被リンクのペナルティを防ぐには?SEO効果が出る被リンク獲得法

被リンクのペナルティ防止方法
この記事でわかること
  • SEOでペナルティになりやすい被リンクについて
  • SEO効果が出る正しい被リンク獲得方法
  • ペナルティが出た時の対処方法
オウンドメディア運用コンサルタント紹介①渡邉志明

この記事の著者渡邉 志明(シュワット株式会社 代表取締役)

SEOコンサルティング会社の経営者。
これまで複数のwebメディアの立ち上げ~黒字化にPM・SEO責任者として携わる。コンテンツSEOによるメディアのグロースやインハウス化支援が得意。

SEO対策において被リンク獲得が有効であるのは誰もが知るところでしょう。

しかし、正しく被リンク獲得をしなければGoogleのガイドラインに違反し、ペナルティにつながることもあります。
ペナルティを受けると、検索順位の大幅な低下やインデックスの削除など甚大なダメ―ジを受けることに。

したがって、SEO担当者はどのような被リンクを得るとペナルティにつながるのか十分に理解する必要があります。

本記事では、SEOでペナルティになりやすい被リンクについて詳しく解説。
合わせてSEO効果が出る正しい被リンク獲得方法にやペナルティになった(なりそうな)時の対処方法についてもわかりやすく説明しています。

ぜひご一読いただき、正しい知識を身に着けてくださいね。

なお、本記事では被リンクによるペナルティを中心に解説しています。その前に、被リンクの基礎知識から知りたいという方は、「被リンクとは?SEO効果や増やし方を初心者にもわかりやすく解説」を参考にしてください。

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目次

被リンクによるペナルティとは

被リンクによるペナルティとは、Googleなどの検索エンジンが、あなたのウェブサイトへの被リンクが不自然、またはガイドライン違反だと判断した場合に科される罰則のことです。

Googleではリンクに関するスパムポリシーを定めており、違反するとペナルティを受けることになります。

ペナルティを受けると、検索順位の大幅な低下や検索結果への非表示など、大打撃を受けることになるため絶対に避けたいところです。

本記事で解説する内容を理解し、被リンクによるペナルティを未然に防止しましょう。

そもそも被リンクにSEO効果はある?意味ない?

「被リンクは意味ない」という意見もあり、そもそも被リンクにSEO効果があるのか、疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。

結論から申し上げますと、被リンクには2024年現在も引き続き高いSEO効果があると、明確な根拠を持って述べることができます。

まず最大の根拠として、Google公式文書内で現在も被リンクが検索ランキングを決定づける要因になることが述べられている点が挙げられるでしょう。以下はGoogle公式文書の引用になります。

コンテンツへのリンクまたは言及が他の著名なウェブサイトに含まれているか把握する

引用:Google Search「検索ランキング結果を自動的に生成する仕組み」

上記は、検索ランキング結果を生成する仕組みの中で、コンテンツの質を判断する際に被リンクが用いられていることを明示する文章です。

被リンク

また、そもそもGoogleという検索エンジンの歴史を振り返ると、被リンクが間違いなく検索順位を決定づける要因だということがわかります。

Googleの登場以前は、Yahoo!などが検索エンジンの中心でした。
Yahoo!では、検索ランキングを決定づけるのに100%、コンテンツ内容を用いて決定していました。

そこでPageRank アルゴリズムを実装したGoogleが登場。シェアを奪い去りました。
コンテンツ内容だけでなく、被リンクの数にも注目してページの信頼度を判定することで、よりユーザー満足度の高い検索ランキングをアウトプットできたのです。

被リンク数だけでなく質も重要に

しかし段々と、被リンク数を増やせばいいというWebサイト運用者が増え、徐々に検索ランキングのユーザー満足度が下がっていきました。
”ユーザーのためにならないコンテンツ”でも被リンク数さえ多ければ上に表示されていたのです。

そこで、2012年4月にペンギンアップデートを実施。
現在では、被リンクの数だけではなく、被リンクの質も重要視される検索エンジンとなりました。

検索ランキング改善のために設置された不自然な低品質被リンクではなく、コンテンツの良さが認められて自然に設置された高品質な被リンクへの評価を高める仕組みとしたのです。

反対に、低品質な被リンクが多いサイトやページはペナルティの対象となりました。

以上の点から、これから被リンク獲得施策を実施するなら、高品質な被リンクを獲得することに重点を置いて進めていくことが大切です。
高品質な被リンクを集め続ければ、ペナルティを防止しながら検索順位の改善が狙えます。

どのような被リンク獲得方法がSEOでペナルティになりやすい?

具体的にどのような被リンクがSEOでペナルティになりやすいのか、理解しましょう。
ペナルティリスクのある被リンク獲得方法には主に以下のようなものが挙げられます。

  • 不自然かつ過剰な相互リンク
  • 過剰な完全一致アンカーテキスト
  • お金を払った被リンク獲得
  • 掲示板やコメントから不自然な被リンクを設置
  • リンクファームや相互リンク集ページから被リンクを設置
  • 低品質なサイトやディレクトリから被リンクを設置

なお、上記がすべて必ずペナルティ対象になるというわけではありません。
Googleのリンクスパムポリシーをよく読み、具体的にどのような実施方法をとるとペナルティのリスクがあるのか理解しておきましょう。

それでは解説していきます。

不自然かつ過剰な相互リンク

相互リンクは有効な被リンク獲得テクニックですが、あまりに不自然かつ過剰だちスパムとみなされるケースがあります。

具体的には以下のように関連性のないサイトやガイドライン違反の方法で得る相互リンクはペナルティのリスクが高いです。

  • 相互リンクのためだけのページからのリンク(例:相互リンク集)
  • 相互リンクのために不自然なリンクを多く設置する
  • 関連性のないサイトとの大量の相互リンク など

相互リンク施策を実施する場合は、取り扱う情報に関連性のあるサイトとガイドラインを守ってリンクを結べばOKです。なお、相互リンク自体は有効な被リンク獲得手段でもあるため、やり過ぎはよくないということだけを理解しておくようにしましょう。

なお、正しい相互リンク施策の進め方について詳しく知りたい方は、「相互リンクとは?やり方やSEO効果、ペナルティのリスクを解説」を参考にしてください。

過剰な完全一致アンカーテキスト

アンカーテキストを対策キーワードと一致させることは有効なテクニックですが、過剰に完全一致アンカーテキストが多い場合、ペナルティ対象となることがあります。

完全一致アンカーテキストとは、リンク先として設置してもらうページが上位表示を狙う検索キーワードと完全一致したアンカーテキストのことです。

対策キーワードを「SEO対策」とした場合、完全一致・部分一致それぞれで事例は以下のようになります。

  • 完全一致:SEO対策
  • 部分一致:SEO対策のやり方

コントロール可能な被リンクのアンカーテキストの場合、対策キーワードと一致させることが重要ですが、ページに集まる被リンク数が多い場合は乱用を避けるようにしましょう。

海外SEO大手のMedium社の調査によると、キーワードの完全一致比率は以下のようにするのが適切です。

  • 完全一致:1~2%以内
  • 部分一致:30%以内

また、2012年のGoogleペンギンアップデートでは、被リンクのアンカーテキストに多様性がなく不自然なサイトの検索順位が下落しています。この点にも注意して、基本的にアンカーテキストは設置元サイトにゆだねるようにりましょう。

お金を払って被リンク獲得

いわゆる被リンク購入と言われる金銭や物品と引き換えにリンク獲得することは、明確にスパムだとされています。
Googleに発覚するとペナルティ対象となるため、施策として実施しないようにしてください。

なお、他社サイトへの広告掲載やプレスリリースなどにより、どうしても有料の被リンクが発生するケースはあるでしょう。その場合、被リンク元のサイトからnofollow属性が付与されていればペナルティ対象とはなりませんのでご安心ください。

Googleの公式文書も引用します。

Google は、リンクの売買も、広告やスポンサー活動を目的として行われる限り、ウェブ上での通常の経済活動の一環だということを理解しています。こうしたリンクは、rel=”nofollow” 属性や rel=”sponsored” 属性をタグに設定している限り、Google ポリシーに対する違反にはなりません。

引用:Google検索セントラル「リンクスパム」

なお、rel=”sponsored” 属性とは、広告を表すマークアップです。nofollow属性と合わせて付与されていると尚よいでしょう。

広告など有料で被リンクを得る場合には、被リンク元サイトにnofollow属性やsponsored属性が付与されるか確認するようにしてください。

なお、nofollow属性について詳しく知りたい方は、「nofollow属性とは?役割やSEOとの関係、正しい使い方」を参考にしてください。

掲示板やコメントから不自然な被リンクを設置

掲示板サイトや他のウェブサイトのコメントから不自然な被リンクを設置することはスパム行為にあたり、ペナルティ対象になるリスクがあります。

ただし、掲示板やコメントにリンクが設置されることは、ごく自然なことなのでユーザーにとって利益のある被リンクであれば問題ございません。

ガイドライン違反の例として以下のようなものが挙げられます。

レストランの口コミサイトのコメント欄にて、

とてもおいしいレストランでした。
SEO対策ならシュワット株式会社へ

上記はレストランとは全く関係のない、SEO対策サービスへの不自然なリンク設置なので、ガイドライン違反です。

ユーザーにとって利益にならない被リンク獲得だけを目的としたリンクの設置は、低評価やペナルティの要因となる場合があるので、控えるようにしましょう。

リンクファームや相互リンク集ページから被リンクを設置

リンクファームや相互リンク集ページから被リンクを設置することも、Googleガイドライン違反であるためペナルティのリスクがあります。

リンクファーム

リンクファームとは、SEO対策(検索エンジン最適化)を目的として、Webサイト同士で相互に大量のリンクを張り合うサイト群のことです。手作業で構築されることもありますが、多くの場合、プログラムによって自動的に生成されます。

リンクファームはGoogleのスパムポリシーに反しているため、実施しないようにしましょう。

相互リンク集ページ

相互リンクのみを目的としたパートナーページなど、相互リンク集からの被リンクはペナルティ対象です。

過剰な相互リンク(「リンクする代わりにリンクしてもらう」)や、相互リンクのみを目的としてパートナー ページを作成する

引用:Google検索セントラル「リンクスパム」

自動生成されたサテライトサイト

自動化プログラムでサテライトサイトを生成し、被リンクを設置するといった施策もペナルティ対象です。

  • 自動化されたプログラムやサービスを使用して自分のサイトへのリンクを作成する
  • リンクとランキング シグナルの操作を主な目的とした価値の低いコンテンツの作成
引用:Google検索セントラル「リンクスパム」

リンクファームや相互リンク集ページは、リターンがほとんどないばかりか低評価やペナルティなどリスクは大きいので、実施しないようにしましょう。

低品質なサイトやディレクトリから被リンクを設置

低品質なサイトやディレクトリからの被リンク設置も低評価やペナルティにつながるリスクがあります。

質の低いディレクトリやブックマーク サイトのリンク

引用:Google検索セントラル「リンクスパム」

また、そもそも低品質なサイトから被リンクをもらうことにメリットはありませんので実施する価値はないでしょう。

ここまで紹介してきた内容以外に、以下のような被リンク獲得方法もスパムの対象となっています。

  • さまざまなサイトに配布されるウィジェットに埋め込まれている、大量のキーワードを含む非表示のリンクや低品質のリンク
  • さまざまなサイトのフッターやテンプレートに埋め込まれて広く配布されるリンク
  • 第三者のコンテンツ所有者に対し、アウトバウンド リンクに修飾属性を適用するかどうか選ぶ権利を与えずに、特定の利用規約や契約、または同様の取り決めの一部として、リンクを義務付ける
引用:Google検索セントラル「リンクスパム」

ペナルティにならない高品質な被リンクとは

低品質かつペナルティになりやすい被リンクの定義がわかったところで、反対に獲得すべき高品質な被リンクの特徴を見ていきましょう。

被リンクの品質を左右する条件は以下の通りです。

コンテンツの編集上、自然に設置されている被リンクかどうか

コンテンツを編集する中で、自然に設置されている被リンクは高品質です。

例えば、以下のような例が挙げられるでしょう。

  • 引用元として得る被リンク
  • 参考情報として得る被リンク など

引用されたり参考データとしてもらえるようなコンテンツを制作し、自然に設置される被リンクの獲得を目指していきましょう。

権威性の高いサイトやページからの被リンクであるかどうか

権威性の高いサイトやページからの被リンクも高品質です。

”権威性が高い”とは、高品質な被リンクを多く集めているサイトやページのことを指します。

ドメインパワーやドメインオーソリティ、DRなどとも呼ばれ、ツールを使って数値化可能です。
(以前は、ページランクと呼ばれていました。)

代表的な測定ツール『Ahrefs』を使って測定すると以下のように表示されます。

Ahrefsを使った権威性調査結果

被リンクを設置してもらうターゲットサイトリストを作成する際は、権威性も調査し優先度付けを行いましょう。

関連性の高いサイトやページからの被リンクであるかどうか

取り扱う情報が近いなど、関連性の高いサイトやページからの被リンクも高品質です。

実際に元Google社員の元エンジニアもアルゴリズムに関するインタビューで以下のように述べています。

「…ページランクの高いページからリンクを取得することは、かつては常に価値がありましたが、今日では、サイトのテーマとあなたのサイトのテーマの関連性が重要になっています。関連性が新しいページランクです。」

Ex-Googler: “To Please Google With Your SEO, Forget About SEO”

自社に関連性が高いページ(サイト)からの被リンクはSEO効果が高いので、優先的なターゲットとして被リンク獲得を目指していきましょう。

ページのより良い位置に設置されている被リンクかどうか

ページ内でのリンクの位置も、被リンクの質に影響を与えます。

例えば、以下のようにフッターに設置されているリンクよりも、

フッターに設置されているリンク

以下のように本文などクリックされやすい位置に設置されているリンクの方が高品質だとみなされます。

本文に設置されているリンク

Google社のZineb氏も、Twitter上の質問で以下のように述べています。

サイト全体のフッターやヘッダーは一般的には保護されません。アルゴリズムを実行させました。サイト全体のヘッダーとフッターのリンクは、一般的にそれほど重要ではありません。
※フランス語から翻訳
引用:Google: フッターやサイト全体のリンクはそれほど重視されない

以上の点から、被リンクの設置位置に交渉の余地がある場合は、できるだけ本文に設置してもらうようにしましょう。

以上のような条件を満たす高品質な被リンクを獲得するようにしましょう。
高品質な被リンクの獲得方法について、詳しくは次の章で解説します。

ペナルティにならない高品質な被リンクの獲得方法

高品質な被リンクの獲得方法は数多くありますが、最も王道なのはコンテンツマーケティングを用いた方法です。

具体的には被リンクを獲得しやすいコンテンツを制作し、被リンク営業でアプロ―したサイトにリンクを設置してもらう手法になります。

流れは以下の3ステップです。

  • 被リンクを設置してくれそうなターゲットサイトリストを作成する
  • 被リンクを獲得しやすいコンテンツを制作する
  • 被リンク営業を行う

それぞれ解説していきます。

①被リンクを設置してくれそうなターゲットサイトリストを作成する

コンテンツを企画する前に、まずは被リンクを設置してくれそうなターゲットサイトリストを作成しましょう。
ターゲットが設置しやすいコンテンツを制作したほうが効率的だからです。

ターゲットサイトリストは競合サイトの被リンク調査を元に作成するのがおすすめです。

競合サイトのリンク獲得状況は、被リンクチェックツールを用いて調査できます。
弊社で活用している「Ahrefs」を使用すると、以下のように競合サイトの被リンク情報を一括取得可能です。

Ahrefsの被リンク調査結果画面

取得した被リンクリストのうち、自社へのリンクも設置してもらえる可能性がありそうなサイトや権威性・関連性の高いサイトなどをピックアップしてターゲットサイトリストを作成しましょう。

②ターゲットに合わせて被リンクを獲得しやすいコンテンツを制作する

ターゲットサイトリストを作成したら、以下のようなヒントを元にターゲットに合わせて被リンクを獲得しやすいコンテンツを制作しましょう。

  • 競合はターゲットサイトからどのように被リンクを獲得しているか
  • ターゲットサイトが引用や情報源として設置しやすいコンテンツはどんなものか
  • ターゲットサイトが被リンクを設置してくれるのと引き換えに自社が与えられる見返りは?

上記のようなヒントを元に、以下の被リンクを獲得しやすいコンテンツの種類の内から制作すべき内容を決定してください。

▼被リンクを獲得しやすい6種類のコンテンツ

調査データ系コンテンツ

一次情報を含む業界研究やアンケートなど、独自に調査した新たなデータを紹介するコンテンツは、引用されやすく被リンクを獲得しやすいです。

実際に皆様もコンテンツを制作する際に、エビデンスとして調査データなどを引用するケースも多いのではないでしょうか。

調査コンテンツの制作は大変ですが、施策実施の価値はあるでしょう。

インタビューコンテンツ

インタビューコンテンツは、インタビュー対象者のサイトにリンクを設置してもらいやすいです。

インタビュー記事を作成し、相手方に取材実績として、以下のようにリンクを設置してもらうようなイメージになります。

リストアップ系コンテンツ

リストアップ系のコンテンツは、被リンクを集めやすい傾向です。

リストアップ系コンテンツとは例えば、「被リンク獲得の方法50選」や「見なきゃ損な面白い映画100選」など、特定の事項をリストアップしたコンテンツのことです。

MOZが100万件分のコンテンツを調査したところ、リストアップ系コンテンツは他の種類に比べて、リンクを獲得しやすい傾向にあることがわかっています。

サービス比較系コンテンツ

サービス比較コンテンツもまた、被リンクを獲得しやすいです。

サービス比較コンテンツとは、「おすすめの洗濯機30選比較」「おすすめの勤怠管理システム16選比較」というように、商品やサービスを比較しながら紹介するコンテンツのことを指します。

コンテンツ内で商品やサービスを紹介することと引き換えに被リンクを設置してもらうことが可能です。

完全ガイド系コンテンツ

特定のトピックに関して網羅した完全ガイド系のコンテンツも、被リンクを獲得しやすいです。

完全ガイド系コンテンツの例には、「被リンク獲得方法パーフェクトガイド」「胸筋トレーニング完全ガイド」などが挙げられます。

情報が1つのコンテンツに包括的に含まれている完全ガイド系のコンテンツは、制作者の専門性が感じられ情報への信頼度が高いと感じるユーザーが多いです。

引用されやすい画像を含むコンテンツ

引用されやすい以下のような画像を含むコンテンツも、被リンクを獲得しやすいです。

  • インフォグラフィックス:複雑な情報をわかりやすく、視覚的に伝える図やイラスト
  • インストラクショナルグラフィックス:何かの方法を解説するインフォグラフィックス
  • カオスマップ:特定の業界における企業やサービス、製品などをマッピングした図
  • チャート図:データをグラフ等で視覚化した図

説明を補填できるような画像は、コンテンツ制作者から引用されるケースが多いです。

ターゲットサイトのビジネスモデルや利害関係を把握し、適切な種類のコンテンツを制作してください。
なお、基本的に1種類だけでなく複数種類のコンテンツを制作することになることが多いです。

③被リンク営業を行う

ターゲットに合わせてコンテンツを制作したら、次は被リンク営業を行います。

被リンク営業とは、他のウェブサイトの運営者に対して、自社のウェブサイトへのリンク(被リンク)を設置してもらうように働きかける営業活動のことです。

どんなに優れたコンテンツを制作しても、知ってもらえなければ被リンクが設置されることはありません。
被リンク営業で運営者にコンテンツを認知してもらうことで、獲得効率を大幅に高めることができます。

例えば、比較コンテンツへの掲載を引き換えにした被リンク営業であれば以下のような内容を問い合わせフォーム等から送るとよいでしょう。

▼被リンク設置依頼メール例文

突然のご連絡失礼いたします。
○○株式会社の△△と申します。

弊社の運営する「××ブログ」内の記事上で
貴社サービスをご紹介できないかと思い連絡させていただきました。

===================================================
【貴社をご紹介するコラム記事】
URL:https://◆◆.com
タイトル:おすすめのコンサルティング会社〇選を比較
※記事内「特におすすめのコンサルティング会社〇選」の箇所で紹介予定です。
※別の箇所・別の記事からの紹介をご提案させていただくことも可能です。
===================================================

【弊社サービスへのリンク設置のご依頼】
弊社コラム記事から貴社をご紹介させていただくにあたり、
貴社サイトからも弊社をご紹介いただきたく存じます。

ぜひ以下の記事で弊社「××ブログ」をご紹介いただけますと幸いです。
https://◆◆.co.jp/aa/004

なお、可能であればアンカーテキストは、”×××”にしていただけると大変うれしいです。

===================================================

ご興味ございましたら、ぜひご返信をいただけますと幸いです。
貴社からのご連絡を、心よりお待ち申し上げております。

以上、引き続き何卒よろしくお願いいたします。

経験上、ここまで解説してきた王道のコンテンツマーケティングを使った被リンク獲得方法が最も効率的に高品質リンクを増やすことができます。ぜひ実践してみてください。

他にも有効な手法はあるため、高品質な被リンクの獲得方法についてもっと詳しく知りたい方は、「被リンク獲得方法 完全ガイド|正しく効果的な被リンクの増やし方」を参考にしてください。

サイトの被リンク獲得状況やペナルティリスクの調べ方

サイトの被リンク獲得状況やペナルティリスクは被リンクチェックツールを利用して調べることができます。

ここでは、無料で調べる方法と有料ツールを利用して調べる方法をそれぞれ見ていきましょう。

無料で調べる方法

無料で被リンク獲得状況を調べるなら、Google Search Consoleを利用しましょう。

Google Search Consoleを開き、左側メニューの「リンク」をクリックしてください。
サイトの獲得している被リンク元やアンカーテキストが一括で確認できます。

Google Search Consoleで被リンク状況を確認

獲得している被リンクの中に、明らかに低品質なもの、スパムに該当するものがある場合は、リンク否認を行います。

リンク否認については、次章「ペナルティになりかねない被リンクを受けた時の適切な対処方法」の箇所で解説していますので、参考にしてください。

有料ツールで調べる方法

有料ツールで被リンク獲得状況を調べる場合は、「Ahrefs」か「Semrush」のどちらかを利用するのがおすすめです。
なお、他にも様々なツールがありますが、弊社で被リンクチェックツールを実際に使用して比較した結果、上記2種が特に優れていました。

どちらのツールも同様に入力したサイトの被リンク獲得状況を一括で取得可能です。

▼Ahrefsの被リンク調査結果画面

Ahrefsの被リンク調査結果画面

Google Search Consoleとは異なり、被リンク元のドメイン権威性やリンク数、アンカーテキストが一つの画面で確認できます。そのため、ペナルティリスクのチェック作業が効率化するでしょう。

また、Semrushには「被リンク監査機能」が搭載されています。
獲得している被リンクのペナルティリスクの数値化や危険な被リンクの表示などが可能です。

▼Semrushの被リンク監査結果画面

Semrushの被リンク監査結果画面

有料ツールを使って被リンクを調査し、ペナルティリスクのあるリンクが見つかった場合は、リンク否認を行いましょう。

なお、被リンクの調査方法やチェックツールについて詳しく知りたい方は、「無料&有料の被リンクチェックツール14選|被リンク調査方法解説」を参考にしてください。

ペナルティになりかねない被リンクを受けた時の適切な対処方法

ペナルティになりかねない被リンクを受けた時の対処方法、「被リンクの削除依頼」か「リンク否認」です。

なお、リンク否認は最終手段であるため、まずは被リンクの削除依頼から行うのがGoogleに推奨されています。

被リンクの削除依頼

低品質な被リンクやスパムリンクがわかったら、リスト化したうえでリンクを設置しているサイトの運営者に対して削除依頼をしましょう。

削除依頼は、サイトの問い合わせフォームやメールで送るのがおすすめです。

▼削除依頼メッセージ例文

突然のご連絡失礼いたします。
○○株式会社の△△と申します。

この度は、貴社の下記ページに設置されている弊社サイトへの
リンクを削除いただきたく、連絡をさせていただきました。

貴社のリンク設置ページ:[リンク設置ページのURL]
リンク先の弊社ページ:[自社ページのURL]

※ページ中部、「○○」という形で設置されているリンクのことです。

上記ページに設置されているリンクが弊社サイトへ悪影響を及ぼしている
可能性が高く、大変お手数ですがご対応いただけますと幸いです。

恐れ入りますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

無視される確率を減らせるように、自社へのリンクの設置位置などできるだけわかりやすく伝えることがポイントです。

リンク否認

リンク否認とは、Google Search Cosoleのリンク否認ツールを使って、「低評価やペナルティにつながるようなリンク(被リンク)をサイトとは無関係だと検索エンジンに対して伝える処理」のことを指します。

低品質な被リンクやペナルティリスクのあるスパムリンクが見つかったら、リストにまとめてリンク否認ツールにアップロードすることで、リンク否認が可能です。

リンク否認ツールの使用画面

なお、ファイルはテキストファイル形式(*.txt)で、リストの記入例は以下のような指定の方法である必要があります。

▼ドメインを指定の場合

domain:example.com

▼ページを直接指定の場合

https://example.com/article/001
https://example.com/article/002

ただし、リンク否認ツールはプロ向けの高度な機能です。使い方を誤るとサイトに良い影響を与えている被リンクを否認してしまい検索パフォーマンスの低下につながりかねません。
使用時は細心の注意を払うようにしましょう。

なお、リンク否認について詳しく知りたい方は、「リンク否認とは?低品質な被リンクを否認する効果や具体的な手順」を参考にしてください。

被リンク獲得代行サービスの利用も選択肢

ここまで解説してきた通り、被リンクは正しい方法で獲得をしなければ、効果が出ないだけでなくペナルティにつながる場合もあります。

一方で、正しい被リンク獲得方法は、ターゲットサイトを見つけ、コンテンツを制作し、被リンク営業をするまでと、手間も時間もかかるものです。ノウハウがなければ被リンクがほとんど集まらないというケースも。

そこでリソースやノウハウがないという場合は、被リンク獲得代行サービスの利用も検討しましょう。

弊社が提供する被リンク獲得代行サービス「ULTRA」では、ターゲットサイトリストの作成からコンテンツ制作、被リンク営業まで一貫して支援可能。ホワイトハットな施策で高品質な被リンク獲得をワンストップで代行いたします。

気になる方は、下記よりぜひチェックしてみてください。

まとめ

ここまで、ペナルティになる被リンクや正しい獲得方法について詳しく解説してきました。

被リンクは引き続き、SEO対策において重要です。

正しくホワイトハットな施策で被リンク獲得を進め、サイトの検索評価を改善しましょう。
リソースやノウハウがないという場合は、被リンク獲得代行サービスの利用も選択肢です。

ニーズを感じたという方は、ぜひお気軽に弊社へご相談ください。

被リンク獲得にお困りではないですか?
  • 被リンクの増やし方がわからない
  • 絶対にブラックハットな手法は使いたくない
  • 被リンク獲得に割く時間がない

現在、上記のようなお困りごとがありましたらぜひとも私たち被リンク獲得代行サービス『ULTRA』へご相談ください。リンクの販売や低品質なサテライトサイトへのリンク設置など、ブラックハットな手段ではなく、あくまでGooglガイドラインに沿った形で自然な高品質被リンクの獲得までワンストップで代行するサービスです。加えて、被リンク獲得に特化しているサービスなので、利用しやすい料金設定となっています。

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この記事を書いた人

渡邉 志明(SEOニキ)のアバター 渡邉 志明(SEOニキ) シュワット株式会社|代表取締役

これまで複数のwebメディアの立ち上げ~黒字化にPM・SEO責任者として携わる。コンテンツSEOによるメディアのグロースやインハウス化支援が得意。SEOディレクターとして600以上のコンテンツで検索1位を獲得した実績を持つ。POSレジなどのITツール導入支援もしている。