被リンク営業とは?アプローチ方法や設置依頼メール例文を徹底解説

被リンク営業とは
この記事でわかること
  • 被リンク営業の意味や効果
  • 被リンク営業の流れとアプローチ方法
  • 被リンク営業の依頼メール例文
オウンドメディア運用コンサルタント紹介①渡邉志明

この記事の著者渡邉 志明(シュワット株式会社 代表取締役)

SEOコンサルティング会社の経営者。
これまで複数のwebメディアの立ち上げ~黒字化にPM・SEO責任者として携わる。コンテンツSEOによるメディアのグロースやインハウス化支援が得意。

被リンク獲得施策を進めるうえで重要な工程である”被リンク営業”

「そもそも被リンク営業って何?やった方がいいの?」
「被リンク営業のやり方は?うまくいくの?」
「被リンク営業の例文や事例を知りたい」

そんな被リンク営業に関して、上記のような疑問や要望をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、被リンク営業について基礎知識から効果、正しい取り組み方について解説。
また、依頼メールの例文や実際のケーススタディについても紹介しています。

被リンク獲得施策を進めている方にとって大いに役立つ情報をまとめたので、ぜひご一読ください!

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目次

被リンク営業とは

自社サイトへの被リンクを獲得(リンクビルディング)するために、他のウェブサイトの運営者に対して働きかけを行う営業活動のことです。

SEO対策の一環として行われ、検索エンジンにおけるウェブサイトの評価向上を目指します。

具体的には、

  • 関連性の高いウェブサイトや影響力のあるウェブサイトを選定し
  • メールや電話、SNSなどを活用してアプローチ
  • リンク掲載のメリットを伝え、交渉を進める

といった流れで行われます。

被リンク営業は、SEO外部対策としてだけでなく、サイトへのアクセス増加やブランド認知度向上など、様々なメリットをもたらすでしょう。
しかし、Googleのガイドラインに違反するような不自然な被リンクの獲得は、ペナルティの対象となる可能性があるため注意が必要です。

なお、被リンクの基礎知識やSEO効果について詳しく知りたい方は、「被リンクとは?SEO効果や増やし方を初心者にもわかりやすく解説」を参考にしてください。

被リンク営業がSEO対策において重要だと言われる理由

被リンク営業がSEO対策において重要だと言われる理由は以下の通りです。

  • コンテンツの存在を知ってもらえない限り、被リンクはもらえないから
  • 狙って”質の高い被リンク”を獲得できるから
  • Googleも推奨の被リンク獲得方法だから

それぞれ解説していきます。

コンテンツの存在を知ってもらえない限り、被リンクはもらえないから

そもそもコンテンツの存在を知らない人に、被リンクは設置もらえません。
そのため、被リンク営業を行い自社のコンテンツの存在を積極的にアピールする必要があるのです。

被リンクの設置は、主に以下のようなケースで行われます。

  • 図や文言を引用される
  • 参考になる情報源として紹介される

しかし、上記のように被リンク設置を受けるためには、そもそもコンテンツの存在を知ってもらう必要があります。

被リンク営業を行うことで、外部サイトの担当者に自社コンテンツをしってもらい効率的にリンクを獲得することにつなげられるのです。

狙って”質の高い被リンク”を獲得できるから

被リンク営業は自社のコントロール下で、質の高い被リンクを狙って獲得することができます。

Googleのペンギンアップデート以降、被リンクは”数”だけでなく”質”も重視されるようになりました。

まず、質の高い被リンクとは、以下のようなリンクのことを指します。

  • 権威性の高いサイトやページからの被リンク
  • 扱う情報の関連性が高いサイトからの被リンク
  • ページの本文などより良い位置に設置された被リンク(フッターの被リンクより本文の被リンクが高品質)
  • 編集上配置された自然な被リンク
  • nofollow属性がマークアップされていない被リンク
  • 被リンクのアンカーテキストや周辺テキストにキーワードが含まれている

被リンク営業であれば、設置元サイトが選べるうえに、先方の担当者とコミュニケーションがとれるため、上記のような高品質被リンクになりやすいのです。

Googleも推奨の被リンク獲得方法だから

被リンク営業は、Googleにも推奨されている被リンク獲得方法です。

Google検索の著名なスタッフの1人であるジョン・ミューラー氏も以下のように述べています。

被リンク営業(デジタルPR)はGoogleガイドラインに違反するようなリンク獲得方法ではなく、逆にむしろ最も理想的なSEO施策である。

引用:「ジョン・ミューラー氏のX投稿より」

元投稿は下記になります。

Googleとしても、サイト間の良質なリンク構築につながる被リンク営業は、歓迎される手法なのです。

被リンク営業を成功させるための4つのステップ

被リンク営業を成功させるための4つのステップは以下の通りです。

  1. ターゲットサイトリストの作成
  2. 被リンクを獲得しやすいコンテンツの制作
  3. アプローチ
  4. 交渉・被リンク設置

それぞれ対応事項やポイントを見ていきましょう。

①ターゲットサイトリストの作成

まずは、被リンクを設置してもらうターゲットサイトリストの作成を進めましょう。

ターゲットサイトは競合とのギャップから洗い出す方法が主流です。

被リンクチェックツールを用いて、自社と競合サイトが獲得している被リンクを調査しましょう。
例えば、「Ahrefs」というツールを活用すれば、入力したURLの獲得被リンク情報が一括抽出可能です。

Ahrefsの被リンク調査結果画面

洗い出した被リンク情報を元に、自社が獲得できていないのに競合は獲得できている被リンクをリストアップしてください。リストアップの際に、関連性や権威性に基づき、獲得不要な低品質被リンクは排除するのがポイントです。

リストアップした被リンク情報を元に、どのように獲得するかを検討するとよいでしょう。
その際、アンカーテキストなども同時に調査すれば、競合がどのように被リンクを獲得しているか予測可能です。

その予測に基づき、被リンク獲得戦略を組み立てるとよいでしょう。

ターゲットサイトリストの洗い出しには、競合ギャップ調査の他、以下のような方法もあります。

  • リンク切れを自社コンテンツでリプレイスできそうなサイトを探す
  • 自社の画像を無断転用しているサイトを探す
  • 自社サービス名や企業名について言及しているサイトを探す など

競合との被リンクギャップを埋めるだけでは、追いつくことしかできないため、上記のような方法も同時に行ってターゲットサイトリストを作成するのがおすすめです。

②被リンクを獲得しやすいコンテンツの制作

続いて、以下のような被リンクを獲得しやすいコンテンツの制作を行いましょう。

調査系コンテンツ

業界研究やアンケートなど、独自に調査した新たなデータを紹介するコンテンツは、一次情報となるため、被リンクを獲得しやすいです。

比較コンテンツ

サービス比較コンテンツもまた、被リンクを獲得しやすいです。

サービス比較コンテンツとは、「おすすめの洗濯機30選比較」「おすすめの勤怠管理システム16選比較」というように、商品やサービスを比較しながら紹介するコンテンツのことを指します。

コンテンツ内で商品やサービスを紹介することと引き換えに被リンクを設置してもらうことが可能です。

インタビューコンテンツ

インタビューコンテンツは、インタビュー対象のサイトにリンクを設置してもらいやすいです。

インタビュー記事を作成し、相手方に取材実績として、以下のようにリンクを設置してもらうようなイメージです。

リストアップ系コンテンツ

リストアップ系のコンテンツは、被リンクを集めやすい傾向にあります。

リストアップ系コンテンツとは例えば、「被リンク獲得の方法50選」や「見なきゃ損な面白い映画100選」など、特定の事項をリストアップしたコンテンツのことです。

MOZが100万件分のコンテンツを調査したところ、リストアップ系コンテンツは他の種類に比べて、リンクを獲得しやすい傾向にあることがわかっています。

引用されやすい画像を含むコンテンツ

引用されやすい以下のような画像を含むコンテンツも、被リンクを獲得しやすいです。

  • インフォグラフィックス:複雑な情報をわかりやすく、視覚的に伝える図やイラスト
  • インストラクショナルグラフィックス:何かの方法を解説するインフォグラフィックス
  • カオスマップ:特定の業界における企業やサービス、製品などをマッピングした図
  • チャート図:データをグラフ等で視覚化した図

テキストベースでの説明を補填できるような画像は、コンテンツ制作者から引用されるケースが多いです。

なお、コンテンツの企画はターゲットサイトリストの情報を参考に行うのがおすすめです。
例えば、競合が比較コンテンツを中心に被リンクを獲得している場合、自社も高確率で被リンクを獲得できると想定されます。

また、競合が大量の被リンクを集めている調査系コンテンツを保有している場合、より最新のデータでコンテンツを公開しリンクのリプレイス(=スカイスクレイパーテクニック)を狙うこともできるでしょう。

なお、被リンクを獲得しやすいコンテンツについて詳しくは、「被リンク獲得方法 完全ガイド|正しく効果的な被リンクの増やし方」で解説していますので気になる方はチェックしてみてください。

③アプローチ

コンテンツの公開が完了したら、ターゲットサイトリストに対して被リンク設置の営業アプローチを行いましょう。

アプローチは顧客に合わせて、以下のうち適切な方法を選択してください。

  • 問い合わせフォーム
  • メール
  • 電話
  • SNS

なお、先方と面識ない場合は、まず一度問い合わせフォームに連絡するのがおすすめです。
ターゲットがコーポレートサイトとリンクを設置してほしいサイト両方持っている場合、リンクを設置してほしいサイトの問い合わせフォームに連絡するのが推奨されます。そうすることで相手が大企業であっても、直接担当者に届きやすいです。

なお、提案文例は次の章で紹介しています。

問い合わせフォームでのアプローチはスルーされることも多いので、どうしても設置してほしいサイトがあれば、電話やSNSを使ったアプローチを行ってみましょう。(しつこすぎない程度に、手を変え品を変え繰り返しアプローチするのがポイントです。)

電話の場合は、相手の担当者名を知れれば高確率でコンタクトできます
例えば、初回の電話で受付にサイトの運用担当者名を聞く、2回目で直接担当者宛に電話する(知り合いの体で)というのは有効なアプローチです。

また、自身が経営層である場合などは、SNSで相手方経営陣に直接アプローチするのも有効でしょう。

アプローチの際は、以下のようなポイントも抑えておきましょう。

  • 相手に対してリンクを設置するメリットを伝える
    • 例:リンク切れの修正、比較記事内での紹介、エビデンスの補完など
  • 提案文は午後に送ると見られやすい
  • すべて返信が来るわけではないので数を打つことも大事

④交渉・被リンク設置

アプローチに成功したら、被リンク設置の交渉を進めていきましょう。

アプローチに成功している場合、被リンク設置はまずしてもらえるので、高品質な被リンクとなるように設置方法に関する交渉がメインになります。

被リンク設置交渉にあたってのポイントは以下の通りです。

  • 被リンク設置ページ内の出来るだけいい位置に置いてもらう
  • 被リンクのアンカーテキストに対策キーワードを含んでもらう
  • nofollow属性を付与しない

なお、被リンク設置後は必ず確認を行いましょう。
意外とnofollow属性が付与されていることがあるので、その際は修正を依頼してください。

被リンク獲得テクニック別の営業メール例文・営業電話トークスクリプト

ここでは、以下の各被リンク獲得テクニック毎の営業メール例文を紹介いたします。

  • 比較コンテンツ
  • インタビューコンテンツ
  • スカイスクレイパーテクニック
  • リンク切れリプレイス

それぞれ見ていきましょう。

比較コンテンツ

比較コンテンツへの掲載を交換条件に被リンクを獲得する場合の営業メール例文は下記になります。

▼メール例文

突然のご連絡失礼いたします。
○○株式会社の△△と申します。

弊社の運営する「××ブログ」内の記事上で
貴社サービスをご紹介できないかと思い連絡させていただきました。

===================================================
【貴社をご紹介するコラム記事】
URL:https://◆◆.com
タイトル:おすすめのコンサルティング会社〇選を比較
※記事内「特におすすめのコンサルティング会社〇選」の箇所で紹介予定です。
※別の箇所・別の記事からの紹介をご提案させていただくことも可能です。
===================================================

【弊社サービスへのリンク設置のご依頼】
弊社コラム記事から貴社をご紹介させていただくにあたり、
貴社サイトからも弊社をご紹介いただきたく存じます。

ぜひ以下の記事で弊社「××ブログ」をご紹介いただけますと幸いです。
https://◆◆.co.jp/aa/004

なお、可能であればアンカーテキストは、”×××”にしていただけると大変うれしいです。

===================================================

ご興味ございましたら、ぜひご返信をいただけますと幸いです。
貴社からのご連絡を、心よりお待ち申し上げております。

以上、引き続き何卒よろしくお願いいたします。

インタビューコンテンツ

インタビューコンテンツは基本的に面識ある担当者のいるサイトがターゲットとなるため、一度メールか電話を入れるのがおすすめです。

▼メール例文

いつもお世話になっております。
○○株式会社の△△です。

弊社では現在○○に関するインタビュー企画を実施しております。
ぜひ○○でご活躍されている××様にも、私どものインタビューをさせていただけないか相談をしたく、
連絡いたしました。

お忙しいところ恐縮ですが、下記にてご検討いただくことはできますでしょうか。

取材内容:○○

取材目的:□□

取材希望日:

①◎月〇日(月)×時~
①◎月〇日(火)×時~
①◎月〇日(水)×時~

なお、大変恐縮ながら今回のインタビュー記事の制作にあたり、貴社サイトのお知らせ覧にて
取材実績としてご紹介いただくことが条件となります。

唐突なお願いで恐縮ですが、何卒ご検討のほど、よろしくお願いいたします。

スカイスクレイパーテクニック

スカイスクレイパーテクニックの提案は、問い合わせフォームへの送信が良いでしょう。
やや図々しいと感じられる提案でもあるため、相手のサイトをたくさんほめましょう。

▼メール例文

突然のご連絡失礼いたします。
○○株式会社の△△と申します。

貴社の大変素晴らしいブログをいつも拝見しております。

○○に関するコンテンツを見ていたところ、「○○」というページへのリンクを発見いたしました。

競合コンテンツURL:「https://skysqraper.com

弊社で最近公開した「××」というページは、「https://skysqraper.com」よりも新しい調査データを内包しており、リンクの入れ替えにより貴社コンテンツのユーザー満足度をより高めるものとなっています。

もしよろしければ、ぜひ一度リンク先コンテンツの入れ替えをご検討ください。

何卒よろしくお願い申し上げます。

○○株式会社 △△

リンク切れリプレイス

リンク切れに対して、リプレイス提案を行う場合は問い合わせフォームへの送信がベターです。

▼メール例文

突然のご連絡失礼いたします。
○○株式会社の△△と申します。

貴社の素晴らしいブログをいつも拝見しております。

○○に関するコンテンツを見ていたところ、「○○」というページ内でリンク切れを発見いたしました。

リンク切れURL:https://rinkugire.com

弊社で最近公開した「××」というページは、「https://rinkugire.com」の代わりになるかもしれません。
大変恐縮ではございますが、この情報がお役に立てば何よりです。

何卒よろしくお願い申し上げます。

○○株式会社 △△

なお、被リンク獲得テクニックについて上記外の種類やより詳しい手法を知りたい方は、「被リンク獲得方法 完全ガイド|リンクビルディング手法まとめ」を参考にしてください。

被リンク営業で注意すべきポイント

被リンク営業を進める際は、以下のようなポイントにご注意ください。

  • ペナルティになるような施策を実施しない
  • 相手に負担のかからない方法を提案する

それぞれ解説していきます。

ペナルティになるような施策を実施しない

Googleスパムポリシーに反するペナルティ対象のリンクビルディング施策は実施しないようにしましょう。

スパムポリシーに反するリンクビルディング施策のことをブラックハットな施策とも言います。
ブラックハット施策を実施したことがGoogleに判明すると、ペナルティ(制裁)を受けてしまうことになり、検索上位がとれないどころか検索結果にほとんど表示されなくなってしまうことも。

リターンに対して、リスクが大きいため基本的には実施しないようにしましょう。

被リンク営業で犯しがちな、ブラックハットリンクビルディング施策には以下のような例が挙げられます。

  • お金や物品と交換に被リンクを設置してもらう
  • 過剰な相互リンク(相互リンクのみを目的としたパートナーページ)
  • 完全一致アンカーテキストの乱用

上記の内、「完全一致アンカーテキストの乱用」に関しては特にやりがちなので詳しく解説します。

完全一致アンカーテキストとは、リンク先コンテンツの対策キーワードと文字通り完全一致したアンカーテキストのことです。

例:SEO

また、部分一致アンカーテキストとは、アンカーテキストの一部に対策キーワードを含んだものを指します。

例:SEOって何?

完全一致アンカーテキストを乱用すると、ペンギンアップデートの捕獲対象となってしまい、低評価を受けることにつながります。

Medium社のマックス・ウィーニー氏の調査より、完全一致アンカーテキストの被リンクは1~2%、部分一致は30%以内にとどめるようにしましょう。

相手に負担のかからない方法を提案する

被リンク営業時には、できるだけ相手に負担のかからない方法を提案することが設置率アップのポイントです。

例えば、比較コンテンツへの掲載と引き換えに被リンクを設置してもらう場合、コンテンツ内での紹介文は自社で作成することを伝えるようにしましょう。

ターゲットサイトリストを作成するとわかりますが、被リンク設置が狙えそうな相手は決して多くはありません。
したがって、できるだけ相手方に負担のない方法を提案し、被リンク設置率を高めるようにしましょう。

被リンク営業をしたら効果測定も行う

被リンク営業をしたら、どれくらいリンクが増えたか効果測定を行うことが大切です。

効果測定は、被リンクチェックツールを使用して行うことができます。

被リンクチェックツールを使用することで、以下のようにどれくらいリンク数が変化しているか確認可能です。

▼被リンクチェックツールを使用した調査結果画面

被リンクチェックツールを使用した調査結果画面

上記のようなグラフだけでなく、被リンク元などより詳細なデータも調査可能です。

また、検索順位がどのように変化しているのかにも着目しましょう。
他のSEO対策も並行して行っている場合、被リンクによる変化かどうか特定するのは難しいですが、長期的に調査を続けることで、実際に検索順位に影響が出ているのかわかってくるものです。

効果測定結果に基づき、施策を改善し被リンク獲得施策による成果を最大化しましょう。

被リンク営業を効率化するツール

被リンク営業を効率化するツールには以下のようなものが挙げられます。

  • 被リンクチェックツール:自社・競合の被リンク調査に活用
  • メール配信システム:営業メールの一斉配信に活用
  • CRMツール:見込み客情報の管理に活用

それぞれ活用法やおすすめツールを見ていきましょう。

被リンクチェックツール

被リンクチェックツールは、自社・競合サイトの被リンク情報調査に活用可能です。
特に、被リンク営業のファーストステップとなる「ターゲットサイトリスト作成」においては大いに役立ちます。

おすすめのツールは以下の通りです。

無料の被リンクチェックツールおすすめ:Google Search Console

Google Search Consoleは、Google公式の無料ツールです。
無料で自社サイトの被リンクをチェックすることができます。

Google Search Consoleを開き、左側メニューの「リンク」をクリックすることでサイトが獲得している被リンク情報を確認可能です。

Google Search Console被リンク確認画面

なお、SEO対策に取り組んでいてGoogle Search Consoleを活用していないことはまずないかと思いますが、未導入という場合は導入しましょう。

有料の被リンクチェックツールおすすめ:Ahrefs

Ahrefsは、弊社でも活用している有料の被リンクチェックツールです。

ahrefs

Ahrefsを活用することで、自社・競合サイトを問わず、多岐にわたる被リンク情報が調査可能です。
調べたいサイトのドメインやURLを入力することで以下のように、一括で被リンクデータが確認できます。

Ahrefsの被リンクデータ確認画面

被リンク調査の他、多彩な機能が搭載されたSEO分析ツールなので非常におすすめです。

なお、他の被リンクチェックツールについて知りたい方は、「無料&有料の被リンクチェックツール14選|被リンク調査方法解説」を参考にしてください。

メール配信システム

メール配信システムとは、多数の相手に一度にメールを送信したり、予約送信や自動返信などの機能を使ってメール配信を効率化したりするためのソフトウェアやサービスのことです。

自社でメールアドレスを取得済みの顧客に限られますが、被リンク営業メールを一斉送信することができます。

メール配信システムは、自社顧客を対象にインタビューコンテンツを作成することで被リンクを獲得する施策などと相性が抜群です。1件1件アプローチするよりも大幅に被リンク営業が効率化するでしょう。

また、メールの開封率や反応率などが調査可能な点も魅力です。

弊社のおすすめメール配信システムは、「配配メール」になります。

ただしメール配信システムは「配配メール」に限らず、被リンク営業だけに活用するにはややオーバースペックなので、他のメルマガ施策も実施する場合に導入を検討するとよいでしょう。

CRMツール

CRMツールとは、顧客情報の一元管理、顧客とのコミュニケーション履歴の管理、営業活動の進捗管理など、顧客との関係性を強化し、良好な関係を維持するための様々な機能を有するソフトウェアやシステムのことです。

CRMツールを利用することで、被リンクターゲットサイトリストの管理が改善されます。

顧客とのやり取りなどを記録しておけるため、一度断られたところに次回アプローチする際にも役立つでしょう。

被リンク営業の成功事例

被リンク営業によって多数のリンクを獲得できた成功事例を紹介します。

インタビューコンテンツで重要ページへ150件の被リンクを獲得

競合による模倣を防ぐために社名は伏せますが、弊社支援先の某Webサイトではインタビューコンテンツにより、重要なページへの自然な被リンク150件の獲得に成功しています。

この事例の特筆すべき点は、通常だと被リンクを集めにくいページに150件もの被リンクが集められた点です。

記事冒頭でも解説した通り、被リンクを集めやすいのは「リストアップ系コンテンツ」や「調査系コンテンツ」などになります。しかし、今回被リンクを集めて上位表示したいページはそのいずれにも当てはまりませんでした。

そこで、取引のある顧客のインタビューコンテンツを制作。
その見返りに、取材実績として重要ページへの自然なリンクを設置してもらう施策を実施しました。

その結果、重要ページで自然な被リンク150件の獲得に成功。検索順位を大きく改善することにつながったのです。

渡邉(SEOニキ)

インタビューをすると、多くの場合で相手方と良好な関係性が結べます。
取材実績を掲載してもらう際、自社の被リンクを集めたいページへのリンク設置が頼みやすいというわけです。

比較コンテンツにより新規立ち上げサイトがコンスタントに被リンクを獲得

比較コンテンツによって、被リンクを集めにくいWebサイトの立ち上げ段階からコンスタントにリンクを集められた事例を紹介します。(弊社の自社サイトの事例です。)

Webサイトの立ち上げ段階は、権威性や信頼性が低く被リンクを集めにくいものです。
実際、ご自身で情報を引用してリンクを設置する際も、権威性のある大手Webサイトの情報の方が使いやすいのではないでしょうか。

そこで弊社では、良質な比較コンテンツへの掲載を見返りに被リンクを獲得する施策をWebサイト立ち上げ段階で取り入れました。

例えば、以下の「SEO対策代行会社をまとめたコンテンツ」をきっかけに、大手SEO会社から5件の被リンクを獲得することに成功しています。

上記を含めた複数の比較コンテンツにより、Webサイト立ち上げから約6ヶ月で304件の被リンクを獲得。DRは0から25まで上昇しています。

渡邉(SEOニキ)

比較コンテンツへの掲載は、メリットを感じる人が多いため、高確率で被リンクを獲得できる手法です。

被リンク営業に割くリソースがないなら代行サービスの利用も選択肢

被リンク営業に割くリソースがないという場合は、「被リンク獲得代行サービス」の利用も検討しましょう。

ここまで解説してきた通り、被リンク営業はターゲットサイトリストの作成からアプローチ、交渉まで非常に手間がかかります。

また、被リンクを獲得しやすいコンテンツの制作など、それなりのノウハウも必要になってくるでしょう。

社内の人材だけで実施するのが難しいという場合は、外部の被リンク獲得代行サービスを利用するのも選択肢です。

弊社の提供する「被リンク獲得代行サービスULTRA」では、ターゲットサイトリストの作成からコンテンツの企画・制作、アプローチ、交渉までワンストップで支援することができます。

気になる方は、以下よりチェックしてみてください。

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まとめ:被リンク営業でSEOを強化し、ビジネスを成長させよう

ここまで、被リンク営業について基礎知識から実践的なテクニックまで詳しく解説してきました。

被リンク営業は、リンクビルディング施策において欠かせない工程の一つです。
本記事の内容を参考に、適切な方法で進めてSEO対策を強化。ビジネス成長へとつなげていきましょう。

営業の実施にリソースが不足しているという場合は、被リンク獲得代行サービスの利用も選択肢です。

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この記事を書いた人

渡邉 志明(SEOニキ)のアバター 渡邉 志明(SEOニキ) シュワット株式会社|代表取締役

これまで複数のwebメディアの立ち上げ~黒字化にPM・SEO責任者として携わる。コンテンツSEOによるメディアのグロースやインハウス化支援が得意。SEOディレクターとして600以上のコンテンツで検索1位を獲得した実績を持つ。POSレジなどのITツール導入支援もしている。