- ナチュラルリンクの意味
- ナチュラルリンクだとGoogleに判断されるリンクの特徴・条件
- ナチュラルリンクの増やし方
この記事の著者:渡邉 志明(シュワット株式会社 代表取締役)
オウンドメディア運用支援会社の社長
これまで複数のWebメディアの立ち上げ~黒字化にPM・SEO責任者として携わる。コンテンツSEOによるメディアのグロースやインハウス化支援が得意。
ナチュラルリンクとは、外部のWebサイトから自分のWebサイトは自然に張られたリンクのことです。
ナチュラルリンクはGoogleからの評価向上につながりやすく獲得することで、検索順位上昇が期待できます。
一方で、ナチュラルリンクの反対である不自然な被リンクは悪影響やペナルティの原因に。
そこで今回は、ナチュラルリンクの基礎知識からGoogleの判断基準について詳しく解説。
そのうえでナチュラルリンクの獲得方法と注意点まで紹介していきます。
ナチュラルリンクの理解を深めて、SEOでのさらなる成功を目指しましょう、
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- 絶対にブラックハットな手法は使いたくない
- 被リンク獲得に割く時間がない
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ナチュラルリンクとは
ナチュラルリンクは、他のWebサイトから自分のWebサイトに自発的(自然)に貼られたリンクのことです。
Webサイト運営者が意図的に働きかけたり、お金で買ったりしたものではなく、純粋にコンテンツの質や情報が評価されて貼られたリンクなので、「自然な被リンク」とも言います。
高品質なコンテンツは外部Webサイトから自然にリンクを得やすいため、ナチュラルリンクを得ることは検索エンジンからの評価向上につながりやすいです。
例を挙げると以下のようなリンクがナチュラルリンクに該当します。
- 有益なコンテンツとして外部のWebサイトから紹介してもらえる
- 引用元としてリンクを設置してもらえる
- おすすめのWebサイトやサービスとして掲載してもらえる
SEOを進めるうえでは、ナチュラルリンクが増えやすい仕組みづくりや高品質なコンテンツの発信や大切です。
ナチュラルリンクであることの重要性
ナチュラルリンクであること(検索エンジンからナチュラルリンクだと判断だされること)は、以下の2つの観点から重要です。
- SEO効果が高い
- Googleからのペナルティ防止になる
まず第一に、ナチュラルリンクと検索エンジンからみなされることで、被リンクによって得られるSEO効果が向上する傾向にあります。
実際、Google検索セントラルでも以下のようにナチュラルリンクを得ることが推奨されています。
インターネット コミュニティで自然に人気を得られるような、関連性の高い独自のコンテンツを作成するのが最も効果的な方法です。
引用:「リンクスパム」Google検索セントラル
第二に、購入で得た被リンクなど、ナチュラルではない被リンクはGoogleガイドライン違反でペナルティの対象です。
検索順位向上を目的にナチュラルでないリンクを集めていることがバレると、ペナルティ対象になり検索順位の大幅低下や検索結果への非表示といった結果につながります。
以上の点から、ナチュラルリンクを集める(集めていると判断される)ことは、SEOにおいて非常に重要です。
ナチュラルリンクの具体的な特徴・条件
では、Googleはどのようにナチュラルリンクかどうかの判断を行っているのでしょうか。
ここでは、具体的な特徴や条件について見ていきましょう。
ナチュラルリンクだと検索エンジンに判断される被リンクの特徴や条件は以下の通りです。
- 関連性の高いWebサイトからの被リンクである
- IPアドレス・ドメインが分散している
- アンカーテキストが不自然ではない
- 売買・金銭が生じていない
それぞれ解説していきます。
関連性の高いWebサイトからの被リンクである
関連性の高いWebサイトからの被リンクは、ナチュラルリンクとして判断されやすいです。
ここでいう関連性とは、取り扱う情報の関連性のことで、例えば、以下のようなケースが当てはまります。
- グルメ情報Webサイトが飲食に関連する別のWebサイトから得る被リンク
- FX・株式・仮想通貨を解説するWebサイトが金融情報Webサイトから得る被リンク
上記のような関連性のある被リンクである場合、引用や外部参照として紹介されているケースが多いことをGoogleも知っているため、ナチュラルリンクとみなしやすいです。
逆に、まったく関連性のないサイトからのリンクは不自然なリンクと判断される傾向にあります。
関連誌の無いリンク集からの被リンクしかないようなサイトは、検索順位が上昇しづらく(基本しない)、さらに数が多いとペナルティの対象となる場合があるのでご注意ください。
IPアドレス・ドメインが分散している
IPアドレスやドメインが被らず分散しているかどうかも、ナチュラルリンクかどうかを判断する基準として用いられています。
例えば、自作自演でたくさんのWebサイトを作り、各サイトから被リンクを設置した場合、リンク元のIPアドレスは同じになります。
このようなガイドライン違反の手法を発見するためのアルゴリズムをGoogleでは実装しています。
そのため、IPアドレスやドメインが特定のものに偏っている場合、不自然な被リンクと認定される可能性が高いのです。
アンカーテキストが不自然ではない
アンカーテキストとは、Webページ上でリンクが設定されている部分のテキストのことです。
アンカーテキストの内容が自然に分散している場合は、ナチュラルリンクと判断されやすいです。
一方、アンカーテキストが過度にターゲットキーワードと一致しているなど、不自然なアンカーテキストは、検索ランキング操作目的の作為的な(不自然な)被リンクとみなされ低評価やペナルティの対象となる場合があります。
実際、Medium社の調査によると、完全一致のアンカーテキスト(リンク先のページのターゲットキーワードと完全に一致するアンカーテキストのこと)の比率が過度に多い場合、検索順位が低下することが示されています。
なお、ここで忘れてほしくないのがアンカーテキストがターゲットキーワードと一致していることは、検索順位に対して好影響も与えます。
以上の点から、「アンカーテキストは適度に一致した方がいいが一致させ過ぎは危険」というのが結論です。
完全一致アンカーテキスト比率の危険基準は?
先ほどのMedium社の調査では、完全一致アンカーテキストおよび部分一致アンカーテキスト(部分的にターゲットキーワードと一致)の割合の安全圏として、下記のデータが示されています。
- 完全一致アンカーテキスト:1~2%程度にとどめる
- 部分一致アンカーテキスト:30%程度にとどめる
売買・金銭が生じていない
売買・金銭が生じている被リンクは、ナチュラルリンクではありません。
Googleガイドライン上で、禁止行為のひとつとして以下のように記載されています。
ランキングを上げることを目的としたリンクの売買。次のような行為がこれに該当します。
引用:「リンクスパム」Google検索セントラル
- リンク自体やリンクを含む投稿に関して金銭をやり取りする
- リンクに関して物品やサービスをやり取りする
- 特定の商品について記載してリンクを設定してもらうのと引き換えにその商品を送る
なお、Google側から見ると、例えば紙文書のやり取りで被リンクが購入された場合などは証拠をつかむ手段はありません。
つまり、あくまでここまで紹介してきたWebサイトの関連性やIPアドレス分散、アンカーテキスト等を元に被リンクが購入されたものであるかを判断しているということを理解しておきましょう。
SEOではナチュラルリンクを含めた高品質な被リンクを集めることが大切
現在のSEOは従来と異なり、ただ被リンクの量を増やせば良いというわけではありません。
ナチュラルリンクを含めた「高品質な被リンク」を集めることが大切です。
被リンクの品質を左右する条件は、主に以下の通りです。
- リンク元Webサイト/ページの権威性の高さ
- リンク元Webサイト/ページの関連性の高さ
- リンク元ページのクリックされやすい位置に設置されているかどうか
- ターゲットキーワードを自然に含む自然なアンカーテキスト
- dofollowの被リンク など他多数
他にも多数ありますが、主に上記の条件を理解していただければ問題ありません。
高品質な被リンクについて理解したうえで、被リンク獲得施策を行うようにしましょう。
なお、高品質な被リンクの条件についてさらに詳しく知りたい方は、「高品質な被リンクとは」を参考にしてください。
ナチュラルリンク・高品質リンクの獲得方法
ここでは、具体的なナチュラルリンク・高品質リンクの獲得方法を解説していきます。
大前提、高品質な被リンクを得る”王道”の流れは、以下の通りです。
- 自然に被リンクを設置されやすい「良質なコンテンツ」を作成する
- 作成したコンテンツを知ってもらう
- 被リンクを設置してもらう
以上のような流れで被リンクを得るのが、基本中の基本です。
そのうえで、派生形のテクニックとして「リンク切れリプレイス」や「スカイスクレイパーテクニック」なども存在しています。
ここからは、基本の方法と派生形テクニックについて、それぞれ解説していきます。
自然に被リンクを設置されやすい「良質なコンテンツ」を作成する
ナチュラルリンクを獲得するためのファーストステップであり最重要なのが、自然に被リンクを設置されやすい「良質なコンテンツ」を作成することです。
以下のような、被リンクを集めやすいコンテンツを作成しましょう。
①調査データ系コンテンツ
業界研究やアンケートなど、データを紹介するコンテンツは、被リンクを獲得しやすい。
②インタビューコンテンツ
インタビューコンテンツは、インタビュー対象のサイトに被リンクを設置してもらいやすい。
③リストアップ系コンテンツ
「被リンク獲得の方法50選」など、特定の事項をリストアップしたコンテンツは被リンクを得やすい。
④サービス比較コンテンツ
「おすすめの洗濯機30選比較」などサービス比較コンテンツは紹介先から被リンクを得やすい。
⑤完全ガイド系コンテンツ
特定のトピックに関して網羅した完全ガイド系のコンテンツは、被リンクを獲得しやすい。
⑥引用されやすい画像を含むコンテンツ
インフォグラフィックスなど、引用されやすい画像を含むコンテンツは、被リンクを獲得しやすい。
作成したコンテンツを知ってもらい、被リンクを得る
どんなに良質で被リンクの得やすいコンテンツを作成しても、誰にも知られなければ被リンク獲得につながることはありません。
以下のような方法で積極的にコンテンツの存在をアピールしましょう。
- 被リンク営業をする
- SNSを活用する
- プレスリリースを配信する
それぞれ解説していきます。
認知獲得方法①被リンク営業をする
被リンク営業とは、自社のWebサイトへの被リンクを獲得するため に、他のWebサイトの運営者に対して 直接働きかける営業活動 のことです。
具体的には、以下のような流れで行われます。
- 関連性の高いウェブサイトや影響力のあるウェブサイトを選定し
- メールや電話、SNSなどを活用してアプローチ
- リンク掲載のメリットを伝え、交渉を進める
被リンク営業は非常に効率が良く、安定した獲得手段として多くのWebサイトに取り組まれています。
被リンク営業は一見面倒に感じる人も多いかもしれませんが、安定して被リンクが得られるので、経験上最も効率が良いです。
被リンク営業のやり方について詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
認知獲得方法②SNSを活用する
SNS上でコンテンツに関して発信することで、多くのユーザーにコンテンツを届けられる場合があります。
配信用のSNSアカウントを作成するほか、コンテンツ内にも各種SNSへのシェアボタンを設置すると良いでしょう。
認知獲得方法③プレスリリースを配信する
プレスリリースとは、企業がテレビ、新聞、ニュースサイトなどのメディアに対して発信する文章のことです。
プレスリリースサービスで配信すると、一気に多くの認知が獲得できます。
結果的に、ナチュラルリンクが集まることにもつながってくるでしょう。
リンク切れのリプレイスを狙う
外部のWebサイトのコンテンツ内にリンク切れを発見したときは、リプレイスのチャンスです。
リンク切れは、検索エンジンからの評価が下がる要因です。
そのため、リンク切れを発見した際には、そのことをWebサイトの担当者に連絡し、さらに代替のリンク先として自社のコンテンツを紹介することで被リンク獲得ができます。
リンク切れはSEO上悪影響なので、高確率で被リンク獲得が期待できる手法です。
スカイスクレイパーテクニックに取り組む
スカイスクレイパーテクニックとは、被リンクを多く獲得している競合のコンテンツよりも圧倒的に優れたコンテンツを作成し、競合コンテンツが得ている被リンクを奪い取る手法です。
スカイスクレイパーテクニック実施の流れを簡単に紹介すると、以下の通りです。
ここまでが代表的な被リンク獲得方法です。
それぞれ手短に解説したので、被リンク獲得方法についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
被リンク獲得時の注意点
最後に、被リンク獲得時の注意点を紹介します。
低品質な被リンクは否認申請する
スパムにあたる被リンクなど低品質な被リンクは、検索順位への悪影響やペナルティのリスクがあります。
例えば、自サイトとまったく無関係なサイトからのリンクや、海外のリンク集からの大量リンクです。
(まさにナチュラルでないリンク)
このような被リンクが自社のWebサイトに設置されているのを見つけたら、リンク否認を行いましょう。
リンク否認とは、低品質な被リンクの効果を無効化 するためにGoogleに申請することです。
リンク否認は、Google Search Consoleから行うことができます。
▼リンク否認の詳しいやり方は、以下の記事をご覧ください
過剰な相互リンクはナチュラルリンクと判断されない場合がある
相互リンクは多くの場合で有効ですが、過剰に行うとナチュラルリンクではないと判断される場合があります。
実際、過剰な相互リンクはGoogleガイドライン上で禁止事項として以下のように記載されています。
過剰な相互リンク(「リンクする代わりにリンクしてもらう」)や、相互リンクのみを目的としてパートナー ページを作成する
引用:「リンクスパム」Google検索セントラル
特に、関連性のないWebサイトとの相互リンクは低評価やペナルティのリスクが高いです。
相互リンクは有効な手段である場合が多いので実施することは問題ありませんが、やるなら「①関連性のあるWebサイトのみにする」「②過剰にやり過ぎない」の2点を守るようにしましょう。
なお、相互リンクのポイントや注意点について詳しく知りたい方は、「相互リンクとは?やり方やSEO効果、ペナルティリスクの回避方法」を参考にしてください。
自動化ツールでのリンク獲得は避ける
自動化ツールを使用して獲得した大量のリンクは、ナチュラルリンクに当てはまりません。
自動被リンクツールはサイトの価値を下げるだけでなく、場合によってはスパムと判定され検索結果に表示されなくなる可能性があります。
以上のような点の他にも、被リンクによる悪影響やペナルティを避けるための注意点はいくつかあります。
さらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
まとめ
ここまで、ナチュラルリンクの基礎知識や条件、獲得方法まで解説してきました。
良質なナチュラルリンクを獲得するためには、思わずリンクを張りたくなるようなコンテンツ作りが最重要です。
加えて、作成したコンテンツに被リンクが集まるような活動も必要です。
正しい方法でコツコツと地道に被リンクを増やしていきましょう。
- 被リンクの増やし方がわからない
- 絶対にブラックハットな手法は使いたくない
- 被リンク獲得に割く時間がない
現在、上記のようなお困りごとがありましたらぜひとも私たち被リンク獲得代行サービス『ULTRA』へご相談ください。リンクの販売や低品質なサテライトサイトへのリンク設置など、ブラックハットな手段ではなく、あくまでGooglガイドラインに沿った形で自然な高品質被リンクの獲得までワンストップで代行するサービスです。加えて、被リンク獲得に特化しているサービスなので、利用しやすい料金設定となっています。