オウンドメディアのSEO対策完全ガイド【2024年最新版】

オウンドメディアのSEO対策完全ガイド
この記事でわかること
  • オウンドメディアのSEO対策の全体像
  • オウンドメディアのSEO対策方法
  • 戦略的なSEO対策の進め方
オウンドメディア運用コンサルタント紹介①渡邉志明

この記事の著者渡邉 志明(シュワット株式会社 代表取締役)

SEOコンサルティング会社の経営者。
これまで複数のwebメディアの立ち上げ~黒字化にPM・SEO責任者として携わる。コンテンツSEOによるメディアのグロースやインハウス化支援が得意。

「オウンドメディアのSEO対策をしたいけど、どうしたらいいかわからない」
「2024年に重要なSEO対策方法は?」

オウンドメディア運用にあたり、上記のような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、オウンドメディアのSEO対策について全体像や具体的な施策まで詳しく解説。

数々のオウンドメディアのSEOを成功に導いてきた筆者の目線から、重要な事項を網羅的に解説した記事となっています。ぜひご一読ください!

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目次

オウンドメディアのSEO対策を進める前に考えておきたいこと

オウンドメディアのSEO対策は、根幹に来る事業と密接に絡むため、実施をする前に入念な戦略設計が必要です。

ただ、SEO対策をして検索順位が上昇しても、売上や利益などビジネス的な成果につながらなければ意味がありません。まずはオウンドメディアの運用目的を明確にしたうえで、達成に向けて最適なSEO戦略を設計しましょう。

運用目的は主に以下の通りです。

オウンドメディア運用における主な目的
  • 商品の販売
  • リード(見込み客)の獲得
  • 人材採用
  • 広告収入の獲得(アフィリエイト、Google AdSenseなど)
  • 認知拡大ブランディング

例えば、運用目的がリード獲得であるか認知拡大であるかによっても、SEOで達成すべき指標が異なります。

勤怠管理システムを販売する企業が、リード獲得を目指す場合は「勤怠管理システム 費用」といった顕在的なターゲットが検索しているキーワードでの上位表示が優先です。
反対に、認知拡大の場合は「勤怠管理システムとは」といったより潜在的なターゲットだが、検索している人の多いキーワードで上位表示をすることがSEO対策の目指すべきゴールになります。

事業成長を目指すにあたり、どんな目的が適切か、その達成のためにはどんな施策が適切か、といった形で逆算的に戦略を設計したうえでSEO対策を行いましょう。

オウンドメディアのSEO対策の全体像

オウンドメディアのSEO対策では何をすべきか、まずは全体像から解説します。

まずは以下の「特定の検索キーワードで検索上位表示されるための条件」の図をご覧ください。

SEOで上位表示するために必要な要件

ご覧の通り、特定のキーワードで上位表示するためには、コンテンツ・被リンク・内部構造の3つの評価を高めることが大切です。SEO対策では主にこれら3つの評価を高める施策を実施、それぞれ以下のような呼び名で呼ばれています。

  • コンテンツの評価を高めるSEO対策⇒コンテンツSEO
  • 被リンクの評価を高めるSEO対策⇒外部施策(SEO外部対策とも呼ばれる)
  • 内部構造の評価を高めるSEO対策⇒内部施策(SEO内部対策、テクニカルSEOとも呼ばれる)

以上の3つの施策がSEO対策の全体像です。
それでは各施策について具体的に何を実施すべきか、詳しく見ていきましょう。

なお、SEO対策の全体像についてさらに詳しく知りたい方は、「【2024年最新版】SEO対策とは?基礎から具体的な施策まで完全解説」を参考にしてください。

オウンドメディアのSEO対策①コンテンツSEO

コンテンツSEOとは、コンテンツを用いて検索エンジンからの集客を狙うSEO手法のことを指します。
オウンドメディアのSEO対策においては、最も時間と予算が割かれる施策です。

コンテンツSEOでは主に以下のようなことを実施します。

  • 対策キーワード選定
  • コンテンツ制作
  • 公開したコンテンツのリライト

それぞれ見ていきましょう。

対策キーワードの選定

対策キーワード選定では、どんな検索キーワードで自社のコンテンツを上位表示させるかを決定します。
SEO対策の成否の9割を左右するとも言われる重要な工程です。

具体的には以下のようにオウンドメディアとして対策するキーワードリストを作成します。

対策キーワードリストの例

キーワードによって、ユーザーの検索意図は異なるので、それぞれに対して適切なコンテンツを制作しましょう。

例えば、「勤怠管理システム とは」と「勤怠管理システム おすすめ」という検索キーワードでは、以下のように検索意図が異なるため、それぞれに対して異なるコンテンツの制作が必要です。

キーワード勤怠管理システムとは勤怠管理システム おすすめ
検索意図勤怠管理システムの定義や機能、基礎知識を知りたい具体的なおすすめの勤怠管理システムについて知りたい
適切なコンテンツ内容勤怠管理システムについて基礎から解説するコンテンツおすすめの勤怠管理システム
をいくつか紹介すコンテンツ

サイトとして上位表示したいキーワードを選定し、コンテンツ制作の計画を立てましょう。

なお、対策キーワードの選定方法について詳しく知りたい方は、「SEOキーワード選定完全ガイド|実行手順や注意点・活用ツールまで」を参考にしてください。

コンテンツの制作

選定したキーワードで上位表示できるようなコンテンツ制作を行いましょう。

SEOに強いコンテンツを制作するために大切なことは以下の2点です。

  • ユーザーの検索意図を満たす最良のコンテンツを制作する
  • SEO的な要件を満たす

それぞれ解説します。

ユーザーの検索意図を満たす最良のコンテンツを制作する

SEOに強いコンテンツ制作を満たすうえで何より重要なのが、ユーザーの検索意図を満たす”最良”のコンテンツを制作することです。

検索エンジンとはそもそも、ユーザーが入力した疑問や課題を解決するコンテンツをランキング順に並べるシステム。したがって、コンテンツを上位表示させるためには、ユーザーが検索することで解決したい疑問や課題に答えた内容を包括的に盛り込む必要があるのです。

また、争いが熾烈な昨今は検索意図を包括的に満たすだけでは足りず、競合の記事よりもユーザーにとってわかりやすくて役に立つ”最良”のコンテンツを制作する必要があります。

コンテンツ制作にあたっては、小手先のSEOテクニックよりも、ユーザーファーストを意識したどこよりも良いコンテンツを制作することが大切なのです。

SEO的な要件を満たす

先ほど、小手先のSEOテクニックよりもユーザーファーストが大事であると述べましたが、最低限のSEO的な要件は満たす必要があります。

具体的には以下のようなポイントを抑えて、コンテンツを制作しましょう。

  • 対策キーワードをタイトル(titleタグ)や見出し(hタグ)、本文(pタグ)に含む
  • 画像にはalt属性を追加する
  • ユーザーだけでなく検索エンジンにもわかりやすい文章にする
  • 参考文献を記載し情報の信頼性を高める など

以上のような点を抑えてコンテンツ制作を進めましょう。

なお、オウンドメディアのコンテンツを制作方法について詳しく知りたい方は、「オウンドメディアの記事作成完全ガイド|書き方のコツ・制作の流れ」を参考にしてください。

公開したコンテンツのリライト

コンテンツは公開して終わりではなく、目標とする検索順位や流入数に至るまで、リライトを続けることが大切です。

リライトとは、公開したコンテンツのパフォーマンス改善を目指し加筆・修正を行うことを指します。
軽視されることも多いですが、オウンドメディアのSEO対策においてリライトは極めて重要です。

下記の表は、検索順位別の記事クリック率のデータです。

順位クリック率
1位8.17%
2位3.82%
3位2.43%
4位1.63%
5位1.11%
6位0.84%
7位0.67%
8位0.54%
9位0.52%
10位0.44%
引用:seoClarity「LARGEST EVER CTR Research Study」

ご覧の通り、検索1位の記事のクリック率は10位の記事の20倍程度、つまり20倍程度の流入数なのです。
したがって、新規記事を公開して20ページ10位の記事を作るのと、1記事リライトして1位の記事を1ページ作るのはほぼ同等の価値があると言えます。

1位と2位でも大きな開きがあり、2~3倍程度流入数に差が。
したがって、リライトで検索1位をとることに力を注ぐことは非常にコストパフォーマンスに優れた施策だと言えるのです。

なお、リライトの方法について詳しく知りたい方は、「SEOリライトのやり方完全ガイド|コツ・記事選定法をプロが解説」を参考にしてください。

以上がコンテンツSEOで具体的に実施することです。
ちなみにオウンドメディアのSEO対策では、7~9割くらいのリソースをコンテンツSEOに割くことになります。

オウンドメディアのSEO対策②外部施策

SEOの外部施策(オフページSEO)とは、オウンドメディアの検索エンジンランキングを改善するために、オウンドメディア外で行われる施策全般を指します。

外部施策は、検索エンジンに対してオウンドメディアの信頼性や人気度を示すシグナルを送る上で重要です。効果的な外部施策を行うことで、検索エンジンのランキングを向上させ、オウンドメディアへのトラフィックを増やすことができます。

主に以下のような施策が実施されます。

  • 被リンク構築
  • SNS
  • オンラインPR

それぞれ見ていきましょう。

被リンク構築

被リンク構築(リンクビルディング)は、外部サイトからの被リンクを集めることで検索エンジン(Google)からのを高めることを狙う施策です。

かつてに比べるとやや価値は下がっていますが、それでも引き続き被リンク構築が非常に重要な施策であることに変わりありません。ページの質を判断する基準には、引き続き”被リンク”が含まれています。

なお、現在ではペンギンアップデートなどにより、被リンクの数だけでなく被リンクの質に重点が置かれています。
したがって、被リンク構築施策では、いかに高品質な被リンクを集められるかが重要なのです。

▼高品質な被リンクの条件

  • 権威性の高いページからの被リンク(=多くの外部リンクを集めているページからの被リンク)
  • 権威性の高いWebサイトからの被リンク(=多くの外部リンクを集めているWebサイトからの被リンク)
  • 関連性の高いWebサイトからの被リンク(=事業やジャンルが近いサイトからのリンク)

上記に加えて、被リンクの設置方法が以下の条件を満たせればより高品質です。

  • クリックされやすい位置に設置された被リンク(コンテンツ内のリンク>フッタに埋もれたリンク)
  • 編集上自然に配置されたリンク(リンク集などは評価が低い)
  • アンカーテキストにページの対策キーワードが含まれたリンク(対策キーワードとの関連性が高まる)
  • 周辺テキストにページの対策キーワードが含まれたリンク(対策キーワードとの関連性が高まる)

被リンク構築施策では、このような高品質な被リンクを自然な形で多く集めることを目標にしましょう。

コンテンツマーケティングで自然に高品質な被リンクを集める

被リンク獲得方法は多岐にわたりますが、効果的なのはやはりコンテンツマーケティングによるものです。

ただし、ただコンテンツを制作して後悔しても、被リンクは集まりません。
被リンクを集めすい以下のようなコンテンツを制作することが大切です。

被リンクを集めやすいコンテンツの種類
  • ビジュアルアセット(例:画像や図、インフォグラフィックス、チャートなど)
  • 特定の事項をリストアップするタイプのコンテンツ(例:被リンク獲得方法50選など)
  • 独自の研究や調査データ(例:アンケート、研究データ、調査結果など)
  • どこよりも詳しい解説コンテンツ(例:オウンドメディアのSEO対策完全ガイドなど)

以上のようなコンテンツを制作したうえで、PR活動やメールを使ったリンク設置営業を行うことで効率的に被リンクを集めることができるでしょう。

被リンク構築施策を実施するうえでの注意点として、リンクの購入などをはじめとするブラックハットな施策は避けるようにしてください。ブラックハットなリンクビルディング施策は、Google ウェブ検索のスパムに関するポリシーに記載されています。

なお、被リンク獲得方法について詳しく知りたい方は、「被リンク獲得方法 完全ガイド|リンクビルディング手法まとめ」を参考にしてください。

また、自社にリソースがないという場合は外部のパートナーを頼るのも選択肢です。
弊社でも「被リンク獲得代行サービス」を提供しているので、気になる方はチェックしてみてください。

SNS運用

SNS運用も以下のように複数の側面から、オウンドメディアのSEO対策に間接的な好影響を与えます。

①著者の権威性が高まる

SNS運用によってコンテンツの著者の知名度が増すことで、権威性が高まります。
コンテンツの著者の権威性が、直接SEOに対して好影響を及ぼすかどうかはブラックボックスです。ただし、著名で権威性のある人物によるコンテンツは、検索エンジンからの評価が高まる可能性があると考えられています。

②サイテーションを得られる

SNS運用により、サイテーションが得られることで検索エンジンからの評価上昇につながります。
サイテーションとは、自社のWebサイトや企業名などが、他のWebサイトやSNSなどに掲載されることです。
サイテーションは、検索エンジンからの評価を高め、検索順位の上昇に貢献すると考えられています。

なお、サイテーションについて詳しく知りたい方は、「サイテーションとは?意味やSEO/MEO効果、獲得方法を解説」を参考にしてください。

③SNS経由での流入増加が間接的な好影響を与える

SNS経由で流入が増加することにより、間接的にSEOへ好影響を与えることも期待できます。

④認知度が高まり被リンク獲得につながる

SNS運用によりオウンドメディアの認知度が高まることで、被リンク獲得につながることも期待できます。
例えば、非常に参考になるコンテンツが投稿されるオウンドメディアだと認識されることで、参考文献としてリンクを設置してもらえるケースなどが考えられるでしょう。

以上が主なSNS運用によるSEOへの効果です。

なお、SNSに貼られたリンクでは、直接的な被リンク効果は期待できませんのでご注意ください。
Googleのジョンミュラー氏によっても以下のように明言されています。

SNSは利用者が多く、また不正に使用されてしまうリスクがある為、検索順位を操作する目的で使用されない様に、nofollowが設置されています。いくらSNSによる被リンクが増えたとしても、検索エンジンはそれをSEOの評価に加えることはありません。

出典:English Google Webmaster Central office-hours hangout

SNS運用のSEO効果はあくまで間接的です。まずは他の対策を優先しつつ、余裕がある場合やSNSに強みを持っているという場合は取り組みましょう。

オンラインPR

プレスリリースなどオンラインPR施策も以下のような理由から、オウンドメディアのSEO対策に間接的な好影響を与えます。

  • サイテーションを得られる
  • プレスリリース経由での流入増加が間接的な好影響を与える
  • 認知度が高まり被リンク獲得につながる

以上の通り、プレスリリースにもSNS運用に似たSEO効果が得られます。

なお、配信元サービスによりますが、『PR TIMES』など大手サービスを活用すれば多くの認知度を獲得できるでしょう。SNSに多くのフォロワーがいないという企業などは、プレスリリースを配信する方が即効性高くSEO効果を得られます。

オウンドメディアのSEO対策③内部施策

SEOの内部施策とは、オウンドメディアのコンテンツや内部構造(コーディング)を最適化し、検索エンジンに正しく評価されるようにするための施策です。

営業に例えると、ここまで紹介してきたコンテンツSEOや外部施策がそれぞれ、商品の魅力と商品への口コミであったのに対して、内部施策は営業マンのトークです。

内部施策を適切に行うことにより、オウンドメディアの良さが検索エンジンに伝わりやすくなります。

内部施策を営業に例える

SEO内部施策では、主に以下の3種類の要素を最適化していきます。

  • クロールの最適化:検索エンジンのクローラーがサイト情報を取得しやすくする
  • インデックスの最適化:検索結果にページがインデックスされやすくする
  • UXの最適化:ページの表示速度や見やすさを改善する

上記の3つの要素の最適化を目指して、以下のようなことを実施します。(一部)

  • 検索エンジンからのマイナス評価を回避
  • 適切でわかりやすいサイト構造の構築
  • クローラーがたどりやすい内部リンク構造の構築
  • 各種クロール最適化施策の実施
  • 正しいHTML構造でコンテンツを作成
  • 構造化データのマークアップ
  • ページ表示速度の改善
  • モバイルフレンドリーなサイトデザイン
  • 常時SSL化(HTTPS化) など他多数

それぞれ解説していきます。

検索エンジンからのマイナス評価を回避

内部構造が原因で検索エンジンからマイナス評価を受けることを回避しましょう。
サイトを見直し、以下のポイントを改善してください。また、これからオウンドメディアを構築するという場合は、以下のような点は回避するようにしてください。

検索エンジンからのマイナス評価を回避するためのチェックポイント
  • 1URL1コンテンツの原則を守れているか
  • サーバーエラーをはじめとする内部エラーへの対応
  • ユーザーフレンドリーな404エラーページを作成する
  • 正しいステータスコードを返却できるようにする
  • サイト外へのリンク切れを無くす
  • 検索エンジンからスパムとみなされないようにする(スパムとみなされることはしない)

特にリンク切れは、多くのオウンドメディアで発生しがちです。
ユーザビリティの悪いサイトとみなされマイナス評価を受けてしまう要因となるため、気を付けましょう。

適切でわかりやすいサイト構造の構築

ユーザーと検索エンジン双方にとってわかりやすいサイト構造を構築してください。

サイト構造とは、下図のようにWebサイトの内容をカテゴライズした階層構造のことです。

サイト構造の例

適切なサイトの構造にすることで、クローラーが各ページを発見しやすくなったり、特定のトピックに対する専門性の評価が高まったりと、様々なメリットが得られます。

オウンドメディア構築段階で入念に検討しておきましょう。運用開始後の変更はやや手間がかかります。

クローラーがたどりやすい内部リンク構造の構築

検索エンジンがページ内容を把握するのに用いているクローラーは、リンクを辿ってサイト内のページを発見するシステムです。

したがって、オウンドメディア内のページ同士を適切に内部リンクで結びつけることにより、クロールがページを発見しやすくなります。ユーザーも同様に、内部リンクを辿ってサイト内を回遊するため、PV数の向上も期待できるでしょう。

以下のようなポイントを抑えて内部リンクを設置してください。

  • 関連するページ同士を内部リンクで結ぶ
  • 階層が下位のページからトップページやカテゴリーの最上位ページへ内部リンクを設置する
  • 上位階層ページから下位階層ページへ内部リンクを設置する
  • クロールされやすいトップページからはできるだけ多く自然な内部リンクを設置する
  • パンくずリストを設置する など

以上のような点を抑えて、適切な内部リンク構造を構築してください。

各種クロール最適化施策の実施

クロールの制限と促進の両面から、クロール最適化の施策を実行することで、ページ検出の効率化や評価向上が期待できます。

それぞれ以下のようなことを実施してください。

①クロールの制限

  • 動的サイト・大規模サイトはクロールパシェットを意識してクローラーを制限する
  • 低品質コンテンツへのクロールを制限する

②クロールの促進

  • Google Search Consoleからインデックス登録をリクエストする
  • XMLサイトマップを送信する
  • フィードで更新情報を伝える など

以上の施策を実施し、サイト内でのクローラーの動きを最適化しましょう。

正しいHTML構造でコンテンツを作成

正しいHTML構造でコンテンツを作成することは、直接的なSEO効果こそありませんが、検索エンジンにページジュ法を正しく伝えることができるので心がけるようにしましょう。

以下の各HTMLタグの違いを理解し、適切な構造でのコンテンツ作成を意識してください。

意味
h1見出しページ内容全体を表す見出し※1ページ1つ
h2見出し大見出し
h3,h4,h5見出し中見出し~小見出し
本文(p)本文
タイトル(title)ページのタイトル
ディスクリプション(description)ページの説明文
画像(img)画像
画像の説明文(alt)画像の説明文
外部サイトの引用(blockquote)リンクの文章
リストタグ(list)箇条書きリスト
表(table)表の作成

正しいHTML構造で作成することにより、検索エンジンだけでなく、ユーザーにとってもわかりやすくなるでしょう。
上表の内容を理解し適切なマークアップでコンテンツを作成することを心がけてください。

構造化データのマークアップ

構造化データのマークアップをすることで、検索エンジンがWebページの内容を理解しやすくなり、検索結果での表示を改善し、クリック率向上に貢献します。

構造化データとは、Webページ上の情報を特定の形式で記述し、検索エンジンが理解しやすいようにタグ付けしたデータのことです。これにより、検索エンジンはページの内容を正確に把握し、検索結果にリッチスニペット(詳細な情報を含む検索結果)を表示したり、検索順位を向上させたりすることにつなげられます。

ページ表示速度の改善

サイト表示速度は、検索ランキングの要因の一つであるため、高速で快適なサイトを目指して改善を続けましょう。

Googleも以下のように明言しています。

検索ランキング アルゴリズムに「サイト速度」という要素を取り入れる

Google Search Central「Using site speed in web search ranking」

また、そもそもSEO関係なくページの表示速度はユーザー体験を高めるうえで非常に大切です。
Googleの調査で、ページの表示速度が1秒から3秒になると直帰率が32%になるというデータも報告されているように、ユーザー満足度や売上にも大きな影響を与えます。

以下のような方法でページ速度改善を目指しましょう。

STEP
まずは現在のページ速度を計測する

PageSpeed Insightsというツールで、現在のページ速度を計測することができます。

PageSpeed Insights

上図のように、細かく計測結果や分析データが表示されるので非常に参考になります。

STEP
改善施策を実施する

計測の結果、ページの表示速度に課題があるという場合は以下のような方法で改善を目指しましょう。

  • 画像を軽量化する
  • ページのソースコードを軽くする
  • キャッシュを活用する
  • CDNを実装する
  • AMPを実装する など

これらの方法でページ速度を改善していきましょう。

モバイルフレンドリーなサイトデザイン

スマートフォンでも使いやすいモバイルフレンドリーなサイトデザインであるかどうかはSEOに直接影響をもたらします。したがってスマホ対応済みのWebサイトは、そうでないWebサイトに比べて検索順位が上がりやすくなっているのです。

なお、判定はスコアリング形式ではなく、モバイルフレンドリーかどうかという点のみです。
したがって、スマホ対応済みであれば”100点”、”非対応”であれば0点というどちらかの判定のみになります。

サイトがモバイルフレンドリーであるかどうかは、「Lighthouse」というChromeの拡張機能を使って調べることが可能です。現状、サイトがスマホ対応できていないという場合は早急に対応しましょう。

なお、サイト全体のスマホ対応が推奨されますが、評価はページ単位で行われるため、予算が足りていないという場合は、SEOによる流入を狙うページのみをスマホ対応させるというのも選択肢です。

常時SSL化(HTTPS化)

オウンドメディアが常時SSL化(HTTPS化)できているかどうかは、検索順位を決定する直接的な要因の一つです。
したがって、未対応という場合は常時SSL化することが推奨されます。

常時SSL化とは、WebサイトのすべてのページやコンテンツをSSL/TLS暗号化通信で保護することです。
通信内容が暗号化されるため、第三者による盗聴や改ざんのリスクを大幅に低減できます。

オウンドメディアのURLを確かめ、冒頭部が「https://」となっているか確かめてみましょう。
「http://」となっている場合は、常時SSL化ができていないため対応してください。

オウンドメディアのSEO対策をしたら効果測定をする

オウンドメディアのSEO対策はやって終わりではなく、必ず効果測定をするようにしましょう。
効果測定のうえ、継続的に戦略や施策の改善を続けていくことが大切です。

測定すべき指標

効果測定の際には、以下のような指標を測定するようにしましょう。

▼特に重要な指標

検索順位対策キーワードやコンテンツ毎の検索順位
検索経由の流入数検索経由でどれくらいの数ユーザーが流入しているか
セッション数Webサイトへの訪問回数
フォームページへの遷移数お問い合わせフォームページなどにどれくらいのユーザーが遷移したか
フォームページの完了率お問い合わせフォームページの完了率
コンバージョン数コンバージョン(問い合わせや資料請求などビジネス上のゴール)が発生した数
コンバージョン率(CVR)流入したユーザーのうちコンバージョンした人の割合

▼追加で測定しておくとよい指標

クリック率検索結果画面に表示されてからクリックされる割合。
インデックス数ページがどれだけGoogleにインデックスされているか。
低品質コンテンツ数サイトには低品質コンテンツがどれだけあるか。低品質コンテンツはSEOに悪影響。
滞在時間訪問者が記事に滞在した時間
エンゲージメント率いいねやシェア、コメントなどアクションを起こした人の割合
被リンク数他のサイトから自分の記事に貼られたリンクの数
SNSでの反応SNS上でのコメント、シェア、メンションなどを分析

効果測定ツール

効果測定には以下のようなツールが用いられます。

GoogleサーチコンソールGoogle公式の無料ツール。インデックス数やリンク、クリック率など測定可能。
GoogleアナリティクスGoogle公式の無料ツール。コンバージョン数/率やフォーム完了率など測定可能。
Ahrefs有料のツール。検索順位や被リンク数など競合も含め他項目が調査可能。
Semrush有料のツール。検索順位や被リンク数など競合も含め他項目が調査可能。

基本的にGoogleサーチコンソールとアナリティクスの2種の導入は必須です。ただし、本格的にSEO対策をすすめるうえで2種だけでは十分でないケースも多いので、AhrefsかSemrushどちらかの有料ツールも併せて導入するのが推奨されます。

これらのツールを用いて、定期的に各指標を測定し、SEOの課題を洗い出しましょう。
分析した課題に基づき、改善を繰り返すことがSEO対策成功への道です。

オウンドメディアのSEO対策を進める流れ・適切な戦略

ここでは、立ち上げ期からのオウンドメディアSEO対策の流れと各工程でのポイントについて解説していきます。

オウンドメディアの立ち上げ・構築段階から、SEO対策を戦略的に進めることで、より効率的に成果を生み出すことができるでしょう。反対に、無計画に進めてしまうと失敗や遠回りの要因となってしまうことも。緻密なオウンドメディア戦略の元、運用を継続していってください。

STEP
オウンドメディア立ち上げ・構築期

オウンドメディアの立ち上げ・構築段階では、あとあと大幅リニューアルということにならないよう、SEOに最適な内部構造でサイトを設計しましょう。

開発は基本的に、ホームページ制作会社に依頼することになるかと思いますが、SEO的な知識の有無は入念にチェックしてください。所感ですがほとんどのホームページ制作会社はサイトデザインに強みを持ち、SEO面の知識は乏しいという印象です。慎重な会社選びを行ってください。

また、ビジネスモデル的に可能であれば、この段階で以下のようなことも検討しておくとよいでしょう。

  • ユーザー更新コンテンツの有無
  • データベース型コンテンツの有無

ユーザー更新コンテンツは、文字通りユーザーが作成・編集できるコンテンツのことです。
自社のリソースを割くことなく、コンテンツ数が増やせるのが利点で、代表的な例にはウィキペディアが挙げられます。構築段階でビジネスモデルにマッチしそうであれば、検討しておきましょう。

また、データベース型コンテンツとは、サイトデータベースにある情報を元にページが生成・更新されるコンテンツのことです。求人サイトやグルメサイトなどが例に挙げられます。
データに紐づき、一括で大量のページを生成・編集できる点がメリットです。こちらもオウンドメディアの構築段階で必要性を検討しておきましょう。

なお、オウンドメディア立ち上げ・構築のポイントについて詳しく知りたい方は、「オウンドメディア立ち上げ手順の全工程|構築・制作の費用と成功事例」を参考にしてください。

STEP
運用開始期

運用開始期は、KPIを検索順位やセッション数に設定し、以下の施策を中心に実施しましょう。

  • キーワード選定
  • 新規コンテンツ制作

流入が十分でないこの段階で、コンバージョン率を追っても無駄に終わるケースが多いです。
とにかくセッション数を増やすことにリソースを集中させたほうが効率よく成果を出せるでしょう。

STEP
成長期

成長期では、KPIをコンバージョン数、検索順位、セッション数に設定し、以下の施策を中心に実施しましょう。

コンバージョン数に対する施策

  • コンバージョン導線の改善
  • フォームページの改善

検索順位・セッション数に対する施策

  • 新規コンテンツの追加制作
  • コンテンツのリライト

また、検索順位がコンテンツSEOだけで改善しきれないという場合には、外部施策も実施してください。
被リンク獲得しやすいコンテンツの制作と設置依頼営業を中心に進めていきましょう。

STEP
成熟期

成熟期は、KPIをコンバージョン数、コンバージョン率にっ設定し、以下の施策を中心に実施しましょう。

コンバージョン数に対する施策

  • コンバージョン導線の改善
  • フォームページの改善

また、検索順位も軒並み1位~3位を獲得でき、コンバージョン率もこれ以上伸びないという段階まできたら、以下のようなことを実施してみることで、コンバージョン数をさらに伸ばすことができます。

  • キーワードを再度選定してみる
  • SEO以外の集客経路を作る
  • コンテンツに流入したユーザーへ「リマケ広告」を配信してみる
  • サテライトサイトを作成する

以上のような施策を実施して、オウンドメディアのさらなる拡大を目指していきましょう。

オウンドメディアのSEO対策を行う際の注意点

オウンドメディアのSEO対策を行う際には、以下のような点に注意してください。

  • 小手先のテクニックよりもユーザーファーストが重要であることを忘れない
  • ブラックハットな施策は実施しない
  • 外注するならパートナー選びは慎重に

それぞれ詳しく見ていきましょう。

小手先のテクニックよりもユーザーファーストが重要であることを忘れない

SEO対策において、小手先のテクニック的な要素は多くありますが、何より重視すべきはユーザーの満足度です。

筆者は長年SEOに取り組んでいますが、経験上ユーザーに焦点をあてていないサイトのSEO対策は必ず失敗します。

小手先のテクニックは短期的には通用しても、長期的に見ると検索エンジンのアップデートにより意味が無くなるケースが多くあります。一方で、自社のサイトで検索ユーザーをどれだけ満足させられるかということに焦点を当てた施策は、長期的に通用し続けるものです。

実際、現在の検索エンジンは従来より進化しており、”サイト内でユーザーがどれだけ良い動きをしているか”という「ユーザー行動指標」が検索ランキングの評価要素の一つとなっています。
今後もこの動きは加速するとみられるでしょう。

ユーザーに焦点を当てた施策を継続し続けることが、SEO対策成功への近道です。

ブラックハットな施策は実施しない

Googleにスパムとして認定されるような、いわゆる”ブラックハットな施策”は絶対にしないようにしてください。

スパムとして認定され、ペナルティを受けてしまうと検索順位が上がらないどころか、サイトがほとんど検索結果に表示されなくなってしまう場合もあります。

以下のような施策は実施しないようにしましょう。

  • 被リンクの購入
  • 隠しテキスト・隠しリンク
  • 中古ドメインの不正使用
  • サブディレクトリ貸し
  • 生成AIによる独自性のないコンテンツの大量制作 など

上記以外のブラックハット施策について詳しく知りたい方は、「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー」を参考にしてください。

短期的な利益にとらわれて、これらブラックハットな施策を実施するのはリスクが非常に大きいです。
絶対に実施しないようにしてください。

外注するならパートナー選びは慎重に

オウンドメディアのSEO対策に外部パートナーの力を借りるという場合、慎重な会社選びが重要です。

以下のような項目を確認の上、信頼できるSEO対策支援会社を選びましょう。

  • 実績:これまでの支援実績から会社の実力や得意分野を把握しましょう。
  • 担当者の実力:会社の実力以上に担当者の実力が重要です。契約前に確認しておきましょう。
  • 提案内容:契約前の施策に関する提案内容が適切であるかどうか確認しておきましょう。
  • 熱量:同じ熱量でSEO対策に取り組んでくれる会社かどうか把握しておきましょう。
  • 費用・料金体系:予算に合っているか、明確な料金体系になっているか確認しておきましょう。
  • コミュケーション:レスポンスのスピードや相談対応の親切度などを確認しておきましょう。

以上の点を確認し、複数の企業を比較したうえで信頼できる外注先を選びましょう。

なお、信頼できるSEO対策支援会社の選び方について詳しく知りたい方は、「SEO対策代行の外注メリット&発注先の選び方&おすすめ優良企業」を参考にしてください。

知っておきたい2024年の重要SEOトレンド

ここでは、2024年の重要SEOトレンドをご紹介いたします。
Googleをはじめ検索エンジンは頻繁にアップデートを繰り返しており、SEOのトレンドは絶えず変化していくものです。SEOトレンドに常時キャッチアップして、競合に負けないよう努力を続けてください。

弊社が選ぶ2024年の重要SEOトレンドは以下の通りです。

  • AIの活用とコンテンツの質の両立
  • E-E-A-T
  • YMYL
  • 多様な検索結果への対応

それぞれ見ていきましょう。

AIの活用とコンテンツの質の両立

ChatGPTをはじめとする生成AIが続々と登場し、現在ではコンテンツ制作に活用する企業が多くいます。

一方でAIの活用により、「コンテンツの質の低下」や「独自性のないコンテンツの大量生成」といった問題も発生している状況。これらを危惧し、Googleでも大量生成されたコンテンツの不正使用がスパムとして新たに設定されました。

生成AIを使用して、ユーザーにとって価値のないページを大量に生成しトラフィックを稼ぐ手法はスパムとしてペナルティ対象となります。、Googleは質の高いコンテンツを重視する姿勢を明確にしているのです。

このような背景から、便利なAIを活用しつつ、どれだけコンテンツの質を高められるかが今後しばらく重要となってくるでしょう。

AI生成コンテンツであっても、独自性や専門性、網羅性などを兼ね備え、ユーザーにとって価値のある情報を提供することが重要です。

なお、AIを使ったコンテンツ作成について詳しく知りたい方は、「AIは記事作成に活用できる?おすすめのAI文章生成ツール10選」を参考にしてください。

E-E-A-T

E-E-A-T (Experience, Expertise, Authoritativeness, Trustworthiness) とは、Googleがコンテンツの評価基準として2022年の12月から追加した要素です。導入以降、ますます重要性が高まってきており、今後もE-E-A-Tを意識したサイト作り・SEO対策が重要になってくるでしょう。

E-E-A-Tとは、以下の4つの頭文字を取ったものです。

  • Experience(経験): そのトピックに関する実体験や経験を持っているか。
  • Expertise(専門性): そのトピックに関する専門知識やスキルを持っているか。
  • Authoritativeness(権威性): その分野において信頼できる情報源として認められているか。
  • Trustworthiness(信頼性): 提供する情報が正確で信頼できるものであるか。

これらの経験、専門性、権威性、信頼性を兼ね備えたコンテンツが上位表示されやすくなります。

E-E-A-Tを高めるための対策には以下のような方法が挙げられるでしょう。

  • 著者情報の充実:著者名、経歴、専門分野などを明記し、専門性をアピールする。
  • 外部からの評価:権威あるサイトからのリンクや言及を獲得し、権威性を高める。
  • 信頼できる情報源の引用:信頼できる情報源を引用し、情報の正確性を裏付ける。
  • セキュリティ対策:SSL化など、セキュリティ対策を徹底し、信頼性を高める。

E-E-A-Tを意識して、コンテンツ制作やSEO対策を進めていきましょう。

なお、E-E-A-Tについて詳しく知りたい方は、「E-E-A-T(旧E-A-T)とは?評価基準と対策方法20選」を参考にしてください。

YMYL

YMYL (Your Money or Your Life) とは、金融、健康、安全、ニュースなど、人の生活や幸福に大きな影響を与える可能性のある情報のことです。

GoogleはYMYL分野のコンテンツにおいて、特に高いE-E-A-Tを要求しています。

YMYL分野でSEO対策に取り組む場合には以下のような点を重視しましょう。

  • 専門家による監修:専門家による監修やファクトチェックを行い、情報の正確性を担保する。
  • 最新情報の更新:法律やガイドラインの変更など、最新情報を常に把握し、コンテンツを更新する。
  • 信頼できる情報源の提示:信頼できる情報源を明記し、情報の透明性を高める。
  • ユーザーからのフィードバック:ユーザーからの質問やコメントに積極的に対応し、信頼関係を構築する。

YMYL分野においては以上のような施策に取り組み、信頼性の高いコンテンツ制作を進めましょう。

多様な検索結果への対応

現在Googleの検索結果には、記事だけでなく動画や画像など、多様なコンテンツを表示されています。

したがって、ビジネスモデルによっては従来のテキストだけでなく、画像、動画、音声、ローカル情報など、様々な形式のコンテンツに対応することが重要です。

例えば、クリニックなど医療機関であればローカル情報が上位に表示される傾向があるため、重視するべきでしょう。

ローカル情報の例

このようにビジネスモデルによっては、テキスト形式のコンテンツ以外でも上位表示することが大切になってきます。

▼テキスト形式コンテンツ以外の検索結果の例

  • 動画:Youtubeなどにアップされた関連の動画が上位表示されることがある
  • 画像:画像もテキスト形式のコンテンツとともに上位表示されることがある
  • ハッシュタグ:ハッシュタグ付きのコンテンツが上位表示されることがある
  • ローカル情報:Googleマップ情報が上位表示されることがある

特に動画とローカル情報での上位表示を目指すことは、それぞれ動画SEO、MEO対策という呼び名がつくなど、重視する企業が増えています。

自社のビジネスモデルにマッチする検索結果での上位表示を目指しましょう。

オウンドメディアのSEO対策成功事例:他社の成功から学ぶ

オウンドメディアのSEO対策成功事例を紹介いたします。

事例①:圧倒的に高品質なコンテンツで立ち上げ6ヶ月で大手に勝利

自社事例を紹介します。弊社では、創業時に第一の事業としてPOSレジのアフィリエイトメディアを立ち上げました。
POSレジとは、お店で使うレジのことです。

創業して間もないころでしたので予算もなく担当者も当方1名、ドメインも新規で弱い中、競合である大手メディアに勝つ方法に悩んでいました。そこで、各コンテンツの質で競合に圧倒的な差をつけるということを試みることにしてみました。

最もコンバージョンが発生しやすいキーワードである「POSレジ ランキング」に対策したコンテンツでは、他社平均が1万字前後のなか、10万字と圧倒的に網羅的で内容の濃いコンテンツを制作しました。

また、以下のようにオリジナルなイラストも複数作成し、ユーザーが自分にあったPOSレジを選べるようにこだわっています。

結果、上場企業が運営するような大手メディアを立ち上げ6ヶ月で追い抜き、「POSレジ ランキング」で検索1位※を獲得することができました。※2024年6月時点

このように、SEO対策は総合力勝負なので、ドメインの力や予算、リソースで劣っていてもコンテンツの質で圧倒的に差をつけることで逆転可能なのです。

上記以外のオウンドメディア成功事例を見たい方は、以下の記事を参考にしてください。

オウンドメディアのSEO対策に関するよくある質問

SEO対策にかかる費用はどれくらい?

SEO対策にかかる費用は、対策の内容、規模、期間、依頼する会社によって大きく異なります。

各SEO対策方法の費用を図にすると以下の通りです。

【図解】SEO対策にかかる費用の全体像

基本的にSEO対策に取り組むにあたっては、総合的な支援ができる「SEOコンサルティング」サービスが第一選択肢となるでしょう。SEOコンサルティングの費用相場は、20~50万円/月になります。

なお、SEO対策にかかる費用について詳しく知りたい方は、「SEO対策にかかる費用相場や料金体系・見積もり・内訳を徹底解説」を参考にしてください。

また、オウンドメディアの構築から運用までにかかる費用について詳しく知りたい方は、「オウンドメディア構築~運用の費用相場|料金別特徴・節約ポイント」を参考にしてください。

SEO対策を外注する際のポイントは?

SEO対策を外注する際は、信頼できるパートナー選びが最重要です。

以下のようなポイントに注目して、外注先を慎重に選定しましょう。

  • 実績・実力
  • 費用・料金体系
  • 提案内容
  • コミュニケーション
  • その他のチェック項目

なお、SEO対策外注先の選び方について詳しく知りたい方は、「SEO対策代行の外注メリット&発注先の選び方&おすすめ優良企業」を参考にしてください。

まとめ|戦略的なSEO対策でオウンドメディアの成果を最大化させよう

ここまで、オウンドメディアのSEO対策について様々な観点から詳しく解説してきました。

検索ランキングを決定づけるアルゴリズムは200以上あると言われており、SEO対策の施策数は膨大です。
やることが極めて多い分、効率良く成果を出すためには、戦略設計が重要。

自社の状況や予算、リソース、競合のことを考えどのようにSEO対策を進めるか緻密な戦略を策定しましょう。

オウンドメディアの運用にお困りではないですか?
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現在、上記のようなお困りごとがありましたら、オウンドメディア運用で圧倒的な成果を創出してきた我々『ULTRA』へご相談ください。徹底的に定量的な成果を追求し、戦略設計から施策の実行、インハウス化支援まで、ニーズに合わせた最適なプランで強力にサポートいたします。

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この記事を書いた人

渡邉 志明(SEOニキ)のアバター 渡邉 志明(SEOニキ) シュワット株式会社|代表取締役

これまで複数のwebメディアの立ち上げ~黒字化にPM・SEO責任者として携わる。コンテンツSEOによるメディアのグロースやインハウス化支援が得意。SEOディレクターとして600以上のコンテンツで検索1位を獲得した実績を持つ。POSレジなどのITツール導入支援もしている。