- オウンドメディアの記事作成手順と各工程でおさえておきたいポイント
- 良質な記事を書くコツ
- 作成すべき記事の数や外注時のポイント など
この記事の著者:渡邉 志明(シュワット株式会社 代表取締役)
これまで複数のオウンドメディアの立ち上げ~黒字化にPM・SEO責任者として携わる。コンテンツSEOによるメディアのグロースやインハウス化支援が得意。
オウンドメディア運用にあたり、重要かつ多くの時間を割くことになる記事作成。
良質な記事を作成できれば、オウンドメディアで得られる成果を大きく増やし事業成長に貢献できます。
しかし良質な記事の作成には高いレベルのスキルが求められ、ノウハウの乏しい企業ではまず成功できません。
そこで本記事では、オウンドメディアで記事作成を進める際に知っておきたいことをプロの目線から徹底解説。
記事作成の正しい手順や各工程でおさえておきたいポイント、良質な記事の書き方、記事外注のポイントなど、完全網羅で解説した記事となっています。
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オウンドメディアの記事作成を始める前に決めておきたいこと
オウンドメディアの記事作成に着手する前に以下の4点は事前に決めておく必要があります。
- オウンドメディアの運用目的
- 作成する記事の種類
- 作成する記事の数
- 内製か外注か
それぞれ詳しく見ていきましょう。
オウンドメディアの運用目的
記事作成に着手する前に、まずはオウンドメディアの運用目的を決めましょう。
記事作成はあくまで目的達成のための手段。
先にゴールを決めておかなければ、どんな記事を作成すべきかわかりません。
まずは、自社のオウンドメディア運用目的が以下のうちどれに当てはまるか決めておきましょう。
- 商品の販売
- リード(見込み客)の獲得
- 認知拡大・ブランディング
- 人材採用
- 広告収入の獲得(アフィリエイト、Google AdSenseなど)
そのうえで、目的から逆算してどんな記事を作成する必要があるのか検討しましょう。
なお、オウンドメディアの目的設定方法について詳しく知りたい方は、「オウンドメディア戦略設計ガイド|目的・目標設定、運用方法まで」を参考にしてください。
作成する記事の種類
オウンドメディアに掲載する記事には以下のような種類があります。
種類 | 作成目的 |
---|---|
SEO記事 | 検索エンジンから集客する |
エデュケーショナル記事 | 訪問ユーザーの悩みを解決する |
記事型広告 | 広告感を抑えて集客 |
企画型記事 | 企画のユニークさでSNSやネット上での”バズ”を狙う |
自社の商材や得意不得意、競合の手法などを加味し、どんな種類の記事がどれだけ必要か決めておきましょう。
なお、ほとんどのオウンドメディアにおいて作成すべき記事の9割程度がSEO記事になります。
SEO記事は、集客力が高いことに加えて、ノウハウがわかっていればどんな企業でもそれなりに成果を出すことが可能です。
一方で、記事型広告や企画型記事は作成難易度が高く、高いスキルが求められます。
また、特に企画型記事のバズの再現は難しいため、高いスキルがある場合や予算に余裕がある場合を除き、まずはSEO記事の作成をメインに進めましょう。
作成する記事の数
作成する記事の数も予算や達成目標を加味して検討しましょう。
なお、制作すべき記事の数はオウンドメディアごとに大きく異なるので一概には言えませんが、新規で立ち上げた場合、まずは30記事程度作成するケースが多いです。
SEO記事の数は、決め方があるのでご紹介します。
SEO記事の作成数を決める方法(クリック/タップで詳細を確認)
SEO記事作成数を決める方法について説明する前に、前提知識として「SEO」について簡単に解説します。
まず、特定の検索キーワードで上位を獲るための条件は下図の通りです。
上記の各条件を、他のオウンドメディアよりも総合的に高いレベルとすることで、検索上位を獲得することができます。
SEO記事の作成数に関わるのは、上記のうち「キーワードに関連するトピックに関する情報がサイト全体で充実している」という条件です。
実際の例を挙げて説明してみましょう。例えば、新宿にある皮膚科クリニックのオウンドメディアが「粉瘤 新宿」という検索キーワードで検索上位を目指すとします。
その場合、下図のように粉瘤というトピックに関するページがサイト全体で充実しているオウンドメディアの方がSEO的に高評価になるのです。
実際、2024年7月現在「粉瘤 新宿」で検索1位に表示されているクリニックは、以下のように粉瘤というトピックに関連するコンテンツを多数公開しています。
したがって、SEO記事の作成数を決める際には、トピック毎に競合よりも対策できるキーワード数が充実するように記事数を設定するとよいのです。
ここまでの内容を考慮したうえで、まずは対策キーワードを選定し、以下のようにキーワードリストを作成しましょう。
キーワードリストができたら、キーワードに優先順位をつけてください。
そのうえで、以下のような条件を加味して記事数を調整。優先度の高い記事数を作成してください。
- 他の条件(被リンク評価、内部構造評価)で競合を上回っている場合、記事数は少なくて良い
- コンテンツ自体の評価で競合を上回れる自信がある場合、記事数は少なくて良い
- 予算や社内リソース
なお、対策キーワード選定方法について詳しく知りたい方は、「SEOキーワード選定完全ガイド|実行手順や注意点・活用ツールまで」を参考にしてください。
上記の決め方や自社の予算、使用できるリソースも加味し、作成する記事数を決定しましょう。
なお、SEOと記事数の関係性や適切な数の決め方について詳しく知りたい方は、「SEO対策に必要な記事数は?決め方や質の高い記事を量産する方法」を参考にしてください。
内製か外注か
記事を内製するか外注するかどうかも決めておきましょう。
それぞれのメリット・デメリットおよび判断基準は以下の通りです。
内製のメリット・デメリット
記事内製のメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
- 自社の制作意図をスムーズに反映できる
- 外注費用がかからない
- ノウハウが蓄積される
- 情報漏洩リスクが低い
デメリット
- ノウハウがなければ成果を出すのはまず無理
- 時間がかかる(1記事10~20時間)
外注のメリット・デメリット
記事外注のメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
- ノウハウが無くても成果が出せる
- 社内リソースの負担が削減できる
- 質の高い記事を短期間で大量に作成できる
デメリット
- 外注費用がかかる
- 情報漏洩のリスクがある
- 質の低い業者が存在する
内製すべきか外注すべきかの判断基準
内製・外注それぞれのメリットとデメリットを加味し、以下のような基準でどちらにするか判断すると良いでしょう。
- 記事作成ノウハウあり×リソースなし→外注
- 記事作成ノウハウあり×リソースあり→内製・外注ミックス
- 記事作成ノウハウなし×リソースなし→外注
- 記事作成ノウハウなし×リソースあり→外注+内製化支援サービスの利用
なお、基本的に内製よりも外注の方がコスト面は抑えられるという点も付け加えておきます。
例えば、SEO記事の制作であれば、1記事あたり大体10~20時間程度の時間がかかる場合が多いです。
例えば、給与40万円の社員が対応した場合、1記事あたりのコストは25,000円~50,000円になります。
一方で記事外注した場合、依頼先にもよりますが5,000字の記事であれば15,000円~35,000円程度になるため、実質的に費用は抑えられる場合が多いと言えるでしょう。また、外注は変動費になるため、経営視点的にも使いやすいです。
以降の章では、「内製する場合の作成方法」と「外注する場合のポイント」についてそれぞれ解説しています。
内製を考えている方は、このまま順番に読み進めてください。
外注を考えている方は、まず「オウンドメディアの記事作成外注のポイント」から読むのがおすすめです。
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オウンドメディアの記事作成手順
オウンドメディアの記事作成手順は以下の通りです。
①対策キーワードの決定 | 記事を上位表示させたいキーワードを決める |
②記事構成案の作成 | 記事のプロット(見出し構成案)を作る。SEO記事なら最重要の工程。 |
③構成案に沿って執筆 | 構成案に沿って記事の本文を執筆する。SEOライティングの理解が重要。 |
④編集 | 完成した記事をより伝わりやすい形に改善する。執筆者と別の人が担当。 |
⑤校正・校閲 | 記事に誤字脱字や情報の誤りがないかなどを確認する。 |
⑥入稿・公開 | 記事をオウンドメディアのCMSに入稿しWeb上に公開する。画像も併せて追加。 |
⑦効果測定 | 記事公開後の検索順位やコンバージョン率を測定する。 |
⑧リライト | パフォーマンスが悪い記事を加筆・修正する。 |
以降の章で、各工程についてそれぞれ詳しく解説していきます。
記事作成手順①対策キーワードの決定
まずはこれから作成する記事をどのキーワードで上位表示させるか、対策キーワードを決定しましょう。
なお、この段階でまだ”対策キーワードリスト”を作成していない場合は、「SEOキーワード選定完全ガイド|実行手順や注意点・活用ツールまで」を参考に、作成してください。
SEO記事を上位表示させるためには、対策キーワードを検索しているユーザーの疑問や課題を解決できる記事を作成する必要があります。
検索キーワード毎にユーザーの検索意図は異なるので、作るべき記事の内容も変化します。
例えば、「勤怠管理システムとは」と「勤怠管理システム おすすめ」とでは、ユーザーの知りたい情報が異なっているのがおわかりでしょうか。
キーワード | 勤怠管理システムとは | 勤怠管理システム おすすめ |
---|---|---|
検索意図 | 勤怠管理システムの定義や機能、基礎知識を知りたい | 具体的なおすすめの勤怠管理システムについて知りたい |
適切な記事内容 | 勤怠管理システムについて基礎から解説する記事 | おすすめの勤怠管理システム をピックアップして紹介する記事 |
実際に検索してみるとわかりますが、異なる検索意図を持つキーワードでは上位に表示される記事が異なります。したがって、事前に対策キーワードを決めたうえで、その検索意図を満たせるような記事を作成することが大切です。
記事作成手順②記事構成案の作成
対策キーワードが決まったら、記事構成案を作成しましょう。
記事構成案とは、以下のようなタイトルや見出しが記載された構成案のことを指します。
記事構成案は以下のような理由から、SEOで成果を出すためには非常に重要です。
- ユーザーにとって読みやすい記事になる:論理的で分かりやすい記事の構成になる
- 検索エンジンにとって読みやすい記事になる:titleタグ、hタグ、pタグを適切な構造で記載できる
- キーワードを効果的に配置できる:キーワードを記事内に正しく配置できる
それでは、記事構成案の作成方法を解説します。
記事構成案は以下の手順で作成してください。
関連キーワードの調査
まずは、対策キーワードの関連キーワードを調査し検索意図を考えるヒントにしましょう。
関連キーワードは以下の3項目を調査してください。
- サジェストキーワード:検索テキスト入力窓に表示されるキーワード候補
- 関連する質問:検索結果画面に表示される質問
- 関連性の高い検索:検索結果画面下部に表示されるキーワード群
実際に検索してみて、以下のように表示される関連キーワードをメモしておきましょう。
上記のうち、「関連する質問」「関連性の高い検索」に関しては再検索キーワードとも呼ばれます。
再検索キーワードには、以下のような内容が含まれており、適切に記事内に盛り込むことでユーザーの検索意図を満たすことができるでしょう。
- 検索結果の記事を読んでユーザーがさらに知りたくなった内容に関連するキーワード
- 検索結果では疑問が解決できず再度検索した際にユーザーが使ったキーワード
- 目的の情報にたどり着きやすいようにグーグルが提案しているキーワード など
調査した関連キーワードを元にユーザーの検索意図を考え、記事に反映してください。
上位記事の分析
すでに検索上位に表示できている記事は、検索意図を満たした内容になっている可能性が高いため、検索意図の分析に役立ちます。
上位記事の分析では、検索15位くらいまでの記事に記載されている要素をMECE(漏れ無し・ダブり無し)で整理しましょう。
要素を整理したら、以下のようにメモしておいてください。
実際に構成を考える際にヒントとなるようにわかりやすくまとめておきましょう。
上位記事分析を通じて、検索ユーザーが感じている疑問や課題、記事に盛り込むべき内容がかなり見えてくるはずです!
ターゲット(ペルソナ)の設定
これまでの調査・分析を元にターゲット(ペルソナ)を設定してください。
ターゲット(ペルソナ)を考えることで、どんな内容を盛り込めばよいか、どんな順序で説明すればよいか、どんな文調にすればよいか、といった情報が検討できます。
ターゲットはペルソナのレベルまで深堀することが大切です。
ターゲットとは、「30代 男性」といように見込み客の属性を指します。
一方でペルソナとは「佐藤次郎、32歳、東京渋谷区在住、IT企業勤務、年収800万円程度、結婚済み、子どもあり」といった、より具体的な架空のターゲットのことです。
ペルソナには色々な作り方がありますが、SEO記事作成時には検索時の状況をストーリー仕立てで考えるのが推奨されます。
以下の事例のように、誰がどういった経緯で検索するに至ったか、検索時の状況を考えてメモしておきましょう。
ペルソナ検討時には以下のようなポイントを含めるようにすると、検索意図を考えるうえで大きなヒントになります。
- ペルソナの人物像
- 検索に至った背景
- 検索している内容に関する知識レベル
以上の内容を入念に考えておくことにより、より良い記事が制作できるでしょう。
ユーザーニーズ(検索意図)の分析
関連キーワード調査・上位記事分析・ターゲット(ペルソナ)設定の情報を元に、ユーザーニーズ(検索意図)の分析を行いましょう。
SEOで上位表示される記事は、ユーザーが検索で解決したい疑問や課題に対して包括的に答えた記事です。
したがって、ユーザーニーズ(検索意図)を正しく理解することにより、何を記事に書くべきかが明確になります。
ユーザーニーズは顕在ニーズと潜在ニーズをそれぞれ以下のように箇条書きで記載するとよいでしょう。
顕在ニーズと潜在ニーズを考える時も、MECEを意識することが大切です。
また、この段階で考えたユーザーニーズが実際のユーザーのものとズレていると記事内容もズレてしまうことになります。慎重に検討するようにしましょう。
なお、検索意図の分析方法について詳しく知りたい方は、「検索意図とは?SEOにおける重要性や分類、分析方法、活かし方」を参考にしてください。
記事のゴールを定義
ユーザーニーズがわかった段階で、具体的な記事内容の検討に入れるのですが、その前に記事のゴールを定義しておきましょう。
記事を作成する理由には、ただユーザーにとって役立つ情報を提供することだけでなく、ユーザーを自社のビジネス上のゴールへと誘導することも含まれます。
したがって、記事を読んだユーザーをどのようなゴールへと導くかあらかじめ定義しておくことが大切です。
ゴールの定義とそこに至るまでのユーザー心理の動きを、以下のようにストーリー仕立てで記載するとよいでしょう。
記事毎にゴールを明確に定義し、達成に至れるように内容をコーディネートすることで、オウンドメディアのパフォーマンスが大きく向上します。
ゴール達成までに必要な要素を整理
ゴールが定義出来たら、達成までにどんな内容がどのような順序で必要か、要素を整理しましょう。
次のステップで作成する見出し構成案のベースとなるものです。
ここまでのステップで考えたユーザーニーズやゴール、ゴール達成工程にならって、適切な順序で漏れなく要素を記載しましょう。
見出し構成(骨子)案を作成
前のステップで考えた要素をより細分化して、記事の見出し構成案を作成しましょう。
見出しをhタグ単位で整理して記載してください。
また、記事のタイトルなどもこの段階で検討しておくとよいでしょう。
なお、記事構成案作成時には以下のようなポイントも抑えておきましょう。
- 見出し(h1,h2,)の文章前半に自然な形でキーワードを配置する
- キーワードはできるだけ見出しの左側に
- 流し読みでも見出しだけで記事内容を把握できるようにする
- ライターに執筆してほしい内容を指示する※外注の場合
- 参考記事リンクも記載する(記事内で参考文献として発リンクできる権威性の高いサイトも記載)
SEO記事を制作するうえでは、ユーザーの検索ニーズを満たすことが何より重要ですが、正しくキーワードを配置することも大切です。大見出し(h2見出し)やタイトルには自然な形で対策キーワードを盛り込むようにしましょう。
これで、記事の構成案が完成です。次は構成案に沿った執筆を行います。
なお、記事構成案の作成方法についてさらに詳しく知りたい方は、「SEOに強い記事構成案の作り方完全ガイド|テンプレート&例あり」を参考にしてください。
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記事作成手順③構成案に沿って執筆
構成案が完成したら、いよいよ本文の執筆を開始します。
執筆におけるポイントは、ユーザーにとっても検索エンジンにとってもわかりやすい文章とすることです。
そのような文章を目指して記事を執筆することをSEOライティングと言います。
SEO記事では人間であるユーザーにとってわかりやすいだけでなく、ロボットである検索エンジンにとってもわかりやすいことが大切です。以下のようなSEOライティングのコツを抑えて文章を執筆しましょう。
- 検索エンジンにもユーザーにも理解しやすい文章を心がける
- 結論ファースト(各見出しの直下に結論を記載すると検索エンジンが内容を理解しやすい)
- こそあど言葉は検索エンジンが理解しにくいのでなるべく使わない
- 比喩表現も検索エンジンが理解しにくいのでなるべく使わない
- 1回読んだだけで理解できるような文章を目指す
- 1文1義(言いたいことは1文にひとつ)
- 冗長な表現はNG
- 語尾は統一する
- 主語と述語は近くに置く
- 主語と述語をねじれ関係にしない
- 共起語(上記記事に共通して含まれている語句)を意識する など
上記の他にも、SEOライティングのポイントは数多くあります。詳しく知りたい方は「SEOライティングとは?プロが実践する39のコツ<初心者必見>」を参考にください。
記事作成手順④編集
執筆が完了したら、記事の編集をしましょう。
記事の編集とは、既存の記事の内容を変更したり、新しい情報を追加したり、不要な部分を削除したりすることでの質を向上させ、読者にとってより価値のある情報にすることです。
SEO記事の編集では以下のようなことを実施します。
- 加筆・修正:表現の改善、情報の追加・更新などを行います。
- 削除:不要な情報、不正確な情報、重複している情報などを削除します。
- 構成変更:執筆された分を見たうえで構成を見直し、より読みやすく、理解しやすいようにします。
- 画像・動画の追加:記事の内容を補完するために、画像や動画を追加します。
- SEO対策:キーワードが正しく配置されているか、SEOライティングができているかなどを確認します。
- オウンドメディアの記載ルール:メディアとしてのルールに沿って記事が書かれているかを確認します。
編集をするメリットは以下の通りです。
- 情報の質の向上:記事の質が向上し、読者にとってより価値のある情報になります。
- 読者の増加:記事が検索結果の上位に表示されるようになり、読者が増えます。
- 信頼性の向上:正確で客観的な情報を提供することで、信頼性が向上します。
なお、編集は基本的に執筆者と別の担当者が対応してください。
また、編集担当者には執筆担当者よりも高いスキルを持つ人を配置するようにしましょう。
記事の編集について詳しく知りたい方は、「Web記事の編集とは?仕事内容や作業の流れ、校正との違いをプロが解説」を参考にしてください。
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記事作成手順⑤校正・校閲
記事の校正・校閲とは、記事の品質を向上させるための最終的なチェック作業です。
校正と校閲は、以下のようにそれぞれ異なる視点から記事をチェックします。
- 校正
-
誤字脱字、表記ゆれ、文法的な誤り、体裁の不統一などを修正し、文章の正確性と読みやすさを確保することを目的に行います。
▼チェック例
- 誤字脱字:「影響」を「えいきょう」と表記している部分を修正
- 表記ゆれ:「ウェブサイト」と「Webサイト」の表記を統一
- 文法的な誤り:「である」調と「ですます」調が混在している部分を統一
- 体裁の不統一:段落の字下げや行間隔を統一
校正は、校正担当者もしくは編集担当者が行う場合が多いです。
- 校閲
-
内容の正確性、論理の整合性、表現の適切性などを確認し、記事の信頼性と質を高めることを目的に行います。
▼チェック例
- 内容の正確性:記載されている数値や日付が正しいか、引用元の情報と一致しているかを確認
- 論理の整合性:主張と根拠が矛盾していないか、論理の飛躍がないかを確認
- 表現の適切性:差別表現や不快感を与える表現がないか、専門用語が適切に使用されているかを確認
校閲は、専門知識が必要な場合もあり校閲担当者が行う場合が多いです。
また、専門性の高い記事を外注する場合は、社内の人材で校閲を行うようにしましょう。
なお、校正にはChatGPTなどAIツールの活用も便利です。
校正・校閲は、記事の公開前に必ず行うべき作業です。時間やコストがかかることもありますが、記事の質を高めるために必要な投資と言えるでしょう。
なお、校正・校閲について詳しく知りたい方は、「Web記事の校正・校閲とは?作業内容の違いやコツ、文章校正ツールを紹介」を参考にしてください。
記事作成手順⑥入稿・公開
記事の校正・校閲が完了したら、CMSに入稿し公開作業を進めましょう。
ここでは、CMS入稿において大切なことと、作業を効率化するポイントについて解説します。
CMS入稿において大切なこと
CMS入稿をする際は以下のようなことが大切です。
- ユーザーが読みやすいようにマーカーをつけたり背景色を変えたりする
- 画像にalt属性(代替テキスト)を入力する
- タイトルタグ、メタディスクリプション、見出しタグなどを適切に設定する
- 記事の内容と関連したページへの内部リンクを設定する
- 画像のファイルサイズを最適化して、ページの表示速度を改善する
- モバイル端末での表示も確認する
- 改めてコンテンツが読みやすいか、理解しやすいか、確認する など
CMS入稿作業を効率化するポイント
サイトが使っているCMSにもよりますが、入稿作業を効率化するポイントは以下の通りです。
- 入稿時にコーディング不要なCMSを使用する
- 入稿時のコーディングが必要な場合はGoogleドキュメントのHTML化ツールを使用する
- よく使うデザインにはテンプレートを作成しておく
- 入稿担当者向けのマニュアルやチェックリストを整備する
- 外注する
記事をユーザーが読みやすいデザインにすることは、重要。
記事内でのユーザー行動が改善されるため間接的にSEO的な効果の向上も期待できます。
CMS入稿のポイントを抑え、より良い記事の公開を心がけましょう。
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記事作成手順⑦効果測定
記事は公開して終わりではなく、効果測定を行いPDCAサイクルを回し、継続的に改善を続けることが大切です。
測定項目
以下の項目は重要なので基本的に測定しましょう。
- 検索順位:対策キーワードにおける記事の検索順位
- 検索流入数:検索からどれくらいのユーザーが流入しているか
- クリック率:検索結果画面に表示された後にクリックされた割合
- コンバージョン数:資料請求、購入、会員登録など、目標として設定した行動の数
- CVR(コンバージョン率):訪問者全体のうち、コンバージョンに至った割合
上記の他、以下のような指標も測定すると記事やオウンドメディアの改善に活かすことができます。
定量的な指標
- 滞在時間:訪問者が記事に滞在した時間
- エンゲージメント率:いいねやシェア、コメントなどアクションを起こした人の割合
- 被リンク数:他のサイトから自分の記事に貼られたリンクの数
定性的な指標
- 記事内でのユーザーの動き:ヒートマップツールを使ってどこを読んでいるか、どこで離脱するか調査
- アンケート:読者の満足度、記事の有用性などを調査
- インタビュー:読者の意見や感想を直接ヒアリング
- SNSでの反応:SNS上でのコメント、シェア、メンションなどを分析
効果測定ツール
測定にはツールが必要です。それぞれ以下のツールを活用してデータを収集しましょう。
測定項目 | 測定に使用するツール |
---|---|
検索順位 | Ahrefs、Semrushがおすすめ、Googleサーチコンソールで見られるが見づらい |
検索流入数 | Googleアナリティクス |
滞在時間 | Googleアナリティクス |
クリック率 | Googleサーチコンソール |
コンバージョン数/CVR | Googleアナリティクス |
被リンク数 | Ahrefs、Semrush |
記事内でのユーザーの動き | ミエルカヒートマップなど |
上記の内、GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスはGoogle公式の無料ツールです。
オウンドメディア運用を進めるうえでは必須なので、基本的には導入しましょう。
フェーズ別の効果測定のポイント
オウンドメディアの立ち上げ期~成熟期までのフェーズ別に効果測定のポイントを紹介します。
フェーズ | 目標 | 重要な指標 |
---|---|---|
立ち上げ期 | サイトへの流入を増やす | 検索順位、PV、UU、セッション数 |
成長期 | 見込み顧客を獲得する | CV数、検索順位、セッション数 |
成熟期 | CV数を最大化する | CV数、CVR、フォーム完了率 |
立ち上げ期では、まずサイトにターゲットユーザーを集めることに集中しましょう。したがって公開した記事の検索順位やセッション数をKPIとして設定し、効果測定を行ってください。
成熟期に向かっていくにつれて、CV数を最大化することを目標に、重要な指標を変化させていきましょう。
記事作成手順⑧リライト
効果測定結果に基づき、記事のリライトを実施しましょう。
リライトとは、記事の検索順位やクリック率、コンバージョン率といったパフォーマンス改善を目指して、加筆・修正を行うことを指します。
リライトが重要な理由
リライトは軽視されることもありますが、以下のように複数の理由から、オウンドメディア運用において非常に重要な工程です。
- サイトの流入数を効率的に増やせる
- 更新頻度が多くなり検索エンジンから好評価を受けやすくなる
- 古くなった情報を更新できる
- ドメイン全体の評価に悪影響を与える低品質コンテンツが減らせる
リライトする記事の選定方法
リライトする記事の選定方法は下表の通りです。
優先度 | 記事 | やること |
---|---|---|
★★★ | 検索順位が8位~12位の記事 | 本文の加筆・修正 |
★★ | クリック率が低い記事 | タイトル・ディスクリプションの改善 |
★★ | 低品質とみなされている記事 | 本文の加筆・修正 |
★ | その他の記事(12位より順位が低い記事など) | 本文の加筆・修正 |
基本的に、リライトはパフォーマンスの改善余地がある記事を対象に行うため、検索順位がまだ高くない記事が対象になります。検索順位が8位~12位は、少しの改善で流入数を多く変化させられるため、優先度が高いです。
また、クリック率が悪い場合は、「タイトル」や「ディスクリプション」を改善しましょう。
低品質とみなされている記事もドメイン全体に悪影響を与えるため、リライトの優先度は高めです。
Googleサーチコンソール上で「クロール済み-インデックス未登録」となっている記事を中心にリライトを行いましょう。なお、リライトする時間がないという場合は記事の削除やnoindex処理も選択肢です。
リライト記事の選定法については詳しく知りたい方は、「リライトする記事の選び方」をご参照ください。
リライトのやり方
リライトは、基本的に新規で記事を制作する際と同じ工程で、再度記事を見直してください。
ただし新規制作時とは異なり、リライトの際は既に記事に流入しているユーザーデータを活用することができます。
主に以下2点のデータを記事の改善に活かしましょう。
- ①検索表示データ
-
公開済みの記事であればGoogleサーチコンソールを使って、どのようなキーワードで検索結果に表示されているか調べることができます。
検索では表示されているのに、関連する内容が記事内に充実していないキーワードがあった場合には、加筆するとよいでしょう。そのキーワードでの、検索順位の向上が期待できます。
- ②ヒートマップデータ
-
ヒートマップツールを使用することで、以下のようにユーザーの記事内での動きが可視化できます。
ヒートマップデータを分析することで、ユーザーがどこで離脱しているか、どこを重点的に読んでいるかといったことがわかるでしょう。離脱している箇所の説明が不足していてわかりづらくなっていないか、興味のない内容になっていないかといった形で、記事の改善に活かすことができます。
なお、記事のリライトについて詳しく知りたい方は、「SEOリライトのやり方完全ガイド|コツ・記事選定法をプロが解説」を参考にしてください。
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オウンドメディアの記事の書き方のコツ
オウンドメディアの記事の書き方のコツは以下の通りです。
- 同じ記事で複数のキーワードに対策する
- 画像や動画を追加する
- 記事のデザイン性(視認性・可読性など)を高める
- リード文にこだわる
- 独自の情報を盛り込む
- E-E-A-Tのことも意識する
ここまで紹介してきた記事作成手順に加えて、上記のコツも抑えて良質な記事を作成しましょう。
それぞれ詳しく解説していきます。
同じ記事で複数のキーワードに対策する
従来は1キーワードにつき1記事作成するのが主流でしたが、現在は同じ記事で複数のキーワードを同時に対策するのが効率の面から主流となっています。
弊社では記事作成時にメインの対策キーワードに加えて、同時に対策する”サブの対策キーワード”も設定しています。
例えば、「SEO」をメインの対策キーワードとした場合、同時に上位表示が狙える「SEOとは わかりやすく」「SEO対策 やり方」といったサブの対策キーワードも設定することで流入数の増加が期待できます。
サブの対策キーワードには以下のようなものを設定しましょう。
- 記事のテーマと同じ検索意図のキーワード
- 同じ記事内で内容的に触れやすいキーワード
- 他の上位記事も獲得しているキーワード
昨今は、音声検索の発展によりユーザーが使用する検索キーワードが多様化しているため、1記事内で幅広いユーザーニーズを網羅している方が上位表示もされやすくなっています。
「メイン対策キーワード」に加えて「サブ対策キーワード」を複数設定して記事を作成しましょう。
画像や動画を追加する
記事内に画像や動画を追加して、ユーザーにとってわかりやすくしましょう。
画像や動画を追加することには以下のような意味があります。
- 文字だけでは伝わらにくい内容がわかりやすくなる
- ユーザーにとって箸休めになる(文字だらけの記事は読むのが大変に感じる)
画像や動画なら、視覚的に説明できるので文字だけでは伝わらにくい内容がわかりやすくなるというメリットがあります。また、文字だらけの記事に比べると画像や動画があることでユーザーにとって箸休めになるでしょう。
なお、メディアによっては見出し毎にあまり関係のないフリー素材を追加しているケースもあります。
無関係のフリー素材を追加するのは意味がないとわかっており、無駄な時間がかかるだけなので実施する意味はありません。
記事のデザイン性(視認性・可読性)を高める
意外と見逃されがちなポイントが記事のデザイン性(視認性・可読性など)です。
記事が読みづらく、ユーザーが即離脱すると検索順位にも悪影響を与えます。
内容や文章も重要ですが、デザインが記事の信頼性に影響を与えることも理解し、改善を続けてください。
以下のようなポイントで記事のデザイン性を見直しましょう。
- 視認性
-
- 文字サイズ:本文は16px以上が推奨。
- フォント:ゴシック体や明朝体など、読みやすいフォントを選ぶ。
- 行間:文字サイズに対して1.5倍程度の行間を確保する。
- 文字色と背景色:コントラストを明確にし、読みやすくする。
- 余白:適度な余白を設け、圧迫感を軽減する。
- 可読性
-
- 段落分け:長文は適度な長さで段落分けする。
- 見出し:見出しと本文のデザインやフォントサイズを変えて、違いを明白にする。
- 強調:重要なキーワードや文章は太字や色などで強調する。
- リスト:箇条書きや番号付きリストを活用し、情報を整理する。
- 表:表を使って情報を整理する。
- レイアウト
-
- グリッドシステム:グリッドシステムを活用し、レイアウトを整える。
- 画像:適切なサイズで高画質の画像を使用する。
- キャプション:画像にはキャプションを付け、内容を説明する。
上記の他、ターゲット層に合わせたデザインを意識することも大切です。若年層向けならカジュアルなデザイン、ビジネス層向けならフォーマルなデザインなど、ターゲットに合ったデザインとなるように調整しましょう。
記事のリード文にこだわる
記事冒頭に記載するリード文にこだわることで、検索順位やコンバージョン率の改善に間接的につなげられます。
Chartbeat社が20億回分のユーザー行動データを調査したところ、55%のユーザーがブログ記事から15秒未満で離脱するということがわかりました。
以上のデータからもわかるように、記事の冒頭に来るリード文をより良いものとすることで、離脱率を低下させ記事を読んでくれるユーザーを増やすことにつながります。
加えて、Googleの検索ランキングアルゴリズムでは、ユーザーの記事内での滞在時間やクリックの発生などが加味されています。したがって、即離脱を防ぎ記事をしっかり読んでもらうことは検索順位やコンバージョン率の改善にも間接的につながるのです。
リード文は、以下のようなポイントを抑えて作成しましょう。
- ユーザーの悩みや疑問に対して共感を示す
- 記事を読むことで悩みや疑問が解決できる点を示す
- なぜ信頼に足る情報なのか示す
- メインテーマの結論を盛り込む
- 長いコンテンツの場合はリード文内にユーザー導線を設ける
- リード文の段階からコンバージョン獲得を狙う
- リード文は最後に書く
これらのポイントを抑えて、より良いリード文を作成してください。
なお、リード文の書き方についてさらに詳しく知りたい方は、「リード文とは?意味や重要性・書き方のコツ・例文をプロが徹底解説」を参考にしてください。
独自の情報を盛り込む
記事には、他のオウンドメディアにはない独自の情報を盛り込みましょう。
2024年現在、Googleは他にはない独自の情報が盛り込まれた記事に対する評価を高めています。
したがって、自社にしか打ち出せない独自情報や専門的な知識を記事に盛り込むことが大切です。
SEOに強い記事を制作しようとすると、どうしても上位に表示されている競合記事の最大公約数的な内容になりがち。しかし昨今、生成AIの台頭により最大公約数的な記事は短時間で大量生成されてしまっており、Googleは自社サービスの品質向上のために独自性・専門性のある記事に対して評価を高めているのです。
したがって、記事にはユーザーにとって有益かつ自分たちのオウンドメディアにしか出せない独自情報・専門情報を積極的に盛り込んでいきましょう。
独自情報には以下のような例があります。
- 自社にしか打ち出せない情報(顧客の声・サービス活用による成果など)
- まだ誰も調査していないデータ
- アンケート結果
- 自サイトの考え方・主張
- 記事のテーマについて競合よりも詳しく掘り下げる
- 記事のテーマについて競合と違う視点から掘り下げる など
自社のオウンドメディアならではの独自情報や専門情報が盛り込めないか検討してみましょう。
E-E-A-Tのことも意識する
記事作成にあたっては、近年のSEO対策において重要視されているE-E-A-Tのことも意識しましょう。
E-E-A-Tとは、2022年12月から追加されたGoogleが検索結果のランキングの評価基準のひとつで、以下の4つの頭文字を取ったものです。
- Experience(経験): そのトピックに関する実体験や経験を持っているか。
- Expertise(専門性): そのトピックに関する専門知識やスキルを持っているか。
- Authoritativeness(権威性): その分野において信頼できる情報源として認められているか。
- Trustworthiness(信頼性): 提供する情報が正確で信頼できるものであるか。
上記のE-E-A-Tそれぞれに対して、記事作成時に意識すべきことは以下の通りです。
- Experience(経験)
-
- 一次情報を含める:他のオウンドメディアには書かれていない一次情報を書く。
- 専門家へのインタビュー:専門家の意見や見解を記事内に含む。
- 事例紹介:具体的な事例を挙げることで、読者の理解を深める。
- Expertise(専門性)
-
- 専門用語を適切に使用する:専門用語を使う場合は、読者層に合わせてわかりやすく解説する。
- 裏付けとなるデータや情報を示す:信頼できる情報源からのデータや情報を引用し、客観性を高める。
- 参考文献を明記する:参考文献を明記することで、情報の透明性を確保し、信頼性を高める。
- Authoritativeness(権威性)
-
- 著者情報を充実させる:著者名、経歴、専門分野などを明記し、専門性をアピールする。
- 被リンクを獲得する:権威あるサイトや関連性のあるサイトからの被リンクを集めると権威性が増す。
- SNSで情報を発信する:SNSで積極的に情報を発信し、専門家としての認知度を高める。
- Trustworthiness(信頼性)
-
- 正確な情報を提供する:事実確認を徹底し、誤った情報を発信しないように注意する。
- 最新情報を反映させる:情報が古くなると信頼性が低下するため、定期的に更新する。
- セキュリティ対策:サイトのSSL化や個人情報保護に関する取り組みの明記など、安全なサイト運営を行う。
以上のポイントを意識することで、E-E-A-T要素の評価が高い記事が作成できるでしょう。
また、読者からの信頼アップにもつながります。
なお、E-E-A-Tについて詳しく知りたい方は、「E-E-A-T(旧E-A-T)とは?評価基準と対策方法20選」を参考にしてください。
参考:Google検索セントラル「有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成」
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オウンドメディアの記事外注先の選び方
オウンドメディアの記事外注先を選ぶ際は以下の点に注目しましょう。
- 実績・得意分野
- 記事の質
- コミュニケーション
- 費用・料金体系
- 契約内容
それぞれ簡単に解説していきます。
実績・得意分野
記事外注先候補のこれまでの制作実績や支援事例を確認して、実力や得意とするジャンルを把握しましょう。
希望するテーマに近い制作実績があるという場合は、質の高い記事が期待できます。
また、制作した記事がどれくらいのパフォーマンスを出しているか定量的なデータを示しているか確認しておきましょう。ちなみに、弊社「記事作成代行ウルトラ」の過去1年弱の納品記事のパフォーマンスデータは下記の通りです。
検索順位 | 記事数 | 割合 |
---|---|---|
1位 | 833記事 | 37.4% |
1~5位 | 1,184記事 | 53.2% |
1~10位 | 1,523記事 | 68.4% |
ご覧の通り、4割弱が検索1位を獲得しており、業界屈指のパフォーマンスを残すことができています。
SEO記事制作力の高い会社をお探しの方は、ぜひお声掛けください。
記事の質
過去に制作した記事やサンプル記事などを提出してもらい、記事の質を確かめましょう。
文章の質や表現力の他、SEOで結果を残すためには構成力も大事なので、確認しておくことが大切。
また、テストライティングが可能な場合は、1記事依頼してみて実力を確かめるのも選択肢です。
コミュニケーション
ライターや記事制作会社の担当者とスムーズにコミュニケーションが取れるかどうかも大切です。
コミュニケーションがうまくできないと、思った通りの記事にできないリスクが高まります。
以下のような観点からコミュケーション力をチェックしておきましょう。
- レスポンス:連絡に対するレスポンスが早いか、密なコミュニケーションを取れるか確認しましょう。
- ヒアリング:依頼内容を丁寧にヒアリングしてくれるか確認しましょう。
- 報告・連絡・相談:進捗状況を定期的に報告してくれるか、相談に対応してくれるか確認しましょう。
スムーズにコミュケーションがとれる外注先を選ぶことで、納期厳守や質の高い記事作成につながります。
費用・料金体系
記事制作にかかる費用はどれくらいか、明確な料金体系になっているか確認しておきましょう。
記事制作費用は文字単価か記事単価になっている場合が多いです。
契約前に複数の外注先候補から見積もりをもらい、トータルコストを比較してみましょう。
思わぬ追加料金により、外注費が予算を超えてしまったというケースもあります。
料金体系をよく確認し、追加料金の有無やどのような条件で発生するかどうか事前に確認しておきましょう。
契約内容
契約を結ぶ前に以下のような観点を中心に確認しておきましょう。
- 著作権:納品された記事の著作権が誰に帰属するのか、著作権に関する取り決めを確認しましょう。
- 守秘義務:取引で知り得た情報について、守秘義務契約を結んでいるか確認しましょう。
- キャンセル:万が一キャンセルする場合の条件や、キャンセル料の有無を事前に確認しておきましょう。
以上のような点を中心に複数の記事外注先を比較しましょう。
記事外注において最も重要なのは、自社に合った外注先を選ぶことです。慎重に選ぶようにしてくださいね。
なお、記事外注先の選び方について詳しく知りたい方は、「記事外注依頼先おすすめ18選|費用相場や選び方・格安業者まで」を参考にしてください。
オウンドメディアの記事外注にかかる費用
オウンドメディアの記事外注にかかる費用は、依頼先によって大きく異なり相場は以下の通りです。
- クラウドソーシングや個人ライター:0.5円~5円
- 低価格の記事作成代行業者:0.7円~3円
- SEO記事に特化した代行業者:7円~10円
また、以下のような要因によっても費用は上下します。
- 作成依頼する記事の種類によっても費用が異なる
- ライターの質
- 依頼する範囲
- その他の記事作成外注関連費用の有無(入稿や画像作成、SEOコンサルティングなど)
コストを抑えたければ、依頼する範囲を絞るのおすすめです。例えば、記事構成案は自社で作成し時間のかかる執筆は外注することで、費用や時間を抑えることができます。
記事外注費用について詳しく知りたい方は、「記事作成代行の相場は?フリーランスライターと業者の外注費用比較」を参考にしてください。
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オウンドメディアの記事外注を成功させるポイント
オウンドメディアの記事を外注を成功させるポイントは以下の通りです。
- 外注先向けの記事制作マニュアルを作成する
- 良いライターや記事制作会社とは関係を継続する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
外注先向けの記事制作マニュアルを作成する
外注先向けの記事制作マニュアルを作成することで、「納品された記事が想定と違う」「納品された記事の内いくつかが類似していた」といった失敗を防ぐことができます。
マニュアルには以下のような内容を含みましょう。
- 記事作成の目的
- 記事の各種詳細情報(掲載先・テーマ・種類・キーワード・文字数・ターゲット・納期)
- 記事の構成案※執筆のみ外注する場合
- 表記ルール
- 文章のレギュレーション
- 禁止事項
- 記事のトーン&マナー
- 記事のイメージ資料(参考記事など)
ライターに提供するマニュアルには上記の内容を含むと同時に、以下のような点も抑えるとより良いものとなるでしょう。
- 読み手を意識したマニュアルにする
- 伝えたいことは冗長にならないようできるだけシンプルにする
- 読み手にわかりやすい順序・構成にする
- 難解な表現を使わない
- 長文になると全部読んでくれないのでできるだけ箇条書きや図にする
- 定期的に更新して常に最新状態を維持する
以上のようなポイントを抑えて、ライターや制作会社が最大限のパフォーマンスを発揮できるようなマニュアルを作成しましょう。
良いライターや記事制作会社とは関係を継続する
良いライターや記事制作会社は、非常に貴重な存在です。良好な関係を継続しましょう。
SEO記事制作代行サービスを提供する弊社でも、多数のライターや編集者を常時募集していますが、十分なスキルや能力があると感じる方はごくわずかです。(弊社のライター採用率は4%です。)
したがって、貴重な存在であるライターや記事制作会社は大切にしてください。
また、継続的に依頼することで、ライターは自社のブランドやターゲット層への理解を深め、より質の高い記事を作成できるようになります。納品された記事に対してフィードバックを行い、どんどん自社の理想とする記事に近づけていきましょう。
なお、記事外注を成功させるための正しいやり方について詳しく知りたい方は、「記事外注のやり方|マニュアル作成方法&外注化の成功ポイントまで」を参考にしてください。
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オウンドメディアのSEO記事外注なら記事作成代行ウルトラ
オウンドメディアのSEO記事外注なら弊社の「記事作成代行ウルトラ」もぜひご検討ください。
記事作成代行ウルトラは、業界屈指のパフォーマンスを誇るSEO記事制作代行サービス。
過去1年弱に納品した2,225記事のうち、4割弱である833記事が検索1位を獲得しており、高確率で高い検索順位が獲得できるのが最大の強みです。
記事の依頼も1記事から可能。必要な時に必要な数だけ依頼できる使いやすいサービスとなっています。
弊社では、記事制作代行サービスの他、オウンドメディアのコンサルティングサービスも提供しています。
数々のオウンドメディアを成功に導いてきたプロのコンサルタントが成果最大化を目標に、パートナーとして伴走。
プランによっては運用代行まで対応可能で、記事制作からキーワード選定、効果測定まで全施策の代行が可能です。
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まとめ|良質な記事を作成しオウンドメディアの成果を最大化しよう
ここまで、オウンドメディアの記事作成について詳しく解説してきました。
良質な記事を作成することは、オウンドメディアのパフォーマンスに直結します。
特にSEO記事においては、検索1位と検索10位では流入数に約20倍の差が生まれることもあり、記事の質によって創出できる成果が大きく変動するものです。
高品質な記事の制作を行い、なおかつPDCAサイクルを回し、効果検証と改善を繰り返し、成果の最大化を目指しましょう。
また、最新のSEOトレンドにも常にアンテナを張っておくことが大切です。SEO対策の方法やトレンドについて詳しく知りたい方は、「オウンドメディアのSEO対策完全ガイド【2024年最新版】」を参考にしてください。
自社の記事作成ノウハウに自信がないという場合は、外部のプロフェッショナルの力を借りるのも選択肢。
慎重に外注先を比較して自社に合った記事制作会社を選びましょう。
- SEOで高い成果が出せる外注先に記事制作を依頼したい
- クラウドソーシングは管理が大変で品質もムラがある
- SEO特化型の記事作成代行業者は高いし最低記事数の縛りがある
現在、上記のようなお困りごとがありましたらぜひとも私たち記事作成代行ウルトラへご相談ください。検索1位表示実績600記事以上のSEOチームが成果に直結する記事を業界最安級の文字単価4.5円~提供します。さらに最低記事数や契約期間の縛りなく1記事からご依頼いただけます。