無料のキーワードツール5選!有料ツールやプロの活用法も紹介

無料&有料 キーワードツール おすすめ

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この記事でわかること
  • キーワードツールの機能や活用メリット
  • 無料のおすすめキーワードツール5選
  • 有料のおすすめキーワードツール7選
  • SEO会社のキーワードツール活用法
オウンドメディア運用コンサルタント紹介①渡邉志明

この記事の著者渡邉 志明(シュワット株式会社 代表取締役)

SEOコンサルティング会社の経営者。
これまで複数のwebメディアの立ち上げ~黒字化にPM・SEO責任者として携わる。コンテンツSEOによるメディアのグロースやインハウス化支援が得意。

SEO対策において、キーワード選定SEO記事制作は成果を大きく左右する重要な要素。

キーワード選定やSEO記事制作にあたっては、キーワードツールの活用が便利です。
(反対に、キーワードツール無しでは高度な作業はまず難しいでしょう。)

そこで本記事では、キーワードツールの機能を解説したうえで、おすすめのキーワードツールを紹介します。
無料ツール有料ツール紹介の他、SEO会社である弊社のキーワード選定方法とキーワードツール活用法まで解説。

参考になること間違いなしの記事となっています。ぜひご一読ください!

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目次

キーワードツールとは?何ができる?

キーワードツールとは、ユーザーが検索エンジンで入力するキーワードを調査・分析ができるツールのことです。

多彩なツールが登場しており、主に以下のような機能を搭載しています。

機能詳細
キーワード情報の調査特定のキーワードの検索ボリューム(検索回数)、競合性、検索広告のCPCなど、様々な情報を調べることができます。
サジェストキーワードの取得ユーザーが検索エンジンに入力したキーワードに対するサジェストキーワード(関連語句)を取得できます。
競合サイト分析競合サイトがどのようなキーワードで上位表示されているのか、どれくらい流入を獲得しているか、どんな見出しなのかを分析できます。
コンテンツ作成支援キーワードを軸に、コンテンツ作成を支援します。アイデアの提供にとどまらず、構成案の作成や文章生成を支援可能なツールも登場しています。
検索順位モニタリングツールに登録したキーワード別の検索順位をモニタリングすることができます。一括で数千~数万件以上のキーワードの検索順位が追跡可能です。
共起語抽出特定の検索キーワードで上位表示しているコンテンツに共通して出てくる語句(共起語)を一括で抽出することができます。

このように、キーワードツールはキーワード選定やコンテンツ作成を支援する多彩な機能を搭載しています。

上記の他にも、ツールによっては独自の機能を持っているものも。

無料・有料ともに多数のキーワードツールがあるので、次の章からはおすすめのツールを紹介していきます。

無料で利用できるキーワードツールおすすめ5選

キーワードツールには無料で利用できるものと有料ツールの2種類あります。

いきなり有料ツールを利用するのはハードルが高いと感じるのであれば、無料ツールを利用すると良いでしょう。

そこでまずは無料で利用可能なキーワードツールを5つピックアップしました。

  • Googleキーワードプランナー:検索ボリュームの測定【弊社使用中】
  • Googleトレンド:キーワードの発見【弊社使用中】
  • ラッコキーワード:キーワードの発見【弊社使用中】
  • Ubersuggest
  • Yahoo!リアルタイム検索
渡邉

【弊社使用中】と記載してあるものは、弊社でも普段から使用しているキーワードツールです。

それぞれ解説していきます。

Googleキーワードプランナー:検索ボリュームの測定【弊社使用中】

Googleキーワードプランナーは、検索ボリューム(月間予測検索回数)が調査できるツールです。
Google公式のツールで、Google広告内の位置機能として提供されています。

Googleキーワードプランナー
出典:Googleキーワードプランナー
機能検索ボリュームの調査【メイン】
関連キーワードの調査

地域別の検索ボリュームの調査

キーワードのCPC調査

Googleキーワードプランナーの主な活用法は、キーワードの検索ボリュームの調査です。

キーワードプランナーを開き、画面右の「検索のボリュームと予測のデータを確認する」をクリックし、調べたいキーワードを入力します。

Googleキーワードプランナーの使い方

以下のように、入力したキーワードの月間平均検索ボリュームや入札単価が一気に調べられます。

Googleキーワードプランナーの調査結果画面
渡邉

注意点として、Google広告で一定金額以上配信していない人は、検索ボリュームが「100~1000」と言うように曖昧な数値で出てきてしまいます。

Googleキーワードプランナーで利用するのは主に上記の機能になります。

また、SEO対策の際にあまり使う機会は多くありませんが、Googleキーワードプランナーでは、入力したキーワードの関連キーワードも調べられます。(広告運用の際にはよく使います。)

キーワードプランナーの画面左をクリックし、調べたいキーワードを入力します。

以下のように、関連キーワードやその検索ボリュームが調べられます。

不必要なキーワードの除外設定やキーワード候補のダウンロード、ツール内にキーワードを保存しておくなど、多彩な機能があり非常に便利です。

さらに都道府県や都市別のキーワードの検索ボリュームが把握できるのも魅力です。

以下のように選択した地域でそのキーワードがどれくらい検索されているか調査できます。

クリニックや整骨院、工務店など地域に特化したビジネスを提供しており、ローカルSEO(MEO)が重要な事業主にも便利な機能だと言えるでしょう。

Googleトレンド:キーワードの発見【弊社使用中】

Googleトレンドは、その時々でトレンドになっているキーワードの発見に役立つキーワードツールです。

出典:Googleトレンド
機能キーワードの検索ボリュームの推移

地域ごとの人気度比較

キーワードに関連するトピックやクエリ

急上昇ワード

Googleトレンドでは、特定のキーワードの検索ボリュームの推移についてチェックできます。

以下のように、入力したキーワードの検索ボリュームが折れ線グラフで確認可能です。

Googleトレンドの調査結果

期間別や他のキーワードとの比較、地域別の比較、検索方法別など、様々な指標を見ることができます。

Googleキーワードプランナーと少し似ていますが、違いとしてはGoogleトレンドがキーワードの相対的な人気度を把握することに重点を置いているのに対して、Googleキーワードプランナーはキーワードの検索ボリューム(具体的な数値)や競合性、広告単価などを把握することに重点を置いています。

また、以下のように急上昇中のキーワードも調べることができます。
速報性が重要なニュースサイトなどは、Googleトレンドを活用してニュースのネタを考えるのが大切です。

渡邉

上記は2024年のワールドシリーズ一戦目でフリーマン選手が逆転満塁ホームランを打った日のデータです。このように、Googleトレンドは楽しいツールなので業務中ということを忘れてずっと見てしまいがち。その点には気を付けてください(笑)

ラッコキーワード:キーワードの発見【弊社使用中】

ラッコキーワードは、多くのSEO担当者に愛される無料のキーワード分析ツールです。
サジェストキーワードの調査など、対策キーワードを発見するのに役立ちます。

ラッコキーワード
出典:ラッコキーワード
機能サジェストキーワードの取得

競合サイトの獲得キーワード調査

上位サイトの見出し抽出(20サイト分)

上位サイトの共起語抽出(20サイト分)

検索ボリューム一括調査※有料版の機能

LSI/PAAの抽出

AIによるタイトルや見出しの生成

AIによるユーザー疑問の提案

AIによる関連キーワードの提案

関連ハッシュタグの抽出 など

ラッコキーワードは、非常に多彩な機能を持ちその多くを無料で利用できるため、SEO対策には欠かせないツールとなっています。

弊社が主に利用しているのは、サジェストキーワードの取得機能です。
入力したキーワードのGoogleやBingをはじめとした主要な検索エンジンにおけるサジェストキーワードを、以下のように一括で抽出することができます。

ラッコキーワードのサジェストキーワード取得機能

サジェストキーワードは、一括で関連のキーワードを抽出できるので検索キーワード選定時に非常に便利です。
現在重要なSEO戦略である「トピッククラスターモデル」を作成するのにも役立ちます。

サジェストキーワードの他、上位サイトの見出し抽出機能や共起語抽出機能なども良く使用します。

▼上位サイトの見出し抽出機能

ラッコキーワードの上位サイト見出し抽出機能

▼共起語抽出機能

ラッコキーワードの共起語抽出機能

SEOコンテンツ作成時に重要な上位記事分析や共起語分析を手動で行う場合に比べて、大幅に効率化することができます。

その他にも、多彩な機能が搭載されており、なおかつ無料で利用可能なので、まだ使ったことがないと言う人はぜひ活用してみてください。

Ubersuggest

Ubersuggestはキーワード分析をメインとしたSEOツールです。
無料版でも多くの機能を利用することができます。

Ubersuggest
出典:Ubersuggest
機能関連キーワード調査機能

サジェストキーワード抽出機能

検索ボリューム測定機能

関連キーワードのマインドマップ化機能

競合獲得キーワード調査機能

コンテンツタイトル提案機能

キーワードリスト作成支援機能

Ubersuggestは、海外ツールですが、日本語にも対応しているので英語が苦手な方でも気軽に導入できます。

無料版と有料版の2種類あるものの、基本的な機能はほとんど変わりありません。
ただし無料版の場合、1日3回までしか利用できないなどの制約があります。

入力したキーワードの関連キーワード抽出と同時に、検索ボリュームも確認できるので便利です。
また、SEO難易度やCPC(クリック単価)など、多くの情報が一回の検索でわかります。

ラッコキーワードだと、サジェストキーワードと同時に検索ボリュームやSEO難易度などは調査できないので、この点はUbersuggestの方が優れていると言えるでしょう。(ただし回数制限がきついです。)

また、自分のサイトを登録すると、検索順位やトラフィックのモニタリングも可能です。

さらに、関連キーワードのマインドマップ化機能も搭載しています。
特定のキーワードを入力することで関連キーワード同士の関係性が可視化され、コンテンツ制作のヒントになります。

Ubersuggestのキーワードマインドマップ機能

また、基本的に有料ツールにしか搭載されていない競合獲得キーワードの調査機能も無料版で使用できます。

渡邉

Ubersuggestの無料版は、小規模サイトや現在Google広告を配信していない人が、無料で正確な検索ボリュームを調べたいという場合に使用するのがおすすめです。また、有料版は本格的なSEO対策にも使用できる高度なつーるとなっています。

Yahoo!リアルタイム検索

Yahoo!リアルタイム検索とは、X(旧Twitter)に投稿されたツイート(つぶやき)をリアルタイムで検索できるサービスです。

出典:Yahoo!リアルタイム検索
機能X投稿のリアルタイム検索機能

キーワード監視機能

急上昇ワード機能

Yahoo!リアルタイム検索のメインは、X投稿のリアルタイム検索機能です。

特定のキーワードを含む投稿にはどのようなものがあるのかをXへのログイン無しで調べられます。

Yahoo!リアルタイム検索のX投稿検索結果

また同時に、ポスト数の推移や感情の割合についても示してくれます。

Yahoo!リアルタイム検索のX投稿数や感情把握機能

このようにユーザーが特定のキーワードに対して、何を求めているのかリアルタイムな状況が把握できるので、コンテンツ制作に特に役立つでしょう。

また、トレンドランキング機能もあり、ニュースサイトのネタとなるキーワード探しにも便利です。

注目度の高い情報をコンテンツに自然な形で盛り込むのもおすすめです。

最新のトレンド情報を手依拠することは、被リンクやSNSシェアの獲得につながりやすいもの。
また、既存コンテンツ内にも自然な形で盛り込むことで独自性が高まり検索順位の上昇も期待できるでしょう。

渡邉

また、企業によっては業務中のX使用を禁じられている場合や個人アカウントに会社でログインするのは気が惹けるという場合もあるかと思います。Yahoo!リアルタイム検索はログインなしでXの情報が収集できるのでそういった課題を抱えている方にもおすすめです。

有料のキーワードツールおすすめ7選

キーワード選定ツールの中には、有料ツールもあります。

コストがかかる半面、無料版より多くの情報を取得できたり、キーワード調査以外の機能も充実しているのが特徴です。本格的にSEO対策に取り組む場合は、いずれかの有料ツールの利用は必須と言えます。

ここでは、おすすめの有料キーワードツールを7つピックアップしてみました。

  • Ahrefs【弊社使用中】
  • Semrush
  • Keywordmap(キーワードマップ)
  • TACT SEO
  • ミエルカSEO
  • KWFinder
  • tami-co

それぞれ解説していきます。

Ahrefs【弊社使用中】

Ahrefsは、世界中で利用されているSEO分析ツールです。
非常に高機能かつ必要な機能がそろっており、本格的なSEO対策に取り組む会社やSEO支援会社では、基本的にこのAhrefsか次に紹介するSemrushが導入されています。

Ahrefs
出典:Ahrefs
料金ライト:19,900円/月

スタンダード:38,400円/月

アドバンスド:68,900円/月

エンタープライズ:応相談※代理店向け
機能競合獲得キーワードの調査機能

キーワード分析機能
検索ボリューム調査
競合比較機能

キーワード検索順位モニタリング機能
関連キーワード抽出機能

Ahrefsは、多彩な機能を備えていますが、キーワード機能で主に使用するのは競合獲得キーワード調査機能です。

以下のように、入力したサイトのドメインやURLに応じて、獲得しているキーワードの一覧やそれぞれの順位を一覧で表示することができます。獲得流入数や上位表示の難易度、キーワードの検索意図など様々な情報を表示してくれるので非常に便利です。

Ahrefsの競合獲得キーワード調査結果

また、各キーワードを選択すると、以下のように詳細な分析結果を見ることもできます。
関連キーワードなども大量に抽出可能です。

Ahrefsの強みは、その圧倒的なデータ量に基づくデータの精度と抽出可能なデータ範囲の広さです。
2022年6月時点で、実に26兆9,000億もののリンクデータを有しています。

さらに、カバーできているURLは4,020億。24時間でおよそ3,000万ページをクロールし、インデックスの更新は15分ごとに行っているので、リアルタイムなデータを確認することができます。

シンガポールの技術力に優れた企業によって開発されていることが背景で、なかなか国内ツールではAhrefsのデータ力に勝てていないのが現状です。

また、Ahrefsが多くのSEO専門家(特にプロフェッショナルレベルの)に愛されている理由として、被リンク調査・分析機能が優秀な点が挙げられます。

Ahrefsは、SEOを成功させるための強力なツールです。ぜひ活用して、ウェブサイトの検索パフォーマンスを向上させましょう。

Semrush

Semrush (セムラッシュ) は、SEO、広告、SNS、コンテンツマーケティングなど、デジタルマーケティング全体を網羅したオールインワンツールです。

世界中の1,000万人以上のマーケターに愛用されており、Fortune500企業と呼ばれる世界最高峰の企業(AmazonやApple、Walmartなど)のうち30%がSemrushを利用しています。

Semrush(セムラッシュ)
出典:Semrush
料金Pro:$139.95/月

Guru:$249.95/月
Business:$499.95/月
機能キーワード分析機能

競合獲得キーワード調査機能

上位ページ分析機能

検索結果分析機能

キーワードモニタリング機能
AI記事作成機能

SEOやSEMの分析だけでなく、競合サイトやSNSなどの分析もカバーしています。

SEM RUSHの強みは、Ahrefsと同様に業界トップクラスと言われるデータベースです。
データ精度やカバー範囲、リアルタイム性で国内ツールを大きく上回る性能となっています。

キーワードに関連した機能は、Ahrefsとほぼ同じレベル感で分析や競合獲得キーワードの調査、検索順位のキーワード別モニタリング機能などが搭載されており便利です。(むしろSemrushの方が便利という方も多いです。)

また、Semrushの強みとしては、SEO以外のマーケティング領域についても広くカバーしている点が挙げられます。

広告運用やSNSを使ったマーケティング施策を、インハウスのチームが同時並行で進めていく場合はSemrushの活用が非常に便利だと言えるでしょう。

ただし、海外ツールなのでサポート面が弱い点やプロ向けの仕様である点から、ある程度ノウハウが醸成されたインハウスのマーケティングチームにおすすめです。

Keywordmap(キーワードマップ)

Keywordmap(キーワードマップ)は、競合分析に強みを持つキーワードツールです。
キーワード分析のほかにも、競合調査やキーワードモニタリングど、多彩なSEO機能を備えています。

Keywordmap
出典:Keywordmap
料金要問合せ
機能検索キーワード調査機能

ニーズマップ機能

検索ボリューム調査機能

おまかせキーワード選定機能

共起語分析機能

競合獲得キーワード分析機能

獲得キーワード比較・分析機能

AI記事構成案作成機能

AIライティング機能 など

Keywordmap(キーワードマップ)は、国内の大手SEO会社「株式会社CINC」が提供しているツールです。

先に紹介した「Ahrefs」や「Semrush」と異なり、国産ツールなので担当者による丁寧なサポートが受けられる点が魅力です。SEOにこれまで取り組んだことのないチームにおすすめだと言えるでしょう。

機能の特徴として、競合との比較を便利にする機能が搭載されている点が挙げられます。

競合サイトとの獲得キーワードのギャップや順位のギャップを一括で比較することが可能です。
自社で獲得できていないキーワードを発見し、機会損失の防止などにつなげられるでしょう。

Keywordmap(キーワードマップ)調査機能

このような競合サイト比較機能は、「Ahrefs」や「Semrush」にはないKeywordmap独自の強みです。

SEO経験の浅いチームがこれから本格的にSEO対策に取り組んでいく場合におすすめのキーワードツールだと言えるでしょう。

TACT SEO

TACT SEOは、国内大手SEO会社の「株式会社ウィルゲート」が提供するSEOツールです。

出典:TACT SEO
料金初期費用:100,000円~

月額利用料金:90,000円~/月
機能キーワード調査機能

キーワードグルーピング機能

モニタリング機能

記事作成機能

TACT SEOは、サポートが充実したキーワードツールです。

また、SEO業務の効率化をすることに重きを置いた機能設計となっており、キーワードグルーピングやAIによる記事作成機能など、従来人の手で行われていた作業が自動で行えるようになります。

ミエルカSEO

ミエルカSEOは、株式会社Faber Companyが提供するコンテンツマーケティングとSEO対策のためのクラウド型ツールです。独自のキーワード調査支援機能を搭載し、精度や効率の改善に役立ちます。

ミエルカSEO
料金要問合せ
機能サジェストキーワード抽出機能

サジェストインテンション機能

キーワードグルーピング機能

競合キーワード調査機能

検索順位モニタリング機能

競合見出し抽出機能

トレンド分析機能

コンテンツ制作支援機能

ミエルカSEOは、競合キーワード調査やサジェストキーワード抽出、検索順位モニタリングなど、必要な機能を一通りそろえつつ、サジェストインテンション機能とい独自の便利な機能を備えているのが特徴です。

サジェストインテンションでは、キーワードの関連度を以下のようにバブル図で表示する機能になります。

ミエルカSEOのサジェストインテンション機能

検索意図や関連性、潜在的なニーズを把握するヒントになるので、コンテンツの質やキーワードの選定の質改善につなげられます。

また、キーワードのグルーピング機能も搭載されており、キーワードが検索意図に応じてグルーピングして表示することも可能です。

ミエルカSEOのサジェスト自動グルーピング

ミエルカSEOは、以上のような他社のキーワードにはない独自の便利な機能を備えているのが魅力です。

KWFinder

KWFinderは、Mangoolsが提供するSEOキーワード調査ツールです。キーワード調査を簡素化し、SEO対策に役立つツールとして、世界中の多くのユーザーから評価されています。

KWFinder
出典:KWFinder
料金ベーシック:$29.99/月
プレミアム:$44.90/月
エージェンシー:$89.90/月
機能キーワード調査

サジェストキーワード抽出機能

競合獲得キーワード調査

検索ボリューム調査

SERP概要調査

フィルタリング機能

キーワードリスト作成

KWFinderは、ロングテールキーワードの発見に役立つ機能を備えたツールです。

キーワードの洗い出しに役立つサジェストキーワード抽出機能や競合獲得キーワード調査など、十分な機能が搭載されています。
加えて、キーワードを絞り込み検索するフィルタリング機能が優れており、以下のように検索ボリュームやCPC/PPC、上位表示難易度など複数の検索軸で絞り込みが可能です。

KWFinderの絞り込み検索機能

効果的なロングテールキーワードを効率的に発見できるようになる点が魅力のツールです。

tami-co

tami-coは、株式会社BizSamuraiが提供するAIを用いた記事作成やキーワード選定の支援ツールです。

料金Aプラン:39,800円/月

Bプラン:49,500円/月

Cプラン:64,800円/月
機能検索ボリューム調査機能
サジェストキーワード調査機能
関連キーワード調査機能
共起語調査機能
競合獲得キーワード調査機能
AI記事作成機能

tami-coの特徴は、キーワード調査機能に加えて、AIによる記事作成機能が充実している点です。

AI記事作成がメインのツールですが、キーワード関連機能が充実しており、検索ボリューム調査機能、サジェストキーワード調査機能、関連キーワード調査機能、共起語調査機能、競合獲得キーワード調査機能など多くの機能が搭載されています。

AI記事作成機能はタイトル案や見出しの作成から、本文の執筆まで可能です。

現状まだAIのみで作った記事では、上位表示は難しいです。ただ今後はAIと人の手をミックスさせることが主流となってくるので早めにAI技術に触れておくことをおすすめします。

【プロの活用法】弊社がキーワードツールをどのように活用しているか

ここでは、実際に弊社がキーワードツールをどのように活用しているかを、コンテンツSEOの流れに沿って解説していきます。

渡邉

改めてになりますが、弊社は納品するコンテンツの約4割が検索1位を獲得している業界屈指のコンテンツSEO支援会社です。そんな弊社のノウハウをここでは紹介していきますので、参考になること間違いありません。

▼コンテンツSEOの流れと工程別の活用しているキーワードツール

工程使用ツール
①市場調査・競合調査Ahrefs
②キーワード選定ラッコキーワード、Googleキーワードプランナー、Ahrefs
③コンテンツ作成ラッコキーワード、Ahrefs

各工程でどのようなことを実施し、どのようにツールを活用しているのか見ていきましょう。

1. 市場調査・競合調査

SEO対策のプロジェクトを開始する際の市場調査や競合調査においては、主に「Ahrefs」を使用しています。

SEOは総合力が大切で、検索上位を獲得するためには「コンテンツの質」の他にも、「関連キーワードのカバー率」や「被リンク評価」、「内部のテクニカル的な評価」といった指標にも目を向ける必要があります。

Ahrefsでは、これらの指標を一括で調査するのに非常に便利なツールです。

関連キーワードのカバー率

検索エンジンは、特定のキーワードで上位を目指すにあたりそのサイトがどれくらい関連キーワードでも上位表示できているかという指標が重要しています。

例えば、「SEO対策」というキーワードで上位表示を目指すなら、「SEO対策 被リンク」「コンテンツSEO」といった関連キーワードに対策したコンテンツでも上位表示ができていたら、それだけ有利です。

Ahrefsは、競合サイトのURLを入力するだけでどんなキーワードで検索に表示されているかを一括で調べることができます。関連キーワードのカバー率の調査に非常に便利です。

被リンク評価

検索エンジンは、対象のぺ―ジやサイトがどれだけ良質な被リンクを集めているかも重視しています。

つまり、競合調査段階で競合サイトの被リンク評価を調査することで、自社がどれだけ被リンク対策や他のSEO対策に予算やリソースを割かねばならないのかを判断する良いヒントととなります。

Ahrefsは、競合サイトのURLを入力するだけで、被リンク評価を数値化したDR(ドメインレート)/URという指標や何件の被リンクを集めているか、どのサイトから被リンクを得ているかといったデータが全て確認可能です。

内部のテクニカル的な評価

検索エンジンは、ページスピードや内部リンクの構造、モバイル向けに最適化できているかといった内部の構造(コーディング)的な要素も重視しています。

これらの要素を最適化することをテクニカルSEOと呼びます。

競合のテクニカルSEOがどれだけ優れているかという点も、参入時に調べておくことでどれだけのリソースを割かなければならないかの良い判断材料となります。

弊社では、以上のような形でAhrefsを市場調査や競合調査に活用しています。

2. キーワード選定

キーワード選定では、主にキーワード洗い出しのタイミングでタイミングでキーワードツールを使用しています。

サジェストキーワードの抽出:ラッコキーワードを使用

ラッコキーワードでは、キーワードを入力するだけでサジェストキーワードが一括で抽出できて便利です。

サイトとして対策するキーワードの候補としています。

関連キーワード・競合獲得キーワードの抽出:Ahrefsを使用

Ahrefsでは、競合サイトの獲得キーワードが一括で抽出することができます。

また、キーワード分析機能を使用することで、関連キーワードも抽出可能です。

ラッコキーワードのサジェストキーワード抽出と組み合わせることで、カバーすべきキーワードはほぼすべて洗い出すことができます。

検索ボリュームの調査:Googleキーワードプランナーを使用

ラッコキーワードで抽出したキーワードは、検索ボリュームがわかりませんのでGoogleキーワードプランナーを使用して、一括で検索ボリュームを調べます。

上記のような形でツールを使って、キーワードをできるだけ洗い出し、その後人の手で整理いたします。

キーワードを整理する際は、以下のような観点で行い、最終的に制作するコンテンツ数や優先度を決定します。

  • キーワードのコンバージョンしやすさ
  • 検索ボリューム
  • 同じコンテンツで対策できるキーワードはまとめる

なお、キーワード選定のやり方について詳しく知りたい方は、「SEOキーワード選定完全ガイド|実行手順や注意点・活用ツールまで」を参考にしてください。

3. コンテンツ作成

コンテンツ作成では、主にユーザーニーズ調査の段階でキーワードツールを使用しています。

上位コンテンツの見出し抽出や分析:ラッコキーワード

ラッコキーワードを使用することで、上位コンテンツの見出しや文字数情報を一気に抽出することができます。

上位コンテンツは、上位に表示されているだけあり、ユーザーの検索意図がカバーできている場合が多いです。

したがって、上位記事を分析することは検索意図を知るうえで大きなヒントになります。

ラッコキーワードで上位コンテンツの見出しを抽出することにより、どのような内容が含まれているのかを把握する作業が大きく効率化します。

上位コンテンツの獲得キーワード調査:Ahrefs

Ahrefsを使用することで、上位コンテンツがどのようなキーワードでどのような順位で表示されているか把握することができます。

SEOに取り組んでまだ日が浅い方の中には、1つのコンテンツでは1つのキーワードしか上位表示されないように考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実はそんなことは全くなく、例えば「クレジットカード おすすめ」と検索して1位に出てくるコンテンツをAhrefsで見てみると、5,313個ものキーワードで検索表示されているのがわかります。

Ahrefsの調査結果画面

上位コンテンツがどのようなキーワードで表示されているかを知ることで、以下のような形でコンテンツ作成に活かすことができます。

  • ユーザーの検索意図を把握するヒントになる
  • 作成するコンテンツで同時に上位表示が狙えるキーワードがわかる

このように、Ahrefsを活用することで、コンテンツ作成の質も大きく高まるのです。

上記のような形でキーワードツールを活用してユーザーの検索意図を分析し、その後は人の手で記事構成案の作成や記事の執筆を進めていきます。

なお、SEOに強いコンテンツの作成方法について詳しく知りたい方は、「SEOに強い記事の書き方|手順やプロが実践する手法を解説」を参考にしてください。

よくある質問

ここでは、キーワードツール

一番おすすめのキーワードツールは?

本記事の筆者である私は、紹介しているツールを一通りした経験がありますが、一番使いやすくておすすめだと言えるのは以下のキーワードツールです。

▼無料のキーワードツールのおすすめ

  • Googleキーワードプランナー
  • ラッコキーワード

▼有料のキーワードツールのおすすめ

  • Ahrefs
  • Semrush

また、国産ツールではミエルカSEOかKeywordmap(キーワードマップ)がおすすめです。

無料のキーワードツールで十分ですか?

目的や予算に応じて、無料ツールでも十分な場合もありますが、より詳細な分析や高度な機能を利用したい場合は有料ツールを検討する必要があります。

企業がSEO対策でそれなりの成果を出していきたいという場合は、有料ツールの利用が必須になるでしょう。

まとめ

SEO施策の中で、キーワードの選定は非常に重要です。

手動で行うのは現実的ではありませんので、本記事内で紹介したキーワードツールを使って、効率的に進めてましょう。無料のものも多数あるので、まずは使ってみてなれるところから始めましょう。

SEO対策にお困りではないですか?
  • 狙ったキーワードで検索上位がとれていない
  • 戦略的にSEO対策をしたい
  • 検索順位改善だけでなく売上・利益にもつなげたい

現在、上記のようなお困りごとがありましたら、SEOコンサルティングで圧倒的な成果を創出してきた我々『ULTRA』へご相談ください。SEO対策にとどまらず売上・利益などビジネス的な成果を追求し、戦略設計から施策の実行、インハウス化支援まで、ニーズに合わせた最適なプランで強力にサポートいたします。

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この記事を書いた人

渡邉 志明(SEOニキ)のアバター 渡邉 志明(SEOニキ) シュワット株式会社|代表取締役

これまで複数のwebメディアの立ち上げ~黒字化にPM・SEO責任者として携わる。コンテンツSEOによるメディアのグロースやインハウス化支援が得意。SEOディレクターとして600以上のコンテンツで検索1位を獲得した実績を持つ。POSレジなどのITツール導入支援もしている。