメリット人気が高いがゆえに、ハッカーの標的になりやすい(→セキュリティ対策が必要)

自由度が高い反面、高度なカスタマイズにはHTML、CSS、PHPなどの知識が必要
費用CMS利用料は無料。ただしプラグインやテーマの利用で追加料金がかかる。
機能プラグインやテーマで自由度高く追加できる。
カスタマイズ性極めて高い。
サポートの有無基本なし。必要な場合はホームページ制作会社等を自身で見つける必要がある。
セキュリティ対策を講じる必要あり。
該当するサービスWordPress、Wix、Drupalなど

独自ツール系(ベンダー独自開発型)

独自ツール系(厳密にはベンダー独自開発型)のCMSは、特定のベンダーが独自に開発したCMSです。

一般的なCMS(WordPressなど)とは異なり、特定の企業や組織のニーズに合わせてカスタマイズされている場合が多く(BtoBマーケティング特化型がど)、 ニッチな要件に対応できる柔軟性やベンダーによる手厚いサポートが特徴です。

▼特徴まとめ

メリットCMSそれぞれに独自の機能や強みがある

システムのメンテナンスやアップデートはサービス提供側が行ってもらえる

サービス提供側がセキュリティ対策を実施しているため強固
デメリットカスタマイズの自由度が低い場合がある

サービス提供側の都合により、サービス内容が変更されることがある

料金が高い場合がある
費用CMS利用料から有料。オプションで様々な料金がかかる。
機能もともと高機能なCMSが多い。
カスタマイズ性あまり高くない。制限あり。
サポートの有無サポートありのCMSが中心。
セキュリティ初期段階から強固なセキュリティが担保されている場合が多い。
該当するサービスLedgrid、ferret One、CREAM、stuidoなど

ブログサービス系(プラットフォーム型)

厳密にはCMSと呼べるか疑問ですが、ブログサービス系(プラットフォーム型)は初心者でもオウンドメディアを簡単に開設できます。

例えば、noteなら簡単なアカウント登録をすればブログ記事の投稿が開始できるため、実質的なオウンドメディアとしての運用が可能です。

実際、noteをオウンドメディア代わりにしている企業は、大手企業含め多く存在しています。

▼特徴まとめ

メリットとにかく手軽に始められる

オウンドメディア制作・構築の手間がかからない

無料で始められる
デメリット柔軟性やカスタマイズ性はほとんどない

大きな成果を生むのはやや難しい
費用基本は無料。オプション料金がかかる場合あり
機能ブログサービスの機能のみ
カスタマイズ性ほぼなし
サポートの有無基本なし。オプションでサポートを付けられるサービスもある。
セキュリティ大手ブログサービスなら強固なセキュリティ対策をはじめから搭載。
該当するサービスAmebaブログ、note、はてなブログmedia、楽天ブログなど

機能

利用するCMSによって搭載されている機能は大きく異なります。

オウンドメディアの目的に合わせて、必要な機能を洗い出したうえでカバーされているサービスを選びましょう。

なお、WordPress系を選ぶ場合はカスタマイズ性が極めて高いので基本的に必要な機能はあとから追加できます。
なので、この段階ではあまり気にする必要はありません。

一方で、独自ツール系やブログサービス系を利用する場合は事前に細かく確認することが大切です。

デモ利用なども実施してみて、最適なCMSを選びましょう。

渡邉

はじめてオウンドメディアを立ち上げる場合、必要な機能がわからないという方も多いのではないでしょうか、弊社で目的に応じておすすめのCMSを提案可能なのでお気軽にお問い合わせください。

料金

CMSの料金も確認しておきましょう。

料金は選択するCMSの種類、プラン、必要な機能、サポートのレベルによって大きく異なります。

WordPress、Drupal、Joomla!といったオープンソース型CMSは、無料で利用可能です。
HubSpotやLeadGridなど、独自ツール系のCMSは、初期費用や月額利用料が発生します。

また、どちらの場合でも、オウンドメディア制作会社を利用する場合は開発や構築に別途費用が必要です。
開発費用相場は、戦略設計など高度な要件を求める場合は200万円以上になります。

noteなどブログサービス系のCMSは無料で利用できます。
予算に応じて適切な料金のCMSを選ぶようにしましょう。

なお、オウンドメディアにかかる費用について詳しく知りたい方は、「オウンドメディア費用相場は?構築・運用の料金&コスト削減ポイント」を参考にしてください。

その他の注目すべきポイント

その他、以下のようなポイントにも注目してCMSを選びましょう。

サポートの有無初心者や、技術的な知識が少ない場合は、手厚いサポートがあると安心です。電話、メール、チャットなど、どのようなサポート方法があるか、対応時間や対応言語を確認しましょう。
情報の得やすさ・わかりやすいマニュアルの有無トラブルシューティングや、機能の追加などを行う際に、情報が豊富にあると便利です。公式サイト、フォーラム、ブログなどに情報が豊富にあるか、わかりやすいマニュアルが提供されているかを確認しましょう。
カスタマイズ性オウンドメディアのデザインや機能を自由にカスタマイズしたい場合は、カスタマイズ性が高いCMSを選びましょう。テーマやプラグインの豊富さ、コード編集の自由度などを確認しましょう。
セキュリティ面セキュリティ対策はオウンドメディア運営において非常に重要です。セキュリティ対策がしっかりとしているCMSを選び、セキュリティアップデートが提供されているかを確認しましょう。
使いやすさCMSの操作が簡単であれば、効率的にウェブサイトを運営できます。直感的に操作できるか、わかりやすいインターフェースであるかを確認しましょう。
パフォーマンス表示速度が速いオウンドメディアは、ユーザーエクスペリエンス向上に繋がり、SEOにも良い影響を与えます。 軽量なCMSを選ぶ、ページ表示速度を最適化する機能があるかを確認しましょう。
デザイン美しいデザインのオウンドメディアは、ユーザーの印象に残りやすく、ブランドイメージ向上にも繋がります。豊富なテーマやテンプレートが用意されているか、デザイン性の高いものを作成できるか確認しましょう。

以上の点を考慮して、総合的に判断しましょう。

\オウンドメディアの制作ならシュワット株式会社へ/

最もおすすめのオウンドメディア向きCMS 5選

本記事で紹介する中で、特におすすめのオウンドメディア向きCMS 5選を見ていきましょう。
それぞれやや詳しめに紹介します。

渡邉

迷ったらここで紹介する3種類のいずれかをご活用いただければOKです。

WordPress(ワードプレス):シェアNO.1※には理由あり

WordPress(ワードプレス)
出典:WordPress

WordPress(ワードプレス)は、世界で最も利用されているオープンソースCMS※。
カスタマイズ性に優れ日本を代表するようなオウンドメディアも含め、多くの人や企業がWordPressを利用しています。

WordPressの魅力について見ていきましょう。

WordPress市場シェア統計より

①オウンドメディアに最適化された「テーマ」が多数存在している

WordPressには「テーマ」という、オウンドメディアの見た目やレイアウト、機能などを決定するテンプレートが多数存在しています。

また、オウンドメディア運用SEOのことを考えて設計されたテーマも多く、それらを利用するだけでデザイン面やSEO面がある程度カバーしきれます。

運用目的やターゲットに合ったデザインや機能を持つテーマを選ぶことが大切です。

▼人気のテーマ例

SWELL(当サイトも利用中)

SWELL

国内人気NO.1※のテーマです。SEO面、デザイン面、使いやすさ、自由度、どれをとってもおすすめのテーマになります。
※:2022年度の人気シェアランキングより

THE THOR

THE THOR

SEOに強いテーマです。デザイン性やカスタマイズ性、表示速度の面でも優れており人気。テクニカルSEOに必要な機能が充実しています。

②「プラグイン」により簡単に機能がカスタマイズができる

WordPressのプラグインは、WordPressの機能を拡張するためのツールです。
例えるなら、スマートフォンにアプリをインストールして、機能を追加していくようなイメージです。

WordPress自体はシンプルな作りになっていますが、プラグインを追加することで、様々な機能を追加して、自分だけのオリジナルのオウンドメディアを作ることができます。

本来、高い専門知識が要求される以下のような機能をダウンロードするだけで簡単に追加可能です。

  • セキュリティ対策:サイトを不正アクセスから守る各種機能
  • SEOの構造化データ追加:SEOに必要な構造化データを追加する機能
  • お問い合わせフォーム:サイトに問い合わせフォームを設置するための機能
  • アクセス解析:サイトへのアクセス状況を分析するための機能
  • SNS連携:サイトの内容をSNSで簡単にシェアできるようにするための機能

など、上記はごく一部で他にも様々な種類の機能を追加できるプラグインがあります。

③SEOに強い

WordPressはオウンドメディア運用において重要な「SEO」に強いというのも大きな魅力です。
SEOに強いと言われる理由には以下のようなものがあります。

  • クリーンなコード:無駄なコードが少なく、整理されたHTMLで出力されるため、検索エンジンがサイトの内容を正確に把握しやすい
  • パーマリンク設定:記事のURLを自由に設定できるパーマリンク機能により、SEOに効果的なキーワードを含むURLを設定できる
  • カテゴリー・タグ:カテゴリーやタグを使ってコンテンツを分類することで、サイト構造を整理し、クローラーがサイト全体を巡回しやすくなる
  • SEOに役立つプラグインが豊富:SEOに必要な機能を揃えたプラグインが豊富に存在しており、専門知識がなくても、簡単にSEO対策を行うことができる
  • コンテンツの更新がしやすい:誰でも簡単にコンテンツを作成・編集できるため、検索エンジンから高く評価される傾向にあるコンテンツ更新頻度が高いオウンドメディアが作れる

他にも、モバイルフレンドリーである点やページ速度など、SEOで重要な要素がほとんどカバーされています。

なお、勘違いしてほしくないのがWordPressを利用するだけでSEOができるというわけではありません
あくまでSEOでは様々な施策を実施する必要があり、WordPressを利用することでそれらの施策が行いやすくなるということを意味してきます。

オウンドメディアのSEO対策について詳しく知る

上記のメリットの他、Web上に使い方や構築に関する情報があふれているので、初心者が自力でオウンドメディアを構築・運用する場合にも適しています。

一方で、セキュリティ対策が必要な点や大規模オウンドメディア(大企業・政府レベルの)だと柔軟性や拡張性が不足しがちな点などがデメリットとして挙げられるでしょう。(大規模の場合は後に紹介するDrupal等がおすすめ)

タイプWordPress系
メリット無料で利用できる

カスタマイズの自由度が高く思い通りのオウンドメディアを作れる

誰でも簡単にコンテンツの作成・

SEOに強い
デメリットセキュリティ対策を別途行う必要がある

構築に知識が必要なので基本的には外注が選択肢になる
どんな人におすすめあらゆる企業・個人におすすめ
費用無料。ただしプラグインやテーマの利用には料金がかかる場合がある。
機能プラグインやテーマで自由度高く追加できる。
カスタマイズ性極めて高い。
サポートの有無基本なし。必要な場合はホームページ制作会社等を自身で見つける必要がある。
セキュリティ対策を講じる必要あり。

Blue Monkey(ブルーモンキー):商談獲得をしたいBtoB企業向け

Blue Monkey(ブルーモンキー)
出典:Blue Monkey(ブルーモンキー)

Blue Monkey(ブルーモンキー)は、BtoB企業がオウンドメディア経由で商談獲得を目指す場合に適したCMSです。

ferret Oneと似た特徴や機能を有していますが、柔軟性が高くJavaベースで、高度なカスタマイズが可能です。

また、高いセキュリティレベルやサポート体制の面でも優れています。

SEO関連機能やフォーム作成、コンバージョン設定機能など、BtoBマーケティングに合った機能も充実。

オウンドメディアを活用して商談獲得を増やしたいBtoB企業におすすめのCMSです。

タイプ独自ツール系
こんな人におすすめBtoB企業がオウンドメディア経由で商談獲得目指す場合におすすめ
費用ライセンス費用:36,000円+ホームページ制作費用
機能あらゆる機能が充実。アクセス解析やユーザー管理、フォーム管理機能なども搭載。
カスタマイズ性高い拡張性。
サポートの有無サポートあり
セキュリティ強固なセキュリティ

Content Hub™ by Hubspot:インバウンドマーケティングを強化したい企業に

Content Hub™ by Hubspot
出典:Content Hub™

Content Hub™(旧CMS Hub)は、HubSpotが提供するCMSです。

ドラッグ&ドロップによるウェブサイト構築やSEO、A/Bテストなど、マーケティングに欠かせない機能や特徴が充実しています。

また、生成AIと連携したコンテンツ作成支援機能や推奨SEOのアドバイス機能など、独自の機能も多数搭載した高機能なCMSです。

さらに、HubSpotが提供する各種ツールとシームレスに連携可能な点も魅力。
MAツールやSFA、CRMなど、インバウンドマーケティングを強力に支援する各種ツールと連携します。

HubSpotをご活用中の企業に限らず、マーケティングを強化したい企業全般におすすめのCMSです。

タイプ独自ツール系
こんな人におすすめインバウンドマーケティングを強化したい全企業におすすめ
費用無料ツール:無料
Starter:2,400円/月
Professional:60,000円/月
Enterprise:180,000円/月
機能あらゆる機能が充実。AIによるコンテンツ作成など独自機能も豊富。
カスタマイズ性高い拡張性。
サポートの有無サポートあり
セキュリティ強固なセキュリティ

LeadGrid(リードグリッド):リード獲得・営業連携に関連した機能が充実

LeadGrid(リードグリッド)
出典:LeadGrid

LeadGrid(リードグリッド)は、株式会社GIGが提供するクラウド型のCMS(コンテンツマネジメントシステム)です。

リード獲得や営業連携にに関連した機能が充実しており、オウンドメディア訪問者を顧客へと転換させる機能が多く搭載されています。お問合せフォーム管理や資料管理、MA/SFA連携など、BtoBマーケティングを強力に支援します。

また、セキュリティ面に優れている点も特徴。
高いセキュリティ水準や開発元である株式会社GIGによる運用保守サービスにより安心です。

なお、LeadGridはWordPressと異なり株式会社GIGによる構築や運用保守が前提となるCMSです。

タイプ独自ツール系
こんな人におすすめリード獲得を目的とするBtoB企業におすすめ
費用有料。料金は要問合せ
機能リード獲得・営業連携に関連した機能が充実
カスタマイズ性制限あり。
サポートの有無サポートあり。株式会社GIGによる運用保守。
セキュリティ強固なセキュリティ

note:国内最大級の記事型メディアプラットフォーム

note
出典:note

noteは、クリエイターが文章、写真、イラスト、音楽、音声などを投稿し、ファンと交流できるメディアプラットフォームです。投稿コンテンツは”記事”が中心のため、オウンドメディアとマッチしています。

note上でオウンドメディアを運用している企業は多く、ロート製薬や森ビルなど、名だたる大企業も取り入れています。

最大のメリットは、無料かつとにかく手軽に始められることです。アカウント登録と簡単な初期設定をしたら、あとはコンテンツを投稿していくだけでオウンドメディアを開始できます。

通常のオウンドメディア構築とnoteの違い

また、その他にもnote上を回遊しているユーザーからの流入が期待できる点、SEOにある程度強い点などもメリットとして挙げられます。

一方でカスタマイズ性は低く、あくまでnoteの機能に沿った形での運用となる点はデメリットです。

このような点から、「たくさんリードを獲得したい」といった場合にはやや不向き(サテライトオウンドメディアとして運用ならあり)で、あくまで採用やブランディングを目的にスモールな形で運用する場合に向いています。

タイプブログサービス系
こんな人におすすめ費用や手間をできるだけ抑えたい

そこまで高い目標を設定していない
サブで採用やブランディングを目的としたスモールメディアを立ち上げたい
費用note:無料
notepro:88,000円/月
機能リード獲得・営業連携に関連した機能が充実
カスタマイズ性制限あり。
サポートの有無サポートあり。株式会社GIGによる運用保守。
セキュリティ強固なセキュリティ

▼noteを使ったオウンドメディア運用について詳しく知りたい方はこちら

\オウンドメディアの制作ならシュワット株式会社へ/

WordPress系のオウンドメディア向きCMSおすすめ3選

ここでは、WordPress系(オープンソース型)に分類されるオウンドメディア向きCMSおすすめ3選を紹介します。

Drupal:大規模オウンドメディア向け

Drupal
出典:Drupal

Drupalは、世界中で利用されているオープンソースのCMSです。
全世界シェアランキングは6位(シェア率:2.0%)になります。

柔軟性と拡張性の高さが特徴で、シンプルなブログから大規模な企業サイト、政府機関のウェブサイトにまで、利用されています。

WordPressに比べて、セキュリティ面や大規模Webサイト構築への対応力、柔軟性と拡張性は勝ります。
したがって、高度なカスタマイズが必要なオウンドメディアに最適です。

一方で開発者向きなので、WordPressに比べて操作に慣れるまで時間がかかる点やカスタマイズに開発者(ホームページ制作会社)が必要な点はデメリットです。

以上の点から自社に開発リソースがあり、なおかつ大規模で高度な機能を有するオウンドメディアを構築したい場合にはDrupal、コンテンツの作成・更新や機能追加を手軽かつスピーディーに行いたい場合はWordPressを選びましょう。

Joomla!:中規模オウンドメディア向け

出典:Joomla!

Joomla!は、WordPressとDrupalの中間に位置するようなCMSで中規模のオウンドメディアに適しています。
全世界シェアランキングは5位(シェア率:2.5%)です。

拡張性・柔軟性の高さやセキュリティ面、多言語対応力はWordPressに勝りますが、Drupalほどではありません。
一方で構築難易度や情報の豊富さ、使いやすさの面ではWordPressに劣りますが、Drupalには勝ります。

このような点から、中規模なオウンドメディアを構築する場合に適したCMSです。

Wix:小規模オウンドメディア向け

Wix
出典:Wix

Wixは、世界中で利用されているオープンソース型のCMSです。
世界でのシェア率は3%で、WordPress(62.0%)、shopify(6.7%)に次ぐ3位となっています。

WordPressとよく似たメリットを持っており、主に以下の通りです。

  • 無料で使える
  • ドラッグ&ドロップで簡単にコンテンツが作成・更新できる
  • SEOに強い
  • 豊富なテンプレート(=WordPressのテーマ)やアプリ(=WordPressのプラグイン)がある

その他、ECサイト構築や多言語対応において、便利が機能を有している点も特徴です。

一方でテンプレートやアプリの豊富さ、カスタマイズ性、構築や運用に対応できる企業の数といった面ではどうしてもWordPressに劣ります。

したがって、迷ったら基本的にWordPressを選ぶのがおすすめです。

独自ツール系のオウンドメディア向きCMSおすすめ6選

ここでは、独自ツール系(商用の独自開発型)に分類されるオウンドメディア向きCMSおすすめ6選を紹介します。

ferret One:BtoBマーケティングを強化したい企業向け

ferret One
出典:ferret One

ferret Oneは、BtoBマーケティングに特化した機能が充実したオウンドメディア向きCMSです。

BtoB企業がリード獲得や営業をする場合に適したCMSで、導入社数は2,000社以上と人気です。

ブロックエディターによる簡単なLP制作機能やMA・SFA連携、CTAの管理・実装、記事の作成・更新など必要な機能が揃っています。

また、オウンドメディアの構築だけでなく、その後の運用支援までカバーしている点も特徴。
ferret Oneに所属するマーケティングコンサルタントが、オウンドメディアの運用やBtoBマーケティングを支援します。

Adobe Experience Manager Sites:エンタープライズ(大企業)向け

Adobe Experience Manager Sites
出典:Adobe Experience Manager Sites

Adobe Experience Manager Sitesは、Adobe(アドビ)が提供する企業向けのCMSです。

高機能かつ柔軟性・拡張性が高く、大規模なオウンドメディアの構築に適しています。
また、セキュリティ面においてもエンタープライズレベル(大企業向け)となっています。

また、特筆点のひとつにAIの技術を活かしたパーソナライゼーション機能が実装可能な点が挙げられます。
コンテンツのパフォーマンスに応じて、ユーザーに合わせたパーソナライズが可能です。

一方デメリットとしては、構築・学習コストが高い点や運用に専門知識が必要な点が挙げられます。

以上の点から、基本的には一定以上の規模の企業におすすめのCMSだと言えるでしょう。

CREAM(クリーム):手軽にSEOに強いオウンドメディアを立ち上げたい人向け

CREAM(クリーム)
出典:CREAM

CREAM(クリーム)は、SEOへの強さをウリとしているCMSです。

meta要素やXMLサイトマップ、hタグの設定、構造化データマークアップなど、SEO対策に必要な機能がカバーされています。

また、操作性も高く知識が無くても手軽にオウンドメディアの運用を開始することができます。

一方で柔軟性や拡張性、カスタマイズ性の面はWordPressや他の独自ツール系CMSに劣っている点がデメリットです。

小規模なオウンドメディアや初めてのオウンドメディア立ち上げに適したサービスだと言えるでしょう。

Stuido:ノーコードでデザイン性の高いオウンドメディアを構築したい人向け

Stuido
出典:Stuido

Studioは、ノーコードでデザイン性の高いオウンドメディアを作成できるCMSです。

豊富なフォントやテンプレート、使いやすい機能で自由度高く高品質なデザインが作成できます。
Figmaとも連携しており、Figmaで作成したデザインをすぐにオウンドメディアとして公開可能です。

デザイン面の他、ノーコードでのフォーム作成やSEO面の設定機能、高いセキュリティなども備わっています。
一方で、柔軟性や拡張性の面ではWordPressなどに比べてやや劣ります。

スタートアップから大企業まで活用されている人気のCMSです。

中~小規模のデザイン性の高いオウンドメディアをノーコードで作成したい企業におすすめです。

はてなブログMedia:抜群のインフラと安全性を求める企業向け

はてなブログMedia
出典:はてなブログMedia

はてなブログMediaは、株式会社はてなが提供する、オウンドメディア構築に特化したCMSです。

月間5億PVを超える「はてなブログ」のインターフェースを継承しており、強固なインフラや安全性が強みです。

また、直感的な操作で記事作成・編集ができます。
HTMLやCSSの知識がなくても、簡単にコンテンツを更新できる点も魅力です。

一方で独自ツール系にほぼ共通して言えることですが、柔軟性や拡張性の面がデメリットです。

大手企業や中小企業まで幅広く利用されている人気のCMSになります。また、大規模なオウンドメディアの移行にも対応可能で、既存のメディアのCMSを変えたいという企業にもおすすめです。

tovira(トビラ):BtoB企業の商談創出を支援する次世代CMS


出典:tovira

tovira(トビラ) は、BtoB企業がオウンドメディアを活用して効率的にリードを獲得し、商談へとつなげることを目的とした次世代型CMSです。
リアルタイムのパーソナライズ機能を備え、閲覧ユーザーの行動履歴や属性に応じて最適なコンテンツを自動表示。
IPアドレスから企業情報を取得し、アクセス企業ごとの分析やセグメント配信が可能なため、見込み顧客へのアプローチを高精度で実行できます。

また、会員機能、メール配信、Salesforceなどの外部ツール連携など、多機能を一元管理可能。

直感的な操作性と高い拡張性を両立しており、少人数体制でも本格的なマーケティング施策の運用が可能です。

中小企業や新規事業でも導入しやすい柔軟な設計で、スモールスタートからエンタープライズレベルまで対応します。

参考:オウンドメディアにおすすめCMS10選

\オウンドメディアの制作ならシュワット株式会社へ/

ブログサービス系のオウンドメディア向きCMSおすすめ2選

ブログサービス系に分類されるオウンドメディア向きCMSおすすめ2選を紹介します。
(なお、便箋上CMSとして紹介していますが、厳密にはCMSに定義できるか疑問です。)

基本的にはどちらも個人や小規模なビジネス向けです。

Amebaブログ

Amebaブログ
出典:Amebaブログ

Amebaブログは、サイバーエージェントが運営する無料のブログサービスです。

2004年からサービスを開始し、現在では月間1億人以上が利用する日本最大級のブログサービスとして、幅広く利用されています。

アカウント開設のみでブログ(オウンドメディア?)が始められるので、手軽な形で初めて見たいという方におすすめです。

また、SEOにも強いので、全く成果が出ないというわけではなく、やろうと思えばリード獲得なども実現できます。
(実際、Amebaブログでアフィリエイトに成功している人も多いです。)

ただ、拡張性や柔軟性は低いので、あくまでスモールで初めて見たいという個人や小規模ビジネス向けだと言えるでしょう。

楽天ブログ

楽天ブログ
出典:楽天ブログ

楽天ブログは、楽天が運営する無料のブログサービスです。

2001年からサービスを開始した老舗ブログサービスで、誰でも簡単にブログを開設・運営できます。

楽天の各種サービスとの連携が可能な点が特長。
楽天アフィリエイトなどを気軽にスタートすることができます。

Amebaブログ同様に、カスタマイズ性は低いため、手軽に始めてみたいという方におすすめです。

おすすめのオウンドメディア向きCMS比較一覧表

CMS名 タイプ 特徴 料金(目安) メリット デメリット おすすめポイント
WordPress オープンソース 世界で最も利用されているCMS。豊富なテーマとプラグインで拡張性が高い。 基本無料(独自ドメイン、サーバー費用は別途必要) カスタマイズ性が高い、情報が豊富、SEOに強い セキュリティ対策、メンテナンス、ページ表示速度に注意が必要 初期費用を抑えたい、自由度の高いサイトを作りたい
HubSpot CMS Hub クラウド型 インバウンドマーケティングに強く、SEO対策、コンテンツ作成支援、A/Bテストなど、マーケティングに必要な機能が充実。 月額約5万円~ 導入が容易、SEOに強い、マーケティング機能が充実 カスタマイズ性に制限がある場合がある マーケティング機能を重視する、HubSpotの他のツールと連携したい
Wix クラウド型 初心者でも使いやすいドラッグ&ドロップ式のインターフェース。豊富なテンプレートで、簡単に美しいウェブサイトを作成可能。 月額約1,000円~ 導入が容易、操作が簡単、豊富なテンプレート カスタマイズ性に制限がある、SEOに弱い 初心者、簡単にサイトを作りたい
Squarespace クラウド型 洗練されたデザインテンプレートが豊富。美しいウェブサイトを簡単に作成可能。 月額約2,000円~ 導入が容易、美しいデザイン、SEOに強い カスタマイズ性に制限がある、機能が少ない デザイン性を重視する
ferret One 独自ツール系 BtoBマーケティングに特化したCMS。リード獲得、ナーチャリング、顧客管理など、BtoBマーケティングに必要な機能が揃っている。 月額約10万円~ 高機能、BtoBマーケティングに強い、手厚いサポート コストが高い、ベンダーへの依存 BtoBマーケティングに力を入れている
ShareWith 独自ツール系 SEOに強く、コンテンツマーケティングに最適化されているCMS。 月額約12万円~ SEOに強い、コンテンツマーケティングに強い、手厚いサポート コストが高い、ベンダーへの依存 SEOを重視する、コンテンツマーケティングに力を入れている
note pro プラットフォーム型 noteの機能を利用して、簡単にオウンドメディアを構築可能。 要問い合わせ 導入が容易、noteのユーザーにリーチしやすい カスタマイズ性が低い、noteの仕様に依存 noteのユーザーにリーチしたい、簡単にサイトを作りたい

よくある質問

オウンドメディアのCMS選びにあたってよくある質問に対して、Q&A形式でお答えしていきます。

オウンドメディア構築の流れを教えてください

オウンドメディア構築の流れは以下の表の通りです。(かなり簡略化しています。)

1. 企画・設計 目的の明確化 オウンドメディアを立ち上げる目的を明確化
ターゲットの分析 ペルソナ設定などを通して、ターゲット層のニーズや行動を深く理解
コンテンツ戦略 キーワード選定やコンテンツ作成戦略の決定
サイト設計 サイトのデザインや必要な機能、構造、導線を設計
CMS選定 要件に合ったCMSを選定
運用体制構築 運用に携わるメンバーのアサイン
2. 構築 ドメイン取得 オウンドメディア用のドメインを取得
サーバー契約 Webサイトを公開するためのサーバーを契約
CMS導入 選んだCMSを導入し、初期設定を実施
コンテンツ作成 オウンドメディア公開時に必要なコンテンツを作成
3. 運用開始・改善 コンテンツ制作・更新 継続的にコンテンツを作成・更新
SEO SEO対策を実施
プロモーション SNSやメールマガジンなどを活用してオウンドメディアを宣伝
アクセス解析・改善 アクセス状況を分析し、改善

オウンドメディア構築の流れは上記の通りです。

なお、自社に開発リソースがある場合やnoteなどで自力で開設を目指す場合を除き、基本的にオウンドメディア制作・構築には専門の会社を利用することになります。

おすすめのオウンドメディア制作会社について知りたい方は、「オウンドメディア制作会社おすすめ16選!選び方や費用を徹底解説」を参考にしてください。

SEOに強いCMSはどれですか?

国内屈指のSEOコンサルティングサービスを提供する弊社が考えるSEOに強いCMSは以下の通りです。

    • WordPress

    • Content Hub™

    • LeadGrid

なお、SEOはCMSの機能以上に自社でどのように施策を実施するかどうかが大切です。
オウンドメディアのSEOについて詳しく知りたい方は「オウンドメディアのSEO対策完全ガイド」をご参照ください。

\オウンドメディアの制作ならシュワット株式会社へ/

まとめ

ここまで、おすすめのオウンドメディア向きCMSを紹介してきました。

オウンドメディアを選ぶ際、まずは種類の違いを理解したうえで自社に合ったものを選びましょう。

CMSは多く、それぞれに特徴があります。

本記事も参考にしながら、最適なものを選ぶようにしてください。

\オウンドメディアの制作ならシュワット株式会社へ/

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

渡邉 志明(SEOニキ)のアバター 渡邉 志明(SEOニキ) シュワット株式会社|代表取締役

これまで複数のwebメディアの立ち上げ~黒字化にPM・SEO責任者として携わる。コンテンツSEOによるメディアのグロースやインハウス化支援が得意。SEOディレクターとして600以上のコンテンツで検索1位を獲得した実績を持つ。POSレジなどのITツール導入支援もしている。