【プロが解説】クリニックのSEO対策完全ガイド|効果やポイントは?

この記事でわかること
  • クリニックがSEO対策を実施するメリット
  • SEO対策を実施すべきクリニックとは?
  • クリニックにおけるSEO対策の方法

渡邉志明の著者プロフィール

この記事の著者渡邉 志明(シュワット株式会社 代表取締役), a.k.a. SEOニキ

これまで複数のwebメディアの立ち上げ~黒字化にPM・SEO責任者として携わる。コンテンツSEOによるメディアのグロースやインハウス化支援が得意。

「クリニックのホームページのアクセス数が伸びない」

「クリニックの集患にはSEO対策が有効って聞いたけど、SEO対策って何?」

「効果的なSEO対策を実践して、集患力を向上させたい」

上記のような疑問・お悩みをお持ちの先生方も多いのではないでしょうか。

クリニックがSEO対策を実施することで、院のホームページが検索結果で上位表示され、認知獲得・集患に繋げられます。しかし、SEOは専門知識が必要で、正しい知識を身に着け対策を講じることが大切です。

本記事では、これまで600ページ以上のコンテンツで検索順位1位を獲得した経験を踏まえ、クリニックのSEO対策について徹底解説します。SEO初心者の方はもちろん、集患に繋げる実践的なSEO対策を知りたい方にもおすすめの内容です。

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目次

そもそもSEO対策とは?

SEO対策を想起させる写真

SEOとはSearch Engine Optimizationの略で、日本語では「検索エンジン最適化」を意味します。

具体的には、GoogleやYahoo!などの検索エンジンにおいて、検索結果で上位表示されるようにサイト上へのコンテンツ追加や構成の調整といった各種施策を講じることを意味します。

SEO対策で検索順位が上昇するイメージ

クリニックがSEO対策に成功することで、院が運営しているサイトやホームページが検索の上位に表示され、アクセス数が大きく増加します。

アクセス数が増えれば、クリニックの集患・増患につながり、売上も増加するのです。そのため、クリニックにおいてSEO対策は、集患・増患に直結する重要な役割を担っています。

2023年現在、SEOでは基本的に検索エンジンシェア率で9割を占めるGoogleでの上位表示を狙います。

SEO対策の基礎知識についてさらに詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

MEO対策(ローカルSEO)との違いは?

SEO対策と似た言葉に「MEO対策」があります。MEO対策とは、検索結果(SERPs)上のGoogleマップが表示されているエリア内で上位表示(3位以内を目指す)させるための施策のことです。以下の図の通り、SEOで上位表示された場合とMEOで上位表示された場合で、表示位置が異なります。

SEOとMEOで狙う場所の違い

SEO対策とMEO対策はどちらも「検索順位の上位表示を狙う」施策ですが、狙う場所が異なっているのです。

どちらも認知獲得や集患において、非常に重要です。

MEO対策について詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

SEO対策が重要なクリニック・病院とは?

SEO対策は集患・増患につながる重要な施策です。しかし、クリニック・病院によっては、SEO対策を含むネット集患に大きな費用をかけなくてもよい場合があります。

ここでは、3種類の来院経路について説明したうえで、SEO対策が必要なクリニック・病院を解説します。

【はじめに】クリニック・病院の来院経路は3種類だけ

患者様がクリニック・病院に来院する経路は、基本的に「通りがかり」「ネット」「口コミ」の3つだけです。
チラシや電柱広告などは、多くの場合で費用対効果が悪いです。

それぞれの特徴について解説します。

来院経路特徴
通りがかり・クリニックの前を通りがかり、看板や外観で認知される
・家賃は高くなるが、通行量が多く、視認性の良い場所で開業するのが重要
・開業してからは通りがかりの患者さんを増やすことが難しくなる
ネット・ホームページや広告、SNSから認知される
・ネットで「地域名+診療科目名」「科目名」などのキーワードで検索されてクリニックを探すことが多い
・SEO対策や広告などで多くのユーザーに見てもらう必要がある
口コミ・家族や知人の紹介、ネットの口コミを参考に認知される
・来院した患者様が全員口コミを書かないため、評価がたまりにくい
・実際に来院した患者様が口コミを書くので信頼度が高く、来院するきっかけになりやすい

特にクリニックにおいては紹介中心の大学病院とは異なり、新規患者の来院経路は「通りがかり」「ネット」「口コミ」の3つです。

では、この中でネット集患が必要なのは、どういったクリニックなのでしょうか。次で解説します。

ネット集患が必要なのは「通りがかり」が少ないクリニック・病院

SEO対策を含むネット集患が重要なのは、「通りがかり来院」が少ないクリニックや病院です。

「立地が悪い」「マイナーな診療科(標榜しているクリニックが少ない診療科)」といった理由で、通りがかりの来院患者が十分に見込めないクリニックも多いです。

その場合は、SEO対策をはじめとするネット集患にもしっかりと予算を割いていく必要があるでしょう。

また、たまに「口コミでの来院を期待しているから、ネット集患にはあまり力を入れなくていいと思っている」といった方もいらっしゃいます。しかし、口コミは来院後に発生するものなので、そもそも初診患者を「通りがかり」か「ネット」で集めなければ口コミも増えません。

ネット来院の比率が高い科目とは?

集患するうえで通りがかり来院とネット来院の比率は、科目によって異なります。

比率で分類すると「一般内科」「マイナー科目」「超マイナー科目」の3種類に分けられます。
※マイナーというのは、その科目を標榜するクリニック件数がそもそも少ないという意味です。

この3種類の中でネット来院の比率が高い科目は、「超マイナー科目」です。

以下の表をご覧ください。

科目名主な来院経路科目名
一般内科通りがかり一般内科
マイナー科目通りがかり+ネット小児科、整形外科、皮膚科、眼科、耳鼻咽喉科、消化器内科、呼吸器内科
超マイナー科目ネット産婦人科(婦人科)、泌尿器科(心療内科)、美容皮膚科(美容外科)

一般内科は6万件以上あり、コンビニの数よりも多くネット検索されにくい科目です。
ネット検索されたとしても、競合クリニックの数が多いため、患者数は分散してしまいます。

マイナー科目は、一般内科よりもクリニック数は少なくなり、ネット検索されやすくなります。
通りがかりとネット両方で認知される科目といえるでしょう。

超マイナー科目は、ネット中心で認知される科目です。産婦人科や美容皮膚科、精神科などは超マイナー科目に分類され、クリニック数は非常に少なくなり、通りがかりでは認知されにくくなります。

一般内科のように通りがかりでの来院が期待できない科目は、ネットでの集患が効果的といえるでしょう。

クリニック・病院がSEO対策をするメリット

ここでは、クリニック・病院がSEO対策を行うメリットを5つ解説します。

  • 患者さんにクリニックの存在を知ってもらうことができる
  • SEO対策の中でページを改善することで、競合よりも選ばれる確率が高まる
  • SEO対策は長期的な資産
  • 検索連動型広告の費用をおさえられる
  • 医院や先生自身のブランディングにもなる

患者さんにクリニックの存在を知ってもらうことができる

クリニック・病院がSEO対策をする最大のメリットは、ホームページへのアクセス数が増えて、多くの患者さんに院の存在を知ってもらうことで、患者数の増加が期待できることです。

以下の図のように患者があるクリニックのかかりつけ医となるまでは、「認知」→「他のクリニックと比較検討」→「初診」→「かかりつけ」という工程を踏みます。

患者がクリニックに来院するまでの流れ

そのため、できるだけ多くの患者さんからかかりつけ医として選んでもらうには、まずできるだけ多くのターゲット※にクリニックの存在を認知させなければなりません。
※ターゲット=来院する可能性のある人

ネット上の認知数を大きく増やすための手段のひとつがホームページのSEO対策なのです。

クリニックのホームページを上位に表示させることで、多くの患者さんに認知され、集患・増患につなげられるでしょう。

検索1位と検索10位では、流入数が約10倍違う

検索順位によってホームページへの流入数は大きく異なります。そのため、SEO対策では検索順位を高くすることが第一の目的となります。

seoClarity(SEOクラリティ)が公開したデータによると、日本における2021年11月の検索順位別クリック率は以下のとおりです。

検索順位クリック率
1位13.94%
2位7.52%
3位4.68%
4位3.91%
5位2.98%
6位2.42%
7位2.06%
8位1.78%
9位1.46%
10位1.32%

上記のデータを見ると、2位になるだけでクリック率がガクッと下がり、1位と10位ではクリック率が10倍以上も差があります。10位以降は、ほぼ流入が期待できません。

SEO対策により、例えば「地域名+診療科」「地域名+症状」のキーワード検索結果を10位から1位に上げると、10倍の人に認知される計算です。

そのため、SEO対策では検索順位1位を獲得することが何よりも大切といえるでしょう。

出典:2021 CTR Research Study: The Largest Ever for SEO

SEO対策の中でページを改善することにより選ばれる確率も高まる

副次的な効果ですが、SEO対策の一環として、ページ内のコンテンツを充実させたりページを追加したりすると、「比較検討段階」で患者さんから選ばれる確率が高まります。

前述したように、患者さんからかかりつけに選ばれるまで、「認知」→「他のクリニックと比較検討」→「初診」→「かかりつけ」の4ステップがあります。

「他のクリニックと比較検討」する段階で、患者さんは自院と他院のホームページ情報を見比べて、自身の症状に対して対応しているかどうかや、信頼感・頼りがいはあるかといった視点でクリニックを選びます。

SEO対策の一環としてページを改善していたことが、結果として患者さんに有益な情報を多く発信することにつながり、選ばれる確率が高くなるのです。

SEO対策は長期的な資産

クリニックがSEO対策を行うメリットとして、「時間と労力を注ぎ込んだ自社サイトが資産になる」という点が挙げられます。

SEO対策で一度上位表示に成功したページ(コンテンツ)は、しばらくの間、費用をかけることなく継続的なアクセスが期待できます。Googleのアルゴリズムアップデートにより検索順位の変動があるものの、一度上位表示させたページを維持するために大きな費用は必要としません。

また、自社サイトに良質なコンテンツを増やすことでサイト全体の評価が上がり、追加したコンテンツ以外のページも上位表示させる効果があります。

検索上位を維持すれば安定した流入が期待でき、集患・増患に大きく貢献するなど、SEO対策は長期的な資産になるのです。

検索連動型広告の費用をおさえられる

SEO対策を行うことで、広告費用を抑えられるメリットがあります。前述の通り、一度SEOで自院のホームページが上位表示されれば一定期間上位をキープできます。

そのため、ユーザーがGoogleやYahoo!などで検索した際に表示される広告(検索連動型広告)の費用をおさえることができます。

また、検索連動型広告で上位表示させた場合と比べて、SEOで上位表示させた方がクリック率も高い傾向にあります。

大きな費用が必要ない上に、検索連動型広告よりも高いアクセス数が期待できるでしょう。

医院や先生自身のブランディングにもなる

クリニックがSEO対策を行うことで、医院や先生自身のブランディング効果も期待できます。

ブランディングとは、ターゲットにブランドの価値やイメージを印象付けることで、商品やサービスを選んでもらいやすくする取り組みです。

GoogleやYahoo!の検索結果に上位表示されるためには、そもそもページの情報充実度やわかりやすさで競合を上回る必要があります。つまり上位表示された時点で、ユーザーにとって「有益なコンテンツ」を発信しているクリニックのホームページとも言えます。

有益な情報発信をする「信頼度の高いクリニック・先生」として認知されるへとつながります。

クリニック・病院がSEO対策をするデメリット

前述したようにSEO対策には多くのメリットがありますが、以下のようなデメリットも考慮すべきです。

  • すぐに効果がでるわけではない
  • 間違えたSEO対策をしてしまうリスクがある
  • 検索エンジンがアップデートした際に順位が下落するケースがある

すぐに効果がでるわけではない

クリニックや病院がSEO対策を行っても、すぐに検索結果の上位に表示されるわけではありません。

サイト内のコンテンツを充実させたり、有益な記事を掲載したりしても、なかなか成果が表れないことも多いです。

SEO対策の効果を実感するまでに継続して取り組む必要があり、早くても数ヶ月、場合によっては年単位の時間がかかることもあるでしょう。

事実、Google公式のSEO関連情報サイト「Google検索セントラル」でも、以下のように記載されています。

“成果が出るまで時間がかかることを忘れないでください。変更に着手してからメリットが得られるようになるまで、通常は4か月から1年かかります。”

引用元:Google検索セントラル|SEO業者の利用を検討する

Googleが公式に発表しているように、SEO対策は上位表示されるまでに時間がかかる施策です。

短期間(数週間~1ヶ月程度)でアクセス数を増やして、集患・増患につなげたいクリニックの場合は検索連動型広告やMEO対策にリソースを割いた方が良いでしょう。

間違えたSEO対策をしてしまうリスクがある

よくある失敗例が、間違ったSEO対策の知識を信じて運用し続けることです。

Googleはアップデートを繰り返しているため、以前は有効だった方法が「今ではGoogleのガイドラインに違反している」といったこともあります。

間違った知識のままSEO対策をしてしまい、時間と労力を無駄にするリスクは否めません。さらに、Googleのガイドラインに違反し、ペナルティを受ければ、それまで積み上げてきたコンテンツの価値を失う可能性もあります。

正しい知識を身につけてGoogleのガイドラインを理解し、サイト運用を行うことが大切です。

検索エンジンがアップデートした際に順位が下落するケースがある

SEO対策を行ってサイトが上位表示されても、Googleのアップデートにより順位を落とすケースがあります。

Googleはサイトの掲載順位を決めるプログラム「検索アルゴリズム」を定期的にアップデートしています。

過去のアップデート例
  • パンダアップデート
  • ペンギンアップデート
  • ヘルプフルコンテンツアップデート
  • ベニスアップデート
  • スピードアップデート
  • クオリティアップデート など

これは、ユーザーにとってより便利で有益な情報を、検索エンジンで提供することが目的です。

例えば、しばらく検索結果の1位に表示されていたクリニックのサイトも、アップデートにより「1ページ目にさえ表示されなくなった」ということもしばしば発生します。

特に年に数回実施される「コアアップデート」と呼ばれる大規模なアップデートは、順位が大きく変動する可能性があるので注意が必要です。

ただし中には、常に高い順位を維持し続けているクリニックもあります。そういったクリニックで共通して言えることはユーザーファーストでコンテンツを制作していることです。大切なのは、Googleが求める「ユーザーにとってより利便性が高く、有益な情報」を発信し続けることです。

クリニック・病院のSEO対策はゴール設計からはじめよう

SEO対策をはじめる前に、まずは「コンテンツ制作のゴール設計」からはじめましょう。

具体的には、「ユーザーにどのような情報を届けて、最終的にどのようなアクションを促すのか」といったゴール設計です。

クリニックや病院の場合は、患者さんが抱える不安に寄り添ったコンテンツを作成し、集患・増患に繋げるイメージです。

ゴール設計ができていないサイトは、コンテンツの内容がバラバラになってしまい、一貫性のないサイトになってしまいます。

また、はじめにゴール設計をしておくことで、SEO対策をスムーズに進められるメリットもあるのです。

クリニック・病院のホームページがSEOで上位表示される仕組み

ここでは、クリニック・病院のホームページがSEOで上位表示される仕組みについて解説します。

Googleの検索エンジンにおいては、検索順位が決まるまでに以下の3つのステップとなっています。

  • クロール:Googleがサイトを発見・巡回
  • インデックス:クロールで収集されたページの内容をデータベースに登録
  • 検索結果に表示:200あると言われる評価基準から検索順位が決定

図にすると以下の通りです。

検索順位が決まる仕組み

一つずつ見ていきましょう。

クロール

クロールとは、「クローラー」と呼ばれる検索エンジンのロボットがWebサイトを発見・巡回し、ページの内容を読み込み、コンテンツや画像・ファイルなどを収集することです。クローリングともいいます。

このクローラーは、Webサイトの情報をできる限り収集します。収集した情報をもとに、サイトの構造を把握した状態でデータベースへ登録を行います。

クローラーはGoogleだけでなく、Yahoo!やBingなどの検索エンジンにも存在するロボットです。

このクローラーは世界中のあらゆるWebサイトを巡回しているため、自分のサイトやページを発見するまでにある程度の時間がかかることは覚えておきましょう。

インデックス

インデックスとは、前述のクローラーが収集したページの情報を、GoogleやYahoo!などの検索エンジンのデータベースに登録されることです。

データベースに登録される情報は、「どんなWebサイトが・どのような情報を持っていて、どんな内容を扱っているのか」などのデータです。

この膨大なデータをもとに、ユーザーが検索エンジンを使って検索するときに、知りたい情報が提示される仕組みになっています。

検索結果に表示・ランキングが決定

クロール→インデックスが行われて、Googleなどの検索エンジンに表示されるようになりました。

次に、Googleが定める200以上あると言われるアルゴリズム(評価基準)に則ってサイトを評価し、ランキングが決定します。

検索結果に大きく関わるGoogleの考え方は次の章で詳しく解説しますが、ただ一つ言えることは、「検索ユーザーにとって最も役立つコンテンツが上位表示される」ということです。

実際にGoogleの公式サイトでも、「最も関連性と信頼性の高い情報をお届けする」ことを検索に求めています。

つまり、良質なコンテンツ作成に力を入れ、クロールとインデックスの最適化を行うことがSEO対策の近道だともいえるでしょう。

出典:検索に対する Google のアプローチ

具体的なSEO対策方法よりも先にGoogleの考え方を知ろう

次の章で具体的なSEO対策の方法を解説していますが、それよりも先にGoogleの考え方を理解しておくことが大切なので紹介していきます。

Googleは検索エンジンやサイト運営について、「Google 品質評価ガイドライン」「ウェブマスター向けガイドライン」を公開しています。これはWebサイトがペナルティを受けないための注意点や、Googleの評価基準に合わせてサイトを最適化させる方法をまとめたものです。

Webサイトを運営する全ての方が知っておかなければならない知識なので、ここで知っておきましょう。

Googleの掲げる10の真実とは?

Googleガイドラインの中でも特に重要といわれているのが、「Googleの掲げる10の真実」です。これはGoogleが会社を設立した数年後に策定したもので、Googleの経営理念に通じるものがあります。

Googleが提供している全てのサービスは、この考え方に則っているともいえます。

つまり、Googleの掲げる10の真実を読み解けば、SEO対策の本質を理解できるということなのです。

【Googleが掲げる10の事実】

  1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
  2. 1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
  3. 遅いより速いほうがいい。
  4. ウェブ上の民主主義は機能する。
  5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
  6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
  7. 世の中にはまだまだ情報があふれている。
  8. 情報のニーズはすべての国境を越える。
  9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。
  10. 「すばらしい」では足りない。
引用:Google が掲げる 10 の事実

要約すると、「多くのユーザーに記事を読んでもらうためには、ユーザーファーストを徹底してサイト運営すること」です。

次に、ガイドラインの中で他に重要な3つのポイントを解説します。

引用:Google が掲げる 10 の事実

YMYLとは?

YMYLとは「Your Money or Your Life」の略で、「人の将来的な幸福や健康と安全、金融、にまつわる情報」のことです。

以下のようなジャンルをYMYLの対象としています。

  • ニュースや時事問題
  • 市民の権利・政治・法律
  • 経済(投資や税金、ローン、保険など)
  • ショッピング
  • 健康と安全
  • 人々のグループ(国籍や人種、宗教、性別などに基づいてグループ化された情報)
  • その他(栄養や就職など)

YMYLに該当するジャンルは、人々の人生に大きな影響を及ぼすとされるジャンルです。上記のようなジャンルを扱うWebサイトが、誤情報を掲載すれば、読む人の生活に悪い影響を与えてしまいます。

例えば、医療情報を扱うWebサイトが何の根拠もない誤った治療法を発信すれば、読む人の命にも関わります。

そのため、YMYLに該当するジャンルは、情報の正確性や信頼性が高いものでなければなりません。

クリニック・病院のホームページはYMYLに該当するため、後述するE-E-A-Tを意識したSEO対策が必要です。

E-E-A-Tとは?

E-E-A-Tとは、有益で良質なWebサイトかを評価するGoogle独自の評価基準を指します。

以下の評価基準の頭文字を取った言葉です。

  • Experience(経験)
  • Expertise(専門性)
  • Authoritativeness(権威性)
  • Trust(信頼)

WebサイトをE-E-A-Tで判断する際は、コンテンツのジャンルや内容の充実度、作成者、運営者の情報、評判などあらゆる情報で評価します。

具体的には、「その記事のジャンルにおける経験があり、専門知識やスキルが豊富で、作成者や情報提供者が社会的に信用があり、信頼できる情報か」です。

GoogleはWebサイトの品質を評価するために、E-E-A-Tの評価基準を重要視しており、SEO対策でも特に重要な考え方です。

クリニックや病院でできるE-E-A-T対策は様々ありますが、まずは運営者やコンテンツの発信者が誰なのかを示すことです。(詳細は後述しています。)

Google 品質評価ガイドラインの中でも、Trust(信頼)を中心として、各基準の重要性が高いことが求められています。前述したYMYLジャンルでも、このE-E-A-Tに沿ったサイト運営が必須なのです。

出典:Google 品質評価ガイドライン

クリニック・病院のwebサイトは最新SEOにおいてかなり有利

クリニックや病院のWebサイトが狙うキーワードはYMYLに該当するため、一見するとSEOにおいて不利にも思えます。

しかし、クリニック・病院は健康と安全に対する経験豊富な専門家が、記事の執筆または監修をしているとみなされるので、SEOにおいてかなり有利です。

前述したE-E-A-Tに沿ったサイト運営を行えば、Googleの検索順位判定システムに認識されているため、SEOで優位な立場になります。

E-E-A-Tに沿ったサイト運営を行う前に、以下で紹介する基本的なポイントを押さえて対策しましょう。

 E-E-A-T対策のポイント

クリニックや病院のWebサイトを運営する際は、E-E-A-Tに沿ったサイト設計が必須です。E-E-A-Tを意識したサイトを制作する際は、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。

  • 誰が記載したページなのかを示す(疾患に関するページは所属する医師や院長が執筆・監修する)
  • 参考文献を記載し情報の正確性を示す
  • オリジナリティのあるコンテンツ(ページ)を制作する

クリニックや病院だけでなく、全てのWebサイトはこれら3つのポイントを意識してサイト運営することで、ユーザーやGoogleからの信頼を得られるようになります。

スパム行為(不正行為)は禁止

Googleのガイドラインでは、検索順位を上位に表示するためのスパム行為(不正行為)を禁止しています。

一昔前までは、Googleのアルゴリズムの穴を見つけて不正に検索順位を上げる手法が流行していました。それを「ブラックハットSEO」と呼びます。

しかし、現在ではブラックハットSEOを利用した場合、Googleからスパム行為と見なされ、ペナルティの対象になるので注意が必要です。ペナルティの対象になれば、サイトの検索順位が圏外になり、インデックスされたデータが削除される可能性もあります。

Googleの指定するスパム行為は下記のスパムポリシーページよりご確認いただけます。

Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー

「ユーザーファースト」を意識したSEO対策を行い、ユーザーにとって有益で価値のあるサイト制作が大切なのです。Googleのアルゴリズムが日々アップデートされ、評価基準が変わっても、この点だけは変わらないので覚えておきましょう。

クリニック・病院がSEOで上位表示するために必要な3種類の対策

ここでは、クリニック・病院のWebサイトを上位表示させるための具体的な3種類のSEO対策を解説します。

大前提として、本記事で何度もお伝えしているように「ユーザーファースト」を意識したサイト制作が重要です。

検索で上位表示させるためには、クリニック・病院を検索する患者さんの悩みや不安を解決するようなコンテンツ作りが不可欠です。

そのうえで、検索で上位表示するためには優先度順に以下の3種類のSEO対策が必要になります。

  1. コンテンツ評価を高くする(コンテンツSEO)
  2. 被リンク評価を高くする(外部SEO)
  3. Googleのガイドラインに則った内部対策(コーディング)を行う(内部SEO)

検索エンジンでは特に上記3つの項目を総合的に評価しているため、それぞれの項目で競合ページよりも優れていることが重要です。3項目をさらに細分化すると以下の図の通りとなります。

特定のキーワードで検索上位表示されるための条件

ここからは、3種類のSEO対策それぞれについて概要や方法を詳しく解説していきます。

コンテンツSEO(各ページのSEO)とは?

コンテンツSEOとは、ユーザーにとって良質かつ有益なコンテンツを発信して、検索エンジンからの集客を狙う手法のことです。

自院のコンテンツ(ページ)を、ユーザーの悩みや疑問を解決し、興味・関心を満たすように改良することでSEO評価が上がります。コンテンツSEOの基本は、ひたすら良質なページを追加・改良していくことです。内部SEOや外部SEOといったテクニカルな施策だけで上位表示させることは難しいため、いかにユーザーの検索意図を満たす有益な情報を発信できるかが重要なのです。

クリニックの場合、対策するキーワードによって以下のように、ページの改良をすべきか新たにページを追加すべきか異なります。

キーワードタイプキーワード例コンテンツSEOのポイント
地域名+診療科新宿 皮膚科
池袋 婦人科
渋谷 泌尿器科
医院のトップページが検索結果に表示されるので、トップページを改良する。ホームページ全体のパワーが評価対象になるため、他のページを追加・改良する必要がある。
地域名+疾患名
疾患名
お悩み系キーサード
新宿 うつ病
粉瘤 治療 池袋
腰痛い 治し方
ホクロ除去 渋谷
疾患や悩みについて解説したページが上位表示される。疾患解説ページの追加・改良や疾患の関連キーワードに対策したページを追加する。

コンテンツを作成・改良する際は、上位表示されている競合サイトをチェックしながら、以下の項目を確認しましょう。

  • タイトルや見出しなどに対策キーワードを入れているか
  • コンテンツに足りない要素はないか
  • ユーザーの利便性を損ねてしまうような不要なトピックや問題点はないか

コンテンツSEOの基礎知識や全体像についてさらに詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

クリニック・病院におけるコンテンツSEO(各ページのSEO)の方法

ここでは、クリニック・病院でコンテンツSEOの方法を紹介します。

SEOで勝てるコンテンツ(ページ)の作成手順

SEOで勝てるコンテンツ作成手順は以下の通りです、それぞれ詳しく解説していきます。

  • 上位表示させたいキーワードを決める
  • 現在そのキーワードで上位表示されている競合を分析する
  • 対策キーワードを検索している人の検索ニーズを考える
  • 検索ニーズに合った”最高”のページを制作する
  • 掲載後のアクセス分析・リライトも重要

狙った検索キーワードに対して、最良なコンテンツを作成することは最重要の施策です。
クリニックのホームページは小規模サイトにあたるので、外部・内部対策よりもコンテンツSEOを頑張るだけで勝てるケースも多いです。以下に紹介する手順をよく理解し進めていきましょう。

①上位表示させたいキーワードを決める

コンテンツを作成する前に、「どのキーワードで上位表示させるのか」を決めましょう。

クリニックや病院においては、「地域名+症状名」・「地域名+診療科目」で上位表示を目指すのが最優先です。

例えば、「横浜+頭痛」「新宿+皮膚科」などです。

さらにメインのキーワードに関連するキーワードを調査し、より詳細な検索意図の深掘りをしていきます。「疾患名」「施術名」「検査名」などのキーワードにも対策が大切です。

メインの対策キーワード以外にも、お悩み系(コンプレックス系)のキーワードも重要になります。

例としては、「タトゥー+消したい」「ニキビ跡+消したい」「ホクロ+消したい」などです。これらは強いニーズがあるキーワードなので、検索されて自院のホームページにアクセスされると、集患・増患につながりやすくなります。

キーワードを決める際は、以下のようなツールの活用がおすすめです。

これらのツールは検索数が多いキーワードや、そのキーワードに関連したキーワードを洗い出してくれます。

キーワードの選定方法について詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

②現在対策キーワードで上位表示されている競合ページを分析する

上位表示させたいキーワードが決まったら次は、そのキーワードで上位表示されている競合ページを分析しましょう。

上位表示されている=ユーザーニーズを満たしている記事とも言えます。上位表示されている記事に書かれているトピック(要素)は、基本的に網羅しておいた方がよい場合が多いです。(検索ユーザーのニーズを満たしていないと考えられる要素は、上位記事に記載があっても追加しないほうがいいです。)

ただし、コンテンツを丸パクリするのは禁止です。オリジナルのコンテンツでなければ、上位表示されている記事の二番煎じの記事になってしまいます。スパムとしてペナルティを受けてしまうだけでなく、真似をしたサイトにも迷惑が掛かるので絶対にやめましょう。

上位表示されているコンテンツに入っていて、自サイトのコンテンツに入っていないトピックがあり、なおかつユーザーニーズにマッチしている場合は追加しましょう。

新しいトピックを追加する場合は、検索件数が多いキーワードに関連する要素を優先的に盛り込むようにするのもポイントです。

③対策キーワードを検索している人の検索ニーズを考える

メインの対策キーワードを決め、競合サイトの分析をした後は、検索する患者さんの検索ニーズを考えましょう。

具体的には、対策キーワードで検索する患者さんが「どんな悩みや不安を解決したくて検索しているのか」を徹底的に考えます。

例えば、「新宿+頭痛」で検索する患者さんは、「新宿で頭痛外来のあるクリニック・病院を知りたい」といった顕在ニーズがまずは考えられます。さらに深堀して考えると、以下のようなニーズも考えられます。

  • 診療時間や診療日時
  • どんな処置が受けられるか
  • 頭痛の原因や治療法(検索している人は今すぐ頭痛を治したいのでこういった情報も気になっている)
  • 頭痛になったときの注意点(検索している人は今すぐ頭痛を治したいのでこういった情報も気になっている)

事実、「新宿+頭痛」で検索順位を獲得している以下の記事では上記の内容が盛り込まれています。

頭痛外来|eHealth clinic

より徹底的に検索ニーズを考えるには、「検索者自身が気づいていないニーズ(潜在ニーズ)」にまで辿り着く必要があるのです。

検索ニーズを考える方法は、

  • SEOツールで関連キーワードを深掘りしていく
  • 患者さんの立場になって想像力を働かせる
  • Yahoo!知恵袋でニーズを探る
  • SNSなどでニーズを探る
  • 上位表示の記事からニーズを探る

などが挙げられます。

④検索ニーズに合った”最高”のページを制作する

検索ニーズを徹底的に考えることができれば、ユーザーにとって最高のページ(コンテンツ)制作を行います。

コンテンツ制作は、「構成案作成」⇒「執筆」という順で行います。

記事構成案の作成

実際のコンテンツを書く前に、「記事構成案(コンテンツの骨格)」を作成することがおすすめです。

記事の骨格とは、いわば設計図のようなものです。記事骨格に沿ってライティングを行うことで、ブレの少ない内容になります。ちなみに、本記事の構成案は下記のようになっておりました。(一部抜粋)

SEOに強い記事構成案の作成方法について詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

記事の執筆

構成案に基づいて、記事の執筆(SEOライティング)を行います。

執筆にあたって重要なのは、文学小説のような美しい文章を書くのではなく、ユーザーにも検索エンジン(ロボット)にもわかりやすい「結論ファーストな文章」を書くことです。文章作成経験がなくても、以下2種類の構文に沿って執筆するとわかりやすい文章が作成できます。

PREP法

PREP法とは、論理的に自信主張を伝えたいときに役立つ構文です。以下のような順番で文章を作成します。

Point = 結論
Reason = 理由
Example = 事例
Point =結論

SDS法

SDS法とは、初めに結論(概要)を記載した後に詳細を説明し、再度結論(概要)を記載する構文です。

Summary = 概要
Details = 詳細
Summary = 概要

SEOライティングの方法について詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

SEO記事を書く際は「ユーザーファースト」を意識し、読みやすさ・わかりやすさを第一に考えて制作しましょう。

SEOに強い記事の作成方法について詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

⑤掲載後のアクセス分析・リライトも重要

SEO記事が完成して、無事ページに掲載されて終わりではありません。コンテンツSEOにおいては、記事の分析、リライト(加筆修正)も重要です。

リライトとは、「すでに掲載されたコンテンツの改善」を意味します。

掲載後のページの「検索順位」「CTR(クリック率)」を分析し、伸び悩んでいる記事があればリライト(加筆修正)していきます。

リライトを実施する際は、以下の点を意識してみてください。

  • タイトルや見出しに対策キーワードを含むように修正する
  • 記事の内容を簡潔にまとめたメタディスクリプションを設定
  • 内部リンクを設定する
  • オリジナルコンテンツを追加できないか検討する
  • 競合ページにあって自サイトにないコンテンツがないか探す

SEOリライトのやり方について詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

⑥医療広告ガイドラインに違反しないように注意

クリニックや病院のWebサイト制作では、「医療広告ガイドライン」に違反しないように注意しなければなりません。

万が一ガイドラインに違反すれば、Googleからペナルティを受けるだけでなく、クリニック・病院としての信頼喪失にもつながります。

さらに削除命令に従わない場合や、悪質な広告とみなされた場合は6ヶ月以下の懲役、または30万円以下の罰金が課せられるので注意が必要です。

具体的には、以下のような行為が違反とされています。

  • 広告が可能とされていない事項の広告
  • 虚偽広告
  • 比較優良広告
  • 誇大広告
  • 公序良俗に反する内容の広告
  • 体験談の広告
  • ビフォーアフターの広告(例外あり)
  • その他

医療ガイドラインは定期的に改訂されるため、常に最新の情報を把握しておくことが大切です。

狙ったキーワードの関連コンテンツを増やしトピックに対する専門性を高める

コンテンツSEOでは、対策キーワードに関連するコンテンツを増やして、サイト全体の専門性を高めることでより検索上位に表示される確率が高まります。

対策キーワードで上位表示させるためには、サイト全体の関連コンテンツ数でも評価される場合があるからです。

対策キーワードに関連するコンテンツが多いほど検索順位が改善される

具体例として、「粉瘤 新宿」や「粉瘤 東京」というキーワードで調べて最上位に表示される「ふるやばし形成外科粉瘤クリニック」を見ていきます。

ふるやばし形成外科粉瘤クリニックのHPでは、粉瘤というひとつのトピックに対して、「粉瘤 治療法」「粉瘤 ニキビ 違い」「粉瘤治療 日帰り」「耳 粉瘤」「背中 粉瘤」といった複数のキーワードに対する関連コンテンツを制作しています。

ふるやばし形成外科粉瘤クリニックのSEO対策の事例
引用:ふるやばし形成外科粉瘤クリニック

その結果トピックに対する専門性が高いとGoogleに認識されて、上位表示が実現しているのです。

そのため、対策ページのコンテンツだけを改善するのではなく、サイト全体の関連コンテンツを増やして専門性を高めましょう。

外部SEOとは?

外部SEOとは、良質な外部リンク(被リンク)を獲得し、検索エンジンからの評価を高める施策のことです。他のサイトに自サイトのリンクがはられることを「被リンク」といいます。

SEO対策では、前述した良質なコンテンツ制作だけでなく、被リンクを多く獲得する仕組み作りも行う必要があります。

外部リンク(被リンク)が重要だということは、Googleが掲げる10の真実の中の「4.ウェブ上の民主主義は機能する。」でも以下のように明記されています。

“4. ウェブ上の民主主義は機能する。

Google 検索が機能するのは、どのサイトのコンテンツが重要かを判断するうえで、膨大なユーザーがウェブサイトに張ったリンクを基準としているからです。Google では、200 以上の要素と、PageRank™ アルゴリズムをはじめとするさまざまな技術を使用して、各ウェブページの重要性を評価しています。PageRank のアルゴリズムでは、ページ間のリンクを「投票」と解釈し、どのサイトが他のページから最高の情報源として投票されているかを分析します。この手法なら、新しいサイトが増えるたびに情報源と投票数が増えるため、ウェブが拡大するにつれて効果も高まります。”

引用元:Google が掲げる10の事実

Googleはどのコンテンツが良質で有益かを判断するうえで、「多くの被リンクを獲得していること」と記載されています。

とはいえ、ただ多くの被リンクを獲得すればいいわけでもありません。被リンク評価を上げるためには、以下の2つが重要です。

  • サイト全体で高い評価を受けているWebサイトから被リンクを多く獲得している
  • 対象ページに評価の高いWebサイトから被リンクを多く獲得している

量と質を兼ね備えて被リンクを獲得することで、SEO評価が高まります。

クリニック・病院における外部SEOの方法

ここでは、良質な被リンク集めの方法と注意点を解説していきます。
先に注意点を解説します。

間違った被リンクの集め方はペナルティの対象になる

被リンク獲得はSEO対策において重要な施策ですが、やり方を間違えるとブラックハットSEOと認識され、ペナルティを受ける可能性があります。

被リンクを集めて上位表示を狙うためには、正しい知識とやり方を持って実施しなければなりません。

間違った被リンクの集め方と、正しい被リンクの集め方は以下のとおりです。

間違った被リンクの集め方正しい被リンクの集め方
・有料で販売されている被リンクを集める
・被リンク評価を高めるためだけのリンク集に登録する
・リンクする代わりにリンクしてもらう
・質の低いサイトからの被リンク
・関連性が高いサイトからのリンク
・有効なリンクであるかどうか
・良質で評価の高いサイトからの被リンク

正しい被リンクの集め方にある「有効なリンクであるかどうか」は、以下のようなhtml要素のrel属性に関係しています。rel属性が下記に当てはまると被リンクの効果が無効になるので注意してください。

  • rel=”nofollow”
  • rel=”sponsored”
  • rel=”ugc”

また、Google検索の検索結果ランキングを意図的に操作する目的のリンクは、スパム認定されます。SEOに悪影響を及ぼすため行わないようにしましょう。

クリニック・病院における具体的な被リンクの集め方

では、クリニック・病院が正しい方法で被リンクを集めるためには、どのようにすればいいのでしょうか。

具体的な被リンクの集め方は以下のとおりです。

  1. ポータルサイトに登録
  2. 関連性の高いサイトのページを監修・寄稿する
  3. 医師会や学会に加盟して被リンクを設置してもらう
  4. 在籍していた大学や医療機関から提携クリニックとしてリンクをもらう
  5. 地域のイベントに参加して団体からリンクをもらう
  6. 専門家への取材を通してリンクを設置してもらう
  7. クリニックや病院のポータルサイトに掲載し、リンクを設置してもらう
  8. SNSでいいねやリツートをもらう

上記以外にも、競合サイトがどのサイトから被リンクを受けているかを調べる方法があります。SEOツールのahrefsなどで調べられるので、競合サイトと同じように被リンクをもらいに行くことも可能です。

内部SEOとは?

内部SEOとは、自サイト内で行うSEO対策のことです。

主な施策には、タイトルや見出し、本文など全てのテキスト、画像、HTMLタグ、ページスピードなどサイト内の構造の改善が挙げられます。

内部SEOを行う目的は以下の2つです。

  • クローラーの巡回を促す
  • ページ内容をクローラーに正しく伝える

検索エンジンはクローラーというロボットがWebサイトを発見・巡回し、サイトを読み取ってページを評価します。

しかし、内部SEOができていなければ、良質なWebサイトでもクローラーに発見されないため、検索エンジンの上位表示が難しくなります。

内部SEOはWebサイトの構造をGoogleに正しく伝えるためにも、重要な施策なのです。

クリニック・病院における内部SEOの方法

ここでは、クリニック・病院における内部SEOの方法として下記を解説していきます。

  • titleタグにキーワードを含める
  • metaディスクリプションにもキーワードを含め、内容も改善する
  • 見出しタグを適切なHTML構造にする
  • ページ間の内部リンク構造を最適にする
  • 構造化データを実装する
  • モバイルファーストなデザインにする
  • 重複コンテンツはないかチェック
  • 低品質なコンテンツを無くしていく
  • サイトの表示速度を改善する
  • その他の内部SEO施策

内部SEOができていないと、GoogleにWebサイトを発見・評価してもらえません。Googleのガイドラインには多くの対策項目が記載されていますが、その中でも特に重要な項目を紹介します。

titleタグにキーワードを含める

タイトルタグとは、サイト内のHTMLにある<title>〜</title>と記載されているタグのことです。タイトルタグは、検索エンジンの検索結果画面に表示され、最も目立つ部分です。Googleの評価基準の中でも、タイトルタグが重要視されています。

タイトルタグには、キーワードや検索ニーズとの関連度合いが高いキーワードを含めなければなりません。クリック率や検索順位にも大きく関わるため、SEO対策において重要な設定です。

タイトルタグを設定する際は、以下のポイントを意識してわかりやすく作成しましょう。

  • メインキーワードは必ず含める(なるべく左側に)
  • 文字数は30〜35文字以内
  • 記事の内容と関係のないキーワードは含めない

例えば、以下のタイトルのように、自院が対策したいキーワードを自然に盛り込むのが大切です。

例:新宿駅前うわじま皮膚科 平日20時まで。土日も診療 南口30秒|光線 手術 イボ 小児 多汗症

タイトルに盛り込んでいるキーワード:「新宿 皮膚科」「土日診療」「新宿駅前 皮膚科」「新宿クリニック 平日遅くまで」「新宿南口」「光線」「手術」「イボ」「多汗症」

また、複数のキーワードを盛り込むことで、さまざまな検索キーワードで表示されるので、1ページでの流入数を大きく増やせます。

metaディスクリプションにキーワードを含め、内容も改善する

metaディスクリプションとは、記事の内容を100文字程度に要約した概要文のことです。検索結果に表示されるタイトル下の文章を指します。

検索結果の画面に表示されるため、クリック率を左右する重要な内容です。

ディスクリプションは、自分で設定しなくても検索エンジンが自動で記事の内容を要約してくれるため、知らない方も多いです。また、直接的なSEO効果はないため、設定していない方もいらっしゃいます。

しかし、ユーザーは「自分の知りたい情報が掲載しているか」を判断する材料として読むため、重要な要素なのです。記事内容を簡潔にまとめて、headタグ内に記載しましょう。

その際に対策キーワードも含め、内容を随時改善することが大切です。スマホユーザーの場合は、パソコンよりも表示される文字数が少なくなるため、重要な内容は前半に記載しましょう。

見出しタグを適切なHTML構造にする

内部SEOでは、見出しタグの確認も大切です。見出しタグとはh1〜h6までのhタグを指します。

見出しタグには、以下のような使い方・ルールがあります。

  • h1(大見出し):タイトルに使用
  • h2(中見出し):目次や章
  • h3(小見出し):h2の中に配置し、h2のポイントとなるテキストに使用
  • h4〜h6(小見出し):h3で内容をさらに補足したい場合に使用

上記のように数字が小さいhタグほど、階層の高い見出しです。h2の中にはh3を、h3の中にはh4を設定するなど、入れ子構造にしなければなりません。

また、hタグにも対策キーワードを含めることで、キーワードとの関連性を検索エンジンに伝えられます。結果として、SEO評価の向上にもつながるでしょう。

ページ間の内部リンク構造を最適にする

内部リンクとは、自サイト内の記事同士を繋ぐリンクのことです。内部リンクを設置しておくことで、ユーザーをサイト内の別記事に誘導できます。

また、クローラーが巡回しやすくなり、インデックスされる可能性が高まる効果も期待できるでしょう。関連性の高い記事を適所に配置すれば、ユーザーの利便性向上にもつながり、SEO評価も上がります。

内部リンクは本文以外にも、以下のような箇所に設置することも可能です。

  • パンくずリスト
  • グローバルナビ
  • サイド・フッターリンク
  • アンカーテキスト
  • バナーリンク
  • HTMLサイトマップ

ページ間の内部リンク構造を最適化し、全ページがリンクで繋げるようにすることで、サイト全体の評価が上がります。

構造化データを実装する

構造化データとは、HTMLで書かれた情報を検索エンジンに理解しやすくするデータ形式のことです。

検索エンジンは言葉そのものを理解していません。構造化データを実装することで、検索エンジンが理解できる機械語で伝え、テキストの意味を理解させます。

構造化データの書き方は、以下の2種類あります。

  • HTML上に直接マークアップする方法
  • 構造化データマークアップ支援ツールを活用する

構造化データ自体に検索順位を押し上げる効果は期待できないものの、設定することで記事の情報を検索エンジンに正しく伝えられるのです。

クリニック・病院におすすめの構造化データ

クリニック・病院におすすめの構造化データは以下の2つです。

  • ブログページの「著者情報構造化」
  • 「MedicalBusiness」の構造化

著者情報構造化とは、ブログページをどんな人物が書いたか、グーグルに示す構造化データです。E-E-A-T対策として実装しているサイトが多いのが特徴です。

地域に密着したクリニックは、ローカルビジネスの構造化データを実装することで、各種データ(住所・電話番号・営業時間・口コミなど)をGoogle側に伝えられます。

ローカルビジネス構造化のうち、以下の医療事業の構造化データを表す記述をするとよいです。

【SEO対策】MedicalBusiness-医療事業の構造化データ(JSON-LD)の書き方

新宿などWeb集患の激戦区で上位表示されているクリニックでは、上記の構造化データが実装されています。

また、少しでも地方に行くと実装しているクリニックは少ないので、差別化のポイントになるでしょう。

モバイルファーストなデザインにする

内部SEOでは、モバイルファーストなデザインにすることも大切です。

モバイルファーストなデザインとは、スマートフォンでもストレスなく利用できるようにするデザインを指します。

Googleのクローラーはモバイル版のページを優先的にクロール・インデックスしているため、サイト設計もモバイルファーストであるべきです。

具体的な対策は、

  • 画面タップやズームをしなくても文字が読みやすい
  • 横方向へのスクロールが発生しない
  • スマホでの読み込みに負担がかからない工夫

などが挙げられます。パソコンで見てもスマホで見ても、読みやすさに差がないサイト設計にすることが大切です。

モバイルに対応していないページは検索順位が下がるため、クリニックのホームページがモバイルファーストなデザインかを確認しましょう。

重複コンテンツはないかチェック

重複コンテンツとは、サイトの内部や外部のページを構成している内容が同じようなコンテンツのことです。「コピーコンテンツ」とも呼ばれています。

重複コンテンツが存在すれば、以下のようなことがSEO対策に影響します。

  • 検索結果の上位に表示されにくい
  • ペナルティの対象になる
  • 被リンク評価が分散してしまう

他ページと異なるタイトル、テキストを記述し、重複コンテンツにならないサイト制作が大切です。

しかし、重複コンテンツを避けられないケースもあります。パソコン用とスマホ用ページを分けている場合などです。

サイトの設計上やむを得ず重複コンテンツが存在する場合は、canonicalタグ(カノニカルタグ)を設置します。

インデックスさせたい1ページ以外の重複コンテンツのheadタグ内に、rel=”canonicalを記述することでクローラーに正しく認識させられます。

重複コンテンツよるペナルティの有無を調べる際は、Google Search Console(サーチコンソール)が便利です。手順は以下のとおりです。

  • Google Search Consoleを開く
  • 「セキュリティと手動による対策」→「手動による対策」の順にクリック

「問題は検出されませんでした」と表示されれば、重複コンテンツはありません。

低品質なコンテンツを無くしていく

SEO対策で最も意識しなければならないのは、「ユーザーファースト」なサイト運営です。そこに低品質のコンテンツがあると、ユーザーの利便性は下がり、検索順位を落とすことにもつながります。

以下のような低品質のコンテンツは、削除またはリライトして高品質な記事にしましょう。

  • 文字数が少なく(100〜200文字程度)、内容が薄いページ
  • テキストが少なく画像が多いページ
  • 重複コンテンツ(コピーコンテンツ)
  • AIなどで自動生成したページ

ユーザービリティ上、低品質の記事を削除するのが難しい場合は、noindexタグが有効です。noindexタグを設置すれば、インデックス登録を拒否できるため、検索結果に表示されないようになります。

そのため、低品質なページはSEO評価されず、サイト全体の評価に悪影響を与えることもありません。

noindexタグはHTML内のhead要素に以下のように設置します。

<meta name=”robots” content=”noindex” />

サイトの表示速度を改善する

内部SEOでユーザーの利便性を追求するために、サイトの表示速度を改善することも大切です。サイトの表示速度が遅いと、せっかく訪問してくれた患者さんがすぐに離脱する原因になります。

サイトの表示速度を改善するためには、以下のような方法が挙げられます。

  • 画像・動画のファイルサイズを軽量化する
  • 不要な外部ファイルを削除する
  • 画像スクロールに応じて画像を読み込むようにする
  • サーバーでファイルを圧縮する
  • ブラウザキャッシュの有効期間を長くする
  • Webフォントのダウンロード中もテキストを表示させる

Web開発の知識が必要なものも多く、専門家に依頼するのも一つの手です。

自サイトが、どのくらいの表示速度かを知りたい方は、PageSpeed Insights(ページスピードインサイト)がおすすめです。URLを入力するだけでWebページの表示速度を測定できます。

その他の内部対策

ここまで紹介してきた内部対策以外にも、さまざまな方法があります。以下はその一部です。

  • sitemap.xmlの作成
  • モバイル対応のアノテーション設定
  • 有益なナビゲーションリンクの追加
  • パンくずリストの作成
  • カスタム404ページの作成
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  • 狙ったキーワードで検索上位がとれていない
  • 戦略的にSEO対策をしたい
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現在、上記のようなお困りごとがありましたら、SEOコンサルティングで圧倒的な成果を創出してきた我々『ULTRA』へご相談ください。SEO対策にとどまらず売上・利益などビジネス的な成果を追求し、戦略設計から施策の実行、インハウス化支援まで、ニーズに合わせた最適なプランで強力にサポートいたします。

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SEO施策の実施後はツールを使った効果計測も重要

SEO施策の実施後は、Webサイトやページで狙った効果が出ているか測定することが大切です。効果測定を行うことで、改善点を見つけたり、Googleのアルゴリズムアップデートで自サイトがどのような影響を受けたのかを迅速に確認できたりできます。

SEOの効果測定で分析すべき指標は、

  • キーワード単位での検索順位
  • クリック数
  • コンテンツ数
  • クローラーの巡回数
  • コンバージョン(CV)率
  • 直帰率・離脱率・滞在時間
  • 被リンク数

などさまざまです。効果測定を行う際は、以下のようなSEOツールを導入することで効率的で正確な効果測定が行えます。

SEOツール①Google Search Console※必須

Google Search Consoleのキャプチャ

Google Search Consoleは、WebサイトのSEOに関する分析や改善に活用できるツールです。略して「サチコ」とも呼ばれており、無料のサービスです。

以下の指標をサイト単位、ページ単位、キーワード単位で調査できます。

  • 検索順位
  • 検索キーワードのクリック数
  • 検索キーワードの表示回数
  • CTR(インターネット広告におけるクリック率)

また、以下のような活用方法もあります。

  • クロールやインデックス状況の確認
  • 外部/内部リンクの状況
  • サイトマップの送信
  • モバイル検索に対応しているの確認

サーチコンソールは、ユーザーがどの検索キーワードで検索したときに、どのように表示されたのかなど、ユーザーの「検索前」の行動について効果検証できるのが特徴です。

検索順位や流入に繋がったキーワードを把握でき、ユーザーニーズの発見や適切なSEO効果の測定・改善に役立てられます。SEO対策を行うクリニック・病院においては、必須のツールといえるでしょう。

出典:Google Search Console

SEOツール②GA4(Google Analytics)※必須

GA4(Google Analytics)とは、自サイトに訪問したユーザーの行動を分析する無料のアクセス解析ツールです。

アクセスユーザー数やセッション数(アクセス数)などのWebサイト全体の数値や、滞在時間、直帰率・離脱率などのアクセスしたユーザーの行動分析が行えます。

前述のGoogle Search Consoleは、ユーザーの検索前の行動について効果検証できるのに対し、Google Analyticsはユーザーの検索後の行動について効果検証できる点が異なります。

Google Analyticsで調査できる具体的な指標は以下のとおりです。

  • アクセスユーザー数
  • 新規ユーザー数
  • アクセス数
  • ユーザーの流入経路
  • ユーザーの地域や性別、年齢、言語など
  • ユーザーが使用しているデバイス・ブラウザ

自サイトに訪問してくれたユーザーがどのような行動をとったのか効果検証し、ページの改善を行う際に役立つ必須のツールといえるでしょう。

出典:Google Analytics

SEOツール③Ahrefs

Ahrefsの画面キャプチャ

Ahrefsは世界で60万人以上が導入しているSEO分析ツールです。自サイトだけでなく競合サイトの被リンク分析や検索エンジンの上位表示コンテンツ、SNSの反応などを調査できます。

SEOに関する分析の中でも、特に被リンク分析が得意です。26.9兆もの巨大なリンクデータを保有しており、最新のデータから競合サイトの被リンク状況を調べ上げます。

被リンクの数はもちろん、リンク先のURLやアンカーテキストなどの細かなデータも取得可能です。競合サイトの被リンクを分析すれば、「被リンクされるコンテンツの特徴」「自サイトでも被リンクをもらえないか」などの改善策に活用できます。

ただし、12,500円〜の月額費用がかかる点はデメリットです。料金が高い分、SEO対策で必須の分析機能が充実しているツールなので、クリニックでも導入を検討してみてはいかがでしょうか。

出典:Ahrefs

新規開業クリニックはSEOの知識があるホームページ制作会社に依頼しよう

ここまで解説してきた通り、SEO対策にはいくつもの施策があり、専門知識がなければ十分な対策は難しいといえます。

クリニックにおいても、経営しながら本格的なホームページ制作・SEO対策を同時進行で行うのは現実的ではありません。特に新規開業クリニックは、ホームページの制作を制作会社に依頼するのがほとんどかかと思います。

その際に、ホームページのデザイン性だけで選ぶのではなく、制作会社にSEO対策の専門知識・実績があるかどうかをチェックするのも大切です。

しかし弊社のようなSEO対策に強みを持つ企業から見ると、正しくSEOを理解しているホームページ制作会社はほとんどありません。特にクリニックを専門とするホームページ制作会社ではその傾向が顕著です。

SEOを理解していないホームページ制作会社に初期段階で依頼してしまうと、後々SEOの改善に費用が発生することになるので、慎重な選定が必要です。

本記事で解説した内容を理解したうえで、適切なSEO対策が施されたホームページ制作会社への発注ができるように、慎重に会社選びを行ってください。

開業済みクリニックがSEOの改善を図るならSEO対策代行会社に外注する

すでに開業済みのクリニックがホームページの検索順位の改善などSEOに取り組むなら、SEO対策代行会社に外注しましょう。

一口にSEO対策代行会社と言っても、以下のように複数の種類があり自院に合った企業に外注することが大切です。

<SEO対策代行業者の種類>

  • コンテンツSEOを支援するコンテンツSEO代行会社
  • 被リンク獲得代行や獲得戦略の策定などを行うSEO外部対策代行会社
  • 内部構造の評価を高めるためにサイト設計を見直してくれるSEO内部対策会社
  • 上記すべての施策を総合的に支援してくれるSEO総合コンサルティング会社

クリニックの状況にもよりますが、何から取り組んでいいかわからないという状況の場合はまず、対応範囲の広い「SEO総合コンサルティング会社」に外注しましょう。
現状分析に応じて、最適な施策を組んでくれます。

なお、SEO対策代行会社によっても実力はピンキリ。
中には悪質な業者もいるので、以下の観点から慎重に外注依頼先を選ぶことが大切です。

  • 実績・実力:十分な実績と実力のある会社か
  • 費用:費用は相場や実施する施策内容に対して割高か割安か※安すぎる業者は危険
  • 料金体系:料金体系は明確化
  • 提案内容:提案内容は適切か
  • コミュニケーション:コミュケーションは迅速で丁寧か
  • その他のチェック項目
    • 契約内容
    • 担当者との相性
    • 評判や口コミ

以上の点から、信頼できるSEO対策代行会社を慎重に選びましょう。

SEO対策代行会社の選び方やおすすめの優良企業について詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

SEO対策にお困りではないですか?
  • 狙ったキーワードで検索上位がとれていない
  • 戦略的にSEO対策をしたい
  • 検索順位改善だけでなく売上・利益にもつなげたい

現在、上記のようなお困りごとがありましたら、SEOコンサルティングで圧倒的な成果を創出してきた我々『ULTRA』へご相談ください。SEO対策にとどまらず売上・利益などビジネス的な成果を追求し、戦略設計から施策の実行、インハウス化支援まで、ニーズに合わせた最適なプランで強力にサポートいたします。

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SEO対策代行会社への外注にかかる費用の相場は?

SEO対策代行会社と一口に言っても複数の種類があり、それぞれの費用相場一覧は下図の通りです。

SEO対策にかかる費用

上図の通り、SEO対策にかかる各項目のサービス内容と外注費用相場は上図の通りですが、クリニックの場合は基本的に最上流である「SEOコンサルティング(SEO総合コンサルティング会社)」を利用するのが通例です。

SEOコンサルティングは、月額20~50万円程度の半年契約が相場になります。
20万円より安いSEOコンサルティング会社は、成果を上げるために十分な支援をできないケースがほとんどなので、避けるようにしましょう。

SEOコンサルティング会社は、基本一般企業向けにサービスを提供しているため、クリニックにとってはやや高めの費用感となっています。

ただし金額が高いからと言って、安すぎる業者に頼むと成果が出ず本末転倒なのでご注意ください。

なお、SEO対策の外注費用相場についてさらに詳しく知りたい方は、「SEO対策にかかる費用相場や料金体系・見積もり・内訳を徹底解説」を参考にしてください。

クリニック・病院のSEO対策成功事例はネット集患激戦区をみると良い

クリニック・病院でSEO対策を行う際に、成功している競合サイトを参考にする場合もあるでしょう。

SEO対策でクリニックの事例を参考にする場合は、新宿や渋谷といった激戦エリアで上位表示されているクリニックを参考にするとよいです。

激戦エリア以外を参考にしてしまうと、SEO対策でうまくいっているのか、ただ競合が少ないから上位表示されているのかがわかりません。

新宿や渋谷などのクリニックホームページは、競合サイトがひしめき合っている中、正しいSEO対策を行っている結果、上位表示されています。

例えば、「新宿+診療科目名」「渋谷+診療科目名」などで検索してみるとよいでしょう。

クリニック・病院においてはMEO対策も重要!簡単にポイントを解説

クリニック・病院の集患・増患においては、MEO対策も有効です。MEOとは、「Map Engine Optimization(マップエンジン最適化)」の略で、主にGoogleマップで検索結果の上位に表示されるために行う施策を指します。ここまで解説してきたSEOのマップ版と考えるとよいでしょう。

例えば、「地域名+診療科目名」で検索した場合、その地域と診療科目名に当てはまるクリニックや病院が表示されます。自院が上位に表示されれば、ユーザーから認知してもらいやすくなり、集患・増患につながるのです。

では、具体的にどのような施策を行えばよいのでしょうか。MEO対策で評価されるためには、以下の3つのポイントを押さえてプロフィールを充実させることが大切です。

  • 「関連性」
  • 「距離」
  • 「視認性」

MEO対策のポイントを8つ紹介します。

①Googleビジネスプロフィールに登録する

MEO対策では、Googleビジネスプロフィールを最適化することが成功する近道です。そのためには、「Googleビジネスプロフィール」に登録する必要があります。

Googleビジネスプロフィールを利用するには、「Googleアカウント」が必要です。使用するGoogleアカウントはクリニック用のアカウントになります。まだ作成していない場合は、アカウント作成から行いましょう。

Googleビジネスプロフィールの登録手順は、基本的には以下のとおりです。

  1. Googleビジネスプロフィールの公式サイトから、新規ビジネスを追加
  2. ビジネスを入力する
  3. ビジネスカテゴリの選択
  4. 店舗住所の入力
  5. ビジネスの所在地をマップ上でマーカー指定する
  6. 他地域でのビジネス展開の有無
  7. 電話番号やWebサイトの連絡先情報を追加する
  8. オーナー確認方法を選択する

上記の項目を全て埋めましょう。また、「8のオーナー確認方法を選択する」では、外部の者にGoogleビジネスプロフィールの管理権限が渡らないように、「オーナー確認」は必須です。

出典:Googleビジネスプロフィール

②ビジネスプロフィール情報の最適化

ビジネスプロフィール情報を正確に細かく設定することは、検索結果に直結するため非常に重要です。

店舗の住所や電話番号、業種といった基本情報だけでなく、営業時間や定休日、診療科目名などの情報も掲載しておきましょう。

MSO対策では、「関連性」が最も重要な要素です。店舗情報の多くがキーワードや、検索トピックと関連付けられるように最適化するのも大切になります。

特に、MEO対策の「関連性」に影響するビジネスプロフィールの項目は以下の6つが挙げられます。

  • ビジネスカテゴリ
  • 住所・マップピンの設定
  • 営業時間
  • 電話番号
  • メニュー/サービス/商品の概要
  • WebサイトURL

ビジネスプロフィールの設定項目は、Googleのガイドラインが定められているので、正しく入力するようにしましょう。違反行為が認められた場合は、コンテンツの表示やプロフィールへのアクセスが制限されます。

出典:ビジネス プロフィールに関連するすべてのポリシーとガイドライン

③写真や動画を充実させる

次に、ビジネスプロフィールの写真や動画を充実させましょう。写真や動画を充実させることで、テキストでは表せない魅力をユーザーに伝えられます。

クリニックの内観や外観、スタッフの写真などを掲載すれば、患者さんが実際に来院するかどうか判断する材料にもなります。

写真や動画はできる限り解像度が高く、清潔感を意識してアップするようにしましょう。

④タイトル・見出しの最適化

クリニックのホームページとGoogleビジネスプロフィールの情報は関連付けられるので、タイトルや見出しなどは最適化しておきましょう。

タイトル・見出しに検索キーワードを盛り込んでおくと、検索エンジンからの評価を高め、より多くの患者さんに来院してもらえるようになります。

MEOの効果を最大限発揮するために、クリニックのホームページのSEO対策も重要です。

⑤クリニックの施術メニューなどを投稿する

Googleビジネスプロフィールでは、情報発信することができます。クリニックの施術メニューや写真を投稿するのがおすすめです。

初めてクリニックに来院する場合、どんな雰囲気なのか、信用できるのかなど不安も多いでしょう。少しでも不安を取り除けるように、クリニックの詳細を投稿しておくと患者さんも安心して来院できます。

新たに導入した医療機器やサービスなどの情報をコンスタントに投稿することも、MEO対策では重要です。

⑥口コミを集める施策も実施する

「口コミ」は、患者さんがそのクリニックに来院するかどうかを判断する重要な材料になります。また、多くの人から評価されているということは、Googleの評価にも繋がります。

しかし、クリニックや病院は飲食店などと違い、口コミが集まりにくい業種です。一人ひとりの患者さんを大切に治療し、対応することが良い口コミに繋がります。

来院された方に直接口コミを依頼したり、口コミ投稿依頼のポップやQRコードを作成して配置したりするのも良いでしょう。

⑦口コミには返信する

口コミへの返信はMEO対策で直接的な効果は期待できませんが、結果として集患につながる可能性があります。

クリニックや病院は、飲食店や他の業種と違ってどうしても悪い口コミを書かれがちです。治療自体に満足していても、受付スタッフの対応に満足できないといった悪い口コミが投稿されてしまう傾向にあります。

良い口コミだけに返信して悪い口コミを放置するクリニックも存在しますが、患者さんから「誠実さがない」と思われてしまうかもしれません。

良い口コミだけでなく、悪い口コミに対しても丁寧に返信すると、患者さんから信頼を得られます。

口コミは他のユーザーにも見られるため、「このクリニックは一人ひとりに丁寧な対応をしている」といった印象を与えることにもつながるでしょう。

⑧SEOと同時並行で進めることも大切

MEO対策を行う際は、SEOも同時並行で進めることが大切です。SEOと同時並行で進めれば、MEOにも相乗効果が期待できます。

MEO対策でマップ上に上位表示され、SEO対策で検索エンジンに上位表示されれば、クリニックのブランドイメージを高められます。

Googleビジネスプロフィールに登録するだけで始められるので、少しでも集患・増患に繋げたいのであれば、取り組むべき施策といえるでしょう。

MEO対策について詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

短期でネット集患したいなら検索連動型(リスティング)広告が効果的

ここまで解説してきたSEOやMEOは、うまくいけば高い集患・増患効果が期待できますが、効果が出るまでに時間がかかります。

短期でネット集患を行いたいクリニックには、検索連動型(リスティング)広告がおすすめです。検索連動型広告とは、ユーザーが検索エンジンで検索した際に、その検索されたキーワードに関連した広告が表示される仕組みです。

検索連動型広告は、検索キーワードに対してすぐに上位表示されるため、検索ユーザーに対して効率的なアプローチができます。

検索連動型広告を実践する際は、以下のポイントは必ず押さえておきましょう。

  • 薬機法・医療広告ガイドラインを遵守する
  • 予約管理の方法をあらかじめ決めておく
  • クリニックの検索連動型広告で実績のある代理店や専門家を活用する

特に、薬機法・医療広告ガイドラインには注意が必要です。虚偽広告や、誇大広告を行った場合、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金が課される可能性があります。

このリスクを避けるために、実績のある代理店や専門家に依頼すると良いでしょう。

まとめ

クリニックにとってSEO対策は難易度が高いですがその分効果も大きいです。まずは正しい知識を身につけて施策を進めることが大切です。

本記事で紹介したSEO対策を適切に実践すれば、クリニックのホームページを上位表示させることは十分可能です。

クリニックのホームページが上位表示されれば、検索ユーザーから信頼されやすくなり、集患・増患に繋がります。

ただし、SEO対策は効果が出るまでに時間がかかるため、根気よく継続することが大切です。また、SEO対策と同時並行でMEO対策や検索連動型広告の配信も進めておくと、より効果的な集患・増患が期待できるでしょう。

本記事で紹介した内容を押さえて、集患・増患につながるSEO対策を実施してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

渡邉 志明(SEOニキ)のアバター 渡邉 志明(SEOニキ) シュワット株式会社|代表取締役

これまで複数のwebメディアの立ち上げ~黒字化にPM・SEO責任者として携わる。コンテンツSEOによるメディアのグロースやインハウス化支援が得意。SEOディレクターとして600以上のコンテンツで検索1位を獲得した実績を持つ。POSレジなどのITツール導入支援もしている。