コンテンツマーケティングにかかる費用相場と料金例、費用対効果まで

コンテンツマーケティングにかかる費用相場
この記事でわかること
  • コンテンツマーケティングにかかる費用の徹底解説
  • 会社の状況別のコンテンツマーケティング費用や実際の費用例
  • コンテンツマーケティングの費用対効果を計算する方法と改善する方法
オウンドメディア運用コンサルタント紹介①渡邉志明

この記事の著者渡邉 志明(シュワット株式会社 代表取締役)

コンテンツマーケティング支援会社の経営者。
これまで複数のwebメディアの立ち上げ~黒字化にPM・SEO責任者として携わる。コンテンツSEOによるメディアのグロースやインハウス化支援が得意。

今やリード獲得や認知拡大の手段として欠かせなくなっているコンテンツマーケティング

多くの企業に取り組まれている中、自社でも着手してみようと考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、コンテンツマーケティングに取り組むにあたっては、以下のような疑問やニーズがつきません。

「実際、費用はどれくらいかかるんだろうか?」
「費用対効果ってどうなんだろう?」
「使用する予算を決めたい」

そこで本記事では、コンテンツマーケティングにかかる費用について徹底解説。
細かな項目別・ケース別の費用相場や実際の費用事例、費用対効果の測定方法・改善方法までで紹介しています。

コンテンツマーケティングにかかる費用に関する情報が完全網羅された記事となっています。
ぜひご一読ください!

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目次

コンテンツマーケティングにかかる費用相場(初期費用・月額・総額)

コンテンツマーケティングにかかる費用は、運用目的やノウハウの有無によって大きく上下しますが、初期費用や月額費用という観点で見ると、一般的な相場は以下のようになります。

分類費用相場費用が発生する項目
初期費用10万円~30万円程度戦略設計、初期コンテンツ制作、Webサイト構築
月額費用10万円~60万円程度/月コンテンツ制作費、SEO対策費、継続的なコンサルティング費、広告運用費、分析ツール利用料
総額70万円~300万円程度

それぞれ見ていきましょう。

初期費用:10万円~30万円程度

コンテンツマーケティングの初期費用は、10万円~30万円程度が相場です。

費用には主に、戦略設計や初期コンテンツ制作、Webサイト構築などの項目が含まれます。

Webサイトは記事コンテンツを中心とする簡易的なものの新規構築やCMS導入だけであれば、無料~10万円程度でも可能です。一方で新規で質の高いWebサイト構築する場合には、さらに費用が上がる可能性があります(50万円~150万円程度)。

月額費用:10万円~60万円程度

コンテンツマーケティングの月額費用は、10万円~60万円程度が相場です。

費用には主に、コンテンツ制作費、SEO対策費、継続的なコンサルティング費、広告運用費、分析ツール利用料などが含まれます。

数本の記事作成のみであれば10万円以下に抑えられることもありますが、記事作成数が増えたり、動画制作やインタビュー記事制作なども行うと、50万円以上になることもあるでしょう。

ただし、企業の最終的な目的や現在の状況によって費用は大きく上下するものです。
そこで、次の章では企業のシチュエーション別で費用がどれくらいになるのかについて解説していきます。

ある程度成果が出るまでにかかる予算総額:70万円~300万円程度

コンテンツマーケティングでは、ある程度成果が出るまで大体4カ月~半年ほどかかりますので、予算総額の相場は70万円~300万円程度になります。

なお、目標の高さや選んだ市場の競合性、コンテンツマーケティングへの取り組み方によって大きく上下するため、あくまで目安の値にしてください。

例えば、弊社の場合は競合性の高いSEO関連分野でコンテンツマーケティングによる集客をメインとしていますので、年間1000万円以上の予算を確保しています。

反対に、支援先の企業様など、そこまで大きな市場を狙っていないという場合は、そこまで費用をかけずに十分な成果を得られるケースも多いです。

項目別に見るコンテンツマーケティングにかかる費用相場

コンテンツマーケティングの項目別の費用相場は以下の通りです。

項目費用相場内容
コンサルティング30万円~40万円/月戦略設計や施策立案、SEO対策
SEO記事制作代行2万円~10万円/記事SEOに強い記事の制作
インタビュー記事制作代行6万円~12万円/記事導入事例記事などの制作
SNS運用10万円~50万円/月XやInstagramなどの運用
動画コンテンツ制作代行10万円~100万円/本
平均65万円程度
Youtube動画や広告動画等の制作
広告運用代行広告費の25%リスティング広告等の運用代行
Webサイト構築10万円~100万円コンテンツを公開するサイトの制作
分析ツール1万円~10万円/月アクセス解析や競合調査ツール

コンテンツマーケティングは、項目別に上記のような費用相場となっています。

渡邉

特に、コンテンツSEOを主軸としたコンテンツマーケティングが主流である昨今は、ほとんどのコストがSEO記事制作費になる企業も多いです。

シチュエーション別のコンテンツマーケティングにかかる依頼費用例

下記のような企業毎のシチュエーション別で、コンテンツマーケティングにかかる依頼費用はどれくらいになるのか見ていきましょう。なお、あくまで外注にかかる費用例となっており社内の人件費は含めていません。

シチュエーション別のコンテンツマーケティングの依頼費用
  • ノウハウなし×社内制作リソースあり:月額30~40万円程度
  • ノウハウなし×社内制作リソースなし:月額40万円~80万円程度
  • ノウハウあり×社内制作リソースあり:月額0円~10万円
  • ノウハウあり×社内制作リソースなし:月額10万円~40万円程度

それぞれのシチュエーションでかかる費用について、詳しく解説していきます。

①ノウハウなし×社内制作リソースあり:月額30~40万円程度

社内にコンテンツマーケティングのノウハウはないが、コンテンツ制作リソースはあるという場合、必要な依頼費用は主に、コンサルティング費用にかかる月額30万円~40万円程度になります。必要に応じて、分析ツールにかかる月額1万円~10万円の費用なども発生してくるでしょう。

社内にコンテンツマーケティングの立ち上げや戦略設計、SEO対策のノウハウがない場合は、コンサルティングサービスの利用はほぼ必須です。利用するかしないかで成功率や達成できる成果の大きさが大きく変わります。

社内にコンテンツを制作するリソースはあるので、制作費はほとんど発生しないと言ってよいでしょう。
ただし、社内の人件費も考慮に入れる必要があります。

SEO記事制作など場合によっては、記事外注したほうが安く済むケースがあるので選択肢を持っておきましょう。

②ノウハウなし×社内制作リソースなし:月額40万円~80万円程度

社内にコンテンツマーケティングのノウハウも制作リソースもないという場合、必要な依頼費用は月額40万円~80万円程度になります。ある程度成果が出てくるまで、大体半年くらい継続が必要なので総額240万円~480万円程度になるでしょう。

費用を項目別にみると、コンサルティング費用の月額30万円~40万円程度に、コンテンツ制作の外注費用の月額10万円~40万円程度が加わってくるような形になります。

なお、コンテンツ制作費は制作本数や制作部の内容によって大きく上下するので、0円に抑えることもできれば、100万円を超えてくる場合もあるでしょう。

反対に、コンサルティング費用は基本半年契約なので、一度契約する半年間は固定で発生します。

③ノウハウあり×社内制作リソースあり:月額0円~10万円

社内にコンテンツマーケティングのノウハウも制作リソースもあるという場合、ほとんど依頼費用は発生せず、社内の人件費のみで運用可能です。

分析ツールの利用料金が月額1万円~10万円程度発生するくらいでしょう。

また、社内のノウハウだけでは解決が難しいSEO対策の課題やリソース以上にコンテンツ制作をしたいという場合には、スポットで費用が発生してきます。

なお、先ほども解説しましたが、コンテンツ制作は社内でやるより外注したほうが低コストで済む場合もあるので、選択肢として持っておくようにしましょう。

④ノウハウあり×社内制作リソースなし:月額10万円~40万円程度

社内にコンテンツマーケティングのノウハウはあるが、制作リソースはないという場合、依頼費用は月額10万円~40万円程度になります。

コンテンツ制作費が主に発生する費用となるため、制作数や制作する内容によって大きく上下するでしょう。

また、コンテンツ制作の外注先選びも非常に大切です。外注先の選び方について詳しく知りたい方は、「おすすめコンテンツマーケティング支援会社9選|タイプ別に厳選」を参考にしてください。

【事例】コンテンツマーケティング成功企業が実際に使った費用と得られた成果

ここでは、コンテンツマーケティングに取り組み成功した企業が実際に使った費用と得られた成果を見ていきましょう。※一部、企業名や具体的な数値を伏せて紹介いたします。

BESPRA(べスプラ):小規模サイトのコンテンツマーケティング例

BESPRA(べスプラ)

▼運営約1年間の費用総額と総利益

  • 費用総額:約800万円程度※人件費を含む
  • コンテンツ制作数:約160記事
  • 総利益(粗利):約2000万円程度
  • 主な売上発生源:POSレジのアフィリエイト、レジの代理店販売など

※細かな数値はぼやかしていますのであくまで目安として参考にしてください

弊社の代表が独立前~創業初年度になけなしの貯金と資金で運用していた「BESPRA(べスプラ)」というレジや券売機を比較・紹介するサービスにかかった費用総額と総利益は上記の通りです。

代表1名で運用し、コンテンツSEOを主軸にしていました。
なお、SEO記事は構成案を自身で作成し、執筆はほぼ外注しています。
※外注数をお伝えすると、給料がわかってしまうので、伏せさせていただきます。

コンテンツマーケティングの知見があったため、戦略設計や施策立案、効果測定、他各種SEO対策はすべて社内で実施しました。その結果、費用を安く抑えられ、なんとか黒字は確保できています。2年目以降はコンテンツ外注費がかからないので、より利益が出せると想定されるでしょう。

しかし弊社としてはBESPRA(べスプラ)事業は失敗ととらえています。

「レジ おすすめ」や「券売機 おすすめ」など主要キーワードで上位表示に成功し、コンテンツマーケティング自体はうまくいっていましたが、選択した市場が狭かったため、売上などのインパクトは小さかったです。
この事例から、コンテンツマーケティングの成功には、技術的な側面だけでなく、根幹に来る市場選択やビジネスモデルの影響も大きいということがわかります。

某中規模サイトのコンテンツマーケティング例

▼運営約2年間の費用総額と総利益

  • 費用総額:約3,500万円程度※人件費を含む
  • コンテンツ制作数:約700記事
  • 総利益(粗利):初年度:3000万円→2年目:約2億円程度
  • 主な売上発生源:獲得したリードへの商品販売

※細かな数値はぼやかしていますのであくまで目安として参考にしてください

こちらは、弊社が過去に支援した某販売代理店が運営するオウンドメディアの費用と成果事例です。
運用体制は社員2名で、コンサルティングを利用、記事は外注という運用方法でした。

競合性が高い分野だったので、初年度はコンテンツSEOに苦戦。ギリギリ黒字という結果となりました。
2年目からは、コンテンツのリライトを繰り返したことで重要キーワードでの上位表示に成功。
無事、大きき成果を伸ばすことができています。

初年度にコンテンツSEOに苦戦した理由として、記事を低価格で外注した結果質が低かったことが挙げられます。
弊社は戦略面とコンテンツ制作方法のノウハウ提供だけを行い、制作は低価格な個人ライターに依頼していました。
その結果、コンテンツの質が低く上位表示するためにはリライトが必要になり、成果創出まで遠回りをすることになっています。

コンテンツマーケティングで費用対効果を高めるためには、コンテンツの質が非常に重要だとわかる事例だと言えるでしょう。

mybest:大規模サイトのコンテンツマーケティング例※推定値

出典:mybest

▼運営費用と利益予測

  • 費用総額:推定約7億円~10億円※人件費除く
  • コンテンツ制作数:約70,000記事
  • 総利益(粗利):2022年の年間売上高50億円
  • 主な売上発生源:紹介している商品のアフィリエイト総客

※細かな数値はぼやかしていますのであくまで目安として参考にしてください

mybestは国内最大級の商品比較サイト。「○○ おすすめ」という検索キーワードに対して、自社のコンテンツを上位表示。コンテンツ内で、紹介している商品が売れた際にアフィリエイト報酬を得るというビジネスモデルです。

アフィリエイト報酬の他、直接契約の広告やGoogle Adsenseなども収益現となっています。

mybestは集客のほぼすべてをコンテンツマーケティングで行い、2022年時点で売上高50億円を達成していると発表しています。

mybestの売上推移

コンテンツはほとんどがSEO記事で推定70,000ページ弱、各記事の制作費+メンテナンス費を平均100,000円として計算すると、約7億円の費用を投資しています。

その他、外部のマーケティング会社のコンサルティング料や人件費を加味しても、粗利率ほぼ100%のアフィリエイトで売上高50億円を達成しているの圧倒的な成功事例だと言えるでしょう。

コンテンツマーケティングの費用対効果を計測する方法

コンテンツマーケティングの費用対効果は、実施目的によって計測方法が異なります。

以下の実施目的別で費用対効果の計測方法についてご確認ください。
(それぞれクリック/タップで展開します。)

リード獲得

リード獲得を目的とする場合、費用対効果の計算式は下記のようになります。

費用対効果(ROI)=(リード単価×リード数- 運用費用総額) /運用費用総額 * 100

リード単価は、受注単価とリード発生からの受注率から求めましょう。

例えば、平均受注単価が30万円、平均受注率が20%である場合、リード単価は6万円になります。

したがって、例えば月間リード数30件、投資総額500万円の場合、初年度の費用対効果は以下のようになります。

条件:7ヶ月目からリード発生 / リード単価:6万円

スクロールできます
1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月合計
収益0円0円0円0円0円0円180万円180万円180万円180万円180万円180万円1080万円
投資100万円100万円100万円100万円100万円0円0円0円0円0円0円0円500万円
商品販売

商品販売を目的とする場合、費用対効果の計算式は下記のようになります。

費用対効果(ROI)=(コンテンツマーケティング経由の販売額 – 運用費用総額) /運用費用総額 * 100

コンテンツマーケティング実施にあたっては商品販売数を増やすこと、単価を増やすことをKPIとして追っていくようにしましょう。

人材採用

人材採用を目的にコンテンツマーケティングを実施する場合、求人広告費や人材紹介費といった採用コストをどれだけ下げられたかどうかが費用対効果となります。

例えば、採用に人材紹介会社を利用しているばあい、1人当たりの紹介料は100万円~150万円程度になるでしょう。

そこで、コンテンツマーケティングを取り入れ自社サイト経由で応募者を獲得し、採用に至った場合、紹介料分のコストを削減することができます。

したがって、費用対効果の計算式は以下のようになります。

費用対効果(ROI)=(採用コスト削減額 – 運用費用総額) /運用費用総額 * 100

コンテンツマーケティングで人材採用を目指す場合、まずはKPIとして応募数を追うと良いでしょう。

認知拡大・ブランディング

認知拡大やブランディングを目的とする場合、費用対効果の計算は難しいですができなくありません。

USJのマーケティングで用いられた負の二項分布という統計モデルを用いることで計算可能です。

負の二項分布の数式は下記のようになります。

負の二項分布
出典:https://note.com/jyaga0716/n/nab3dd79b168d

第一想起率や消費者からの好感度を元に計算する方法で詳しく知りたい方は、「確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力」を参照してください。

以上のような方法で、費用対効果を計測してみましょう。
はじめてのコンテンツマーケティングを実施する場合、費用対効果の計算は非常に難しいものです。

弊社では、無料相談で推定の費用対効果もお伝え出来ますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

なお、費用対効果は取り組み方次第で大きく上下するものです。
続いて、費用対効果は高める方法について解説していきます。

コンテンツマーケティングの費用対効果を高めるには?

コンテンツマーケティングの費用対効果を高める方法はシンプルで、できるだけ費用をおさえながら効果を最大化することにつきます。

そのためには、コンテンツの制作効率を高めたり、適切な目標・KPI設定、戦略設計、施策立案といった複数の面を改善していく必要があるでしょう。

上記のようなポイントを押さえ、長期的にPDCAサイクルを回し続けることで、費用対効果の高いコンテンツマーケティングを実現できます。

続いて、コンテンツマーケティングの「効果を高める方法」と「費用をおさえる方法」について解説していきます。

コンテンツマーケティングの費用をおさえる方法

コンテンツマーケティングの費用をおさえるには、以下のような方法があります。

  • コンテンツ制作を効率化する
  • 無料ツールや低価格ツールを活用する
  • 広告費用をおさえる
  • コンテンツ制作の外注費用をおさえる
  • コンテンツSEO以外のSEO対策を行う
  • スモールスタートする

それぞれ解説していきます。

コンテンツ制作を効率化する

コンテンツ制作を効率化することで、費用をおさえることができます。

制作を効率化させる方法は、主に以下の通りです。

ツールの活用

コンテンツ制作を支援する以下のようなツールを活用することで、効率化を図ることができます。

検索意図分析ツールユーザーが検索を行った際のニーズを分析できる
AI記事作成ツールAIを使って記事構成や記事執筆を行える。必ず人の手を加える必要あり。
キーワードツールキーワードの洗い出しや詳細情報の調査ができる
文章校正ツール文章の誤字脱字や表記ゆれを一括で調査できる
コピペチェックツール文章にコピペが無かったか一括で調査できる

なお、コンテンツ制作ツールについて詳しく知りたい方は、「【2024年版】記事作成ツールおすすめ32選|プロの活用法まで」を参考にしてください。

内容を可能な範囲でテンプレート化

コンテンツの内容をできる範囲で、テンプレート化することでもコンテンツ制作を効率化させることができます。

例えば、「洗濯機 おすすめ」「脱毛サロン おすすめ」など、「○○ おすすめ」というコンテンツを中心に掲載しているおすすめ情報サービス「mybest」では、コンテンツの構成を以下のようにテンプレート化しています。

「○○の選び方」→「おすすめ○○の比較表」→「○○のおすすめ比較ランキング」

こうすることで、構成案を検討する時間が減り、制作を効率化させることができます。

渡邉

一部テンプレート化することで、コンテンツのオリジナリティが損なわれないかと失敗になった人もいるかと思います。ただ、mybestはこの方法で月間5000万PV、年商50億円の超大型メディアまで成長しているのでそこまで心配する必要なないでしょう。

外注の活用

コンテンツは内製化するよりも外注したほうが費用をおさえられる場合があります。

例えば、人件費※が月45万円程度の社員がSEO記事を制作する場合、1ヶ月丸々かけて15本程度が限界でしょう。
そうすると、記事単価は3万円になります。

記事制作費の相場は、2万円~5万円程度なので、外注先によっては内製よりも安くなるでしょう。
また、人件費とは異なり変動費になるので、経営的なメリットもあります。

弊社では、業界屈指のパフォーマンスを誇るSEO記事制作サービス「記事作成代行ウルトラ」を運営しています。
過去1年に納品した2,225記事中、4割弱である833記事が検索1位を獲得しており、SEOに強いコンテンツを制作したい方におすすめのサービスです。

ユーザー生成コンテンツの活用

ユーザー生成コンテンツを活用することで、自動でコンテンツが増えるのが期待できるため、効率が増すでしょう。

  • 寄稿を募集する
  • Yahoo!知恵袋のようなQ&Aフォーラムを設ける など

上記のような方法を用いて、効率的にコンテンツ数を増やしていきましょう。

コンテンツ制作の外注費用をおさえる

コンテンツ制作の外注費用をおさえましょう。

費用をおさえるには制作費が安いところに外注する他、コンテンツ制作の一部だけ外注するという方法もあります。

例えば、SEO記事において、記事の構成案は社内で作り、執筆は外注するといった方法が挙げられるでしょう。
そうすることで、通常のコンテンツ制作費よりも安い料金で制作が可能です。

ンテンツ制作やSEO対策などを外部のパートナーに依頼する場合は、複数の見積もりを取り、比較検討することで、費用を抑えられます。

なお、記事制作費の相場や制作会社別の料金について詳しく知りたい方は、「記事作成代行の相場は?フリーランスライターと業者の外注費用比較」を参考にしてください。

コンテンツSEO以外のSEO対策を行う

コンテンツSEOだけで、オーガニック検索の流入を獲得していくのは効果的ですが、ある一定の段階で限界がきて効率が下がる場合もあります。

例えば、コンテンツを公開し何度かリライトを繰り返しこれ以上改善の余地がない状態になっても、検索順位が上がることを願ってリライトを繰り返し続けるケースなどが挙げられるでしょう。

無駄な時間と費用が発生するだけなので、SEO外部対策テクニカルSEOといった、他の種類のSEO対策にも取り組むことで、無駄な費用の発生を防ぎながら効率的に成果を創出することができます。

スモールスタートする

成果を出せることに確信を持てていない場合は、最初から大規模な施策を行うのではなく、小規模な施策からスモールスタートし、効果を見ながら徐々に拡大していくことで、リスクを抑えられます。

渡邉

スモールスタートして、それなりの成果を出せることに確信を持てたら、一気にアクセルを踏むという流れがおすすめです。

コンテンツ発信を無料のチャネルに絞る

コンテンツの発信は、自社Webサイト、ブログ、SNS、Youtubeなど、無料のチャネルに絞ると広告費などを抑えられるでしょう。

ここまで、コンテンツマーケティングの費用をおさえる方法について解説してきました。
注意点として、費用を抑えすぎると、コンテンツの質が低下する可能性があります。
質の低いコンテンツは、顧客の信頼を失い、逆効果になるリスクがあるので避けるようにしましょう。

また、費用を抑えるだけでなく、費用対効果を意識することが重要です。
費用を抑えつつ、成果を最大化できるような効果的な施策を行うように心がけましょう。

コンテンツマーケティングの効果を高める方法

コンテンツマーケティングの効果を高めるためには以下のような方法があります。

  • 明確な目標とKPIの設定
  • 優れた戦略の設計
  • コンテンツの質を高める
  • 適切な発信チャネルを選ぶ
  • 効果測定と改善を継続し続ける

これらの方法に沿って、現在の状況を見直し改善を図っていくことが大切です。
それぞれ解説していきます。

明確な目標とKPIの設定

コンテンツマーケティングを通してそもそも何を達成したいのか、目的や目標を明確にし、逆算的に具体的なKPIを設定しましょう。

例えば、「サービスの認知を拡大する」「資料請求数を増やす」「人材応募数を増やす」など、具体的な目標を設定し、達成までの各KPIを数値化することで、成果が高められます。

KPIを整理する際は、目標から逆算して以下のようなKPIツリーを作成しましょう。

KPIツリーの例

各工程の達成率を効果測定し、改善を繰り返していくことでコンテンツマーケティングの成果が最大化します。

渡邉

目標無きコンテンツマーケティングは、大企業が特に陥りがちです。
予算消化のためにコンテンツマーケティングに対して複数部門が着手してしまい、結局何がしたいかわからず終わってしまう。よくある失敗パターンです。日系の大手広告代理店の予算消化文化の弊害でもあるので、今後改善が必要になってくるでしょう。

優れた戦略の設計

優れた戦略の設計も、コンテンツマーケティングの成果を高めるうえでは重要です。

そもそも「戦略」とは、最小コストで最大成果を達成するための計画や方針とも言えます。

限られたリソース(時間、資金、人材など)を有効に活用し、コンテンツマーケティングで競合との競争に勝ち抜いていくためには、戦略が非常に重要となるのです。

先ほど紹介した目標・KPI設定の他、以下のような点も重要となります。

  • 現状分析:現在の市場環境、競合の状況、自社の強み・弱みを分析する。
  • 戦略の選択:目標達成のために最適な戦略を選択する。
  • 資源の配分:限られた資源を、どの戦略にどれだけ配分するかを決める。
  • 実行と評価:戦略を実行し、定期的に評価・改善を行う。

これらのプロセスを通じて、最小のコストで最大の成果を達成するための道筋を描くのが戦略と言えるでしょう。

コンテンツマーケティングの理想論は割りと誰でも語れますが、現状に合わせて最適な戦略が設計できるかどうかは、プロジェクト責任者や我々コンサルタントの腕の見せ所と言えます。

コンテンツの質を高める

コンテンツの質は、成果に大きく影響をしますので、とにかく高くすることが大切です。

例えば、SEO記事においては、検索上位を獲れないとほとんどアクセスを獲得することができません。
下図は、400万件分の検索データ調査に基づく、検索順位別のクリック率です。

検索順位別のクリック率
出典:BACKLINKO

ご覧の通り、1位の流入数が圧倒的に多く20位を下回るとほとんど流入がなくなります。
したがって、コンテンツマーケティングで成果を出すためには、検索上位を獲得できる質の高いコンテンツを制作することが非常に重要なのです。

このことは、SNSやYouTubeを主軸とする場合でも同じことが言えるでしょう。

コンテンツの質を高めることは、成果を効率的に創出する近道なのです。

なお、コンテンツの質を高める方法について詳しく知りたい方は、「コンテンツマーケティングの記事作成手順を6つのステップで解説!外注化の事例やコツは?」を参考にしてください。

適切な発信チャネルを選ぶ

自社のビジネスモデルにあった、適切なコンテンツ発信チャネルを選ぶことも大切です。

コンテンツマーケティングというと、Webサイトでの発信を思い浮かべる方が中心ですが、SNSやYouTubeでの発信も施策の中には含まれます。

自社に合ったチャネルを選ぶようにしましょう。

なお、弊社ではコンテンツマーケティングにはじめて取り組む場合は、WebサイトでSEOコンテンツを発信するのが最も良いと考えています。理由として、SEOはノウハウの再現性が高く、方法論を理解していればどこでも安定して成果を創出できるからです。

一方で、SNSやYouTubeは、バズを生み出していくことが求められるため、よりハイレベルなノウハウが求められるでしょう。コンテンツマーケティングにはじめて取り組む企業にとってはややハードルが高いと言えます。

効果測定と改善を継続し続ける

コンテンツマーケティングは一度コンテンツを発信したら終わりではなく、効果測定を行い継続的にPDCAサイクルを回し続けていく必要があります。

効果測定には、以下のようなツールを用いることができます。

ツール名活用方法
GA4Webサイトのアクセス数やコンバージョン数、CVRなど幅広いデータが調査できる
GoogleサーチコンソールGoogle検索における表示回数やクリック率などが調査できる
Ahrefs競合のデータや自社キーワードの順位モニタリングができるSEO分析ツール
SocialDogSNSのインプレッション数やエンゲージメント率などを測定する
YouTubeアナリティクスYouTubeの再生数や再生者の属性、ユーザー当たり再生数など各種指標が確認できる

上記のうち、GA4やGoogleサーチコンソールを用いたアクセス解析はまず必須です。
合わせて、他のツールも活用しながら効果測定を行い、コンテンツの質やコンバージョン導線、戦略など、課題に応じた改善を継続的に続けていきましょう。

渡邉

断言しますが、コンテンツマーケティングは、正しい戦略・施策のもとで、継続を続けられれば必ず成功することができるものです。現状うまくいっていないという場合は、ボトルネックを洗い出し改善を継続していきましょう。自社では解決できないという場合は弊社のような外部パートナーにお気軽にご相談ください。

コンテンツマーケティングの費用に関するよくある質問

コンテンツマーケティングの費用についてよくある質問に対して、Q&A形式でお答えしていきます。

社内の人件費はどれくらいかかる?

社内の人件費は、コンテンツマーケティングの規模やノウハウの有無によって大きく変わってきますが、一般的な目安は以下の通りです。

コンテンツ制作数(SEO中心)人数人件費
~30/月2~3人40万円~120万円/月
~50/月3~5人120万円~200万円/月
~100/月5~10人200万円~400万円/月

なお、外注を活用する場合や社員のスキルが極めて高い場合には、より少ない人数でも運用可能です。

弊社の過去の支援先の中には、1,000以上のコンテンツ制作を担当者1名が外注を活用しながら行う大手メディアも存在していました。

渡邉

このサイトもほぼ私1人で運用していて、
大体、月20~30コンテンツほど制作しています。

外注する際の業者の選び方は?

コンテンツマーケティングの外注先を選ぶ際は以下のようなポイントに注目して会社を比較ましょう。

  • 得意なコンテンツマーケティングの種類:コンテンツSEOやSNSなど自社のやりたいコンテンツマーケティングと得意分野が一致している会社を選ぶ。
  • 実績や過去の事例:過去の支援先でどれだけ成果を残しているか、自社に関連する業界・業種で成功事例があるかどうかを確認する。
  • 会社と担当者の実力:コンテンツマーケティングに関する知見の豊富さや理解度の深さ、提案内容の適切さなどから実力を判断する。会社よりも担当者の実力の方が重要。
  • 費用:費用が相場に対して高すぎず安すぎず、予算に合った料金でサービスを提供している会社を選ぶ。安すぎる会社は質が低い場合があるので注意。
  • コミュケーションのスムーズさ:ニーズや課題をくみ取ってくれるコミュニケーション能力の有無。
  • アフターフォローやサポート体制:支援開始後に定期的な報告をしてくれるか、MTGを開催してもらえるかといった、サポート内容にも注目する。

このような点を中心にコンテンツマーケティング支援会社を比較し、自社に合った1社を選ぶようにしましょう。

なお、コンテンツマーケティングの外注先を選び方について詳しく知りたい方は、「おすすめコンテンツマーケティング支援会社9選|タイプ別に厳選」を参考にしてください。

また、コンテンツ制作会社については、「コンテンツ制作会社おすすめ18選を大手などタイプ別厳選|費用や選び方」にまとまっていますので気になる方はチェックしてみてください。

コンテンツ制作費やマーケティングコンサルティング費の勘定科目は?

コンテンツ制作費やマーケティングコンサルティング費の勘定科目は、その内容や目的によって異なりますが、一般的には以下の勘定科目がよく使われます。

コンテンツ制作費

  • 広告宣伝費:自社製品やサービスの宣伝を目的としたコンテンツ制作費の場合
  • 外注費:外部業者にコンテンツ制作を委託した場合
  • 消耗品費:コンテンツ制作に使用する少額な備品(例:ソフトウェア、画像素材)の購入費

マーケティングコンサルティング費

  • 支払手数料:コンサルティングの内容が、特定の業務委託というよりは、専門家からのアドバイスや情報提供といった色彩が強い場合
  • 外注費:コンサルティングの内容が、特定の業務委託という色彩が強い場合(例:市場調査、戦略立案)
  • 研修費:従業員向けのマーケティング研修を実施した場合

コンテンツ制作費やマーケティングコンサルティング費の勘定科目は、その内容や目的によって適切に選択する必要があります。迷った場合は、税理士や会計士などの専門家に相談しましょう。

まとめ:費用をおさえて最大の成果を創出しよう

ここまで、コンテンツマーケティングにかかる費用について詳しく解説してきました。

まとめると、以下のようになります。

<段階別の費用相場>

分類費用相場費用が発生する項目
初期費用10万円~30万円程度戦略設計、初期コンテンツ制作、Webサイト構築
月額費用10万円~60万円程度/月コンテンツ制作費、SEO対策費、継続的なコンサルティング費、広告運用費、分析ツール利用料
総額70万円~300万円程度

<項目別の費用相場>

項目費用相場内容
コンサルティング30万円~40万円/月戦略設計や施策立案、SEO対策
SEO記事制作2万円~10万円/記事SEOに強い記事の制作
インタビュー記事制作6万円~12万円/記事導入事例記事などの制作
SNS運用10万円~50万円/月XやInstagramなどの運用
動画コンテンツ制作10万円~100万円/本
平均65万円程度
Youtube動画や広告動画等の制作
広告運用代行広告費の25%リスティング広告等の運用代行
Webサイト構築10万円~100万円コンテンツを公開するサイトの制作
分析ツール1万円~10万円/月アクセス解析や競合調査ツール

なお、上記はあくまで目安になり、運用方法や会社としてのスキルの高さ、外注先によって大きく上下するものです。

費用対効果を高めることが何より重要なので、コストを抑えつつ最大の成果を出せるように戦略設計を入念に行いましょう。社内のノウハウに自信がないという場合は、外部パートナーを利用するのもおすすめです。

優秀なコンサルタントや会社を見つけられれば、コンサルティング料金を大きく超えた成果を生みだしてくれるでしょう。弊社でも、コンテンツマーケティングのコンサルティングをしていますので、ぜひご相談ください。

コンテンツマーケティングにお困りではないですか?
  • コンテンツマーケティングを始めたいがノウハウが全くない
  • コンテンツを制作するリソースがない
  • 高い成果を創出したい

現在、上記のようなお困りごとがありましたら、コンテンツマーケティング支援で圧倒的な成果を創出してきた我々『ULTRA』へご相談ください。徹底的に定量的な成果を追求し、戦略設計から施策の実行、コンテンツ制作、インハウス化支援まで、ニーズに合わせた最適なプランで強力にサポートいたします。

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この記事を書いた人

渡邉 志明(SEOニキ)のアバター 渡邉 志明(SEOニキ) シュワット株式会社|代表取締役

これまで複数のwebメディアの立ち上げ~黒字化にPM・SEO責任者として携わる。コンテンツSEOによるメディアのグロースやインハウス化支援が得意。SEOディレクターとして600以上のコンテンツで検索1位を獲得した実績を持つ。POSレジなどのITツール導入支援もしている。