コンテンツマーケティングの成功事例14選!具体例から学ぶ成功の秘訣とは?

コンテンツマーケティングの成功事例

この記事は、当ブログのコンテンツ制作・編集ポリシーに沿って制作されています。

この記事でわかること
  • コンテンツマーケティングの成功事例14選(BtoB,BtoCなどタイプ別に紹介)
  • 事例から学ぶ成功の秘訣
  • 成功事例を自社のコンテンツマーケティングに活かす方法
伊藤寛規

この記事の著者伊藤 寛規

月間5,000万PV越えのWebメディア「mybest」でコンテンツ制作責任者を経験後、弁護士ポータルサイト「ベンナビ」のSEO担当として、コンテンツSEOやテクニカルSEO、新規メディア立ち上げ、CVR/CTR改善などに携わる。

オウンドメディア運用コンサルタント紹介①渡邉志明

この記事の著者渡邉 志明(シュワット株式会社 代表取締役)

SEOコンサルティング会社の経営者。
これまで複数のオウンドメディアの立ち上げ~黒字化にPM・SEO責任者として携わる。コンテンツSEOによるメディアのグロースやインハウス化支援が得意。

コンテンツマーケティングを本格的に始めようと思っている方のなかには、以下のような疑問を抱えている方もいるでしょう。

  • 成果が出ている他社では、どんなコンテンツを作成しているの?
  • 自社に取り入れられる方法はない?
  • コンテンツマーケティングで成功するために必要なこととは?

そこで本記事では、コンテンツマーケティングの成功事例を14個紹介します。
コンテンツマーケティングのプロフェッショナルが、「これは参考になる…!」と感じた成功事例について、
画像付きで詳しく紹介するので、本記事を読めば自社の取り組みにも活かせるヒントがきっと見つかるはずです。

他社の成功事例を自社で応用できるかをチェックするポイントや、成功事例の共通点も解説するので、ぜひ参考にしてください。

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目次

【BtoB企業】コンテンツマーケティングの成功事例8選

効果的なコンテンツマーケティングを行うために、他社の成功事例をチェックしておきましょう。

成功事例を知ることで、自社にも応用できる手法が見つかり、効率的な集客につながる可能性があります。

ここでは、以下のBtoB企業のコンテンツマーケティングの成功事例として、以下8つの企業を紹介します。

  • ULTRAブログ※弊社:激戦のSEO領域でドメイン新規取得から10ヶ月で月間リード30件を突破
  • SATORI:TheModel営業のカギを握るコンテンツマーケティング
  • BESPRA:コンテンツマーケティング開始から6ヶ月で毎月のリードが60件を突破
  • ECのミカタ:多彩なコンテンツにより会員ユーザーをグリップし日常コンテンツ化
  • アキナイラボ:音声コンテンツを用いてユーザーエンゲージメントを向上
  • 日本の人事部:ユーザー生成コンテンツも活用。月間160万人のナレッジコミュニティ
  • 弁護士ドットコム:会員弁護士数2万人以上!日本最大級の法律相談ポータルサイト
  • 某BtoBサイト:高額商材のリード毎月200件以上の獲得に成功しインバウンド組織化

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ULTRAブログ:激戦のSEO領域でドメイン取得から10ヶ月で月間リード30件を突破

ULTRAブログは、SEOコンテンツ制作代行サービスの「記事作成代行ウルトラ」やコンテンツマーケティングコンサルティングサービスなどを展開する弊社「シュワット株式会社」が運営しているブログです。

ULTRAブログ
主主なコンテンツマーケティングの目的リード獲得
URLhttps://seo-writing-professionals.com/new-post/
企業シュワット株式会社

企業のSEO担当者や個人ブログの運営者向けに、SEO対策・コンテンツ制作のノウハウに関するコンテンツを多数配信しています。

運用の主目的は、リード獲得
コンテンツマーケティングの開始からまだ1年弱と運用期間は短いですが、競争がし烈なSEO領域において多くのコンテンツが上位表示され現時点※で月間30~40件ほどのリード獲得につながっています。※2024年10月時点

成功要因は多数ありますが、特に大きな要因を3つ挙げるとすると「コンテンツの質」「戦略」そして「行動量」です。

第一にコンテンツの質は、コンテンツ制作会社として絶対に落とせないということで、代表とエースコンサルタントの2名が自ら全記事を執筆をしています。難しい用語や概念も平易な言葉で詳しく解説することを意識し、SEO初心者でも理解しやすい内容を目指しました。

また、上級者向けに専門性の高いコンテンツも制作しています。

SEOやコンテンツ制作に関して、多数のコンテンツを配信
SEOやコンテンツ制作に関して、多数のコンテンツを配信

第二の成功要因に戦略があります。ドメイン取得からわずか1年弱で、「記事制作」や「SEO記事制作」といった重要キーワードで軒並み検索1位を獲得し、業界屈指のプレゼンスを得られたのは主に戦略の力です。

サイトのアクセス数の変化を表したグラフ。
サイトのアクセス数の変化を表したグラフ。短い期間で爆発的な成長を遂げた結果グラフがほぼ垂直に。

やや専門的な内容ですが、リーズナブルサーファーモデルに沿った内部リンクの最適化およびトピッククラスターモデルに準ずるキーワード選定により、最小の努力でリード獲得に直結する重要ページを上位表示させることができました。(詳しい解説は割愛します。)

そして最後は行動量です。数ヶ月休みなし、毎日深夜2時~3時までコンテンツ制作をし続けた結果、100社以上が争うSEO業界の熾烈な争いにわずか1年弱で、それなりの勝利を収めることができました。

▼この事例について詳しくはこちら

SATORI:TheModel営業のカギを握るコンテンツマーケティング

SATORIは、MAツールの「SATORI」を開発・販売する企業です。
マーケティングに関わる基本的な概念やノウハウについてわかりやすく解説するブログを配信しています。

SATORI
出典:SATORI
主なコンテンツマーケティングの目的リード獲得、ブランド認知拡大
URLhttps://satori.marketing/marketing-blog/
企業SATORI株式会社

SATORIのコンテンツマーケティング運用主目的は、リード獲得です。

MAツールは便利なツールですが、高額かつ一般的なビジネスパーソンで機能や魅力を十分に理解している人はそこまで多くありません。そのような背景から、電話営業など従来型のアウトバウンド営業手法ではなかなかサービスの導入数を伸ばすのが難しいです。

そこで、SATORIは、TheModel型営業という、コンテンツマーケティング等によってリード(見込み客情報)を獲得し、インサイドセールスチームが商談、外勤営業が商談で成約まで導くという手法を取り入れています。

TheModel型営業の流れ

コンテンツマーケティングによってリードを獲得していることから、自社に対してすでに興味を持っていたり、MAツールについて理解をしていたりなど、ある程度確度の高い見込み客となっているのが特徴です。

そのため、電話営業でいきなり電話をしてサービスを案内するより、効率的に導入数を伸ばしていくことが可能です。
BtoB企業やSaasツールと相性の良い手法で、昨今伸びているBtoB企業の多くに取り入れられています。

SATORIのオウンドメディアにおけるコンテンツマーケティングは、リード獲得というThe Modelの入り口となっていますので、多くの予算を割いて取り組まれています。

SATORIでは、マーケティング関連のSEOコンテンツを中心に掲載。コンテンツページには、資料ダウンロード・問い合わせ・メールマガジン登録ボタンなどが掲載されています。

ページ内にユーザーのサービス利用を促す導線を多数用意することで、申し込み数の増加を目指しています。

また、ホワイトペーパーも多数用意。
導入意欲がまだ薄いユーザーもホワイトペーパーで問い合わせハードルを下げ、見込み客とする取り組みも適切に行っています。

実際、高額なMAツールですが、導入実績は1,500社以上にのぼっており、コンテンツマーケティングの成功事例であるといえるでしょう。

BESPRA:コンテンツマーケティング開始から6ヶ月で毎月のリードが60件を突破

BESPRAは、店舗のレジ回りのサービスを紹介・販売するサイトです。

主なコンテンツマーケティングの目的リード獲得、アフィリエイト広告
URLhttps://dx-bespra.com/
企業シュワット株式会社

BESPRAのビジネスモデルは、レジや券売機の導入を検討している飲食店、美容室、ラーメン店のリードを獲得し、自社で取り扱っている商品を販売するようなサービスでした。

また、同時に低価格なPOSレジアプリのダウンロードによるアフィリエイト収入も獲得していました。

リード数がグロースのカギを握るビジネスであったため、カスタマージャーニー上でいわゆる「いますぐ客」にあたる比較・検討層を狙った以下のようなSEOコンテンツを中心に公開。

  • レジや券売機の価格について解説したコンテンツ
  • おすすめのレジや券売機をランキング形式で紹介するコンテンツ
  • レジや券売機に使える補助金を紹介するコンテンツ

質の高いコンテンツを制作したことにより、早期に検索上位に表示されドメインを取得しコンテンツマーケティングを開始してから、わずか6ヶ月で月間リード数は60件を突破しています。うち20件は商談化、コンテンツ経由で安定して5件の受注を獲得するに至りました。

▼この事例について詳しくはこちら

ECのミカタ:多彩なコンテンツにより会員ユーザーをグリップし日常コンテンツ化

ECのミカタは、ネットショップ運営者向けの情報発信やサポートサービスを展開する、国内最大級のEC業界専門ビジネスメディアです。

ECのミカタ
出典:ECのミカタ
主なコンテンツマーケティングの目的リード獲得、ユーザー獲得
URLhttps://ecnomikata.com/
企業シュワット株式会社

ECのミカタの主な収益源は、EC支援企業からの広告掲載料と、有料会員向けのサービス提供です。

そのため、広告掲載効果を高めるために、コンテンツマーケティングによってリードの獲得やユーザーの獲得を図っています。獲得したリード情報を広告掲載しているEC支援企業に提供することで収益を得られるため、リード数も重要な指標です。

ECのミカタのコンテンツマーケティングの特徴は、EC業界の最新ニュースやEC企業への取材記事、EC専門家によるコラムなど、EC運営に役立つ情報を多数配信していること。

SEOコンテンツのみを公開しているメディアも多い一方で、ECのミカタ会員ユーザーをグリップしておく必要があるビジネスモデルのため、SEOを意識しないコンテンツも発信しています。

この事例から、ターゲットやビジネスモデルに応じて、配信するコンテンツの種類を戦略的に練ることが大切だということがわかるでしょう。

コンテンツは月120本配信されており、ECに関わる最新情報をタイムリーに把握することが可能です。

成長市場であるEC業界において、最新情報を知ることは非常に重要です。その点、ECのミカタはその手助けを行うことで集客に成功しているといえるでしょう。

アキナイラボ:音声コンテンツを用いてユーザーエンゲージメントを向上

アキナイラボは、飲食店や小売店で用いられるPOSレジの大手メーカー「スマレジ」が運営する情報メディアです。

アキナイラボ
出典:アキナイラボ
主なコンテンツマーケティングの目的リード獲得、ブランド認知拡大、ブランディング
URLhttps://akinai-lab.smaregi.jp/
企業株式会社スマレジ

アキナイラボは、POSレジ「スマレジ」のサービス資料請求やオンライン商談予約といったリード獲得を主目的にコンテンツマーケティングを運用している情報メディアです。

POSレジのターゲットユーザーは、飲食店や小売店、美容室など店舗型ビジネスにあたります。
店舗型ビジネスの店長やオーナーにとって有益な以下のような種類のコンテンツを発信することで、リード獲得につなげています。

  • SEOコンテンツ
  • 取材コンテンツ
  • 音声コンテンツ(お店ラジオ)

上記のうちメインは、「POSレジ 価格」「POSレジ 補助金」「POSレジ メリット」といったPOSレジ導入検討中のユーザーが検索しているキーワードで上位表示されるSEOコンテンツです。

また、リードを狙ったマーケティング色の強いSEOコンテンツの他、「お店ラジオ」と称する音声コンテンツも提供。誰もが知る有名飲食店がラジオに登場し経営の裏話などを話すことで、メディアのPRやユーザーエンゲージメント向上につながっています。

スマレジは、こういったオウンドメディアでのコンテンツマーケティングにより、Web上でのプレゼンスを効果的に高めており、新興メーカーですが急成長し現在ではトップクラスのシェア率を誇ります。

日本の人事部:ユーザー生成コンテンツも活用。月間160万人のナレッジコミュニティ

日本の人事部は、日本最大級の人事向けポータルサイトです。

日本の人事部
出典:日本の人事部
主なコンテンツマーケティングの目的リード獲得、ユーザー獲得
URLhttps://jinjibu.jp/
企業株式会社HRビジョン

日本の人事部は2024年10月に創設20周年を迎えた歴史あるサイト。

採用・育成・評価・福利厚生など、人や組織に関わる情報を網羅的に配信し、企業の課題解決につなげています。

また、人事担当者や経営者などが企業の枠組みを超えてナレッジを共有できるコミュニティも創出しているのも特徴です。Yahoo!知恵袋のようなQ&Aサービス(人事のQ&A)といったUGC(ユーザー生成コンテンツ)の仕組みも設けており、ユーザーは人事関連の相談をサイト上に投げかけることで、社労士をはじめとするプロフェッショナルからの回答が得られます。

このようなUGCは、会員ユーザーのエンゲージメント向上やサービスの日常利用、自社のリソースを用いないコンテンツの生成など、様々なメリットがあります。

このような取り組みから日本の人事部の月間訪問者数は160万人と多数のユーザーを獲得しており、コンテンツマーケティングの成功事例といえるでしょう。

弁護士ドットコム:会員弁護士数2万人以上!日本最大級の法律相談ポータルサイト

弁護士ドットコムは、弁護士と法律問題を抱える人々をつなぐ、日本最大級の法律相談ポータルサイトです。

出典:弁護士ドットコム
主なコンテンツマーケティングの目的ユーザー獲得、リード獲得
URLhttps://www.bengo4.com/
企業弁護士ドットコム株式会社 

会員登録した弁護士限定で、共同通信社などと提携して最新ニュースを毎営業日配信しています。

弁護士ドットコムでしか閲覧できないニュースが多数掲載されているので、法律改正や最新の裁判例などをスピーディに把握でき、ユーザー満足度の向上につながっています。

弁護士ドットコムのニュース記事

また、弁護士が各裁判官の考え方や判決の判断傾向などを投稿・閲覧できる「裁判官データベース」というサービスを展開しているのも特徴です。

裁判官データベースを活用することで、弁護士が裁判での戦略を立てやすくなり、法的トラブルのスムーズな解決を実現しやすくなっています。

弁護士ドットコムのデータベース

会員弁護士数は2万人を超えており、その90%以上がサービスに満足していると回答していることから、コンテンツマーケティングの成功事例の一つといえるでしょう。

某BtoBサイト:高額商材のリード毎月200件以上の獲得に成功しインバウンド組織化

某BtoBの高額商材を販売する企業にてコンテンツマーケティングを実施、リード毎月200件以上の獲得に成功したことでアウトバウンド営業のスタイルからインバウンド組織に生まれ変わった事例です。

なお、この事例は弊社クライアント様にあたり、ご要望により詳しい名前やビジネスモデルは伏せて紹介いたします。
※当社にコンテンツマーケティングのご相談をいただいた方にはクライアント様のお名前をお伝え出来ます。

主なコンテンツマーケティングの目的リード獲得
URL※クライアント様のご要望により非公開
企業※クライアント様のご要望により非公開

高単価な商材の販売を従来は、電話営業などアウトバウンドな営業スタイルで販売していましたが、コール数に対して成果が少なく、インバウンド営業への切り替えを目的にコンテンツマーケティングを開始しました。

コンテンツマーケティング開始からできる限り早期のリード創出を目指し、戦略を設計。
弊社にてコンテンツ制作を代行し一気に数百件をWeb上に公開しました。

開始10ヶ月の段階でリード数は毎月200件を突破。アウトバウンド営業からインバウンド営業組織に切り替えることに成功しています。

なお、BtoB企業のコンテンツマーケティングの進め方について詳しく知りたい方は、「BtoBコンテンツマーケティングの進め方|成功事例から学ぶ成果を出すためのコツ」を参考にしてください。

【BtoC企業】コンテンツマーケティングの成功事例6選

ここからは、以下のBtoC企業のコンテンツマーケティングの成功事例として、以下5つの企業を紹介します。

  • mybest::商業メディアの王!圧倒的なコンテンツの質と抜群のE-E-A-T対策
  • 某医療サイト:428本のSEOコンテンツのうち約80%が検索5以内に→10億円を超える売上に直結
  • サントリー レシピタッタ:消費者プリファレンスの醸成に抜群の効果を発揮(筆者も愛読)
  • よなよなの里:PRに強みを持つ企業。ブランディングや商品販売を目的とした運用
  • 北欧、暮らしの道具店:コンテンツマーケティングの成功事例で必ず登場
  • ベンナビ:コンテンツSEOを中心とした集客で相談件数15,000件以上に

BtoC向けのWebサイトを運営している方や企業の担当者の方はぜひ参考にしてください。

mybest:商業メディアの王!圧倒的なコンテンツの質と抜群のE-E-A-T対策

mybestは、月間3,000万人以上が利用する国内有数の商品比較サイト。
本記事の筆者であり弊社のコンテンツディレクターである「伊藤」がコンテンツ制作責任者を務めていました。

mybest
出典:mybest
主なコンテンツマーケティングの目的アフィリエイト広告収入
URLhttps://my-best.com/
企業株式会社マイベスト

mybestは、コンテンツマーケティングの力により創業10年に満たない段階で年商50億円を突破し圧倒的な成功を収めています。

成功要因は多数ありますが特筆すべき点としては、「圧倒的なコンテンツの質」と「抜群のE-E-A-T対策」の2点になるでしょう。

1つのコンテンツの制作に3カ月以上!徹底的な調査にもとづく信頼性の高い比較・検証記事

mybestでは、家電・コスメ・ベビー用品・キッチン用品・金融など幅広いジャンルを網羅し数万件のコンテンツを公開していますが、いずれのジャンルも著者・監修者の専門性が高く、豊富な知識・経験を基に徹底した商品検証を行っています。

特に比較・検証記事においては、1コンテンツの制作に3ヶ月以上かけることも。
ステマが横行する現代において、各ジャンルに精通したライターや専門家が商品を検証し、損得なしのランキングを作成している点が他社の差別化につながっているといえるでしょう。

そのような点がGoogleにも評価され、検索エンジンにおいて圧倒的なプレゼンスを占めることにつながっています。

なお、「コンテンツ制作・運営ポリシー」ページには、企業が大切にする姿勢・考え方が明示されており、メディアの信頼性・透明性が前面に出ています。

コンテンツ制作・運営ポリシー

また、コンテンツ内で紹介するおすすめランキングの評価方法も細かく紹介されています。

コンテンツやランキングの透明性が高いことが明確にわかり、ユーザーが納得感・安心感をもって商品を選択できるようになっているといえます。

mybestの商品サービス評価方法

徹底した検証やコンテンツポリシーの公開などにより、「◯◯ おすすめ」のキーワードで1位表示されているコンテンツが多く、商品比較サイトとしてはかなり高い評価を得ているといえます。

抜群のE-E-A-T対策

コンテンツSEOを軸にしたコンテンツマーケティングで重要なE-E-A-T対策

mybestでは、脱毛やクレジットカードなど、いわゆるYMYL領域にあたるコンテンツも多く取り扱っているため、E-E–Tを意識したサイト作りにも余念がありません。

なお、YMYLとは、「Your Money or Your Life」の略で、日本語に訳すと「あなたのお金またはあなたの人生」となります。

Googleが検索結果の品質を評価する際に用いるガイドラインの中で登場する概念で、 人々のお金や人生に大きな影響を与える可能性のある情報 を扱うウェブページを指します。

YMYL領域にあたるコンテンツが検索で高い順位を獲得するには、作成者の経験や専門性、コンテンツやサイトの信頼性や権威性ことが大切です。

mybestでは、以下のような点でE-E-A-Tを意識したコンテンツ・サイト作りをしています。

  • コンテンツで取り扱うテーマに対して深い知識や経験を持つ専門家が監修または執筆する
  • コンテンツ作成の過程や商品ランキングの検証過程を明確にユーザーに示す
  • 調査結果など多数の独自情報をコンテンツに含む など

このようなハイレベルなコンテンツマーケティングへの取り組みが、月間PV数5,000万・月間UU数3,000万人・年商50億円につながっているのです。コンテンツマーケティングにおける大成功事例のひとつといえるでしょう。

某医療サイト:428本のコンテンツの約80%が検索5位以内に

ユーザー向けに医療関連の情報を提供する某医療系のサイトにてコンテンツマーケティングを実施。弊社にて約半年間で428本のコンテンツを制作代行。そのうち約80%が検索5位以内に表示され検索上位を総なめするにいたりました。

某医療サイトのコンテンツマーケティング成功事例

なお、この事例は弊社クライアント様にあたり、ご要望により詳しい名前やビジネスモデルは伏せて紹介いたします。
※当社にコンテンツマーケティングのご相談をいただいた方にはクライアント様のお名前をお伝え出来ます。

主なコンテンツマーケティングの目的ユーザー会員登録、サービス利用、ブランド認知拡大
URL※クライアント様のご要望により非公開
企業※クライアント様のご要望により非公開

詳しいビジネスモデルは紹介できませんが、ユーザーの会員登録を獲得することが、今回のコンテンツマーケティングの主目的でした。

多額の予算をお持ちのクライアント様かつ大きな市場でのコンテンツマーケティングでしたので、ユーザーの課題や疑問を解決可能なSEOコンテンツを計428本と多数制作代行。以下のようなパフォーマンスを残しました。

順位記事数割合
検索1位160本37.4%
検索2~5位174本40.7%
検索6位~94本21.9%
※2024年10月時点のデータ

大量のコンテンツ制作でも、弊社のようなプロの制作会社に依頼いただき高品質を保ったことで、ここまでの成果を出せた成功事例です。

サントリー レシピタッタ:消費者プリファレンスの醸成に抜群の効果(筆者愛読)

大手飲料メーカーであるサントリーは、お酒に合うレシピを紹介する「レシピッタ」というサイトを運営しています。

サントリー レシピタッタ
出典:レシピタッタ
主なコンテンツマーケティングの目的ブランド認知拡大、ブランディング(消費者プリファレンスの向上)
URLhttps://recipe.suntory.co.jp/
企業サントリーホールディングス株式会社

名の知れた飲料メーカーだからこそユーザーからの信頼が得られやすく「あなたにぴったり、お酒に合うかんたんレシピ」というコンセプトにも説得力がありますね。

特徴的なのは、トップ画面やコンテンツページ内で、おすすめの献立に加え「この献立に合うお酒」として自社の飲料を紹介していること。

レシピと自社の商品を紐づけることで、自社商品の認知拡大や購入促進、消費者プリファレンス向上、他社のレシピサイトとの差別化を図っています。

消費者プリファレンスとは、好感度と非常に近い概念で消費者が商品やサービスに対して抱く好みや選好のことです。

飲料やお菓子、消費財などは、「商品の認知度」と「消費者プリファレンス」、そして「店舗での陳列」の3要素によって売上が上下します。そのため、コンテンツマーケティングを通して認知拡大やプリファレンス向上を図ることで、大きな広告宣伝効果を得られるのです。

レシピタッタは筆者も愛読しており、「テーマ別レシピ」ではお酒別におすすめのレシピを探すことができるのうれしいです。

「レシピに合うお酒」という軸だけでなく「お酒に合うレシピ」という異なる視点からも検索できることから、お酒と献立をセットで考えたいユーザーにとって役立つサイトとなっています。

サントリーレシピタッタのレシピ一覧

さらに、トップ画面とコンテンツページのいずれにも会員登録ボタンが掲載されており、利用者数の増加につなげています。

自社の強みや商品を生かしたコンテンツで高い広告宣伝効果につなげていることから、コンテンツマーケティングの成功事例であるといえるでしょう。

よなよなの里:PRに強みを持つ企業。ブランディングや商品販売を目的とした運用

よなよなの里は、ヤッホーブルーイングが製造・販売するクラフトビール「よなよなエール」の公式サイトです。

よなよなの里
出典:よなよなの里
主なコンテンツマーケティングの目的商品販売、ブランド認知拡大、ブランディング(消費者プリファレンスの向上)
URLhttps://yonasato.com/
企業株式会社ヤッホーブルーイング

クラフトビールの魅力や雑学などに関するコンテンツを発信し、自社商品のブランディングにつなげています。

また、先述のサントリーレシピタッタとは異なり、EC機能を設け商品販売にもつなげている点が特徴です。

各コンテンツでヤッホーブルーイングが醸造するクラフトビールが紹介し、コンテンツ内の随所に商品ページへのリンクを掲載することで、商品購入を促しています。

また、コンテンツの末尾にも「この記事に出てくる商品」として商品ページへのリンクが掲載されており、コンテンツと自社商品を上手に紐づけて商品購入数の増加を図っています。

過去には、よなよなの里限定の期間限定ギフトを販売したことで、売上を大きく伸ばした実績も。

よなよなエールはスーパーやコンビニでも多く見かけますが、やはり”陳列”という視点で見ると先述のサントリーをはじめとする最大手メーカーの商品には劣るでしょう。コンテンツマーケティングにより、商品販売など直接的な売上にもつなげることは、自社のポジションを見極めた非常に適切な戦略だと言えます。

よなよなエールを販売するヤッホーブルーイングはPRやブランディングがうまい企業として、一目置かれる存在なので参考になるところは多いです。コンテンツマーケティングの成功事例といえるでしょう。

北欧、暮らしの道具店:コンテンツマーケティングの成功事例で必ず登場

北欧暮らしの道具店は、北欧のライフスタイルを自分らしく表現することをコンセプトにしたネットショップ・ECメディアです。

北欧、暮らしの道具店
出典:北欧、暮らしの道具店
主なコンテンツマーケティングの目的商品販売、ブランド認知拡大、ブランディング(消費者プリファレンスの向上)
URLhttps://hokuohkurashi.com/
企業株式会社クラシコム

北欧暮らしの道具店は、コンテンツマーケティングの成功事例を紹介するメディアでは必ずと言っていいほど取り上げられる有名メディア。

自社のECサイトで扱う商品に関連するコンテンツを制作、コンテンツ内に商品購入ページのリンクを掲載し、商品販売につなげています。下記は化粧水の購入を促すコンテンツの事例です。

北欧、暮らしの道具店のコンテンツページ

北欧、暮らしの道具店のようなBtoCのECサイトとコンテンツマーケティングは非常に相性が良く、弊社でも多数の支援成功事例がございます。

また、SNSやYoutube、アプリを活用し、マルチメディアでコンテンツを配信する戦略をとっています。

2024年10月時点でYouTubeのチャンネル登録数は約60万人、Xのフォロワー数は約5万人、Instagramのフォロワー数は約133万人、アプリのダウンロード数は380万件と、圧倒的な成果を残しています。

WebコンテンツをXやInstagramで紹介するなど、WebとSNSをうまく融合させているのが特徴的です。

北欧、暮らしの道具店のX

北欧、暮らしの道具店のX

北欧、暮らしの道具店のInstagram

北欧、暮らしの道具店のInstagram

YouTubeでは、オリジナルドラマやショートドキュメンタリーなどの限定コンテンツも配信。すべてのチャネルで一貫した世界観を演出しつつも、各媒体の色を生かしたコンテンツを発信し、ファンの獲得につなげています。

北欧、暮らしの道具店のYoutube

北欧、暮らしの道具店は、国内有数のコンテンツマーケティングの成功事例といえるでしょう。

ベンナビ:コンテンツSEOを中心とした集客で相談件数15,000件以上に

ベンナビは、弁護士・法律事務所を検索できるサイトです。
※本記事の筆者であり弊社のコンテンツディレクターである「伊藤」がSEO担当者を務めていました。

ベンナビ
出典:ベンナビ
主なコンテンツマーケティングの目的リード獲得
URLhttps://bennavi.jp/
企業株式会社アシロ

法律相談に関するコラムを配信しており、ジャンルは刑事事件・離婚・債務整理・遺産相続・交通事故など多岐にわたります。

コンテンツ内に弁護士検索ページへの導線を設けており、相談件数の獲得につなげています。

また、弁護士に相談することへの心理的ハードルを下げ、弁護士への相談を促す内容のコンテンツが多いことも、相談件数の増加につながっているといえるでしょう。

ベンナビでの相談件数は15,000件以上にのぼっており、コンテンツマーケティングの成功事例の一つといえます。

そもそもコンテンツマーケティングとは?

そもそもコンテンツマーケティングとは、コンテンツを使って集客や購買促進を行うマーケティング活動の一つです。

広告で積極的に売り込みをするのではなく、コンテンツによって有益な情報を与え続けることでユーザーに興味を持ってもらう「インバウンドマーケティング」の一種でもあります。

コンテンツマーケティングで用いられるコンテンツは、主に以下の5つです。

  • SEOコンテンツ
  • 動画コンテンツ
  • SNSコンテンツ
  • メルマガコンテンツ
  • セミナー

これらのコンテンツに、検索エンジン・広告・SNS・メルマガなどからユーザーが流入し、商品購入や問い合わせなどのアクションを起こすことで、企業の成果につながります。

直接的な成果がすぐには出なくても、ブランディングや認知度の向上につながり、将来的な成果に結びつくこともあるでしょう。

なお、コンテンツマーケティングについては「コンテンツマーケティングとは?戦略設計や手順、成功事例を紹介」でも詳しく解説しているので、気になる方はあわせてチェックしてください。

コンテンツマーケティングのメリット

コンテンツマーケティングを行うメリットはさまざまですが、その一つとして、広告費をかけずに顧客へのアプローチやブランディングができることが挙げられます。

広告を使ったマーケティング手法では多額の広告費がかかるため、コスト面で大きな負担がかかるでしょう。

しかし、コンテンツマーケティングの場合、一度作成したコンテンツが資産となり、長期的・安定的な集客につながることから、費用対効果が高いといえます。

また「嫌われないマーケティング」を実現できるのもメリットの一つです。

ネット広告は、ユーザーに「うっとうしい」「広告が邪魔だから使いたくない」と嫌われてしまうリスクがあります。

しかし、コンテンツマーケティングでは広告を使用せず、ユーザーに有益な情報を発信し続けることで集客を行うため、むしろユーザーに好かれ、ファン獲得につながる可能性があるのです。

コンテンツマーケティングのデメリット

コンテンツマーケティングのデメリットとしては、質の高いコンテンツを発信するための専門的なノウハウが必要であることや、成果が出るまでに時間がかかることなどが挙げられます。

コンテンツマーケティングを成功させるには、作成すべきコンテンツやペルソナ、カスタマージャーニーなどを明確にしたうえで実行することが大切です。

また、長期的にモチベーションを維持・向上できるよう、目標(KPI)を段階的に設定することも忘れずに行いましょう。

コンテンツ配信後は、定期的に効果検証を行いPDCAを回すことで、成果を持続的に伸ばしていくことが重要です。

なお、コンテンツマーケティングにおけるKPI設計については、「SEOのKPIはどう設定する?目標設定の流れやよく使う指標、注意点を解説」で詳しく紹介しています。

これからコンテンツ運用を始める場合はKPI設計が非常に重要ですので、ぜひチェックしておきましょう。

他社の成功事例が自社に応用できるかどうかチェックするポイント

ここまでは、他社におけるコンテンツマーケティングの成功事例をいくつか紹介してきました。

しかし、どの事例を参考にすればよいのか、自社で応用可能な事例は何かなどがわからない方もいるでしょう。

他社の成功事例を自社に応用できるかは、以下のポイントでチェックできます。

  • 自社でも作成可能なコンテンツかどうか
  • どのコンテンツマーケティング手法を用いているか
  • コンテンツマーケティングの目的は何か

それぞれのポイントについて、以下で詳しく解説します。

自社でも作成可能なコンテンツかどうか

まずは、他社で作成しているコンテンツが自社でも作成できるかどうかをチェックすることが大切です。

コンテンツマーケティングで用いられるコンテンツは、主に以下の4つに分かれます。

コンテンツの種類内容
権威型専門家が商品・サービスを評価するコンテンツ
レビュー型商品・サービスを実際に購入・利用したユーザーのレビューを主軸としたコンテンツ
ファクト型調査・統計などの事実を基にしたコンテンツ
ユーティリティ型アプリなどユーザーが使いやすい手段で発信されているコンテンツ

たとえば、レビュー型コンテンツを発信しようと思っても、ユーザーのレビューがなければそもそもコンテンツを作ることができません。

また、ファクト型コンテンツを作成するには、参考にできる統計調査が存在している必要があります。

このように、他社と同じタイプのコンテンツを必ずしも自社でも作成できるとは限らないのです。

コンテンツマーケティングを成功させるには、自社の領域との相性がよく、自社でも作成可能なタイプのコンテンツを作ることが大切であるといえます。

どのコンテンツマーケティング手法を用いているか

他社が用いているコンテンツマーケティング手法をチェックすることも重要です。

コンテンツマーケティングの手法には、主に以下の4つがあります。

手法内容
エデュケーショナル型(お役立ち型)ユーザーの疑問解決と商品理解の促進を行い、商品購入・問い合わせなどにつなげる購入の意思が固まっていない段階からユーザーとの関係を築くことができる
ネイティブ広告型自然な形で広告を使用し、情報を配信するメディアに溶け込む形で広告を用いるので、ユーザーに受け入れられやすい
コンテンツSEO型検索面での上位表示を狙った取り組みを行い、検索エンジンからの集客を狙う多くのキーワードで上位表示を実現できれば、検索面での露出が増え、多数のユーザーと接点を持つことができる
面白コンテンツ型(バイラル型)ユーザーの興味を引く、いわゆる「バズる」コンテンツを発信して集客を行う

どの手法が最適かは、アプローチしたいユーザー層やコンテンツマーケティングの目的によって異なります。

ユーザーのニーズが明確である場合や、特定のユーザー層にアプローチしたい場合は、エデュケーショナル型やコンテンツSEO型が効果的です。

一方、顕在ニーズだけでなく潜在ニーズも発掘したい場合や、不特定多数のユーザーと接点を持ちたい場合などは、ネイティブ広告型や面白コンテンツ型などが適しているでしょう。

コンテンツマーケティングの目的は何か

コンテンツマーケティングの目的を把握することも重要なポイントの一つです。

コンテンツを通じてファンを獲得したいのか、集客をしたいのかによって、最適な手法が変わってきます。

他社の事例をチェックする際は「他社が何をゴールとしているのか」を、コンテンツマーケティング手法から逆算して考えてみましょう。

たとえば、mybestは「◯◯ おすすめ」のキーワードで軒並み上位表示されているほか、ユーザーのお悩み解決につながる情報の提供も行っていることから、集客を目的としていることがうかがえます。

そのうえ、コンテンツ制作者自身がSNSで情報発信を行うなど、ファン化に向けた取り組みも同時に行っており、集客とファン化の両方を狙っているといえるでしょう。

▼ホームホワイトニンググッズのコンテンツ。ユーザーの疑問解決につながる情報を発信している

mybestのコンテンツ
出典:mybest

また、よなよなの里は、コンテンツを通じてクラフトビールにまつわる雑学や魅力を発信し、ユーザーの自社製品への関心を高めています。

このことから、よなよなの里ではユーザーのファン化を目的としていることがうかがえるでしょう。

▼クラフトビールを楽しむためのコンテンツにより、ファン化につなげている

よなよなの里のコンテンツ
出典:よなよなの里

自社が何を目的にコンテンツマーケティングを行うのかによって、参考にすべきサイトも変わります。自社のコンテンツマーケティングの目的を明確にしてから、自社と同じ目的で成功している企業をベンチマークとするとよいでしょう。

コンテンツマーケティングの成功事例から見る共通点

各企業のコンテンツマーケティングの成功事例においては、使用している手法や対象とするユーザー層はそれぞれ異なるものの、以下のような共通点があります。

  • 目的が明確であること
  • 自社の強みを活かした質の高いコンテンツを作成していること
  • 目的に沿った戦略・目標設計がされていること
  • 長期的に取り組んでいること
  • 複数のコンテンツを活用していること

それぞれのポイントについて、以下で具体的に解説します。

目的が明確であること

いずれの成功事例も、目的を明確に設定しています。

目的が曖昧なままだと、効果的な施策や手法を打ち出すことはできず、成果を出すことも難しくなるでしょう。

「自社製品の知名度を上げたい」「ファンを獲得したい」「集客数を上げたい」など目的をきちんと定めたうえで、それを達成するために必要な施策を検討することが大切です。

目的に沿ったコンテンツマーケティングを行うことで、成果につながりやすくなります。

自社の強味を活かした質の高いコンテンツを作成していること

自社ならではの質の高いコンテンツを作成していることも、成功事例に共通するポイントの一つです。

他社との差別化を図り、集客を効率的に行うには、他社と同じような内容のコンテンツではなく、自社ならではの強みを活かしたコンテンツを作ることが大切です。

たとえばmybestでは、自社で行った独自検証の結果をベースにしたコンテンツを作成しています。

「自社で徹底した独自検証を行っている」というmybestならではの強みを活かし、検証結果からわかった商品の選び方を詳細に解説しているのが特徴です。

mybestのコンテンツ例
出典:mybest

検証結果をベースに、選び方やおすすめの商品を紹介している

独自検証を行なっているmybestだからこそ発信できる情報を提供しており、自社の強みをしっかりと活かしているといえるでしょう。

コンテンツを作成する際は「他社にはなく、自社にはある強みは何か」を具体化し、それを最大限に活用することが大切です。

なお、コンテンツマーケティングの記事作成方法について詳しく知りたい方は、「コンテンツマーケティングの記事作成手順を6つのステップで解説!外注化の事例やコツは?」を参考にしてください。

目的に沿った戦略・目標設計がされていること

目的に沿った戦略の策定・目標設計がされていることも共通点の一つです。

コンテンツは公開して終わりではなく、コンテンツの効果を定期的に測定し改善を重ねることで、継続的に集客できるようになります。

効果測定を行うには、最終目標(KGI)と、KGI達成に向けた中間目標(KPI)を設定することが大切です。

KGI・KPIを設定することで、効果測定後に「目標達成に足りない要素は何か」「何をすれば目標達成できるか」などを考えやすくなり、PDCAを効率的に回せるようになります。

数値分析を定期的に行い、日々改善していくことで、成果を伸ばしていきましょう。

長期的に取り組んでいること

成功事例で挙げた企業は、コンテンツマーケティングを長期的に行なっていることも共通点といえるでしょう。

コンテンツマーケティングは、始めてすぐに成果が出るわけではなく、長期的な目線を持って取り組む必要があります。

たとえば、北欧暮らしの道具店は2009年から、mybestは2016年からメディアの運営を開始しており、数年かけて現在の地位を確立しています。

焦って短期的に目標を達成しようとするのではなく、数ヵ月〜数年のスパンで成果を出していくことを念頭において取り組みましょう。

複数のコンテンツを活用していること

複数のコンテンツを活用していることも成功事例の特徴の一つ。

複数のコンテンツを発信することで、ユーザーの目に留まる機会が増え、集客が進むようになります。

本記事で紹介した成功事例は、いずれもコンテンツ数が豊富です。

なかには、WebだけでなくX・Instagram・YouTubeなど、さまざまなチャネルでコンテンツを発信し、露出機会を増やしている事例もあります。

自社のコンテンツ数がまだ少ない場合は、まずコンテンツ数を増やし、ユーザーと接点を持つ機会を増やしましょう。

今後のコンテンツマーケティングでは質の高いコンテンツが必須

コンテンツマーケティングのトレンドは毎年変わっていきますが、今後は「E-E-A-T」を意識した質の高いコンテンツを作ることが最も重要になります。

E-E-A-T

E-E-A-Tとは、GoogleがWebサイトの品質を評価するための基準のことで、以下4つの要素を表しています。

  • 経験(Experience):コンテンツに制作者自身の実体験が含まれているか
  • 専門性(Expertise):制作者が、そのトピックにおける専門的な知識やスキルを持っているか
  • 権威性(Authoritativeness):制作者に、そのジャンルにおける優位性・認知度があるか
  • 信頼性(Trust):コンテンツの内容や運営元が信頼できるか

E-E-A-Tを意識したコンテンツを作ることで、検索面で上位表示されやすくなり、集客が進みやすくなります。

他社の成功事例をみてみても、E-E-A-Tを意識した取り組みがなされていることがわかるでしょう。

  • mybest:制作者自身が行った検証結果を基にコンテンツを作成している。制作者自身が資格を取得し、Xでの情報発信を行なっている。
  • よなよなエール:制作者自身がソムリエの資格を取得しているなど、専門性が高い。
  • ベンナビ:弁護士が全記事監修している。

E-E-A-Tを満たしていない質の低いコンテンツを量産しても、Googleやユーザーからの評価が上がるどころか、むしろ評価が下がってしまう可能性があります。

制作者自身の体験をコンテンツに入れる、制作者自身が資格を取得する、SNSでの情報発信を通して制作者の知名度を上げるなど、E-E-A-Tを意識した取り組みを行うのが望ましいでしょう。

コンテンツマーケティングで成功するには外注化も検討すべき

コンテンツマーケティングで成果を出すには、E-E-A-Tを意識した質の高いコンテンツが必要です。

自社に専門知識を持った制作者がいる、質の高いコンテンツを作成するためのノウハウがある、などの場合、まずは自社で作成してみるとよいでしょう。

しかし、自社にコンテンツマーケティングに関する知見・ノウハウがない場合、自社だけで成果につなげるのは難しいといえます。

目標の設計や施策の検討がうまくいかず、見当違いなコンテンツを作ってしまったり、中途半端な施策で終わってしまったりする可能性もあるでしょう。

自社だけでコンテンツマーケティングに取り組むのが難しい場合は、記事制作会社に外注してみるのも一つの手です。

コンテンツマーケティングに強みをもつ制作会社には、成果を出すためのノウハウが蓄積されています。

外注することで、自社の課題やコンテンツマーケティングの目的の整理、戦略・目標の設計、マーケティング手法・施策の検討などを適切に行える可能性が高くなるでしょう。

コンテンツマーケティングの外注先を選ぶ際のポイント

コンテンツマーケティングにおける記事作成を外注する際は、各制作会社の実績の詳細を確認することが大切です。

コンテンツマーケティングに強みをもつ制作会社は数多くありますが、必ずしも高い実績を上げているとは限りません。

過去にどのような施策を実施したのか、どのくらいの成果を出したのかをきちんとチェックしておきましょう。

また、コンテンツの質と価格が見合っているかを見極めることも大切です。

制作会社によって価格が異なりますが、価格の安さだけで選んでしまうと、質の低いコンテンツばかり納品されて、かえって成果が出しづらくなってしまう可能性があります。

価格が多少高くても、質の高いコンテンツを作成してくれる制作会社に依頼するのがおすすめです。

なお、記事外注の方法については「記事外注のやり方|マニュアル作成方法&外注化の成功ポイントまで」や「記事外注の依頼先おすすめ24選|費用相場や選び方・格安業者まで」でも紹介しています。おすすめの外注先を見つけたい方は、こちらもあわせてチェックしてください。

また、コンテンツマーケティングを上流工程から支援できるおすすめの会社について知りたい方は、「おすすめコンテンツマーケティング支援会社10選|タイプ別に厳選」を参考にしてください。

まとめ

コンテンツマーケティングで成果を出すために、他社の成功事例を分析することはとても大切です。

他社の事例をそのまま流用するのではなく、自社の目的や強みに合った形で取り込むことで、他社との差別化がうまく進み、成果を伸ばしやすくなるでしょう。

また、今後のコンテンツマーケティングでは、E-E-A-Tを意識した質の高いコンテンツを作ることが求められます。

自社に十分なノウハウがある場合は問題ありませんが、自社だけで成果を出すのが難しい場合は、コンテンツマーケティングに強みを持つ制作会社に外注してみるとよいでしょう。

外注化することで、コンテンツマーケティングで成果を出すために必要な、課題・目的の整理、目標設計、施策の検討などをスムーズに進められます。

価格は制作会社によりまちまちですが、大切なのは価格の安さではなくコスパのよさです。

価格が少し高くても、質の高いコンテンツを作成できる制作会社に依頼することで、最短距離で成果を出せる可能性が高くなります。

他社をうまく頼りながら、コンテンツマーケティングの成功につなげましょう。

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この記事を書いた人

1997年生まれ。SEOマーケター。
月間5,000万PV越えのWebサービス「mybest」でコンテンツ制作責任者を経験後、弁護士ポータルサイト「ベンナビ」のSEO担当として、コンテンツSEOやテクニカルSEO、新規メディア立ち上げ、CVR/CTR改善などに携わる。ユーザーファーストとSEO最適化を両立したコンテンツ制作が得意。