コンテンツマーケティングとは?戦略設計や手順、成功事例を紹介

コンテンツマーケティングとは?
この記事でわかること
  • コンテンツマーケティングの基礎知識
  • コンテンツマーケティングの戦略や成果を出すまでの手順
  • コンテンツマーケティングの成功事例
伊藤寛規

この記事の著者伊藤 寛規

月間5,000万PV越えのWebサービス「mybest」でコンテンツ制作責任者を経験後、弁護士ポータルサイト「ベンナビ」のSEO担当として、コンテンツSEOやテクニカルSEO、新規メディア立ち上げ、CVR/CTR改善などに携わる。ユーザーファーストとSEO最適化を両立したコンテンツ制作が得意。

オウンドメディア運用コンサルタント紹介①渡邉志明

この記事の著者渡邉 志明(シュワット株式会社 代表取締役)

SEO記事制作会社の社長。
これまで多数のwebメディア立ち上げ~黒字化にPM・SEO責任者として携わる。
コンテンツSEOによるメディアのグロースやインハウス化支援が得意。

コンテンツマーケティングとは、ブログ記事や動画、SNS投稿をはじめとする「コンテンツ」を用いたマーケティング手法のことを指します。

しかし、具体的にどのように進めたらいいかわからず、以下のような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

  • どんなコンテンツを作ればいいの?
  • コンテンツマーケティングで成果を出すにはどうすべき?
  • コンテンツマーケティングで成功している事例を知りたい

そこで本記事では、コンテンツマーケティングの基礎知識から進め方、成果を出す”たった2つのコツ”まで徹底的に解説。コンテンツマーケティング初心者にもわかりやすいように、難しい言葉は少なめで解説します。

また、コンテンツマーケティングでの集客や販売促進に成功している企業の事例も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

目次

コンテンツマーケティングとは?

コンテンツマーケティングとは、その名の通りさまざまなコンテンツによって集客や販売促進を行うマーケティング手法のひとつです。

コンテンツマーケティングの最大の特徴は、いわゆる「広告(CMやネット広告)」を主軸としないこと。
広告をあまり用いることなく、ネット上のユーザーや顧客にとって価値のある情報を発信。新規顧客の獲得はもちろん、既存顧客へのアプローチ(CRM)やブランディングを広告費をかけることなく実現します。

ここでは、コンテンツマーケティングに取り組む前に、他のマーケティング手法との違いやコンテンツの種類を抑えておきましょう。

コンテンツの種類

コンテンツマーケティングにおける”コンテンツ”には、主に以下5つが含まれます。
それぞれのコンテンツごとの目的や、概要を押さえておきましょう。

コンテンツの種類目的配信メディア
SEOコンテンツ検索エンジンからの集客オウンドメディアなど
動画コンテンツ動画配信プラットフォームからの集客YouTube
SNSコンテンツSNSからの集客Instagram、X、Facebook、TikTokなど
メルマガコンテンツ既存顧客への販売促進メルマガ
セミナー新規顧客の獲得、既存顧客への販売促進メルマガ、オウンドメディアなど

コンテンツには、さまざまな種類や配信先があることがわかりました。
次に、具体的にどのような内容の記事や投稿、動画などを作成すればいいかを以下で確認しましょう。

コンテンツの種類具体的なコンテンツ内容の例
SEOコンテンツ顧客が検索するキーワードに対応する記事を作成する
動画コンテンツSEOコンテンツやセミナーの内容を動画に落とし込む
SNSコンテンツ潜在顧客の課題や悩みを解決するコンテンツを作成する
メルマガコンテンツ既存顧客向けに自社サービスの使い方や活用事例などをまとめたコンテンツを作成する
セミナー自社の導入事例や成功事例、業界動向などの講演

コンテンツマーケティングでは、どのコンテンツを用いるかに関わらず、質の高いコンテンツを作成できるかどうかが最も重要になります。

ノウハウがない状態でいきなりすべてのコンテンツを作成するのは難しいので、比較的ハードルが低いSEOコンテンツやSNS、メルマガから作成し始めるのもよいでしょう。

コンテンツSEOやネット広告、Webマーケティングとの違い

コンテンツマーケティングに似たものとして、コンテンツSEOや広告配信、Webマーケティングなどの用語があります。それぞれの違いについても抑えておきましょう。

項目コンテンツマーケティングコンテンツSEOネット広告Webマーケティング
マーケティングの主軸記事・動画・メルマガなどのコンテンツSEOコンテンツ広告コンテンツ(LPなど)コンテンツ・広告・Web接客など
目的集客・販売促進・ブランディング集客集客集客・販売促進・ブランディング
広告・非広告主に非広告非広告広告広告・非広告

大まかに説明すると、4つのマーケティング手法は以下のような立ち位置になります。

「Webマーケティング>コンテンツマーケティング>コンテンツSEO・広告」

Webマーケティングとは、Web上で行われるマーケティング全般のことを指し、その中にはコンテンツマーケティングも含まれます。

また、コンテンツマーケティングとは、コンテンツを用いて行われるマーケティング全般のこと。
コンテンツマーケティングの中にはコンテンツSEOやネット広告でのコンテンツ配信も含まれます。

それぞれマーケティング手法としてカバーしている範囲が異なることを覚えておきましょう。

コンテンツマーケティングで成果が生まれる流れ・仕組み

コンテンツマーケティングでは、さまざまなコンテンツを用いて集客や販売促進を行うことがわかりました。

次に、コンテンツマーケティングにおける成果発生の流れや仕組みについて解説します。

コンテンツマーケティングで、商品の購買やリード獲得などの「成果」が生まれる流れは以下の通りです。

  1. さまざまな経路から流入を獲得する
  2. 流入したユーザーがコンテンツを通じて態度変容を起こす

詳しく見ていきましょう。

①さまざまな経路から流入を獲得する

コンテンツマーケティングでの成果発生は、ネット上のユーザーが自社のサイト・コンテンツに訪問することから始まります。

コンテンツマーケティングにおけるユーザーの流入経路は、主に以下7つです。

  • 自然検索流入:検索エンジン経由の流入
  • 広告流入:配信したネット広告経由の流入
  • SNS流入:SNSアカウントや投稿からの流入
  • 外部サイトからの流入:外部サイトに設置してもらったリンク等からの流入
  • メルマガやアプリからの流入:配信したメルマガ等からの流入
  • サイト内回遊:自社サイトの他のコンテンツから流入
  • 直接流入:ブックマークやURL直接入力からの流入

7つの流入経路のうち、多くの企業では”自然検索”、つまりはSEOコンテンツ経由での流入を獲得するために多くの時間やコストを割いています。

なぜなら、自然検索での流入は安定しやすく、長期的に考えたときの費用対効果が高いからです。
これからコンテンツマーケティングを始める企業の中にも、まずは自然検索からの流入獲得を目指す、という企業が中心となるでしょう。

そこで以下では、主に自然検索経由での流入をベースに成果発生の流れを解説します。

②流入したユーザーがコンテンツを通じて態度変容を起こす

コンテンツを訪れたユーザーは、コンテンツ内で態度変容を起こします。
態度変容とは、これまで抱えていた悩みや不安などが解決したことによって、次のニーズや悩みが発生すること。

ユーザーは悩みや課題を抱えた状態でサイトを訪問しますが、コンテンツの内容によって態度変容が起き、以下のように企業にとって成果となるような行動が引き起こされるのです。

  • コンテンツから商品を購入」or「サービスへの問い合わせ」をする
  • 流入したコンテンツから、他のコンテンツを回遊する
  • コンテンツ内で悩みが解決し、離脱する

企業として理想的なのは、流入したコンテンツから直接商品を購入したり、サービスへの問い合わせが発生したりすることでしょう。

しかし、いきなり購入や問い合わせにつながらなくとも、他のコンテンツに誘導して訴求を強めるほか、コンテンツによってユーザーの悩みを解決できれば、ブランディングや認知度の向上にもつながります。

例えば弊社が作成した「SEO対策とは」という記事を参考に考えてみましょう。

「SEO対策とは」と検索し流入してくるユーザーの多くは、「SEOって何?どうやるの?」という純粋な疑問を抱えている状態です。流入時点では実際に記事の作成代行やSEOコンサルを依頼する意欲はあまり高くありません。

しかし、コンテンツの中に「SEOはノウハウがない状態で取り組むのは難しい」「記事作成をまるっと依頼できるサービスがある」など、ユーザーにとって有益な情報を盛り込むことで、ユーザーの態度変容が起こり、問い合わせを獲得できる可能性があります。

加えて、記事内に関連するコンテンツへの導線を設置することで、仮に「SEO対策とは」の記事で問い合わせにつながらなくても、他の記事から問い合わせが発生することもあるでしょう。

このように、サイトを訪問したユーザーがさまざまな態度変容を起こすことによって、成果につながるのです。

コンテンツマーケティングが注目される4つの理由

ここからは、コンテンツマーケティングがなぜ今注目されているのか、4つの理由を紹介します。

  1. 莫大な利益を生む可能性
  2. ネット広告費の高騰
  3. Googleアルゴリズム技術の向上
  4. The Model型営業プロセスの流行

それぞれ見ていきましょう。

1.莫大な利益を生む可能性

コンテンツマーケティングが注目されるひとつ目の理由は、莫大な利益を生む可能性があるからです。

実際にコンテンツマーケティングを主軸としてマーケティングを行い、大規模な流入・収益の獲得に成功している企業はいくつか存在します。

例えば、おすすめ商品比較サービス「mybest」では「おすすめ人気ランキング」「徹底比較」といったコンテンツを中心に作成し、「〇〇 おすすめ」というキーワードで軒並み検索上位を獲得しています。流入数は月間3,500万人、日本人の4人に1人が毎月利用するほどの規模です。コンテンツマーケティングを主軸として年商50億円規模※を実現、今後もさらに成長する見込みとなっています。
※2022年時点 参考:「mybest会社紹介資料」

そのほか、会計ソフトで有名なfreeeでは、経営者や個人事業主向けのオウンドメディア「経営ハッカー」を運営。経営者や個人事業主がかかえる悩みを解決するコンテンツを配信し続け、自社サービスへの導線設計を行ったことで、サービス認知度や利用者の増加に寄与しています。

このように、コンテンツマーケティングに多くの企業が取り組む理由には、莫大な集客や利益につながる可能性があることが挙げられるのです。

2.ネット広告費の高騰

コンテンツマーケティングが注目される二つ目の理由には、ネット広告費の高騰が挙げられます。

特に入札型のリスティング広告では、複数のジャンル・業界で入札の競争が激化しており、CPAが高騰している状態です。

どの企業も多額の広告費を投入して顧客を集めている状態ですが、今後も広告費が高騰することを考えると、一人の顧客を獲得するコストはどんどん上がっていきます。

また、長期的に費用が発生し続けることになるため、事業計画の視点から考えたときに、広告費を下げたいと考える方も多いでしょう。

その点コンテンツマーケティングでは、一度作成したコンテンツは資産となり、安定して集客してくれるため、長期的に見たコスパが良くなる傾向にあります。

例えばSEOコンテンツの場合、一度検索上位をとってしまえば当面は、安定してユーザー流入を無料で獲得可能です。

各企業がこぞってコンテンツマーケティングに乗り出している理由には、広告費の高騰やコンテンツ集客のコスパの良さが要因としてあることを覚えておいてください。

3.Googleアルゴリズム技術の向上

Googleの検索アルゴリズムの技術が向上したこともコンテンツマーケティングが注目される理由として挙げられます。

過去には、Googleのアルゴリズム技術が発達していなかったため、ブラックハットSEOと呼ばれるアルゴリズムの隙を突いた対策で検索上位を獲得できてしまう時代がありました。

しかし現在では、ブラックハットSEOで検索上位を獲得することは難しく、ユーザーにとって有益なコンテンツを作成することが最重要とされています。

また、現在のGoogleアルゴリズムでは検索上位を獲得するために、ネット上での認知度(サイテーション)も重要とされています。SEOコンテンツ以外のコンテンツ作成・配信に取り組む企業が増えた要因にもなっているでしょう。

4.The Model型営業プロセスの流行

コンテンツマーケティングが注目される理由の四つ目は、The Model型の営業プロセスが流行していることです。

The Modelとは、新規顧客の獲得からカスタマーサクセスまでを、マーケティング(リード獲得)・インサイドセールス・外勤営業・カスタマーサクセスの4つのプロセスに分け、それぞれのプロセスで顧客へ最適なアプローチを行うことで、顧客数の増加・顧客満足度の向上につなげる手法のことです。

図にすると以下のようになります。

The Modelの流れ

The Modelを取り入れ、顧客の獲得数・満足度を最大化するには、第一段階であるマーケティングの段階で、どれくらいのリード(見込み客)を獲得できるかが肝になります。

コンテンツマーケティングでは、前述の通り莫大な集客を生み出すことも可能なので、The Modelを行うにあたっても必要不可欠なのです。

コンテンツマーケティングのメリット

コンテンツマーケティングに取り組むメリットには、主に以下5つがあります。

  • 検索エンジンやSNSからの集客力が上がる
  • ブランディング効果がある
  • 見込み顧客から既存顧客まで幅広くアプローチできる
  • 広告費の削減につながる
  • 嫌われないマーケティングができる

それぞれについて以下で詳しく解説します。

検索エンジンやSNSからの集客力が上がる

コンテンツマーケティングのひとつ目のメリットは、検索エンジンやSNSなどからの集客力が上がることです。

例えば、特定のキーワードの検索順位で1位を獲得すれば、安定した流入を期待できます。

加えて、一度検索上位を獲得した記事は、サイト自体に大きな問題がない限り、多少の変動はあれど長期間にわたって検索上位に表示される傾向があります。一度作成したコンテンツが長期的に流入を獲得してくれれば、最終的な費用対効果も高くなるでしょう。

また、SNSでコンテンツがシェアされて拡散されたり、バズったりすれば爆発的な集客につながる可能性もあります。

ブランディング効果がある

コンテンツマーケティングの二つ目のメリットは、ブランディングにつながることです。

有益なコンテンツを配信し続け、ユーザーの目に留まる機会が増えれば、認知度や信頼度の向上にも役立ちます。認知度が向上すればサービス名での検索が増えることも。コンテンツ内で購入や申し込みに至らなかったとしても、結果的に会社の売上増加につながる可能性もあるでしょう。

ただし逆に言うと、間違った情報を流してしまうとブランドイメージを損ねてしまう可能性も。コンテンツマーケティングを急ぐがあまり、質の低いコンテンツを大量に作成してしまうケースも見られますが、自社の評判に関わる恐れもあるため注意が必要です。

見込み顧客から既存顧客まで幅広くアプローチできる

コンテンツマーケティングの三つ目のメリットは、見込み顧客などの潜在層にもアプローチができることです。

広告では、クリックで費用が発生する以上、顕在層に向けて情報を発信することがほとんど。しかし、コンテンツマーケティングにおいては、潜在層向けの記事を作成することで、将来的な見込み顧客にもアプローチが可能です。

また、既存顧客向けのコンテンツを作成することで満足度向上やアップセルにつながることも。幅広いアプローチができるのもコンテンツマーケティングの強みといえるでしょう。

広告費の削減につながる

コンテンツマーケティングの四つ目のメリットは、広告費の削減につながることです。

広告ではクリックやコンバージョンに応じて費用が発生するため、売上が増えれば増えるほど広告費も増えていきます。

しかし、コンテンツマーケティングではコンテンツの作成やメンテナンスに費用がかかるものの、クリックやコンバージョンが発生しても追加で費用が発生することはありません。

作成したコンテンツで安定した流入を獲得できれば、顧客一人あたりの獲得費用は減っていくため、広告費の削減にもつながるでしょう。

嫌われないマーケティングができる

コンテンツマーケティングの五つ目のメリットは”嫌われないマーケティング”ができることです。

一般的に、ネット広告はユーザーに嫌われる傾向にあります。「やたら広告で目にするサービスだな…」「〇〇の広告がうっとおしい」など、広告に力を入れすぎることで、ユーザーから嫌われてしまうリスクを孕んでいるのです。

一方、コンテンツマーケティングでは広告でないことはもちろん、ユーザーにとって有益な情報が盛り込まれたコンテンツであることが求められます。そのため、むしろユーザーから好かれることができ、集客はもちろんブランドや企業イメージの向上にもつながるでしょう。

コンテンツマーケティングのデメリット

コンテンツマーケティングに取り組む際には、以下のようなデメリットも存在します。

  • 専門的なノウハウが必要
  • 時間と費用がかかる
  • 即効性が低く、継続的に取り組む必要がある
  • 売上に直結しないコンテンツも多い

それぞれ詳しく見ていきましょう。

専門的なノウハウが必要

コンテンツマーケティングのひとつ目のデメリットは、専門的なノウハウが必要なことです。

コンテンツマーケティングにおいて重要なのは、どんなコンテンツを作成し、どの媒体で配信するか、どうやって成果につなげるかなどの戦略設計です。

「ただコンテンツを作成するだけでしょ?」と考える方もいるかもしれません。しかし、やみくもにコンテンツを作成しても、流入やコンバージョンがゼロの場合は、コンテンツマーケティングができているとはいえません。

質の高いコンテンツを計画的に作成し、成果につなげるためには、専門的なノウハウが必要です。

徐々にノウハウを獲得していくこともできますが、戦略設計を誤ってしまうと、その後のコンテンツマーケティングがうまくいかない恐れも。ノウハウがない場合は、信頼できるパートナーに頼ることも検討しましょう。

最近では、コンテンツマーケティングに関する支援会社や記事作成代行会社など、さまざまな会社にコンテンツマーケティングを依頼することができます。

必要に応じて依頼することで、コンテンツマーケティングが成功する確率も上がるでしょう。

時間と費用がかかる

コンテンツマーケティングの二つ目のデメリットは、時間や費用がかかることです。

例えば、SEOを中心にコンテンツマーケティングを行うとします。経験上、SEOで必要な記事数の目安は50〜100記事程度なので、その分の時間やコストがかかります。

記事作成の費用相場は1記事2万円〜3万円が相場です。また、記事を1つ作成するには、どんなに早くても半日から1日はかかるでしょう。

仮に1記事当たりの費用が2万円で、1営業日に1記事作成し続けた場合にかかる費用や時間は以下のとおりです。

項目1ヵ月目2ヵ月目3ヵ月目4ヵ月目5ヵ月目
費用20万円20万円20万円20万円20万円
累計記事数20406080100
成果発生なしなしありありあり

累計記事数が50記事を超える3カ月目以降は成果が発生する可能性が高まりますが、それまでは成果なしでコンテンツを作成し続ける必要があります。

もちろん、何をもって”成果”とするかにもよりますが、売上を成果とする場合はある程度時間も費用もかかることを覚えておきましょう。

また、記事作成費用の他、自社にコンテンツSEOのノウハウがないという場合、基本的にSEOコンサルティングの利用が必要になります。(ノウハウがない状態から成功するのはまず難しい)
SEOコンサルティングには、月額20~50万円程度かかるのが相場です。

なお、SEO対策にかかる費用について詳しく知りたい方は、「SEO対策にかかる費用相場や料金体系・見積もり・内訳を徹底解説」を参考にしてください。

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即効性が低く、継続的に取り組む必要がある

コンテンツマーケティングの三つ目のデメリットは、即効性が低く、継続的に取り組む必要があることです。

例えばSEOにおいて、Googleでは効果が出るまでの期間を「通常4ヵ月から1年」としています。

もちろん、サイトの運用歴や既存ページの内容や質によってはすぐに成果が出る場合がありますが、基本的に数カ月単位で成果を追っていく必要があるでしょう。

また、コンテンツは一度作成したら終わりではなく、都度メンテナンスをしなければなりません。古い情報を更新するほか、検索順位が下がった場合には、加筆・修正するリライト作業も必要になるので、定期的な効果検証を行うとよいでしょう。

SNSやYouTubeも同様に、フォロワーや登録者が増えるまでの間は、成果が出づらい可能性があります。コンテンツマーケティングで成果を出すには長期的に取り組む必要があることを覚えておいてください。

売上に直結しないコンテンツも多い

コンテンツマーケティングの四つ目のデメリットは、売上に直結しないコンテンツも多いことです。

コンテンツマーケティングでは、顕在層だけでなく、潜在層の顧客にまでアプローチができます。
しかしその分、売上に直結しないコンテンツも多く作成することになるでしょう。

結果的にブランディングや顧客満足向上によって売上が上がる可能性はあるものの、広告と比べると直接的な売上インパクトは弱いので注意してください。

コンテンツマーケティングを成功に導く戦略と手順

ここからは、コンテンツマーケティングの具体的な手順を解説します。
コンテンツマーケティングの手順は主に以下のとおりです。

  1. 実施目的を決める
  2. ペルソナ設計を行う
  3. カスタマージャーニーを設計する
  4. 作成するコンテンツを一覧化する
  5. 目標(KPI)を設定する
  6. コンテンツを作成する
  7. コンテンツを配信する
  8. 効果検証を行う

詳しく見ていきましょう。

1.実施目的を決める

まず初めに、コンテンツマーケティングを行う目的を決めましょう。

目的によって作成するべきコンテンツは異なるので、自社の課題や抱えている悩みなどを書き出し、どのコンテンツを作成・配信するのが効果的なのかを見極めます。

例として、抱えている悩みごとに作成すべきコンテンツを以下にまとめているので、ぜひ参考にしてください。

抱えている課題作成すべきコンテンツ
自社サイトへの流入が少ないSEOコンテンツの配信
流入はあるが問い合わせが発生しない自社製品に関するコンテンツの作成や既存コンテンツの導線見直し
問い合わせは発生しているが、申し込みにつながらない問い合わせ顧客に他社成功事例やオンラインセミナー案内などのメルマガ配信
リピート率が低い既存顧客に新プランや新商品のメルマガ送信

2.ペルソナ設計を行う

コンテンツマーケティングを行う目的が決まったら、ペルソナの設計を行います。

ペルソナの例

ペルソナとは”どんなユーザーに対してコンテンツを作成するか”をより具体化したものです。ペルソナに似た用語として”ターゲット”がありますが、ペルソナはターゲットよりもより粒度が細かく、以下のように設定します。

【ペルソナの例】

年齢28歳
性別男性
職種マーケティング担当
配偶者の有無
子供の有無
勤務時間平日の10時~19時
勤務企業の業界食品メーカー

ペルソナを設計する際は、年代や性別などの大まかな情報ではなく、具体的な年齢や職種、家庭環境などのよりリアルな情報まで細かく決めておくのが望ましいです。

「そんなに細かく決める必要はあるの?」と疑問に思うかもしれません。しかし、ペルソナを細かく設定しておけば、コンテンツ作成で行き詰まったときにペルソナに立ち返って考えることで、方針が明確になるケースもあります。

また、コンテンツ作成をチームで行う場合は全員が共通認識を持っていたほうがコンテンツのトンマナも揃います。自社がターゲットとするユーザーや既存顧客を分析し、できるだけリアルなペルソナを設計しておきましょう。

3.カスタマージャーニーを設計する

ペルソナの設計ができたら、カスタマージャーニーの設計を行いましょう。

カスタマージャーニーとは、ユーザーが自社サービスに接触してから顧客になるまでの流れを表したものです。

カスタマージャーニーは、自社サイトに訪れるユーザーや既存顧客のニーズを分析し、どのような流れで購入・申し込みに至るかをイメージしながら作成しましょう。

ユーザーが商品の購入や申し込みに至るまでに、どのように思考・態度変容をしたのかを仮説として持っておくことで、どのようなコンテンツが必要になるのかや、コンテンツ内でのユーザーに対する訴求の仕方・導線を決める際に役立ちます。

4.作成するコンテンツを一覧化する

次に、作成するコンテンツを一覧化します。ペルソナやカスタマージャーニーをもとに必要なコンテンツを挙げていきましょう。

必要なコンテンツを全て洗い出しておくことで、今後の予算計画や人員配置を決めることもできます。逆に、必要なコンテンツがわからないと成果までの道筋が立たなくなってしまうので、時間をかけてでもコンテンツを洗い出しておきましょう。

また、SEOコンテンツを作成する場合はより検索数が多いキーワードで記事を作成するのが効率的です。また、同じキーワードで記事を作成することを防ぐために、キーワードの選定を行うことも大切です。

キーワードの選定には、自社のターゲットが興味を持ちそうなキーワードを主軸に関連キーワードを調査する方法のほか、競合サイトが獲得しているキーワードを調査する方法もあります。

SEOコンテンツの作成におけるキーワード選定については「SEOキーワード選定完全ガイド|実行手順や注意点・活用ツールまで」でも解説するので、ぜひ参考にしてください。

5.目標(KPI)を設定する

作成するコンテンツが決まったら、目標(KPI)設計を行います。

コンテンツマーケティングの目標を設計する際は、下図のようにフェーズ別で行動目標(KPI)を変えるのがポイントです。

戦略別のKPI

コンテンツマーケティングで商品の購入や申し込みなどの具体的な成果がでるまでには時間がかかります。そのため、最初から売上や申し込み数を目標として設定しても、しばらく目標を達成できない期間が続いてしまう可能性も。

記事を作成し始めたころは記事数を、記事数が増えてきたら流入数を、流入数が増えてきたら売上や申し込み数を目標にするなど、段階的に指標を変えていきましょう。

以下では、コンテンツマーケティングにおける目標設計の例を紹介します。

コンテンツの種類フェーズ目標となる指標の例(目標の割合)
SEOコンテンツメディア立ち上げフェーズ・記事数(100%)
記事数50記事を超えたフェーズ・記事数(70%)・流入数(30%)
流入数が500を超えたフェーズ・記事数(20%)・流入数(50%)・申し込み数(30%)
見込み顧客向けコンテンツメディア立ち上げフェーズ・記事数(100%)
記事に流入が発生し始めたフェーズ・記事数(40%)・記事から申し込みへの遷移数(40%)・問い合わせ数(20%)
記事を一通り作成し終えたフェーズ・記事から申し込みへの遷移数(30%)・問い合わせ数(40%)・記事経由のCVR(30%)

また、コンテンツマーケティングによる売上はGoogleのアルゴリズムアップデートなど、外的要因によって上下する可能性もあります。目標の指標を売上のみにしてしまうと、外的要因によって売上が下がったときにリカバリーが効かなくなってしまうことも。複数の指標を目標として設定しておくのもおすすめです。

6.コンテンツを作成する

作成するコンテンツや目標が決まったら、いよいよコンテンツを作成します。

コンテンツを作成する際の主な手順は以下のとおりです。

  1. 記事の構成を作成する
  2. 記事の内容を執筆する
  3. 校正・校閲・ファクトチェックを行う

中でも重要なのは、記事の構成案です。初めてコンテンツを作成する際は、構成案の作成と執筆を同時に進めてしまいがちですが、構成案を作成せずに記事を執筆すると、記事の全体像がぼやけてしまい、ユーザーのニーズを満たさない記事になってしまう恐れもあります。

ニーズを分析しながら構成案を作成し、ユーザーの悩みを解決できるコンテンツになっていることを確認してから執筆を行うことで、質の高いコンテンツを作成できるでしょう。

また、記事を作成した後は、必ず校正やファクトチェックを行ってください。

誤字脱字はもちろん、間違った情報を発信してしまうと自社のブランドイメージの低下につながる恐れもあります。ユーザーからの信頼を勝ち取るためにも、情報に誤りがないかは最低限確認しておきましょう。

なお、SEOコンテンツを作成する場合は、ユーザーニーズを満たすだけでなく、Googleに適切に記事を読んでもらうための対策が必要です。詳しくは「SEOライティングとは?プロが実践する39のコツ<初心者必見>」で解説するので、ぜひ参考にしてください。

コンテンツ作成ノウハウがないなら外注がおすすめ

コンテンツを作成する際は、構成案の作成や執筆など、専門的なノウハウ・技術を要します。

ノウハウが全くない状態で記事を作成しても、それが本当に良いコンテンツなのか判断ができないうえ、どのように改善すべきかもわからなくなってしまうことも。コンテンツ作成に不安がある場合は、記事作成代行サービスなどに外注することも検討しましょう。

記事作成を外注することで、最初から質の高いコンテンツを作成できるうえ、徐々に自社内にノウハウを蓄積していくことも可能です。一度作ったコンテンツの改善も依頼できるので、初めから高いレベルでPDCAを回すことができます。

なお、弊社の記事作成代行ウルトラでは、質の高いコンテンツをクラウドソーシング並みの低価格で作成可能です。これまで作成した約2,200記事のうち、4割弱である約800記事で検索1位を獲得したノウハウで記事作成をサポートさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

7.コンテンツを配信する

コンテンツが完成したら、コンテンツごとに適切な媒体で配信しましょう。

コンテンツの配信が完了したら、必ず自分で一度目を通すようにしてください。配信前に気が付かなった誤植や配信の設定ミスなど、最終チェックを行いましょう。

8.効果検証を行う

コンテンツを配信した後は、2週間から1カ月を目安に効果検証を行いましょう。

効果検証の指標はコンテンツの種類によって異なりますが、効果検証を行って改善を繰り返すことで、より成果を実感しやすくなります。

コンテンツの種類ごとの効果検証の指標例を以下にまとめているので、ぜひ参考にしてください。

コンテンツの種類効果検証の指標例
SEOコンテンツ・検索順位・インデックスされているかどうか・コンテンツ経由での問い合わせ数/CVR
動画コンテンツ・視聴回数・再生時間・チャンネル登録者数・高評価数・動画経由の流入数
SNSコンテンツ・インプレッション数・いいね/りポスト/シェア数・SNS経由の流入数
メルマガコンテンツ・メルマガ開封率・セミナー申し込み数・メルマガ経由の流入数
セミナー・セミナー満足度・セミナー経由のメルマガ登録数・セミナー経由の申し込み数

コンテンツマーケティングの効果検証で便利なツール4選

コンテンツマーケティングの効果検証は、専用のツールを用いて行うのが一般的です。ここでは、効果検証に便利なツールを4つ紹介します。

ツール名用途
Ahrefs・流入キーワードの確認・トラフィック数や検索順位の確認・競合他社の調査・被リンク数の確認
GRC・検索順位の確認
クラウドサーカス・ユーザー行動の分析・ユーザーのセグメント化・既存顧客へのアプローチ・CVR向上 など
SATORI・見込み顧客へのアプローチ・見込み顧客の管理、分析・ユーザー行動の分析 など

それぞれのツールには、記載した用途以外の機能もあるので気になる方は公式サイトを確認してみてください。

コンテンツマーケティングで成果を出す”たった2つのポイント”

コンテンツマーケティングでは、成果を出すのにコストや時間がかかります。

中には「早く成果を出すにはどうしたらいい?」と疑問を持つ方もいるでしょう。

ここでは、コンテンツマーケティングでいち早く成果を出す2つのポイントを紹介します。

”成果に近いコンテンツ”から集中的に作成する

コンテンツマーケティングで成果を出すためのひとつ目のポイントは、成果に近いコンテンツから作成することです。

例えば、すでに既存顧客や見込み顧客のデータを持っている場合、新たに集客用のコンテンツを作成して流入を増やすよりも、既存顧客や見込み顧客向けのコンテンツを配信したほうが、成果につながりやすいでしょう。

また、流入がある程度発生しているページがある場合は、コンテンツの中身を改善し、導線設計を見直すことで申し込みや売上が増える可能性もあります。

逆に、流入が全くないページに対して導線設計を行っても成果にはつながりません。流入がない場合は集客用のコンテンツを作成して流入を増やすところから始めてみましょう。

流入を増やすコンテンツを作成する際にもキーワード選定で工夫が可能です。

例えば、弊社の場合は記事作成代行サービスの申し込みが成果となりますが、「記事作成代行  安い」というキーワードと「記事作成代行とは」というキーワードでは、前者のほうが申し込みに近いキーワードであるといえます。

新規で記事を作成する際も、CVに近いキーワードを見極めて優先的に取り組むことでいち早く成果につなげることができるでしょう。

コンテンツ内の導線設計を怠らない

コンテンツマーケティングで成果を出すための二つ目のポイントは、コンテンツ内の導線設計を怠らないことです。

コンテンツは、作成しただけでは成果にはつながりません。記事の中に商品の購入や申し込みの導線であるCTAボタンを設置するなどして、ユーザーを誘導しましょう。

例えば弊社では、記事の途中や下部にCTAボタンを設置しています。

CTAの例

同じ流入数でもCTAの改善によって売上や申し込みが増える可能性があります。成

果を出すためにはコンテンツの内容だけでなく、導線の改善も継続的に行いましょう。

コンテンツマーケティングのパートナー企業を選ぶ方法

コンテンツマーケティングをプロに依頼することを検討している方もいるでしょう。

しかし最近では、コンテンツマーケティングの支援会社は数多く存在しており、どこに依頼すべきか迷ってしまう人も多いはずです。

コンテンツマーケティングを依頼するパートナー選びで迷ったら、以下5つのポイントを確認するようにしましょう。

  • 依頼予定の会社がどんなコンテンツを発信しているか
  • 導入実績や成功事例は十分か
  • 作成できるコンテンツの種類
  • トライアルプランの有無
  • 最低契約金額や、最低契約期間

特に、依頼予定の支援会社がどんなコンテンツを発信しているかは非常に重要です。オウンドメディアがあればコンテンツの中身を確認し、客観的にわかりやすいと感じるかどうかをチェックしてください。

“わかりやすいかどうか”は、あくまでも感性の話なので、主観で判断して問題ありませんが、判断に迷ったら「結論がわかりやすく書かれているか」「ニーズを満たしているか」「読みながら理解できる文か」を意識してみるとよいでしょう。

また、実際に支援を依頼する際はいきなり長期間の契約をするのではなく、トライアルプランでお試し期間を設けるのがおすすめです。トライアル期間中は、コンテンツの質はもちろん担当者の対応力もよく確認しましょう。

コンテンツマーケティングは基本的に長期的に取り組んでいくもの。質の高いコンテンツを作れるかどうかはもちろん、修正対応が早いか、ミスが少ないかなど、長く付き合えるかどうかも重要です。

コンテンツマーケティングの成功事例4つ

ここからは、コンテンツマーケティングの成功事例を紹介します。
コンテンツマーケティングに成功している企業が、具体的にどのような取り組みを行っているのか、ぜひ参考にしてください。

北欧、暮らしの道具店

コンテンツマーケティングの成功事例「北欧、暮らしの道具店」

北欧、暮らしの道具店は”北欧スタイルのライフスタイルを本質的かつ自分らしく表現すること”をコンセプトにしたECサイトです。

北欧、暮らしの道具店の特徴は、各商品ページの商品紹介コンテンツが充実していること。商品ごとに担当者が付き、自社で撮影した商品画像や実際に使ってみた感想やレビューをコンテンツとして発信しています。

コンテンツマーケティングの成功事例「北欧、暮らしの道具店」

各商品ページ内には、自社で撮影した写真が使用されています。

実際に使っているからこそわかる商品の魅力や担当者のこだわりなど、他のECサイトでは見られない情報が多く、ファンの獲得につながっているでしょう。

また、北欧、暮らしの道具店を運営する株式会社クラシコムは、動画コンテンツはもちろん、ラジオや映画まで幅広いコンテンツを手がけているのも特徴です。

ラジオは、暮らしに関するトピックについて話したり、リスナーからの手紙を読んだりするユーザー参加型の内容に。映画や動画コンテンツでは日々の暮らしをテーマに、動画内でECサイトで取り扱っている商品が実際に登場するなど、ユーザーが同じ目線で楽しめるコンテンツを作成しています。

コンテンツマーケティングの成功事例「北欧、暮らしの道具店」

クラシコムのラジオコンテンツ「FMクラシコム」

コンテンツマーケティングの成功事例「北欧、暮らしの道具店」

クラシコムが手がける短編映画「青葉家のテーブル」

単なるECサイトではなく、さまざまなコンテンツから数多くのファンを獲得し、成功している事例といえるでしょう。

mybest

コンテンツマーケティングの成功事例「mybest」

mybestは”ベストな商品、選ぶなら”をコンセプトに、おすすめランキング記事を多数作成するメディアです。記事数は数千記事以上にも上り、ほぼすべてのジャンルをカバーしています。

コンテンツマーケティングの成功事例「mybest」

mybestの最大の特徴は”実際に商品を購入・検証し、自社独自でランキングを作成している”こと。世の中の商品ランキングやおすすめ商品記事の多くが、ステマやアフィリエイトによる恣意的なものになっている中で、ユーザーファーストを第一に、広告に一切左右されない客観的なランキングを作成しています。

コンテンツマーケティングの成功事例「mybest」

コーポレートサイトではコンテンツポリシーが細かく明記されています。

また「〇〇 おすすめ」というキーワードに特化している点も特徴といえます。一部のキーワードジャンルに特化することで、ユーザーからの認知度が高くなることはもちろん、GoogleからのSEO評価も高評価。月間で3500万人ものユーザーが利用しており、コンテンツマーケティンの中でも、コンテンツSEOにおける大規模な成功事例といえるでしょう。

クラウド会計ソフト「freee会計」

コンテンツマーケティングの成功事例「freee」

クラウド会計ソフト「freee会計」を手がけるfreee株式会社では、オウンドメディア「経営ハッカー」での集客に成功しています。

コンテンツマーケティングの成功事例「freee」

記事内にはfreeeへの導線が設置されています。

経営ハッカーでは、ビジネスを立ち上げた経営者や個人事業主向けに、会計や経理、人事労務や税務、確定申告など、管理業務に関するコンテンツを多数配信。クラウド会計ソフトの存在を知らないユーザーに対して、コンテンツ内でfreeeの存在を認知してもらう設計になっています。

また、コンテンツ内には導入事例はもちろん、freeeへ申し込み導線を設けることで、コンテンツ経由での申し込み増加につなげています。

そのほか、YouTubeでもオウンドメディアのコンテンツ内容を動画として展開。難しい書類の作成方法や税金の扱いなどを動画で解説することでファンを獲得し、チャンネル登録者数は約4万人に上ります。

コンテンツマーケティングの成功事例「freee」

freeeでは、企業の労務担当者が悩む課題に対して適切なコンテンツを配信することで、多くのファンを獲得。toB向けのコンテンツマーケティングの成功事例といえるでしょう。

弁護士ドットコム

コンテンツマーケティングの成功事例「弁護士ドットコム」

国内最大級の弁護士ポータルサイト「弁護士ドットコム」は、登録している弁護士向けに充実したコンテンツを配信することで、集客に成功しています。

コンテンツマーケティングの成功事例「弁護士ドットコム」

特徴的なのは、共同通信社などを通じて会員専用ページ内に法律・法曹関連のニュースを配信している点。法律改正が多く、判例などが重要になる法律業界において、弁護士向けに独自のニュース配信を行うことで、顧客満足度の向上につなげています。

コンテンツマーケティングの成功事例「弁護士ドットコム」

また、弁護士同士が自身の意見や見解を投稿できる顧客参加型のコンテンツを用意している点も特徴です。比較的クローズドな弁護士業界において、裁判による判例などについて他の弁護士の見解が確認できるコンテンツを用意することで、サービスに付加価値を発生させています。

登録弁護士数は日本の弁護士数の約半数である2万人以上と非常に多く、安定した登録者数を保持していることから、既存顧客へ向けたコンテンツマーケティングの成功事例といえるでしょう。

まとめ

コンテンツマーケティングとは、さまざまなコンテンツを用いて集客や販売促進などを行うマーケティング手法です。

用いられるコンテンツには、SEOコンテンツ・動画・SNSコンテンツ・メルマガ・セミナーなどの種類があり、どのようなユーザーにアプローチするかや目的によって、作成すべきコンテンツは異なります。

コンテンツマーケティングで成果を出すためには、質の高いコンテンツを継続的に作成・改善していく必要がありますが、自社にノウハウがない場合は、どうやって取り組むべきかわからず悩んでいる方も多いでしょう。

記事作成代行ウルトラでは、質の高いコンテンツを文字単価4.5円から作成可能です。これまで2,200記事以上を作成し、さまざまなメディアを支援してきた実績から、検索上位を獲得するためのコンテンツ作成をサポートさせていただきます。

1記事からご依頼も承っておりますので、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

1997年生まれ。SEOマーケター。
月間5,000万PV越えのWebサービス「mybest」でコンテンツ制作責任者を経験後、弁護士ポータルサイト「ベンナビ」のSEO担当として、コンテンツSEOやテクニカルSEO、新規メディア立ち上げ、CVR/CTR改善などに携わる。ユーザーファーストとSEO最適化を両立したコンテンツ制作が得意。