被リンク購入はあり?なし?NGと言われる理由やリスクをプロが解説

被リンク購入はあり?なし?
この記事でわかること
  • 被リンク購入がNGな理由
  • 被リンク購入によるペナルティへの対処
  • 正しい被リンクの増やし方
伊藤寛規

この記事の著者伊藤 寛規

月間5,000万PV越えのWebサービス「mybest」でコンテンツ制作責任者を経験後、弁護士ポータルサイト「ベンナビ」のSEO担当として、コンテンツSEOやテクニカルSEO、新規メディア立ち上げ、CVR/CTR改善などに携わる。

オウンドメディア運用コンサルタント紹介①渡邉志明

この記事の著者渡邉 志明(シュワット株式会社 代表取締役)

SEOコンサルティング会社の経営者。
これまで複数のwebメディアの立ち上げ~黒字化にPM・SEO責任者として携わる。コンテンツSEOによるメディアのグロースやインハウス化支援が得意。

SEO対策において、被リンク獲得は非常に重要な施策です。

しかし、被リンクは簡単に集められるものではないため、SEO初心者のなかには被リンクを購入しようと考える方もいるでしょう。

被リンク購入(ペイドリンク)はサイトのSEO評価を下げるおそれがあるNG行為です。
被リンクの獲得について金銭のやり取りを伴う場合は、細心の注意を払う必要があります。

この記事では、被リンク購入は実際のところありなのか・なしなのかについて徹底的に解説。

被リンク購入が孕んでいるリスクや、正しい被リンクの集め方まで紹介するので、被リンク施策に悩んでいる方は、ぜひ最後までチェックしてください。

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目次

そもそも被リンクを購入するとは?

そもそも被リンクとは、外部サイトに自社サイトへのリンクを設置してもらうことを指し、バックリンクや外部リンクとも呼ばれます。

被リンクは本来、他社サイト内で自社のデータや文書が参照・引用される際や、関連記事として自社の記事が紹介されることで自然に獲得できるものです。

一方で「被リンク購入(ペイドリンク)」とは、本来は自然に獲得すべき被リンクをお金を払って外部サイトに設置してもらうことを言います。

被リンク購入は、SEO対策において一般的にNGな行為とされており、実際にGoogleでも購入した被リンクは、Googleガイドラインに違反すると明記しています。

もし、誰かが PageRank を得るために、「あなたのサイトからのリンクを購入させて欲しい」、「リンクを含んだ PR 記事を掲載してほしい」といった問い合わせをしてきたらご注意ください。

PageRank を渡すリンクを売買することやそうした有料リンクの埋め込まれた PR 記事は Google のガイドライン違反となり、Google はそうしたガイドライン違反に対して、対策を講じます。

その結果として、Google ツールバーで表示されるサイトの PageRank の減少や、それだけでなく、Google 検索上でのそのサイトの信頼が失われる事態が起こりえます。もちろん、サイトの検索結果上での掲載順位の低下につながることもあるでしょう。

引用元:PageRank を渡す有料リンクについて覚えておいて頂きたいこと

被リンクの獲得はSEOにおいて非常に重要ですが、金銭のやり取りを含む被リンク購入を行うと、Googleからペナルティを受けて検索結果に悪影響をおよぼすおそれもあります。

そのため、被リンク購入ともとられるおそれがあるSEO外部施策を行う際は、リスクを理解したうえで、細心の注意を払う必要があるでしょう。

被リンクがSEOで重要な理由

被リンク購入にはリスクがありますが、やはりSEOにおいて被リンク獲得は避けて通ることはできません。

なぜなら、近年のGoogleアルゴリズムでは、第三者からの評価や人気度が検索結果を決める要素として組み込まれているからです。

第三者からの評価や人気度は、被リンクサイテーションによって判断されるとされています。より良質な被リンクを多く獲得しているサイトや、SNSやWeb上で多く話題に挙がっているサイトは、検索順位にもポジティブな影響が出る可能性があるのです。

また、被リンクやサイテーションの獲得は、Googleの検索品質評価ガイドラインで定めているコンテンツの評価基準であるE-E-A-T(旧E-A-T)にも影響をおよぼします。

E-E-A-Tのなかでも、特に権威性の評価を高めるためには、被リンクやサイテーションの獲得が必要不可欠です。医療・金融・法律などのYMYL領域と呼ばれるサイトを運営している場合は、より良質な被リンクを獲得するための施策が求められるでしょう。

被リンク購入は実際のところあり?なし?

結論からお伝えすると、被リンク購入は推奨はしないものの、金銭のやり取りが直ちにペナルティの対象になるわけではなく、やり方によってはリスクを避けて被リンクを獲得できる可能性を秘めていると考えられます。

ここからは、被リンク購入がNGとされる理由や、必ずしもペナルティの対象になるわけではない理由について解説します。

被リンク購入がNGと言われる理由

SEO対策における被リンク購入がNGとされる理由は、Googleガイドラインに違反するからです。

リンクスパムの例としては、次のようなものが挙げられます。
ランキングを上げることを目的としたリンクの売買。次のような行為がこれに該当します。

  • リンク自体やリンクを含む投稿に関して金銭をやり取りする
  • リンクに関して物品やサービスをやり取りする
  • 特定の商品について記載してリンクを設定してもらうのと引き換えにその商品を送る
引用元::Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー

Googleのガイドラインに明記されているとおり「検索結果ランキングを操作することを目的とした被リンク」は、購入被リンクであるかどうかにかかわらず、ペナルティの対象となる可能性があるのです。

金銭のやり取りが直ちにペナルティ対象となる可能性は低い

被リンクの購入は、Googleのガイドラインで規制されているNG行為です。
しかし、実質的な金銭のやり取りが直ちにペナルティの対象となるわけではないと考えられます。

前提として、Googleが被リンク購入をガイドライン違反としている理由は「被リンク購入によってページランクドメインパワーが意図的に操作され、検索上位に低品質なページやコンテンツが表示されるのを避けるため」です。

検索結果を操作する目的ではない被リンクであれば、その裏側で金銭のやり取りがあったとしても、ペナルティの対象となる可能性は低いでしょう。
また、Googleは企業間の金銭のやり取りをすべて把握しているわけではありません。

企業から取引先にお金が支払われるのは自然なことですし、被リンク購入にあたる金銭のやり取りがどれなのか、Googleが検知しているわけではないのです。

Googleはあくまでも、被リンク数の増え方や被リンク元のURLをたどって、不自然な被リンクかどうかや、検索結果に悪影響をおよぼす被リンクかどうかを判断している可能性が高いです。

そのため、たとえば以下のようなケースでは、結果的には金銭のやり取りをもって被リンクを獲得していても、ペナルティの対象となる可能性は低いでしょう。

  • 専門家へのインタビュー記事を有償で作成し、専門家のホームページから被リンクを獲得する
  • 取引先に有償の取材を依頼し、導入事例として自社と取引先のサイトに被リンクを設置する
  • 専門家に記事の監修を有償で依頼し、監修記事として専門家のホームページに自社記事のリンクを設置してもら

上記のケースで共通するのは、「被リンク獲得が主目的でないこと」です。

また、自社サービスを広告掲載という形で他社サイトに掲載する際、金銭を支払って被リンクを獲得することになります。その場合は、nofollow属性など適切なrel属性を付与していればGoogleガイドライン違反ではありません。

ここまでの例とは反対に、「被リンク100件を1万円で」のように、被リンクだけを目的とした金銭のやり取りは、Googleに不自然なリンク獲得と判断され、ペナルティの対象となる可能性も高まるでしょう。

金銭のやり取りが直ちにペナルティの対象になる可能性は低いですが、過度な被リンク獲得による不自然な被リンクの増加は、サイトの評価を下げるおそれがあるので注意してください。

こんなサイトは要注意!NGな被リンク購入例6つ

金銭のやり取りを伴う被リンク獲得でも、場合によってはリスクが低く、問題ない可能性もあります。
しかし、以下のようなサイトからの被リンク購入は避けたほうがよいでしょう。

避けるべき購入被リンク
  • 「リンク集」など、リンクがまとまったページからの被リンク
  • 低品質なコンテンツからの被リンク
  • キーワードが不自然に盛り込まれたリンク
  • 中古ドメインを使っているサイトからの被リンク
  • トップページに設置された関連性の低いリンク
  • 隠しテキスト内に設置された隠しリンク 

上記のような被リンクの購入は、バックリンクの獲得自体を目的としているうえ、低品質な被リンクとしてサイトに悪影響をもたらす可能性があります。

バックリンクの獲得だけを目的にした被リンク購入は、絶対に避けるべきです。
被リンク購入はもちろん、相互リンクの依頼や被リンク営業を行う際にも、上記のリンクにあてはまっていないかどうか、よく確認してください。

被リンク購入で起こりうるSEO上のリスク3つ

ここからは、被リンク購入によって起こりうるSEO上のリスクを紹介します。

具体的に考えられる主なリスクは以下の3つです。

  • サイト全体の評価を下げる可能性がある
  • 手動ペナルティの対象になる可能性がある
  • 今後のアルゴリズムアップデートで影響を受ける可能性がある

それぞれのリスクについて、詳しく解説します。

サイト全体の評価を下げる可能性がある

被リンク購入で考えられる1つ目のリスクは、サイト全体のSEO評価を下げるおそれがあることです。

購入した被リンクが低品質な被リンクであった場合、手動ペナルティの対象とはならなくても、サイトの評価が下がり、自然と検索結果が下落する可能性があります。

手動ペナルティの対象ではなく、アルゴリズムによって自動的に検索順位が下がった場合は、何が原因なのかを特定する必要があり、すぐに「被リンクが原因だ」と気づけないこともあるでしょう。

そのため、SEO評価の回復に時間がかかるケースも多く、結果的に多くの流入や顧客、売り上げを逃してしまうおそれがあります。

アルゴリズムによって自動的に検索順位が下がった場合は、順位が下落した時期に行った施策を洗い出し、一つひとつ元の状態に戻しながら検索順位の推移を見守りましょう。

順位が戻らない場合は、ほかの要因も考えられるので、別の施策を進めるなどで対策が必要です。

手動ペナルティの対象になる可能性がある

被リンク購入で考えられる2つ目のリスクは、手動ペナルティを受けるおそれがあることです。

手動ペナルティは手動対策とも呼ばれ、Googleが特定のサイトについて手動で評価を下げたり、検索結果から除外したりするペナルティのことです。

手動ペナルティを受けると、最悪の場合は自社サイトがGoogleの検索結果に表示されなくなるため、膨大な数の流入を失うことにつながります。

なお、手動ペナルティを受けた場合は、Googleサーチコンソール上にペナルティを受けたことや原因が表示されます。

ペナルティの原因を解消したうえで再審査を依頼すると、数週間程度で解除されます。しかし、解除されるまでの間は検索結果から除外されたり、検索順位が著しく下落したりするため、損失はさけられないでしょう。

ペナルティを受けてしまったときの対処法は「SEO外部対策とは?今すぐできる施策8つと注意点をプロが解説」でも解説しているので、あわせて参考にしてください。

今後のアルゴリズムアップデートで影響を受ける可能性がある

被リンク購入で考えられる3つ目のリスクは、今後のアルゴリズムアップデートで影響を受ける可能性があることです。

Googleは、検索順位を決めるアルゴリズムを年々アップデートしており、徐々にアルゴリズムの精度は上がっています。

そのため、現在は検知できていない購入被リンクも、今後のアップデートで検知され、ペナルティの対象となる可能性があるのです。

一度被リンク購入に手を出してしまうと、今後のアルゴリズムアップデートで影響を受けないかの不安がずっと付きまとうことになります。

SEO対策を行う際は、どうしたら検索順位を上げられるかではなく、Googleが理想としている検索結果やガイドラインをよく理解し、本質的な施策を行うことが大切でしょう。

質の低い被リンクを購入してしまったら

バックリンク獲得のために、すでに被リンクを購入してしまった方もいるでしょう。
購入した被リンクが自社サイトに向けて設置されている場合、なるべく早めに以下の対処をする必要があります。

  • サイトへの影響を調査する
  • 質の低い被リンクを否認する
  • ペナルティを受けているならサイトの引っ越しも検討する

それぞれの対処法について、以下で詳しく解説します。

サイトへの影響を調査する

過去に被リンクを購入したことがある場合は、まずサイトへの影響がないか調査しましょう。

手動ペナルティを受けている場合は、Googleサーチコンソールの「手動による対策」ページに「〇件の問題を検出しました」と表示されます。

Googleサーチコンソールの手動対策画面
引用元:SEMPlus

問題が検出された場合、原因を確認して対処したあと「審査をリクエスト」をクリックして結果を待ちましょう。通常は1週間~数週間程度で結果が出ます。

なお、被リンク購入による手動ペナルティの多くは「サイトへの不自然な被リンク」が原因です。サイトへの不自然な被リンクは、リンク否認を行うことで解消できるので「質の低い被リンクを否認する」で手順を確認してください。

一方で、問題が検出されない場合は、手動ペナルティを受けていないことを指します。その場合は、被リンクを購入した時期からの検索順位の推移を確認してください。

特に大きな変動がなければ、今のところは悪影響は出ていません。被リンクを購入した時期から大きく順位が下落している場合は、悪影響が出ている場合があるので、同様にリンクの否認作業を行うのがよいでしょう。

ただし、手動ペナルティを受けていない場合の順位変動には、被リンク以外にもさまざまな原因が考えられます。原因をよく調査してから、対策を検討してください。場合によっては、SEO業者などのプロに調査を依頼するのもよいでしょう。

質の低い被リンクを否認する

低品質な購入被リンクによって、サイトに悪影響が出ている場合は、被リンクの否認作業を行いましょう。

リンク否認は、Googleサーチコンソールから以下の手順で行えます。

  • 否認対象のリンクを選ぶ
  • 否認リンクのリストを作成する
  • 否認リンクのリストをアップロードする

ただし、リンクの否認は被リンクをどうしても削除できないときの最終手段です。

否認リンクのリストは自分たちで作成する必要があり、誤って有効な被リンクまで否認してしまうと、自社のサイト評価を下げる原因にもなりかねません。

実際にGoogleでも、リンク否認ツールは慎重に使用することを推奨しています。

否認ツールは複雑な機能であるため、慎重に使用する必要があります
使い方を間違えると、Google 検索結果でのサイトのパフォーマンスに影響が及ぶ可能性があります。ご自身のサイトに対して、スパム行為のあるリンク、人為的リンク、品質が低いリンクが数多くあり、それが問題を引き起こしていると確信した場合にのみ、バックリンクを否認することをおすすめします。

引用元:Google Search Console「サイトへのリンクを否認する」

被リンク元のサイト運営会社に直接連絡できる場合は、まず最初に削除依頼の連絡をしてみましょう。

リンクの否認手順や流れについては「リンク否認とは?低品質な被リンクを否認する効果や具体的な手順」でも解説しているので、ぜひあわせて参考にしてください。

ペナルティを受けているならサイトの引っ越しも検討を

被リンク購入によって、手動ペナルティを受けている場合は、サイトの引っ越しも検討しましょう。

ペナルティの原因を解消し、何事もなくペナルティが解除されれば問題はありません。しかし、ペナルティの原因が複数ある場合や、再審査をリクエストしてもペナルティが解除されない場合、同じドメインでSEO評価を回復するのが難しい場合もあります。

また、ペナルティが解除されてもSEO評価が戻らない場合も、ほかの問題が隠れている可能性があるため、ドメインごと引っ越しをすることも検討すべきでしょう。

ただし、ペナルティを受けたサイトからリダイレクトを行ったり、コンテンツを移設したりすると、マイナス評価も受け継がれてしまう可能性があります。

そのため、新規でサイトを立ち上げて、また一からコンテンツを作る必要があることを覚えておきましょう。

被リンクは量より質が大事!良質な被リンクの条件3つ

被リンク購入を行ってしまう背景には、「とにかく大量の被リンクを獲得しなければならない」という勘違いが潜んでいるケースもあります。

被リンクによってSEO評価を高めるには、量はもちろんですが、実は被リンクの質のほうが重要です。ここでは、良質な被リンクの条件を3つ紹介します。

  • 自然に設置された被リンク
  • 関連性の高いメディアからの被リンク
  • 権威性・信頼性が高いサイトからの被リンク

良質な被リンクを集めることで、サイト評価を下げることなくSEO対策ができるので、しっかりポイントを押さえておきましょう。

自然に設置された被リンク

良質な被リンクの1つ目の条件は、コンテンツ内に自然に設置された被リンクであることです。

他社サイトが、データや情報の参照元として自社記事のURLを掲載してくれたり、関連記事として紹介してくれたりすると良質な被リンクとして判断される可能性が高いでしょう。

コンテンツ内に自然な形で設置されたリンクは、ユーザーがリンク先に遷移しやすく、被リンク経由での流入にも期待できます。

関連性の高いメディアからの被リンク

自社サイトやコンテンツと関連性が高いメディアからの被リンクであることも、良質な被リンクの条件です。

たとえば、医療系メディアであれば、病院や医療機器メーカー、医師のホームページなどからのリンクであれば、関連性が高く良質な被リンクといえるでしょう。

一方で、自社サイトのテーマとはまったく関係ないサイトからの被リンクは、意図的な被リンクとして判断され、低品質な被リンクと判断されるリスクがあります。

権威性・信頼性が高いサイトからの被リンク

良質な被リンクの3つ目の条件は、権威性や信頼性が高いサイトからの被リンクであることです。

権威性や信頼性が高いサイトとは、以下のようなサイトを指します。

  • 国や自治体が運営するサイト(.go・.lgなどのドメイン)
  • 大学や専門機関が運営するサイト
  • 多くの被リンクを集め、ドメインパワーが高いサイト
  • 書籍や論文などを出版・発表している著名人のホームページ など

国や自治体、大学からの被リンク獲得は難易度が高い一方、ドメインパワーが高いサイトや専門家のホームページからの被リンク獲得は比較的簡単です。

取材記事の作成や記事の監修依頼などを行い、被リンク獲得ができないか施策を検討してみましょう。

なお、ドメインパワーが高いサイトはAhrefsというSEOツールを用いて選定可能です。

AhrefsのDR(ドメインレート)調査画面

Ahrefsでは、上記のように独自基準であるDR(ドメインレーティング)を用いてドメインパワーを確認できるので、被リンク営業リストの作成などに役立てましょう。

被リンク購入を用いない正しい被リンクの増やし方

被リンク購入は、基本的には避けるべきSEO外部対策です。
そこでここからは、被リンク購入なしで、良質な被リンクを獲得する方法を4つ紹介します。

  • 関連性が高いメディアに被リンク営業をする
  • 質の高いコンテンツを作成・配信する
  • 参考にされやすいコンテンツを作成する
  • ステークホルダーに被リンクを依頼する

どれも比較的ハードルが低く、今すぐに実施できる内容ですので、ぜひ参考にしてください。

関連性が高いメディアに被リンク営業をする

良質な被リンクを集めるには、被リンク営業が有効です。

自社サイトと関連性が高いメディアを選定し、お問い合わせフォームなどから被リンクをお願いできないか連絡してみましょう。

被リンク営業は、一見すると被リンク購入と同じようにNGな外部対策に見えますが、実はそうではありません。

Googleの有名な社員であるジョン・ミューラー氏によると、以下のように被リンク営業はリンク獲得における理想的な施策であるとされています。

被リンク営業(デジタルPR)はGoogleガイドラインに違反するようなリンク獲得方法ではなく、逆にむしろ最も理想的なSEO施策である。

引用元:ジョン・ミューラー氏のX投稿

ただし、関連性がないメディアからの被リンクや過度な相互リンクの依頼は、SEO評価においてマイナスになる可能性も。被リンク営業のやり方や、適切なリスト作成方法がわからない場合は、プロに依頼することも検討しましょう。

ULTRAでは、高品質な被リンクの獲得代行を月額10万円(税別)から受け付けています。リンクの獲得はもちろん、インハウス化のサポートにも対応しているので、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

なお、被リンク営業については「被リンク営業とは?アプローチ方法や設置依頼メール例文を徹底解説」でも紹介しているので、気になる方はぜひチェックしてください。

被リンクを集めやすいコンテンツを作成・配信する

良質な被リンクを獲得するためには、被リンクを集めやすいコンテンツを発信することも重要です。

先述したとおり、良質な被リンクとは自然な形で他社のコンテンツ内に設置されるリンクのことを指します。

そのため、自社のコンテンツが他社サイトから引用・参照されるような有益コンテンツであるほど、自然被リンクの獲得にもつながりやすいのです。

たとえば、以下のようなコンテンツは独自性が高く、引用元・参照元として活用される可能性が高いでしょう。

  • 業界に関する独自調査(アンケートデータ・統計データなど)をまとめた記事
  • インフォグラフィックなどのオリジナル画像を用いた記事

コンテンツの作成には時間も手間もかかりますが、最も理想的な被リンク獲得施策ともいえます。

コンテンツの作成は外注も可能なので、社内にリソースやノウハウがない場合は、外注も検討しましょう。
記事外注のやり方については「記事外注のやり方|マニュアル作成方法&外注化の成功ポイントまで」でも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

なお、弊社の「記事作成代行ウルトラ」では、SEO記事やインタビュー記事を1記事から作成可能です。
過去1年に2,000記事以上を作成し、4割弱の800記事以上で検索順位1位を獲得してきた実績から、協力に記事作成をサポートすることができます。

ステークホルダーに被リンクを依頼する

ポータルサイトや情報登録サイトを運営している場合は、掲載元の企業に被リンクを依頼することも有効です。

たとえば、看護師向けの求人サイトを運営している場合、求人を掲載している病院のホームページ内に「求人内容はこちら」のように自社サイトへのリンクを掲載してもらえないか相談してみるとよいでしょう。

掲載元の企業であれば、自社サイトの関連性も高いうえ、掲載元の企業の数だけ被リンクを獲得できる可能性があります。

なお、被リンクの獲得方法について詳しく知りたい方は、「被リンク獲得方法 完全ガイド|正しく効果的な被リンクの増やし方」を参考にしてください。

まとめ

被リンク購入は、SEOにおいてリスクがあるNG行為です。

しかし、金銭のやり取りが直ちにペナルティの対象になる可能性は低く、正しい方法で被リンクを獲得すれば、サイトの評価が下がる可能性は低いでしょう。

被リンク獲得は、SEOに取り組む全ての企業にとって悩ましい問題です。正しく被リンクを集めるには、良質なコンテンツを発信するほか、被リンク営業なども活用して効率的に施策を行うのが重要だといえます。

被リンク獲得には近道はありません。購入被リンクは、返ってサイトの評価を下げるおそれがあるので手を出さず、長期的に自然被リンクを獲得することが理想だといえるでしょう。

コンテンツの作成や被リンク営業は、場合によってはプロの手を借りるのもおすすめです。ULTRAでは、SEO記事制作代行の記事作成代行ウルトラや被リンク獲得代行サービスを提供しています。

被リンク獲得やSEO対策を総合的に支援できる複数のメニューをご用意しているので、ぜひ一度お気軽にお問合せください。

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この記事を書いた人

渡邉 志明(SEOニキ)のアバター 渡邉 志明(SEOニキ) シュワット株式会社|代表取締役

これまで複数のwebメディアの立ち上げ~黒字化にPM・SEO責任者として携わる。コンテンツSEOによるメディアのグロースやインハウス化支援が得意。SEOディレクターとして600以上のコンテンツで検索1位を獲得した実績を持つ。POSレジなどのITツール導入支援もしている。